先週は5本、たしかに意外なラスト「アプローズ、アプローズ!」、身につまされる「PLAN75」、お気楽に「ハッピーログイン」、「ジェネラルルージュの凱旋」、巨獣映画も。先週は秀作5本、オススメは「今夜、世界からこの恋が消えても」「アフタースクール」、他にも「スノーデン」「宇宙でいちばんあかるい屋根」。

2022年08月22日

お盆は映画館が激混み!!自宅で4本、オススメは「無垢なる証人」、「幸せのちから」、お気楽鑑賞は「チームバチスタの栄光」、あり得ない救出劇「フライトクルー」。

◆(自宅で鑑賞)「無垢なる証人」
(★★★★☆)(2019年韓国)(原題:Innocent Witness)
事故か殺人か?唯一の証人である発達障害の少女に迫る検察官と弁護士

08無垢なる証人

資産家の老人が自宅で変死体で発見される、疑いは同居している家政婦に向けられ、決定的な証拠のないまま強引に起訴される、国選弁護士として任に当たるスノは唯一の証人、隣家にいた自閉症で音に敏感なジウを裁判で証言させることで家政婦の無実を証明しようとするのだが、、、



裁判映画としての最後の逆転までの流れが淀みなく面白い、かつ、証人が自閉症の少女という設定から生まれる物語もサスペンスを産んでいます、夜中の隣家で起こった騒動を偶然目撃した(叫び声を聞いた)ジウの証言の信憑性を発達障害と絡めて揺さぶりを掛ける健常者たち、ジウを信じて真実を引き出そうとするスノには昇給や顧問契約などの甘い誘惑がまとわりついてくる、それでも真実を解き明かそうとするスノ、

ラストで明快な答えが出ます、それはやはりジウにしか出来ない証言、刑事裁判と発達障害者への目線がバランス良く成立した映画、邦題も良き響きで好感、



◆(自宅で鑑賞)「幸せのちから」
(★★★★☆)(2006年米国)(原題:The Pursuit of Happiness)
どん底生活からなんとか這い上がろうとする夫婦と息子の物語

08幸せのちから

医療機器のセールスマン クリス、思うように成績が上がらず家賃は滞納、妻のリンダは昼夜とも働いている、夫婦仲は険悪になりリンダは家を出て行く、さらに不運が重なりアパートを追い出されモーテル住まい、天性を活かした頑張りで証券会社の無給研修生になり週末にセールスをして食いつないでいくが、ついに寝る場所さえ失ったクリスは息子と夜の街を彷徨う、、、



実話を元にしたサクセスストーリー、でも物語は終盤まで不運なクリスの運命を描きます、何度も成功しかけては、その都度襲ってくる不運や失敗、電車や駅のトイレで寝るようになったところでまさに命運尽きそうになり泣き崩れるクリス、ホントに怖いです、

主演ウイル・スミス、息子役は実の息子ジェイデン・スミス、今やこの息子も俳優として活躍していますね、時の流れを感じます、

原題は『幸せの追求』、米国独立宣言の一節、劇中でも言及されています、

(★★★☆☆)(2008年日本)
難しい手術を成功させるエリート集団“チームバチスタ”を巡るサスペンス、

08チームバチスタ

成功率60%という難易度の高い“バチスタ手術”を26回連続で成功させてきたエリート集団“チームバチスタ”、しかし3回連続で失敗、患者を死なせてしまう、病院の内部調査担当に選ばれた心療内科医師田口は渋々調査を始めるが、手術は完璧に見える、過失も故意による手術妨害も見当たらず、事故との判断を下す、しかし厚生労働省の白鳥は殺人を疑う、、、



話題作ですね、でも観ていませんでした、2作目の「ジェネラルルージュの凱旋」を先に観てしまったので、1作目も鑑賞、小説の原作者は現役の医師だけあって細部にリアリティがあるのではないかと推察(未読ですが^^)、が映画になるとどうしても細部にアラが出やすいかな、阿部さんの持ち味がコメディアンだからかな?事件解明のプロセスもなんだかよく分らなかった、でも楽しめました、はい、

今作を観ても、竹内結子さん、まだ活躍できましたね、つくづく残念、、、哀悼、



◆(自宅で鑑賞)「フライト クルー」
(★★?☆☆)(2016年ロシア)(原題:Ekipazh)
ロシアでヒットした航空パニック映画、、、前半シリアス、後半???

08フライトクルー

信念を貫き軍紀に背いたパイロットのアレクセイ、民間航空会社になんとか就職するがベテラン機長ジェンチェンコとの相性は最悪、それでも何度か乗務重ねるうちに機長の信頼を得るようになる、そんな時、火山島で噴火があり島民救助の要請に応じ急遽火山島に着陸、しかし、予想以上の噴火の進行でアレクセイらも遭難の危機に陥る、、、



前半はいくつかの航空危機エピソードを積み重ねて、主人公と機長の葛藤を描くシリアスでちょっと面倒くさい展開、でもこの前半の方がリアリティがあって面白かった、後半の火山島でのパニック描写からの脱出劇になると途端にB級に転落、さらにはとんでもない方法での乗客救出方法に至って物語崩壊^^)

休日のお気楽鑑賞、、、でも、ツラいかも、、、

原題の“Ekipazh”は『クルー』、後半のパニック無しで航空クルーの葛藤に絞った方がヨカッタかも、




syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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