先週も5本、オードリー祭、オススメは「シャレード」「オードリー・ヘップバーン」、「シンウルトラマン」もなんとか踏ん張りました。先週は4本、オススメは邦題に誤魔化されるな!秀作「マイ ニューヨーク ダイアリー」、「ザコンサルタント」も面白い、映画版「みをつくし料理帖」はどうだ?

2022年05月30日

先週は4本、オススメは「シング ア ソング」、強烈な「セッション」、個性的「ヒットマン インポッシブル」、、、「岳~ガク」は???

〇(スクリーンで鑑賞)「シング ア ソング」
(★★★★☆)(2019年英国)(原題:Military Wives)
出征した軍人の妻達がコーラスグループを結成♪

05シングアソング

英国軍基地、兵士達の出征が決まり、司令官の妻ケイトは残った妻達の結束を高めるための活動を提案、しかし副官の妻リサ他の反応は冷ややか、それでもコーラスに興味を示した妻達は練習を始めるが、戦地では司令官が負傷、そして戦死者も出る、、、



内容的には音楽映画というより、軍人の妻達の悲哀を描がきたかったのではないかと思えます、実話を基にしているので、実際のコーラスも素晴らしかったのでしょうが、劇中ではそんなにハードな練習はしていない、というかコンサート会場へ行くバスの中で未だ練習しているし^^)

軍人に負傷や戦死が付きもの、とくに戦死はもう取り返しのつかない事態、コーラスの成功より戦死の悲しみのほうが強烈、コーラス練習も妻同士の仲違い、親子のすれ違い物語も中途半端、それでも観後感が良いのでお奨めします、

英国の軍基地って、家族も一緒に蔵咲いているし、基地内に学校もBarもなんでもあるみたい、日本の基地感覚とは全然違う生活感が興味深いです、

原題は「Military Wives」、こちらの方がピッタリくる内容、


◆(自宅で鑑賞)「セッション」
(★★★★☆)(2014年米国)(原題:Whiplash)
JAZZドラム奏者を目指す若者と鬼教師の確執の行方

05セッション

アンドリューは最高位の音楽学校に入学、ストイックにドラム奏者の頂点を目指す、鬼教師のフレッチャーに見出され学内最高のJAZZバンドのメンバーに加わる、が、完璧を求めるフレッチャーの指導は常軌を逸しており、文字通り血の滲む練習を繰り返すアンドリューの心は徐々に壊れていく、、、



凄まじいパワハラ!エディケーション・ハラスメント!?フレッチャーの前では生徒全員が萎縮しています、少しのミスでバンドを去らなければならない恐怖、それでも、それは最高のプレイヤーを育て上げるための獅子の教育?というフレッチャーの信念には、、、やはり共感できません、酷すぎるわ!!^^)

中盤からの驚きの展開、単なる鬼教師物語では済みません、終盤は心理的逆転に次ぐ逆転、アンドリューとフレッチャーの闘いの結末は?観てのお楽しみです、

アカデミー賞3部門受賞作品、

原題の「Whiplash」は鞭打ちの意、怖い^^)

(★★★★☆)(2016年ハンガリー)(原題:Tiszta szivvel)
火災現場事故で下半身不随になった消防士と障がい者2人が行き着く先は?

05ヒットマン

元消防士のルパゾフは火災現場での事故で下半身不随に、今はギャングからの依頼を受ける殺し屋、リハビリに励む障害者施設で2人の若者と知り合い、殺人計画の下働きを頼むようになる、不自由な身体の3人は問題を抱えながらも次々とミッションを成功させていくが、依頼人が裏切り3人は窮地に追い込まれる、



不思議な映画です、殺し屋アクション映画ではありません、この辺りは邦題の罪、

主人公3人が障がい者、どう考えても殺し屋のミッションには向かないはず、普通のことが普通に出来ない3人があれこれ苦労する姿はある意味喜劇、それでもミッションに成功するカタルシス、3人それぞれの心の動きが執拗に描かれるのは、そこに映画のテーマが在るからでしょうね、これがハンガリー流障がい者の生きる道、

原題の「Tiszta szivvel」は『澄んだ心』という意味、これが分るとこの映画の観方も分ってきます、


◆(自宅で鑑賞)「岳~ガク」
(★★★?☆)(2011年日本)
北アルプスを舞台に描く山岳救助隊の活躍

05岳

心から山を愛する島崎三歩が山岳救助ボランティアとしても活躍している、新人隊員の久美は三歩と共に救助活動を続ける中で徐々に成長していくが、少々無鉄砲なところもある、ある日、天候急変の中、3組の集団遭難が発生、山岳救助隊、三歩、そして山荘に詰めていた久美も単独救助に向かうが、、、



2015年から山登りを始めたので、ある意味、観方が変わったこの映画、ま、物語なので実際の山で起こることとは違うことが多いと思いますが(実際、ベテランさんが観たらとんでもない内容だと思います)、物語のコア=“山好き感”には好感、そして、雪山はホントに怖いと実感、2022年シーズンは何度か雪山を登りましたが、その爽快感を思い出すと共に安全第一を肝に銘じました、

劇中の北アルプスの雪山景色も素晴らしいです、また観てみたいけど、怖い^^)

長澤まさみ、奮闘、





syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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