2023年05月29日
2週間で6本、「TAR ター」「TOKYO MER 走る緊急救命室」「ノーザンリミットライン 南北海戦」「名探偵コナン 黒鉄に魚影」「決戦は日曜日」「レジェンド&バタフライ」

158分と長いです、覚悟していたのですが冒頭で少しウトウトしてしまいました、前半は会話劇かな?と思わせる進行、ここらが長い、そして説明的カットがほとんど無いので分りにくい、それでもリディアが深い沼に嵌っていく中盤以降はスクリーンになんとも云えない緊張感と不安定感がずっとみなぎっています、目の離せない展開、

ご存じTVドラマの劇場版、ワタシはTVドラマを観ていないのですが、キャラクターや過去の経緯をおさらいしながら物語は進むので無問題^^)

2002年、サッカーワールドカップ日韓大会開催中に実際に起こった銃撃戦を描いています、劇中の戦闘シーンは30分ほど、これは実際の戦闘時間約30分と同じ長さで描写されたそうです、自動小銃、機関銃、機関砲などでの交戦ですが、これが結構長くて痛々しい、撃っても撃っても終わらない交戦、次々と負傷していく兵士たち、艦艇の近接戦闘は初めて観るような気がします、乗艦していた全員が負傷、6名が死亡という戦闘でした、

はい、無料鑑賞ポイント消化で鑑賞、なにせ公開24日間で興行収入100億円突破と大ヒット、シリーズ最大のヒット作になっているので、念のためにね、

たしかにこんな感じで選挙は進んでいるんだろうなと思わせるコメディ、政治が大切だと分っていながら、一向に関心度が上がらない日本の政治、投票率が伸びない日本の選挙、皮肉るだけでは状況は変わらないと分っていても、だよね~~という気分にさせられます、

織田信長の戦エピソードを濃姫と信長の視点で描くというアイデアは面白いかも、しかし、キムタクがどうしても“キムタク”にしか見えず、信長に見えない、絵空事の映画になってしまいました、他の役者なら成功したかもね、
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2023年05月23日
昨日まで5日間、青森県へ旅行に行ってました





2023年05月18日
【業務連絡】今日から青森県へ行きます
今日から久しぶりの旅行です、
行き先は青森県、
酒場探訪+ハイキング+観光です、
でも、またまた週末は転向悪い予報、、、
トホホ、、、
来週月曜日の映画評はお休みします、
無事に帰還したら、また記事掲載再開しますね、
引き続きのご愛読をお願いします、
テリー・イシダ
2023年05月15日
連休もなんとか4本、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「銀河鉄道の父」「ローマの休日」「戦場のメリークリスマス」

いやはや、面白かった!期待以上の出来映えに仕上がっています、物語は実写版のアドベンチャーもの・ヒーローものを踏襲、幾多の危機を乗り越えて、か弱き(可愛い)キノコ王国を救うためにピーチ姫が立ち上がり、キノコ王国と敵対するコング族も仲間に加わる流れはまさしくヒーローものの王道、マリオも何度も叩きのめされながらもその度に復活^^)
ストレス解消鑑賞にピッタリの1本、

父親政次郎がなかなか面白いキャラクターです、江戸時代生まれの祖父とは違う行き方を模索する明治の男、賢治が赤痢に罹ると自ら看病(当時としては異例)、度重なる賢治の我が儘を結局は聞き入れてしまうどこか憎めない父親像、賢治の迷走奇行も赦し理解しようとします、
「11月3日」のシーンでは涙が溢れました、あれは反則ワザ!!泣けました~、、、

70年前の作品ですが、未だ色褪せなハッピーコメディ、良く出来た1本です、特ダネで金を稼ごうとするジョー、無垢なアンはまんまと欺されていくのですが、いつしか2人の間には、、、「真実の口」のいたずら、エンディングの王女と新聞記者のやりとりなど、2人の会話はなんとも洒落ています、
連休休日の心と眼の保養の1本でした、

坂本龍一、デビット ボウイ、北野武という異色のキャスティングで実現した大島渚監督作品、監督のテーマはなんだったのか?日本軍の横暴?英国軍の誇り?そして、ヨノイとジャックの愛憎?同性愛がテーマの1つになっているのは、冒頭のエピソードと、坂本とデビットの頬へのキスシーンで明らかですが、今観るとちょっと定型的、ジャックの回想シーンも良く理解できない、でも坂本もデビットの好演、たしかに凄い映画、
2023年05月08日
先週は4本、王道西部劇「シルバラード」、ガン殺陣「ジョン ウイック」シリーズ3本一気観

王道の西部劇です、まだまだ法の支配が及ばない西部開拓時代、4人のガンマンも聖人君主では無い、それでも弟や姉、母親、友人のための正義の心を持っている、かたや、利権をむさぼる牧場主と暴力で町を支配しようとする悪徳保安官は悪行三昧、悪と正義という分りやすい構図は、今はもう観れなくなった王道の西部劇ならでは、

とにかく強すぎるジョン、劇中に何度もある大量の敵との戦闘ではガンと格闘術で次々と倒していきます、ある意味、日本の時代劇で一人の剣豪がバッタバッタと切りまくる殺陣と同じ感じ、これが結構新しくて楽しめます、

物語は続いています、厳しいルールで規律が保たれている暗殺者組織、誓約の重要性や暗殺オーダーのシステムが出てきます、そこには無数の登録者(暗殺者)が存在、ジョン ウィックは彼らの畏敬と尊敬の的、と同時に多額の賞金が掛ったターゲット、窮地に追い込まれたジョンに力を貸す組織内の協力者も現れ、闘いはさらにエスカレートします、

シリーズ3作目、物語は2作目直後から一気に展開、組織を敵に回したジョンはあらゆるシーンで標的となってしまいます、戦闘シーンも3倍盛り、それでも死なないジョンって!?ナニモノ?笑) “ガンフー”も進化しています、“時代劇殺陣”+“マーシャルアーツ”+今回は“完全防弾兵士”や“日本風?忍者風”な強敵も出現、もうゲップが出るくらい戦闘シーンが続きます、
COVID-19他の影響で公開が遅れている4作目も完成しているようで、今秋に見ることができるかもしれません、それまでに予習しておきましょう、
2023年05月01日
先週も5本、胸が痛む「トリとロキタ」「ザ ホエール」、新作公開前にインディジョーンズ シリーズ3作鑑賞

主役の2人は演技経験のない新人だそうです、このキャスティングが物語にリアリティとともに強い悲哀を与えています、普通に真面目に生きていきたいだけなのに、普通の生活が出来ない2人、容赦なく2人を追い詰める裏社会の大人たち、助けの手を差し伸べない行政、それでも健気に振る舞う2人に胸が締め付けられます、

チャーリーは心臓病の悪化で死期が近づいている、最期の1週間の物語、物語の95%はチャーリーのリビングルームで進行、チャーリー、世話人のリズ、娘のエリー、若き伝道師のトーマス、主要な登場人物はこの4人だけ、全員が心に深い傷を負っており、もがき苦しみ、お互いを傷つけ合ってしまう、その心情は難解、パートナーを失って生きる目的がなくなったチャーリーの心の奥底は計り知れませんが、それでも、誰もが心の奥深くに沈め込んでいる愛を浮び上がらせることが出来るのだと語っているような気がしました、、、
2023年アカデミー賞主演男優賞、メイク賞(272kgの巨漢特殊メイク)受賞作品、

この夏、封切られるシリーズ最新作を前にシリーズを1作目から3作復習鑑賞、

シリーズ2作目、1作目の1年前の1935年の設定、今回の宝物は不思議な力を持つ“石”、伝説の宝物探しというよりは邪教集団との闘いがメイン、1作目のヒットを受けて制作された感が強く、公開時に観たときはあまりピンと来なかった記憶があります、

父親役にショーン コネリーを迎えて完成度が高まったシリーズ3作目、父と息子というテーマはこのシリーズに限って云うと、コメディタッチを強調するためのエッセンス、面倒くさいお話はありません、いつも通り暴れまくるインディ、いやヘンリーとインディ、
2023年04月24日
先週は5本、必見「パリタクシー」秀作「エアー」「聖地には蜘蛛が巣を張る」「マルモイ ことばあつめ」「インディジョーンズ クリスタルスカルの王国」

久しぶりに劇場で観てヨカッタ!!と思える良心的な秀作です、
ぜひ劇場で鑑賞してください、

事件は何も起こりません、それでも映画的サスペンスが持続する会話劇、英語が理解できればもっと面白いんだろうな、と思わせる軽妙でユーモア溢れる、そして真摯で激しい会話の連続、周りの全員と反りが合わないように見えるソニー、それでも自らの眼力を信じて(ビジネスマンとして)暴れ回るのが痛快、

犯人捜しがテーマではありません、劇中では早々に犯人の目星は付きます、だが、なぜか何度も同じパターンで犯行を繰り返す犯人は捕まらない、「聖地の浄化」という大義に犯人を支持する者さえ現れる、警察も本気で捜査していないのか?とも思える、正義感溢れる女性ジャーナリストの行動が事件解決の糸口になるが、、、犯人逮捕後にこの映画のテーマとサスペンスが溢れ出てきます、いったい結末はどうなるのか?不安定な終盤にハラハラ、

物語自体はフィクションです、しかし、日本国の統治下で行われた同化政策は朝鮮民族にとっては極めて屈辱的であったことは想像に難くありません、
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大好きなシリーズ、毎度の危機一髪の連続のアクションは楽しめますが、シリーズのコアである古代文明の摩訶不思議なパワーといったエッセンスは正直ちょっと弱い、ラストの謎解きも、ま、なんでもありという感じ、
2023年04月17日
先週は5本、「わたしの幸せな結婚」「キル ボクスン」「パッチギ!」「GOLDFISH」「ジャスティスリーグ」
〇(スクリーンで鑑賞)「わたしの幸せな結婚」
(★★★★☆)(2023年日本)
文明開花時の日本、謎の悪霊から首都を護る超能力者たちの闘いと愛情物語
帝を中心に首都の治安を護る超能力を持つ“異能”者たち、その家系に産まれながら異能を持たない美世は継母から強烈ないじめを受け、異能者の軍人清霞の元へ婚約者として家を出される、冷徹で知られる清霞は悪霊から首都を護る特殊部隊長、これまで何人もの婚約者が清霞から去っている、しかし、日々謎の災いに対応する清霞と、それを一途に支える美世の間に不思議な愛情が芽生え始める、そんな時、首都に謎の疫病が蔓延、美世は異能家系の謀略に巻込まれ誘拐される、清霞は美世を救い出すための闘いに挑む、、、
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コミック原作、アイドルキャスト、柔なタイトルなのに和風超能力者モノ?結婚物語?う~~ん、どうかな、、、と、なんの事前情報も無く、まったく期待せずに鑑賞したのが効奏したか?最後まで集中して観られました、
「帝都物語」のような世界観、明治期の日本?“ゴッサムシティ”的な東京、悪霊との闘いは観慣れた感じ、それよりも異能家系の派閥争い、継母と異母妹の壮絶なイジメ、清霞の意外な性格、美世の一途さなどが印象に残りました、そして、終盤は“やはり美世は・・・”な展開、シリーズ2作目も作られるのでしょうね、
たまには2時間ほど肩の凝らない異能な世界へ没入するのもヨカッタかな、
◆(自宅で鑑賞)「キル ボクスン」
(★★★★☆)(2023年韓国)(英題:Kill Boksoon)
シングルマザーで完璧な暗殺者ギル ボクスンを悩ませる正義感と娘の教育
A級の暗殺を仕事にしているギル ボクスン、彼女の仕事に失敗はなく組織内でも尊敬の的、しかし、家では思春期の娘ジョヨンの教育には頭を痛めている、ジョヨンのために引退を考え始めたギル
ボクスン、最後の仕事を請負うが、その暗殺の裏にある陰謀に気付いたキル ボクスンは任務を放棄、組織や仲間、同業者からも狙われるハメになる、、、
完璧な暗殺者も思春期の娘の不安や不満を上手に受け止めることができない、娘の教育に悩む暗殺者というちょっとコミカルなシチュエーション、そして、韓国映画お得意の接近戦でのギル
ボクスンの圧倒的な強さ、この落差がサスペンスの源泉、仲間や同業者を次々と倒していく辺りはちょっと日本的感覚でいうと素直に受け入れられないかも、、、とくに、協力者の後輩の顛末はちょっと可哀想かな、
タイトルは「キル ビル」をなぞっていて、『ボクスンを殺せ』ということかと思っていたのですが、映画.comではキル=金?名字の扱い、日本語字幕もそうだったかな?どうもしっくり来ないと思っていたら、なんと彼女の名字、正しくはギル=Gilのようです、韓国表記での映画タイトルは「Gilbogsun」、英題は「Kill Bok-soon」、ややこしいですが、英題の段階で「ボクスンを殺せ」になったようです、なんとなく納得、
そうそう、主演女優が撮影中の事故で負傷、完成が遅れたようです、格闘アクションの撮影も大変ですね、
新作、Netflixで配信中、
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◆(自宅で鑑賞)「パッチギ!」
(★★★★!)(2004年日本)
1960年代の京都、日本人と在日朝鮮人高校生の青春群像劇、井筒監督の最高傑作
1960年代の京都、高校生の康介と紀男、ひょんなことから朝鮮高校へサッカーの親善試合を申し込みに行く事になる、そこで康介は番長の妹キョンジャを見初める、「イムジン河」という曲を頼りに徐々に朝鮮人との交流を深める康介、しかし、日本の高校と朝鮮高校の抗争は激化、事故で友だちのチェドキが死んだことから最後の決戦が始まる!
井筒監督の最高傑作!数奇な運命で発売中止になった「イムジン河」、訳詞者の松山猛のエピソードを元に日朝の高校生の青春を見事に描ききっています、もう7~8回目の鑑賞、
60年代アルアルの小ネタを仕込んで、物語はスピーディに展開、グループサウンズ、朝鮮高校生徒の暴走、日教組の先生、フリーセックス、11PM、レオポン、3時間待ちのボーリング場、女体の神秘、フォークギター、ベトナム戦争、京大西部講堂、観慣れた風景のロケ、ほぼリアルタイムのわたしはとても楽しく鑑賞できます、
主役の2人(塩谷瞬・沢尻エリカ)以外の若手俳優が今や大活躍、高岡蒼佑、波岡一喜、桐谷健太、小出恵介、尾上寛之、真木よう子、江口のり子と蒼々たる顔ぶれ、脇をベテランが固めています、キムラ緑子、前田吟、笹野高史、大友康平、光石研、余貴美子、徳井優、木下ほうか、そしてオダギリジョー、音楽はもちろん加藤和彦、「悲しくてやりきれない」は泣けます、
ラスト、それまでのエピソードが一点に収束していく辺りはお見事です、タイトルの「パッチギ」は頭突きのことかな、
〇(スクリーンで鑑賞)「GOLDFISH」
(★★★☆☆)(2023年日本)
1980年代に活躍した伝説のパンクバンド「ガンズ」の再結成とその結末
メンバー“ハル”の不祥事で活動を休止していた「ガンズ」、30年振りに再結成の機運がたかまり、メンバー4人が終結、5人目のハルの説得に乗り出す、しかしハルは酒に溺れる日々、なんとかリハーサルにこぎ着けるがハルは満足に演奏も出来ない状態、それでもなんとかライブは決行されることになるが、、、
パンクバンド「アナーキー」のギタリスト藤沼伸一の初監督作品、「アナーキー」の自伝的物語のようです、スイマセン、パンクはまったく聴かないので知らないのです、でも藤沼さんはずっと泉谷しげるのステージで拝見しています、知り合いもエキストラ出演している、とか縁があったので鑑賞、
「アナーキー」やその背景を知らないのでどっぷり物語に浸かることは無し、バンド内のいざこざや表現者の悩みなんかはなんとなく分る^^)ので、それなりに最後まで鑑賞、
監督の手腕、上手だなと思ったのはまずはやはり音、ライブ演奏はもとより、台詞は聞きやすいし(録音が悪い映画はNG)、劇判も良い、映像的には心象シーンの風景カットやラストの壁画などにはセンスを感じました、
パンクファンはぜひ!
◆(自宅で鑑賞)「ジャスティスリーグ」
(★★★!☆)(2017年米国)(原題:Justice League)
最強の敵にスーパーヒーローも一致団結して闘います
人類を滅ぼす力のあるスッテペンウルフが再び姿を現す、バットマンとワンダーウーマンはスーパーマン亡き後、新たなジャスティスリーグを作るべく、アクアマン、サイボーグ、フラッシュを招集、なんとか5人が揃ったとき、ステッペンウルフの最終攻撃が始まる、圧倒的な力の前に5人も絶体絶命、、、、
DCコミックのスーパーヒーローもの、どうやら前作でスーパーマンが死んでしまったようだ、ワンダーウーマンはとっても強い、バットマンは基本人間で超人とは違うんだ、とかそんなレベルで鑑賞、
お金は掛っているので安心して観られます、休日のお気楽鑑賞にピッタリ、
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2023年04月10日
先週は4本、「RRR」「生きる」「生きる LIVING」「フラッシュ ゴードン」

2時間59分という長さに怖じ気づいて公開時に観られなかったのですが、アカデミー賞受賞(インド初・歌曲賞受賞)で再び上映回数が増えたおかげで、時間が合ったので鑑賞、いや、3時間近くの大河ドラマでしたが、最後までスクリーンに釘付けになりました、
◆(自宅で鑑賞)「生きる」

2023年に英国でリメイク(映画評はこの下にあります)されたのをきっかけに鑑賞、「羅生門」(1950年)と「七人の侍」(1954年)の間に作られた黒澤ヒューマンドラマの傑作、これ以降しばらく時代劇が続くので、とても貴重な1作となっています、
〇(スクリーンで鑑賞)「生きる LIVING」

黒澤作品1952年「生きる」のリメイク、ノーベル賞作家 カズオ・イシグロが脚本を担当し、アカデミー賞候補にもなった作品、上質なドラマに仕上がっています、
〇(スクリーンで鑑賞)「フラッシュ ゴードン」

1980年制作、「スターウォーズ」1作目が1978年に公開され予想外の大ヒット、このSFブームにあやかろうと作られたとんでもなく怪作、4Kリマスタが観れるというので、うっかりスクリーンで鑑賞しましたが、、、観なくて良い映画でした^^)(一部のカルトファンを除く^^)
2023年04月03日
先週も5本、「雑魚どもよ、大志を抱け!」「ロストケア」「タレンタイム」「ザ・タウン」「ロマンス オン メニュー」

今年も1本、良い少年映画が出て来ました、少年映画を観る度に“男の子はアホやな~^^)”と思うと同時に、彼らの瑞々しい心持ちと行動力、友を思う気持ちに感動させられます、
〇(スクリーンで鑑賞)「ロストケア」

老人介護、おそらくこれからの20年くらいは日本社会の構造的問題としてずっと続いていくのでろう大きな課題、介護に疲れ果て崩壊していく家族の生活、それを支える介護事業者にも限界がある、そんな先が見えない介護生活から患者と家族を救うために殺人を繰り返した斯波、それを絶対に許せない大友、
物語の主眼は捜査サスペンスでは無く、この殺人の意味を問うという視点、そういう意味では地味な物語、日本が直面している大きな問題ではありますが、禅問答のような取り調べだけではたかぶらない、しかし!

マレーシアは多民族国家、その多様性がこの映画の底流に流れているそうです、なるほど、そう思ってみると少し理解しやすくなる、それでもやはり、ほとんどマレーシアのことを知らないワタシにとっては細かなニュアンスはちょっと分りにくいかな、
◆(自宅で鑑賞)「ザ・タウン」

銀行強盗サスペンスと、強盗と被害者とのラブロマンス、ちょっとバランスをとるのが難しいテーマだったかも、ダグは心からクレアを愛し、組織から足を洗う決意をしますが、警察の捜査も迫り、ことはそう簡単には運びません、
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はい、とっても分りやすい物語、ハイエンドレストランの女性シェフと田舎町の小さな食堂のシェフ、レストラン売却を巡って対立する2人の恋の結末は?サイモンが粗野な田舎者、となればステレオタイプな展開になるのですが、サイモンは結構洗練されたシェフでDIYの才能と優しい気持ちを持ち合わせています、なので、平板ながらも結構安心して鑑賞できます、ハッピーエンド以外は考えられない^^)