2019年12月10日
先週観た映画~「決算!忠臣蔵」 (★★★☆☆) (2019年日本)
先週観た映画、
「決算!忠臣蔵」 (★★★☆☆) (2019年日本)
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この季節になると毎年映画も上映される“忠臣蔵”モノ、
お金(討ち入りの予算^^)をテーマにした忠臣蔵、それなりに興味深い、
江戸城で刃傷沙汰に及んだ藩主浅野内匠頭が即日切腹、相手方の吉良上野介にお咎めなしの沙汰、赤穂藩士は憤懣やり切れない想いで赤穂城を開城、お家再興を願うが叶わず、ついに吉良邸に討ち入り上野介の首を取る、というお馴染みの忠臣蔵ですが、、、今回は討ち入りまでの経緯を藩の財政=お金のやり取り、討ち入りの費用、という面から切り取った時代劇コメディになっています、
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時代劇としてしっかり作られている印象、もちろん、ずっとお金の話なので喜劇であります、全編赤穂藩士は関西弁で喋っています、関西出身俳優さんも総出で関西弁喜劇、そりゃ播州赤穂ですから、現実もこんな感じだったかもしれませんな、あ、ホントは関西弁ではなく赤穂弁か、
歌舞伎などでも有名なエピソードも出てきますが、それ以外に知らなかったエピソードを絡めながらお金の話がメインで物語が進みます、
史実かどうかは知りませんが、浅野の親戚筋が大石に刺客を放つのにビックリ、当時ののんびり平和な世の中の“お家安泰”第一主義を上手に表現、番方(戦闘武士)と勘定方(裏方)という対比、平和な時代“戦をしたことがない武士たち”という矛盾した存在、江戸庶民の贔屓具合、と新しい見方が出来るという意味では成功しています、
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ナイナイ岡村さん好演!ピタリと勘定方に嵌りました、役回りもお得な感じ、濱田岳さん相変わらずお上手、
ただ、ただ、、、『忠臣蔵モノ』には欠かせない、あのシーンが無いのが残念、もう少し何か余韻だけでも楽しませて欲しかった!というのが正直な観後感、
もったいなかった、、、ラストシーンさえ変えれば、、、
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ということで、鑑賞おススメ度は★3つでお願いします、
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(私的ざっくり鑑賞おススメ度★)
★★★★★=ぜひ観て欲しい
★★★★ =観て損はなし
★★★ =時間があれば観てみよう
★★ =観なくても良いです
★ =観たらがっかりするかも
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