2021年05月17日

映画館が再開も今ひとつ、自宅ではイーストウッド祭り、オススメは断然イーストウッド作品。

映画館が再開も今ひとつ、自宅ではイーストウッド祭り、
オススメは断然イーストウッド作品、


◆(自宅で鑑賞)「ダーティ ハリー」
(★★★★★)(1971年米国)
若きクリント・イーストウッドがカッコ良すぎる映画

202105ダーティハリー

サンフランシスコで無差別殺人事件が発生、犯人を追う市警のハリー・キャラハンは“ダーティ ハリー”と呼ばれる敏腕刑事、上司のウケは悪いが実績は抜群、殺人犯を追い詰め逮捕するが強引な捜査手法で裁判に持ち込めず犯人は釈放、そして、またもや大きな事件を犯す犯人、ハリーは単身逮捕に向かうが、、、



クリント・イーストウッドの記念碑的作品、とにかくイーストウッドがカッコ良い、台詞が洒落ている、冒頭の伏線がラストシーンでしっかり回収されるのが爽快、

初演公開時に父親と一緒に観た記憶があります、高校生かな?映画代を奢ってもらえるので一緒に観に行くのだが、これ以降は一緒に観た記憶なし、当時はビックリ陶酔したな~、50年後の鑑賞でも色褪せず、



◆(自宅で鑑賞)「許されざる者」
(★★★★☆)(1992年米国)
イーストウッドのDNA!本格西部劇、アカデミー賞作品

202105許されざる者

1870年頃、無法者の過去を持つマニー、妻を失い子供2人と農夫として慎ましく暮らしていたが、若いガンマン キッドの誘いに乗り、相棒ネッドと共に娼婦に暴力をふるい賞金の掛ったカウボーイ2人の命を狙うことに、被害者の娼婦がいる町の保安官ダゲットは賞金稼ぎが町に入ることを嫌い、ネッドを捕らえ拷問にかける、自制していたマニーの怒りが暴発、、、



タイトルの「許されざる者」とは誰のことなのか?娼婦に暴力をふるうカウボーイか?専制的な保安官ダゲットか?それとも無法者のマニーか?見て見ぬ振りの町の住民か?150年前の建国途上の米国に現代の価値観は通用しない、いや、変わらない価値観もある、しかし勝者のいない物語は悲しい、

イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、名優3人が凄すぎます、この3人がいるだけで名作になってしまいました、

30年近く前の作品、忘れているエピソードがいっぱいありビックリ、新鮮な気持ちで楽しめました、



◆(自宅で鑑賞)「ヒア アフター」
(★★★★☆)(2010年米国)
初見、イーストウッド監督作品では珍しい?サイキックな物語

202105ヒアアフター

災害で臨死体験をしたフランスの美人ジャーナリスト、早世した双子の兄との再会を望むロンドンの少年マーカス、死者と会話が出来る特殊能力があるがために苦しみ悩むサンフランシスコの青年ジョージ、3人の人生がなにかに導かれるように徐々に距離を縮めていく、、、



不思議な物語ですが、そこにはしっかりとした規律があるのがイーストウッド監督らしい、サイキックな物語はともすれば“何でもあり”の状態で収拾がつかなくなったりしがちですが、この物語はきっちりと映画的な結末を迎えます、観後感が良いのが流石です、

マッド・デイモンにアクションなし、これまたイーストウッドの狙いか?料理教室で知り合った女性とのエピソードが哀れで、、、なんとかしてあげたいと切に思いました、

冒頭に津波のシーンがあるので鑑賞には注意が必要です、



〇(スクリーンで鑑賞)「るろうに剣心 最終章」
(★★★☆☆)(2021年日本)
殺陣が迫力満点、物語は漫画、あ、漫画で良いのか^^)

202105るろうに剣心

明治初期の東京、首都東京が無差別攻撃の標的となる、首謀者は上海マフィアの頭領 雪代縁、縁は剣心が自ら斬った妻巴の実弟、強い復讐の念に燃える縁は徒党を組み剣心に迫る、剣心に組する警察や隠密組織も加わっての総力戦となるが、、、



シリーズ3作目ですか?スクリーンで観るのは初めて、全2作と同じく殺陣シーンはオリジナリティがあり、とても良く撮れているので楽しめます、が、物語部分はちょっといただけません、説明的な台詞、陳腐な対峙シーンなどは不要、コミックが原作だからといって映画は別物、もっとクールな物語に仕立てればヨカッタのに、110分くらいで再編集を望みます、

土屋太鳳の体当たりアクションに好感^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「くれなずめ」
(★★☆☆☆)(2021年日本)
青春群像物語かと思いきや、、、かなり失敗感のある結末、

202105くれなづめ

高校時代の仲間6人が友人の結婚披露県を機に集合、懐かしい馬鹿話に花を咲かせているが、、、



とても大きな映画的レトリックが仕込まれているので、物語自体の説明が不能、

冒頭からテーマがちょっとよく分からない、うん?というシーンや台詞が続き、中盤にはその映画的レトリックが徐々に姿を露わに、なるほど!!そういう仕掛けですか、なるほどね、と好感を持って受け入れたのですが、、、

残念ながらラスト20分ほどで映画的に崩壊、★2つは中盤までの運び方への好感でのオマケ、「嵐電」と同様の要因による失敗作だと思います、観後感ダメダメ、

イーストウッド監督がサイキックなテーマを、冷静にハートウォームな作品に仕上げたのとは対照的、映画は情緒イメージを広げれば良いというモノではない、ということを実証した作品、観なくて良いです、




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2021年05月10日

先週、自宅で観た映画、3本とも面白かった、オススメは「きっと、うまくいく」と「チェンジリング」。

先週、自宅で観た映画、3本とも面白かった、
オススメは「きっと、うまくいく」と「チェンジリング」、


(★★★★★)(2009年インド)
This is an Indian movie!
ハチャメチャコメディ、恋あり、踊りあり、そして泣かされます、

202105きっとうまくいく

有名工科大に入学、学生生活をエンジョイする3人組、ランチョーは唯我独尊成績優秀だが他の2人は落第寸前、学長はなんとかランチョーを退学に追い込もうとドタバタ騒ぎ、、、が、主席で卒業したランチョーは卒業式の日に忽然と姿を消す、、、から10年、ライバルの優等生がランチョーの居所を突き止め、落第組2名と一緒に彼の近況を確かめに行くと、、、



優等生と落第組の10年後の再会から始まり、10年前の学生生活思い出のハチャメチャコメディが前半、後半は姿を消したランチョーの正体を追う現在のお話、前半の学長の専制と自由を尊ぶランチョーの対決は大いに笑えます、そして、伏線をしっかり回収する10年前の締めくくりでは泣かされます、

後半はランチョー探し、だんだんランチョーの真の姿が明かされていく過程と、10年前の思い出が上手にリンクしているので170分(休憩あり)も飽きずに観られました、上手ですね、

インドの学歴社会・階級社会の抑圧が下敷き、子供の頃からの苛烈な出世競争へのアンチテーゼがランチョーという存在、唯我独尊自由奔放、インドの若者もストレス一杯、それでも物語は終始明るい、これぞインド映画、オススメです、



◆(自宅で鑑賞)「チェンジリング」
(★★★★☆)(2008年米国)
イーストウッド監督作品、実話を基に1928年のロサンゼルス市警の暗黒面を描く、

202105チェンジリング

1928年のLA、電話会社に勤めるクリスティンが休日出勤から帰ってくると一人息子のウォルターが姿を消していた、警察に捜索を依頼するもウォルターは見つからない、5カ月後、ウォルターが見つかり新聞記者が見守る中、母子は再会する、、、はずだったが、戻ってきた子供はウォルターではなかった、間違いを訴えるクリスティン、警察は自らのミスを認めずこの事件に幕を引こうとするが、別事件の捜査から意外な真相が明るみに、、、



イーストウッド監督お得意の実話ベースの物語、いつものように冷静な目線でLA市警の暗部を抉り出します、この頃のLA市警は暴力・賄賂で溢れ、麻薬を取り仕切る黒組織だったようです、我が子を見間違うはずのない母親の言い分をねじ曲げ、追い込む警部の悪意には驚きます、絶体絶命の母親を救うのは、なんとも救いようのない事件とは、事実は小説より奇なり、

100年前の米国、民主主義や社会正義はまだまだの時代、いろんな苦難を乗り越える事で手にした米国の民主民主主義と社会正義、監督の一貫したメッセージでもあるような気がします、



◆(自宅で鑑賞)「アウトロー」
(★★★★☆)(2012年米国)
メチャメチャ強いトム・クルーズを観る映画、

202105アウトロー

5人が射殺される無差別乱射事件が発生、警察は素早い捜査で元陸軍のスナイパーのバーを逮捕、バーは『ジャック・リーチャーを呼べ』と要求した後に護送中に襲われ意識不明に、リーチャーとは何者なのか?警察が動き出そうとした瞬間にジャックが現れる、彼は元陸軍の捜査官、バーとは戦友、バーの犯行に間違いない証拠を見せられ一旦は納得するが、現場の状況に不自然さを感じ独自の捜査を開始する、



シリーズ2作目「ジャック・リーチャー」を観ていたので1作目も観ておこうかとお気楽鑑賞、とにかくリーチャーが秀麗で強いのでストレス無く鑑賞できます、回収されない伏線やちょっと強引な展開もありますが、ま、細かな事は気にしない、気にしない^^)

リーチャーに協力する女性弁護士、最近何かで主演していましたね、調べたら「プライベート・ウォー」のロザムンド・パイクでした、







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2021年05月03日

先週、自宅で観た映画、3本とも秀作、オススメは「黄金のアデーレ」、「タクシー運転手」。

先週、自宅で観た映画、3本とも秀作です、
オススメは「黄金のアデーレ」と「タクシー運転手」、ともに面白い、


(★★★★☆)(2015年米英合作)

202104黄金のアデーレ

米国に住むオーストリア出身のマリア82歳がオーストリア政府を相手取り、名画「黄金のアデーレ」の返還を求める裁判を起こした、この絵画は叔母アデーレの肖像画、大戦中にナチスによって略奪され、その後、オーストリアの美術館に展示されており“オーストリアのモナリザ”と呼ばれている、この名画をマリアは取り戻すことができるのか?



物語は現代の裁判劇でありますが、サスペンスは第2次世界大戦下のオーストリアにあります、ユダヤ人への迫害とヒトラーの芸術侵略、個人の肖像画がナチスによって奪われるていく悲惨な物語が裁判へのモチベーションです、

全体にかっちりと作られており、109分という尺も効奏、主人公のマリアを演じるヘレン・ミレン(「第一容疑者」「グッドライヤー」)が映画全体を引き締めています、オススメです、

(★★★★☆)(2017年韓国)

202104タクシー運転手

1980年5月、うだつの上がらないソウルのタクシー運転手キムは、運転手仲間の儲け話をちゃっかり横取り、ドイツ人を光州まで送り届けるという簡単な仕事のはずだったが、、、その頃、光州では民主化を求める学生らが軍事政権と激しく衝突していた、金目当てで光州に入ったキムも軍の残虐な行為を目の当たりにすることになる、、、



実話に基づいた物語、1980年5月の光州事件、1979年に朴大統領がKCIAによって暗殺され(「KCIA 南山の部長たち」に詳しい)軍部が政権を握っていた時代、光州に入ったドイツ人記者のよる報道がこの事件を全世界に知らしめることになった、ぼんやりと憶えてはいるが、こういうことだったのかと、今回、この映画で初めて事件の全容を知りました、

お調子者で借金まみれ、でも愛娘をこよなく愛する運転手キム、ホイホイと光州まで出向くところまでは軽い調子で進みますが、その後の光州での展開は重苦しい、弾圧される民衆は現在のミャンマーと重なります、

光州のタクシー運転手との友情と連携、如何にも韓国映画らしい感情の起伏の激しい映画ですが、やはり観後感が良い、上手です、オススメ、

(★★★★☆)(2010年米国)

202104シャッターアイランド

ボストン沖の孤島にある犯罪者精神病院で女性患者が行方不明に、連邦保安官のテディは初めて組む相棒と共に島に渡るが、精神病院は異常な緊張感に包まれており、テディの身辺でも不可解な出来事が次々と起こる、体調不良になりながらも事件の真相に近づくテディはついに、、、



物語は不可解で、心象シーンも多い、精神病院というシチュエーションで、冒頭からエンディング前まで画面に漂い続ける掴み所の無い不安定感がサスペンス(緊張感)を生みます、この辺りはスコセッシ監督の手腕、138分も飽きさせません、

伏線は一杯あり、出だしからたしかに不自然なことが続くので物語(というか、この映画)全体の仕掛けもまあフェアであるかもしれませんが、、、でも、やはり結末はちょっと残念、できればテディ保安官に事件を解決して欲しかった、




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2021年04月26日

先週、映画館・自宅で観た映画と・・・美術展~オススメは「エール!」と映画ではないですが「ヒロココシノ展」!!

先週、映画館・自宅で観た映画と・・・美術展~
オススメは「エール!」と、
映画ではないですが「ヒロココシノ展」!!


◆(自宅で鑑賞)「エール!」
(★★★★☆)(2014年フランス)
聴覚障害の両親と弟を持つ女子高校生が歌手の道を選ぶ奮闘記

202104エール!

耳が聞こえない両親・弟と暮らす主人公ポーラは家族で唯一耳が聞こえる、パリ近郊の田舎町で酪農を営みながら幸せに暮らしているが、ある日、気になる男子に近づくためにコーラス部へ入部、そこで音楽教師に才能を見いだされ,パリの音楽学校の試験を受けるように奨められる、耳が聞こえない両親は娘が歌手を目指すことに困惑、ポーラも音楽の道を諦めてしまう、、、



両親・弟の3人が聴覚障害者なので家族の会話はすべて手話、ポーラが家族の会話を復唱しながら手話で答えるという手法が自然で、手話メインという難しいシチュエーションでも映画的な成功を収めています、

少々脚本が荒っぽいような気がしますが、それにもまして、とっても明るい家族4人に救われている感じ、そこが狙いだったのかな?



クールな音楽教師、奔放な同級生、開けっぴろげにSEXを語る家族、う~ん、フランス人は自由だね~、それだけで幸せという訳ではないのだけれども、やはり閉塞感漂う日本社会とは違う価値と魅力があるお国柄です、



◆(自宅で鑑賞)「マデアおばさんのドタバタNY事件帳」
(★★★☆☆)(2012年米国)
人気コメディ「マデアおばさん」シリーズ第7作らしいです、

202104マデアおばさん

NYで発生した投資詐欺事件、経理責任者の重要証人家族をマデアおばさんの家に預けることにした甥っ子、人種の違いによる確執が続くが次第にマデアに惹かれていく白人家族、詐欺に遭ったチャリティ団体を救うためにマデアはNYに乗り込んで一芝居打つ事になる、



なんの予備知識もなしに鑑賞、まずまず楽しめました、コメディの常で原語理解能力があればもっと面白いんだろうなあ~、とにかく良くしゃべるマデアおばさん、エディ・マーフィー張り、

主人公の3人をタイラー・ペリーが一人で演じているのに途中まで気付かず、これもまた良くあります、ワタシの“人の顔認識能力”が低いのです、きっと、



(番外編)
〇めずらしく美術館へ「ヒロココシノ展」
(★★★★★)(2021年兵庫県立美術館)

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ファッションは門外漢ですが、少しご縁があったコシノヒロコさんの作品展へ、

これが圧巻、凄い熱量の作品群に圧倒されました、作品はファッションだけでなく、絵画・造形・商業デザイン・イベント・絵本などなど、

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とにかく、人一人の人生の中でこれだけの作品を生み出せる事が出来るんだと、ただただ感服、これこそ『元気いただきました!!』と素直に云える展示会でした!必見!!







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2021年04月19日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は微妙、面白いのか?どうなんだ?な作品群、お奨めは「ドリームランド」と「21ブリッジ」。

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週は微妙、面白いのか?どうなんだ?な作品群、
なんとかお奨めは「ドリームランド」と「21ブリッジ」、



〇(スクリーンで鑑賞)「ドリームランド」
(★★★★☆)(2019年米国)
90年ほど前のテキサス、荒涼とした農地、現代版「ゲッタウエイ」

202104ドリームランド

1930年代のテキサス、継父との仲が気まずいユージンはいつか街を出て海を見てみたいと願っている、そんなユージンの前に怪我を負った美女アリソンが現れる、彼女は懸賞金が掛った銀行強盗であり殺人犯でもある、しかし、アリソンは殺人を否定、ユージンに助けを求める、、、



荒涼とした農地、絶望的な毎日の生活、街を出て外の世界を見ることもない時代、そこにこんな美女が現れたら・・・そりゃ青年の心は揺れますわ、

農家の青年と破天荒な銀行強盗の美女、ステレオタイプな出会いではありますが、それなりに心の動きが丁寧に描かれています、掴みどころのないアリソン、本当に殺人は犯していないのか?ころころと豹変する彼女の感情、ユージンがコントロールできる相手ではない、いつか崩れる微妙なバランスがラスト近くで文字通り暴発します、

プロデュース・主演のマーゴット ロビーが美しい、イメージ通りの銀行強盗、継父と暮らす農家の描写も一応回収するための伏線、少々もの足らない感じもしますが、101分にまとめたのが功奏、さらにマーゴットの笑顔に免じてオマケで★4つ^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「21ブリッジ」
(★★★★☆)(2019年米国)
NYで起きた警官8人射殺事件、敏腕刑事が犯人を追い詰める一夜、

202104 21ブリッジ

麻薬強奪現場に居合わせた4人を含め8人の警察官が犠牲になる、事件を担当するのは腕利き刑事デイビスだが、弔い合戦のため警察総動員となり、さらにFBIも絡んで来る、それでも麻薬担当の女性刑事フランキーとコンビを組んで着実に犯人を追い詰めていく、が、事件は意外な展開を見せデイビスにも危険が迫る、、、



深夜の事件発生から翌朝までの大捕物、スピーディに進む物語は小気味が良いが、冒頭のデイビスのエピソードが上手く活かされているとは思えない、マンハッタンの封鎖というのもなんだかなあ、

全体に物語はクールというより劇画調、ラストでの回収もちょっとご都合主義、なんかしっくりこないのは脚本が粗いからか?

結末は想定内、一気に真相が暴かれる、もう少しなにか工夫が欲しかったような気もするが、こちらも99分とコンパクトにまとめたのが効奏、★オマケ、

(★★★☆☆)(2015年フランス)
「ベルとセバスチャン」の続編、犬と少年の冒険談、美しいアルプスの風景、

202104ベルとセバスチャン

大戦が終わり、平和が戻ったアルプス山麓で暮らす犬のベルと少年セバスチャン、2年ぶりに帰ってくる姪のアンジェリーナが乗った飛行機が不時着、セザール爺さんは村で唯一飛行機を持っているピエールに姪の捜索を依頼、しかしこのピエール、セバスチャンの実の父親だった、、、



前作が結構面白かったので鑑賞、まずまずなのですが、ちょいと脚本が粗い、飛行機事故で唯一?の生き残りアンジェリーナはほぼ無傷?現場には消防士がたくさん、なのに徒歩で山越え?なぜ?こんな洞窟の中で?と、突っ込み処満載、ま、少年と犬が主人公ですから、

ベルの名演技で楽しく観れます、これも97分とまとめたのが効奏、



〇(スクリーンで鑑賞)「奥様は、取り扱い注意」
(★★☆☆☆)(2021年日本)
あの伝説の女性特殊工作員が記憶喪失に!?綾瀬はるかのアクションが救い、

202104奥様は取り扱い注意

無敵の特殊工作員菜美が作戦中の被弾で記憶喪失に、公安警察の勇輝は記憶を無くした菜美と夫婦を演じながら、地方都市での事件の潜入捜査を開始する、自分が主婦であることに違和感を抱きながらも勇輝との生活に満足している菜美、しかし、勇輝と菜美、それぞれに危機が迫ってくる、、、



人気TVドラマの映画化、ま、そんな感じだろうな、と覚悟して鑑賞しましたが、予想以上に辛かったです^^)まず、脚本が全然ダメで伏線もなにもあったもんじゃない、結局なにも回収されないままドカンと爆発して終了、演出は2時間ドラマ風、チンピラや外国人組織の悪役キャラが分かりやす過ぎて泣きそう、警官や市長のキャラも立たずにお仕舞に、事件にもサスペンス無し、これで119分は辛いです、無駄なシーンが多過ぎ、90分くらいでコメディサスペンスにすれば面白かったかも、

唯一の救いは綾瀬はるかのアクションシーン、接近戦はそれなり(外国映画には及ばないけど)、彼女はホントに運動神経良いなあ、これがこの映画のコアバリューなんだから、それを活かす脚本と演出が欲しかったなあ、、、スクリーンでは観なくて良いです^^)





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2021年04月12日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は劇場で小品ながら良作の2本、お奨めは「サンドラの小さな家」。

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週は劇場で小品ながら良作の2本、
お奨めは「サンドラの小さな家」、


〇(スクリーンで鑑賞)「サンドラの小さな家」
(★★★★☆)(2020年アイルランド・英国合作)
小さな家を自力で作る、という夢見るような映画ではありません、

202104サンドラの小さな家

DV被害に遭っていたサンドラは幼い娘2人を連れて夫から逃げだす、公営住宅は入居待ち、ホテル住まいでは蓄えもなくなっていく、ある日ネットで自分でも家を作れる事を知ったサンドラは友人の力を借りながら自力で家を建てることに挑戦する、



いきなりの夫のDV、小気味よく夫から逃げ出し、娘2人と暮らし始めるサンドラ、テンポ良く物語は進むが、その先には母娘だけで暮らす3人にやりきれない困難が待ち受けている、公営住宅には入れない、ワンオペの疲労感、そしてDV夫の娘との面会権への不安、

少しずつサンドラの世界が壊れていく時、助けてくれるのは友人たち、土地も建築士も揃って家が建ち始めますが、夫はサンドラの親権を奪おうと法に訴える、バランスが崩れた時に悲劇が起こります、なんとなく予感はしていましたが、

予定調和的なところがありますが、それでも観後感はとても良い、ラストシーンも良い、97分と短いので是非観てください、



〇(スクリーンで鑑賞)「旅立つ息子へ」
(★★★☆☆)(2020年イスラエル・イタリア合作)
自閉症の息子をどこまでも守り切る父親の覚悟、それにも限界が

202104旅立つ息子へ

売れっ子デザイナーだったアハロン、すべてをなげうって自閉症スペクトラムの息子ウリと2人で生活している、ウリを支援施設に入れるべきと主張する別居中の妻と諍いが絶えない、しぶしぶ支援施設へ入ることを承諾したアハロンはウリと2人で施設に向かうが、突然ウリは施設に入ることを拒否、ウリを心から愛するアハロンはウリと2人での逃避行を決意する、、、



自閉症の息子への惜しみない愛情がともすると空回りするアハロン、無垢のウリを守り続けることが出来るのか?家族や友人を頼って逃避行を続けるが、親権を持った妻とも上手くいかず、お金の工面にも困った挙げ句にアハロンは間違いを犯してしまう、

そして、ウリもまた施設で問題を起こし八方塞がりに、、、しかし、そこまで行き着いたからこそ新たな世界が開けます、結局、誰もウリを守り続ける事は出来ない、誰もが一人で誰かを守り続けることは出来ない、庇護するべきでもない、そんな物語の結末は清々しいです、

でも、結末があまりにあっけなく、うん?という感じ(ワタシがなにかを見逃しているのかもしれません)、ペットボトルを取る件くらいしか無かったウリの成長、もう少し伏線を張って欲しかった感あり、




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2021年04月05日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週観た4本、みんな良作、お奨めは、期待以上だった「あのこは貴族」

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週観た4本、みんな良作、
お奨めは、期待以上だった「あのこは貴族」


〇(スクリーンで鑑賞)「あのこは貴族」
(★★★★★)(2021年日本)
誰もが幸せで不幸せ?ただそこにある、必死に生きる人達の物語

202104あの子は貴族

病院を経営する父を持つ良家の3女 華子は婚約者に婚約を破棄される、家族から早々に結婚することを奨められ、疑うことも無くお見合いや婚活を続ける華子、そんな中、理想的なお相手の弁護士の幸一と出会い結婚する、一方地方都市から努力して一流大学に入学した美紀は経済的な理由で大学を中退、東京に留まり懸命に働いていた、美紀は幸一と大学の同級生で深い仲でもあった、、、



原作小説は読んでいません、日本の“階級社会”がモチーフ、出だしのセレブな家族での会食シーンはとっても映画的でいきなり期待感が膨らみました、で、地方都市の普通の家族との対比、セレブな生活、上には上がある階級、とくに事件が起こるわけではありませんが、最後までグイグイと引っ張られます、

どうみてもセレブな華子にして、もう一つ上の階級と言わしめる幸一の一族は大企業社主と政治家の一家、二人の結婚は申し分の無い理想の結婚に間違いない、もう一人の美紀の実家には俗物の父親と弟、地方都市の普通の家庭、これが普通の日本の家庭?たしかにそんな感じもする、学費が続かずに水商売に入り、そのまま中退、それでもしっかりと生きている美紀もまたエエ感じ、それでもセレブな華子の方に分がある人生なのか?

結局、幸せはどこにある?というテーマか?予定調和では終わらない、過剰なこじつけも無い、ただ、そこにいる必死に生きる人達を淡々と描きます、必見、


〇(スクリーンで鑑賞)「騙し絵の牙」
(★★★★☆)(2020年日本)
どう騙されるか?楽しみに身構えて観てもきっと騙される

202104騙し絵の牙

不振が続く雑誌編集部にやり手の編集長速水が着任、次々と奇策を打ち出して雑誌復活を目指す、文芸誌編集部を追い出された恵も速水にインスパイアされ奮闘、創業経営者が亡くなり後継争いが勃発、社内の派閥争いに巻き込まれながら、速水と恵、雑誌編集者たちはこれまでに無い雑誌企画で立ち向かうが、、、



なるほど、そういうことか、、、予告編では“みんな曲者”みたいは感じでしたが、物語はいたってまともな展開、劇中にあれこれ仕掛けがあって、徐々にそれが回収されていくのは小気味良く成功しています、

原作の小説は大泉洋に当て書きされたとPR、予告編からして、大泉の格からして、大泉のキャラからして、主役は大泉=速水だということを疑う余地は無い、そこにホントの“騙し絵”がありました、ホントにしたたかなのは?予告編の編集にも巧みな“騙し絵”が入っています、

終盤、大きな騙し絵が一枚見えてきてからが見所、もう1枚、もう1枚、そしてさらにもう1枚、最後の1枚にはやられました、観後感良し!観て損は無し!


〇(スクリーンで鑑賞)「ノマドランド」
(★★★★☆)(2020年米国)
現代の遊牧民ノマド、車上生活者の高潔な生き方、

202104ノマドランド

リーマンショックで会社が採掘業を廃業、企業城下町だったネバダの町が一つ消滅してしまう、行き場を失ったファーンはキャンピングカーで生活をするノマドの道を選ぶ、短期労働をしながら車で転々とする生活の中でのさまざまな出会いと別れ、家族から、恋人から定住生活を奨められるファーンが選んだ道は、、、



複数の映画祭、ゴールデングロープ賞などを受賞、アカデミー賞にもノミネートされている話題作は、ノマド=車上生活をする人たちの物語、職を求めて各地を転々、少し働いてゆっくりと人生を楽しむスタイル、そこにどんな魅力があるのか?

原作はノンフィクション、劇中でもあきらかに本物のノマドの独白と見て取れるシーンが出てきます、たしかに米国ならこういう生き方もありだな、という感じだが、日本社会にいる我々には少し縁遠いか?実感するのは難しい、

各地のレストランや農場、国立公園事務所やアマゾンの倉庫などで働くファーンはとても優秀、それでも定住しないノマドの精神とミニマムな生き方、米国の暗部が生み出した良き生き方なのか?観後感はとても良いです、



(★★★★★)(2019年米国)
突然、音が聞こえなくなる恐怖、そして“聞こえない”ことの意味

202104サウンドオブメタル

ボーカルのルーとバンドを組むドラマーのルーベンはある日突然耳の不調を訴える、あっという間に聴力を失ったルーベン、聞こえないという恐怖の中、ルーの奨めでろう者の支援グループに入り、徐々に“聞こえない人の生活様式”を習得していくが、音楽生活を取り戻したいという欲求は治まらず聴力回復手術を受ける、、、



アカデミー賞ノミネート作品、音が聞こえなくなる世界をとても映画的に上手に表現、いきなり聞こえなくなる恐怖が息詰まるような切迫感で迫ってきます、そして、元に戻りたいという欲求は誰にでも理解できる、、、はずだが、、、

音楽を諦められないルーベン、なんとか聴力を回復しようとする衝動は健常者からするといたって当たり前のように思えますが、そんな簡単なことではなかった、健常であることの意味、不自由であることの意味、あるべき生き方とは?ラストで音の無い世界を噛みしめるルーベンの心中は如何に?これも必見です、

副題はこの映画の本質に迫っているのでOK、





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2021年03月29日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週観た3本とも優作品、お奨めは「まともじゃないのは君も一緒」。

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週観た3本とも優作品

お奨めは「まともじゃないのは君も一緒」。

「ミナリ」「ハリエット」も観てください。


(★★★★★)(2021年日本)
数学的でエモーショナルなラブコメディ!

202103まともじゃない

数学脳の予備校講師大野は『人とのコミュニケーション力ゼロ!!』と生徒の女子高生香住から鋭く指摘を受ける、そのままでは一生結婚できないと言われた大野は一念発起、香住に“普通の恋愛”が出来るよう指南を受けることにする、香住は自分の憧れの恋を成就させるために大野を当て馬にする計画を立てるが、、、



ポイント消化で鑑賞、これが当たりました!とってもキュートなラブコメディでした、主演の2人がとても上手で、前半は2人の会話だけで相当楽しめました、後半は徐々に覚醒する大野の恋愛能力の高さが面白い、立場逆転、実は恋愛下手の香住の気持ちも良く分かる、そしてお約束とはいえしっかり収まるとこに収まる心地良さ、

何が普通で、何がまともじゃないのか?普通に生きるために努力をしたり、嘘をついたり、群れてみたり、そんな現実の脆さを大野の数学脳がたたき割るのもテーマ、人は正直にまっすぐに生きるしかない!というメッセージ、

そうだろうなあ、と思っていた小泉孝太郎は嵌り役、こういう役、似合いますね~、



〇(スクリーンで鑑賞)「ミナリ」
(★★★★☆)(2020年米国)
ひたむきに生きる移民物語の主人公は?

202103ミナリ

アーカンソー州の荒れ果てた農地に移住してきた韓国系移民、両親と姉、弟、さらに祖母も呼び寄せなんとか生計を立てていこうと奮闘するが、期待した成果が上がらず夫婦喧嘩が絶えない、それでも破天荒な祖母と幼い弟は心を通わしていく、やっと成果が出るかと思われた矢先、一家を事件が襲う、、、それでも家族の絆は緩みない、



鳴り物入り映画、映画祭やゴールデングローブ賞受賞ということで鑑賞、まずまず、全体に平板なのは狙いなのだろうから仕方ない、ラストの事件はちょっと切ない、それでも淡々と幕を閉じる物語、主人公はだれだ??ミナリ(セリ)の畑が青々と生い茂るのが未来への希望か?もう少し拾って欲しかった感じ、

昨年のアカデミー賞受賞で韓国映画の株急上昇、これもまた!と思ったら製作は米国なんですね、それでも韓国も中国も世界市場にヒューマンな映画を送り込んでいる、日本はアニメ作品や時代活劇?ガンバってほしいです、



◆(自宅で鑑賞)「ハリエット」
(★★★★☆)(2019年米国)
170年ほど前の米国の奴隷制の恐怖

202103ハリエット

1849年米国、奴隷制があるメリーランド州、農場の経営危機のため奴隷のミンティは売買されることに、自由な身分を求めるミンティは単身脱走、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州を目指す、過酷な逃亡に奇跡的に成功したミンティは1年後、夫を救い出すために再びメリーランドへ潜入、多くの奴隷を救出することになる、、、



前半の脱走劇がサスペンス満載、奴隷制のなかでは“人間”ではない黒人奴隷、捕獲されれば最後、人としての人生を歩めなくなる、文字通り命をかけた逃避行です、何回か出てくる心象シーンや後半の饒舌なミンティに少し違和感もありますが、やはり観てヨカッタ作品、

女性奴隷解放活動家のハリエット タブマンの実話を下敷きにした物語、彼女は新しい20ドル紙幣にも肖像が採用されたそうです、彼女は南北戦争にも指揮官として参戦(もちろん北軍)、この時期は奴隷制廃止の過渡期で“奴隷”と“自由黒人”が混在していたのも初めて知りました、当時から奴隷解放に協力していた白人がたくさんいたことにも心動かされます、ぜひ鑑賞を、




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2021年03月22日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週観た3本、ちょっと小粒です、お奨めは「野球少女」。

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週観た3本、ちょっと小粒です、
お奨めは「野球少女」、スポーツ映画ではなく青春映画でした、


〇(スクリーンで鑑賞)「野球少女」
(★★★☆☆)(2019年韓国)

202103野球少女

リトルリーグから野球を続けてきた女子高生スイン、卒業を目前に控えて将来の進路が決まらない、母親や先生、野球部のコーチから諭されてもプロ野球選手になることを諦めきれないスインの強い想いはコーチを動かし、球団のトライアウトに参加することが出来ることになるが、現実はそんなに甘くない、、、



タイトル通り、女性がプロ野球選手を目指す奮闘記、でも試合シーンは少ないし練習シーンも軽いモノ、スポーツ映画と云うよりスインの想いと周囲の空回り、母親との確執を描いた青春映画でした、

スインはピッチャー、でも投球シーンに迫力は感じない、練習シーンも、え!?こんなに簡単にシンカーを会得するの!?試合シーンのレトリックは面白いけどスポーツ映像としての迫力はもの足らない、全体に平板な印象、それでも観後感が良いのは、母親とのエピソードの成功と、ある意味現実的なハッピーエンドだから、

スインはナックルも投げるのだが、これって「野球狂の詩」が下敷きかな?水原勇気もイイ選手だったなあ^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「ブレイブ 群青戦記」
(★★★☆☆)(2021年日本)

202103ブレイブ

スポーツ名門校の校舎と生徒が戦国時代にタイムスリップ、時は戦国時代、織田信長が今川義元と対峙している桶狭間の合戦前夜、人質に取られた生徒を救出するためにスポーツクラブの面々が織田方の砦に攻め入ることになるが、さすがに兵には勝てない、次々と倒れていく生徒たち、そして、のちの家康、秀吉も参戦するこの戦は意外な展開を見せる、



無料鑑賞ポイント消化のために全然期待せずに鑑賞、展開は早い、いきなりタイムスリップした生徒たちが兵に次々と惨殺されるのには驚いた、各スポーツクラブのキャラクター設定も面白く良く活かされている、次々と倒れていく生徒たちに感情移入も出来ました、ガンバって作っているなあ、というのが正直な感じ、

でも、合戦シーンでの説明的な台詞、情緒的な台詞が多すぎてリアリティを無くしてしまいましたね、キャラクター設定が成功しているので台詞はほとんど不要、気持ちは伝わっていた、最後の30分間をクールに演出していたら、ひょっとするとヒットしたかも!?惜しいなあ、、、



◆(自宅で鑑賞)「エクスペンダブル3 ワールドミッション」
(★★★☆☆)(2014年米国)

202103エクスペンダブル3

バーニー率いる消耗軍団エクスペンダブルは仇敵コンラッドの出現でチームがバラバラに、若返りを図った新メンバーでコンラッド生け捕りを目論んだバーニーだが、敵の術中に嵌り新メンバー全員が捕虜になってしまう、捕虜奪還のため単身敵地に乗り込むバーニーだが、、、



たまには理屈抜きで休日の息抜きに自宅で鑑賞、このシリーズ、3作目もあったんだ、知らなかった、くらいの感じでのんびり鑑賞、面白かったですよ、はい、あり得ない強さだけど^^)

ハリウッドの映画は暗黒面が好きですね、この単純明快物語でも仇敵は主人公の暗黒面を突いてくる、そこですか?と思ってしまうが、これがお約束、最後の対決が殴り合いなのもお約束、

仇敵役のメル ギブソンはエエ役者ですね、ハリソン フォードもシュワちゃんも今作では本気で参戦しました^^)




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2021年03月15日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週観た3本、すべてお奨めです、中でも「ある人質 生還までの398日」は見応えあります。

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週観た3本、すべてお奨めです
中でも「ある人質 生還までの398日」は見応えあります。


〇(スクリーンで鑑賞)「ある人質 生還までの398日」
(★★★★★)(2019年デンマーク・ノルウェー・スウェーデン合作)

202103ある人質

怪我で五輪に出場できなくなったデンマーク人ダニエルは体操選手を断念、市井の人々の生活を撮る写真家に転身、内戦で荒れるシリアに入り非戦闘地区の人々を撮影中にISに誘拐される、ISからの身代金要求は破格、国家はテロリストと交渉しない!の原則、家族はなんとか身代金を払おうと奮闘する、、、



実話を元にした物語、398日間の監禁の恐怖、ジワジワと迫ってくる死の恐怖、ISには慈悲も人間らしさも無い、長期間の監禁と拷問の苦しみのため死さえ安楽に思えてくる、本当に怖ろしい状況、

ダニエルを救い出すための家族の物語でもあります、交渉人を雇い、国の役人とやり合い、巨額の身代金を集めるのは絶望的、それでもけっして諦めない家族の結束力が最後に身を結びます、

2時間18分と長いですが、最後の18分間はこの物語を完結させるために必要な時間でした、泣かされました、


◆(自宅で鑑賞)「きみはいい子」
(★★★★☆)(2015年日本)

202103きみはいい子

新米小学校教師の岡野は荒気味のクラスの子供たちに愛情を注げず手を焼いている、
心に傷を負う雅美は一人娘についつい手を上げてしまう、
独居老人のあきこは認知症が進行中、我知らずにスーパーで万引きをしてしまう、
それぞれが抱える問題が、ある一つの行為で少し前に進むことになる、



荒れるクラス、いじめ、モンスターペアレンツ、事なかれ主義の教員、
児童虐待、過去の虐待体験、障害がある子供、その子供を持つ母親の苦しみ、
弱者に顕著に表れる現代社会の歪み、解決できそうにない閉塞感が漂いますが、当たり前の仕草、視点の変換、苦しみの共有が救いの手を差し伸べる事もあるという、そこはホントにそうなんだなと共感、

原作は短編3本、映画でもそれぞれのエピソードはほとんど交差することなく進みます、それでもそこから発せられるメッセージはしっかり一つにまとまって伝わってくる、脚本・監督とも上手です、



〇(スクリーンで鑑賞)「ステージ マザー」
(★★★★☆)(2020年カナダ)

202103ステージマザー

長年音信不通だった息子がゲイバーのステージ上で急死、テキサスの田舎からサンフランシスコへ出向き息子の死と向き合うメイベリン、ゲイバーのメンバーから息子の生き様を聞くにつれやっと少し息子を理解し始める、そして、なんと息子が残したゲイバーの再建に乗り出すことに、、、



LGBTがテーマの映画が多い昨今、この作品もゲイへの偏見、ゲイの息子を持つ親の苦しみ、周囲の無理解、麻薬、性暴力など重いテーマを扱っていますが、、、物語はとても快活で楽しい、観後感がとっても良い物語に仕上がっています、

母親メイベリンがとにかく男前です、テキサスの保守的な家庭、息子への無理解への悔やみ、そんなモノを乗り越えて、ゲイバーの再建とともに、メンバーが抱える問題・苦しみからもガンガン救っていくメイベリン、とにかく前向きなお母さんです、

ワタシは洋楽音痴ですが、ゲイバーのステージで歌われる楽曲も聴きやすくて絶好調、93分とは思えない満足感があります、




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