『井上陽水トリビュート』の全貌&参加アーティストによるコメント♪凄い顔ぶれですわ♪先週観た映画2020-004~「ロング・ショット」(★★★★★) (2019年・米国・125分)

2020年01月21日

先週観た映画 2020-003~「パラサイト 半地下の家族」(★★★★☆) (2019年・韓国・132分)

先週観た映画 2020-003、


「パラサイト 半地下の家族」(★★★★☆) (2019年・韓国・132分)




アカデミー賞にノミネート(韓国映画初)されている話題の映画、
2019年のカンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールも受賞、
奇想天外な物語は急展開、喜劇は悲劇へと、あれよあれよと引き込まれて行きます、

202001パラサイト

半地下のアパートに住むキム一家、父親、母親、長男、長女全員が失業中でその日の食事にも窮する事態、長男は友人の紹介で資産家の娘の家庭教師のアルバイトの口にありつき出入りするうちに、お人よしの資産家をだますことを思い付く、長女は絵画心理療法のエキスパートとして資産家の息子のカウンセラーとして入り込み、父親も母親も別人になりすまして入り込むことに成功する、全員が職を得て作戦は成功したかに見えたが、、、




全編に映画的サスペンスが溢れていてとても面白い映画だと思います、ただ、ただ、是枝監督の「万引き家族」同様の味の悪さがあるのもたしか、こういうねっとりとした感触が好きな人もいるだろう、ワタシはやや苦手、観後感は良くないです、


それでも面白いことに変りはない、前半は喜劇、長男の手引きで家族3人がそれぞれ別人になりすまして資産家の家に入り込み職を得て収入を得る、このパラサイト(寄生虫?居候?)生活が続けば半地下の生活からも脱出できるかもしれない、ここまではドライに脳天気に楽しめる、が、この豪邸の秘密がこぼれ出した途端に悲惨な結末に向かって坂道を転げ落ちていく、悲劇、




韓国も(日本もだけど)格差が広がり始めている、でも、半地下の家族と豪邸に住む富裕層、そういう現実を描いて社会的メッセージを送るのはこの映画の目的ではないでしょう、あくまでエンターテーメント、それでも韓国と日本の精神風土の違いはおおいに感じる、「万引き家族」に比べるとこの詐欺家族は明るい、あっけらかんとしている(日本はもっとじっとり湿っている)、カラッと喜劇のままで終わればそれはそれでヨカッタかもしれないが、、、


劇中でのセリフも皮肉、『失敗しない計画とは、無計画であること』、綱渡りのパラサイト生活はいつか破綻することを示唆するとともに、ラストにやってくる壮大な計画もまた“夢物語”であるという皮肉、この辺りが監督のセンスなんでしょう、




怪獣パニック映画「グエルム 漢江の怪物」もこの監督の作品なんですね、たしかに人物描写(弱い人間の描写)になにか通じるものを感じます、




ということで、ワタシ的にはちょっとしっくりこない要素もありますが、面白いのは間違いない、

文字通り“観て損はなし”な映画、★は4つでお願いします、ぜひ観てください、


アカデミー賞、受賞できるかな?


(私的ざっくり鑑賞おススメ度★)
★★★★★=ぜひ観て欲しい
★★★★  =観て損はなし
★★★    =時間があれば観てみよう
★★      =観なくても良いです
★        =観たらがっかりするかも







syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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『井上陽水トリビュート』の全貌&参加アーティストによるコメント♪凄い顔ぶれですわ♪先週観た映画2020-004~「ロング・ショット」(★★★★★) (2019年・米国・125分)