2019年10月09日
先週観た映画~「見えない目撃者」 (★★★☆☆) (2019年日本)
先週観た映画、
「見えない目撃者」 (★★★☆☆) (2019年日本)
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韓国映画「ブラインド」(2011)のリメイク、さすがに物語は面白い、
サイコサスペンス、R15+指定、ちょっと残虐なシーンあり、
浜中なつめ、警察学校卒業の日に自動車事故を起こし同乗の弟が死亡、自らも視力をほとんど失ってしまい警察を退職、生甲斐のない日々を送っている、3年後、スケボー少年と自動車の接触事故の現場に居合わせ(目撃は出来ない)、そこで自動車の後部座席から少女の『助けて』の声を聴く、警察に誘拐事件の可能性を訴えるが刑事は重い腰を上げない、独自にスケボー少年の国崎を突き止め、2人で捜査を続けていくうちに事件の核心に近づく2人、猟奇的な殺人動機を持つ真犯人も“見えない目撃者”のなつめを追い詰めていく、、、
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視覚障害の目撃者という物語のアイデアが面白い、一見不可能に思えるなつめの捜査も警察学校での経験と視覚以外の感覚をフル活用、スケボー少年という協力者を得て、前半はなかなか説得力のあるテンポ良い展開で犯人を追跡します、
後半、なつめの的確な推理から物語は急展開、猟奇的な殺人動機と意外な真犯人像が浮かび上がってきてからはサイコサスペンスの様相になりますが、視覚障害というハンディを背負った追跡者はあまりにひ弱、犯人の容赦ない反撃に次々に犠牲者が出てしまい、なつめも絶体絶命!
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と、たしかに全編にリアリティのあるサスペンスが流れています、が、やはり韓国の原案による物語の面白さがベース、クルマが絡むアクションシーンや犯人に追跡される駅のシーンは本来もっとサスペンスが溢れて出して良いシーンですが、いかにもテンポが悪い、ラストの犯人との直接対決のサスペンスは“R15+”のなせる業、狭い空間でのアクションは洋画とか「ファブル」とは格段の差、
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刑事の行動も今ひとつ、映画的にはお決まりの刑事が単独行動する心の動きの説得力も乏しい、それじゃ返り討ちに遭うぞ~、とかえってサスペンスがあったりはしたけど、、、母親からのプレゼントが役に立つという伏線と云うにはあまりにあざといシーンなど、後半脚本が息切れした感じ、前半のようなあくまで理詰めでなつめが活躍する展開がヨカッタのではないかな、、、
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それでもラストは冒頭のシークエンスを回収する努力はされており、ラストに意外性はないもののカッコ良い主人公、救いもある、吉岡里帆さん好演、田口トモロヲさんハマリ役、大倉孝二さん応援したけど、、、
ということで、、、物語は面白いですがR15+なので観たくないものも写ります、怖いもの観たさというならお奨めです、
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ちなみに、英語で目撃者は“witness”=傍にいた人、今回の物語、英語圏ではなにやら意味深なタイトルになりそうで楽しみ、
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結構楽しめましたが、鑑賞おススメ度は★3つでお願いします、
(ざっくり、鑑賞おススメ度★評価)
★★★★★=ぜひ観て欲しい
★★★★ =観て損はなし
★★★ =時間があれば観てみよう
★★ =観なくても良いです
★ =観たらがっかりするかも
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