2019年09月20日
先週観た映画~「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 (★★★★☆) (2019年アメリカ)
先週観た映画、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 (★★★★☆) (2019年アメリカ)
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クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作、
ブラピとデカプリオの競演、161分と長尺、不安たっぷりで観に行きました、
1960年代のハリウッド、TVドラマで主演を張っていたリックは映画への転身を果たそうとするがなかなか良い話は無い、クールな付き人クリスは元リックのスタントマン、対照的な2人だが固い友情で結ばれている、2人は悪戦苦闘、悪役出演やマカロニウエスタンへの出演を経てリックはやっと自分の生きる道を見つけたようであるが、クリスとの関係は解消することを決意、クリスもそれを受け入れる、が、その日の夜、2人の住む高級住宅地で事件が発生する、、、
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タランティーノ監督作品に詳しくはないですが、観ていて如何にもタランティーノ監督作品やな~と感じる作品、一つ一つのシーンが丁寧に作り込まれています、丁寧過ぎるくらいシーンが長いので、そりゃ161分くらいにはなりますわな~な感じ、
俳優として上手くいかないリックの苦悩、クリスのクールな危うさ、そして物語には実在の女優シャロン・テートが絡んで来ます、こちらも詳しくはないものの実際に起こった悲劇くらいは知っています、美しく屈託のないシャロン、この3人の不安定な日常が微妙にバランスを失っていく様が丁寧過ぎるくらいの尺で描かれ、自然と観ている側の心もバランスを崩しそうになってしまいます、
こういう不安定なハラハラドキドキのサスペンス、何カ所もあります、アルコールを止められないリック、仕事を台無しにするクリス、台詞が憶えられないリック、単身映画村に乗り込むクリス、そして襲撃の夜、、、ああ、とっても不安定、、、
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物語ではクルマでハリウッドの街中を主人公が走り回るのですが、その街並みや車などの大道具、小道具の再現が素晴らしいです、車などの大道具まではともかく街並みはどうして再現したのでしょうか?セットとCGの組合せだと思いますがまったく違和感がありません、過去映画のシーンにデカプリオを出演させるシーンも完璧(「大脱走」のシーンは笑えます)、小道具や当時の広告、TVドラマや映画のワンシーン、パンナムの飛行機のCGなどなどニヤリとするシーン満載、台詞、音楽やファッション、ヘアスタイルも徹底しているのでしょうね、
当時のTVドラマや映画のワンシーンが頻出します、ほとんど実際に観た記憶のあるタイトルなので観ていて楽しかった、その中の「FBI」に一瞬クリント・イーストウッドらしき俳優が映っていたのですが、、、違うかな、、、
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ラストはいきなり暴発します、ここでも執拗な暴力描写があります、が、それよりも実際の惨劇とのリンクが気になって、けっこうやられました、サスペンスあり、
最大の問題は161分と云う尺、トイレに行かずに観られるかどうか?がワタシの最大の問題でしたが、それはなんとかクリア、実際には161分という長さはそこまで感じませんでした、が、やはり映画は120分以内が良いなあ!と云うのが本音、
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ということで、全体としては予想以上に楽しめました、
鑑賞おススメ度は★4つでお願いします、
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(ざっくり、鑑賞おススメ度★評価)
★★★★★=ぜひ観て欲しい
★★★★ =観て損はなし
★★★ =時間があれば観てみよう
★★ =観なくても良いです
★ =観たらがっかりするかも
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