先週も5本、秀作「ちひろさん」「エンパイア オブ ライト」「トゥルー スピリット」、惜しい!「銀平町シネマブルース」、う~ん「コンフィデンスマンJP英雄編」先週も5本、「フェイブルマンズ」「エブリシングエブリウエア オールアットワンス」「サンタ ボックス」、他に「ブラック ライト」「特捜部Q知りすぎたマルコ」

2023年03月13日

先週も5本、拾いモノの「湯道」、スターが活躍「セント オブ ウーマン」「ラスト ムービー スター」、良心「ワース」、そして「ザ ロスト シティ」

〇(スクリーンで鑑賞)「湯道」
(★★★★!)(2023年日本)
日本人ならみんなお風呂大好き!老舗銭湯に集う風呂好き老若男女のハート風呂物語

03 湯道

東京で建築家として活躍する史朗が実家が営む銭湯に久しぶりに帰る、アルバイトのいずみと共に銭湯を継いでいる弟の悟朗、先行きが見えない銭湯経営で衝突する兄弟、しかし銭湯には様々な風呂好きが集っている、いよいよ廃業を決めた兄弟、いずみも愛想を尽かして姿を消してしまうが、、、



予告編を観てオールスターキャストの銭湯賛歌映画かと思いきや、、、しっかり筋の通った物語が転がります、そして暖かいエンディング、とにかくみんな風呂に入る、湯に浸かる、銭湯へ来る、苦悩や煩悩、愛しさと思いやり、様々な心持ちを持って湯に浸かり、その気持ちをスカッとキレイに洗い流していきます、、、

予告編やポスターを見ると見知った顔の芸達者に意外性のキャスティング、それぞれの得意技を活かしたオムニバスかと見えますが、いやいや、監督はしっかりキャストの個性を存分に活かしながら物語を紡ぎます、天童よしみとクリス・ハートのデュエットで涙がこぼれました、参った、

身も心もホットする湯に浸からせていただきました、サンキュ湯~!

(★★★★☆)(1992年米国)(原題:Scent of a Woman)
盲目の元軍人と友人関係に悩む高校生、真の勇気とは?を学ぶ事になります

03 セントオブウーマン

田舎から全寮制進学高校に進んだ苦学生のチャーリー、セレブな悪友とは一定の距離を置きながら付き合っている、セレブたちが感謝祭休暇でリゾートへ遊びに行く間にアルバイトで盲目の老人の世話係をすることに、しかし休暇前日に悪友が校長に仕掛けたイタズラが大問題に、不安を抱えながら盲目の元軍人フランクの世話に出向くが、フランクは度を超した頑固者だった、、、



物語には2つの大きな流れがあります、チャーリーが巻込まれた校内でのイタズラ騒ぎが大問題になり苦悩するチャーリー、そしてもう一つはとびきりの頑固者フランクとチャーリーの激突、フランクの言動を理解できないチャーリー、とにかくチャーリーをこき下ろすフランク、水と油、年の差があるこの2人が徐々に本音を吐露しながら、少しずつ互いの心根を探り合う、そして校内でのイタズラ問題を裁く校内集会でクライマックスを迎えます、

アル・パチーノが盲目の頑固者元軍人を怪演、そして、信念を持って生きることの大切さを己の言葉で語ってくれます、窮地に陥ったときに大切なことは、、、はい、とっても大切なことを教えていただきました、

原題は直訳すると『女性の香り』、意味は観てのお楽しみ、

(★★★★☆)(2017年米国)(原題:The Last Movie Star)
往年の大スターに舞い込んだ小さな映画祭への招待状、それは人生を振り返る旅になる

03 ラストムービースター

アクション映画で一世を風靡した往年の大スター  ヴィック・エドワーズ、彼の元へ小さな映画祭から功労賞授与の案内が届く、授賞式のためナッシュビルに出向いたヴィックを迎えたのはボロ車、手作り映画祭の会場は小さなバー、憤慨して泥酔したヴィックは翌日、世話役の運転手リルに命じて思い出の地を訪ねる旅に出る、、、



2018年に他界した往年の大スター バート・レイノルズ最後の主演作品、劇中でも彼の主演映画やTV番組などが引用され“大スター ヴィック”の活躍とファンからの賞賛が描かれます、写真のような共演もあります^^)なんか凄い企画です、高倉健さんの主演映画を引用しながら健さんが架空の落ちぶれた俳優を演じるような物語、、、

しかし、劇中のヴィックはただの老人、世話役のリルはヴィックの全盛期を知らない、そんな2人が旅を続けるうちに溶け始める2人の心の内、、、

バート・レイノルズ、よくぞ演じました!ヒーローの無様な踏ん張りに拍手、



〇(スクリーンで鑑賞)「ワース 命の値段」
(★★★!☆)(2019年米国)(原題:Worth)
アメリカを震撼させた9・11テロの被害者の補償に取り組んだ男のドラマ

03ワース

2001年9月11日同時多発テロで死亡した多数の米国民の救済、この難題に挑んだ弁護士ケン、合理主義のケンはすべてに被害者の事情を計算式に落とし込み保証金を支払い提案をするが、多くの被害者が納得せず猛烈な反感を買う、どうしたら被害者に寄り添えるのか?苦悩するケン、そして被害者を支援しているチャールズと知り合う、、、



テロの犠牲になった賠償対象者は約7000人、全員が納得できる賠償制度を作るのはたしかに難しい、それを無償で引き受けたケンの男気、しかしその合理的な考え方と計算式はたしかに被害者家族には受け入れ難い、悩みながらも徐々に被害者支援をしているチャールズに寄り添っていくケンが最後に手に入れる大切なモノは、、、

事実を元にしているのでやや地味な面があるし、ケンの合理的な考えも魅力的には見えない、それでも最後まで諦めなかったケンはやはり優秀な弁護士なんでしょう、



◆(自宅で鑑賞)「ザ ロスト シティ」
(★★★☆☆)(2022年米国)(原題:The Lost City)
アドベンチャー小説女流作家が秘宝伝説に巻込まれて伝説の孤島へ、、、

03 ロストシティ

作家ロレッタは最新作の出来映えに満足していない、小説のヒーローを演じる俳優アランともギクシャクしている、そんな時ロレッタはいきなり謎の集団に誘拐される、誘拐を企てたのは大財閥の息子アビゲイル、ロレッタの小説に出てくる秘宝の在処の手がかりを手に入れたアビゲイルはロレッタのその手がかりの解読を命じる、アランはロレッタの後を追って秘宝が眠る孤島に向かうが、、、



サンドラ・ブロックが主演・プロデュース、ブラッド・ピットとのロマンスアドベンチャーかと思いきや、さに非ず、ブラピはあっけなく退場、孤島での逃避行もなにやらドタバタ、そして秘宝の謎を解き明かすロレッタだが、、、

基本コメディなのですが、同様の企画で成功した「ロマンシング ストーン」とまでは行かなかったようです、休日のお気楽鑑賞にオススメ、





syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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