先週は4本、王道西部劇「シルバラード」、ガン殺陣「ジョン ウイック」シリーズ3本一気観【業務連絡】今日から青森県へ行きます

2023年05月15日

連休もなんとか4本、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「銀河鉄道の父」「ローマの休日」「戦場のメリークリスマス」

(★★★★☆)(2023年日本・米国合作)(原題:The Super Mario Bros. Movie)
ご存じNINTENDOのマリオが大活躍、ゲームの世界観そのままに映画化成功

05マリオ

NYブルックリンの水道配管工のマリオとルイージ兄弟、水漏れ修理の最中に魔法の世界へ通じる土管に吸い込まれる、そこでは大魔王クッパがスーパースターを手に入れ、ピーチ姫のキノコ王国へ攻め入ろうとしていた、人質になったルイージを救うべくマリオはコング族の応援を得、クッパとの最終対決に挑むが、、、



いやはや、面白かった!期待以上の出来映えに仕上がっています、物語は実写版のアドベンチャーもの・ヒーローものを踏襲、幾多の危機を乗り越えて、か弱き(可愛い)キノコ王国を救うためにピーチ姫が立ち上がり、キノコ王国と敵対するコング族も仲間に加わる流れはまさしくヒーローものの王道、マリオも何度も叩きのめされながらもその度に復活^^)

そして、素晴らしいのはゲームの世界観がそのまま映画になっていること、マリオのアクション、マリオカートの疾走感(マッド マックスだ!)、猫マリオにタヌキマリオも登場、キノピオ、ノコノコ、クリボー、パタパタ、パックンフラワーにマグナムキラー(眼が付いたミサイル)などなど、ゲームなのに映画?映画なのにゲーム?音楽もゲーム音楽を上手にフーチャー♪任天堂の宮本さんが共同プロデュースした成果がありありと出ています、

ラストもヒーローものの王道、絶体絶命のマリオを救うのは!?

ストレス解消鑑賞にピッタリの1本、


〇(スクリーンで鑑賞)「銀河鉄道の父」
(★★★!☆)(2023年日本)
作家・詩人 宮沢賢治と、賢治を心の底から愛した父親 政次郎の物語

05銀河鉄道

岩手県花巻の質屋の長男として生まれた賢治、病弱だったが人一倍学問への探究心旺盛、弟と2人の妹と仲睦まじく暮らしていた、中学を卒業すると質屋を継ぐことを父親から迫られるが、学問への欲求と農民生活への憧憬から盛岡高等農林学校へ進む、しかし、そこにも賢治が求める生き甲斐はなく迷走する賢治、そんな賢治に政次郎は迷いながらも愛情を注ぎ続ける、



父親政次郎がなかなか面白いキャラクターです、江戸時代生まれの祖父とは違う行き方を模索する明治の男、賢治が赤痢に罹ると自ら看病(当時としては異例)、度重なる賢治の我が儘を結局は聞き入れてしまうどこか憎めない父親像、賢治の迷走奇行も赦し理解しようとします、

かたや、賢治はどこへ向かっているのか?サッパリ分らない、中学、高等学校と進学するも迷走、いきなり学校を止めて荒唐無稽な事業を始めようとしたり、宗教の道に入ろうとしたり、、、

それでも賢治はとても魅力的、物語前半は父親のキャラが立っていますが、やはり賢治には敵わない、スクリーンでは両者のバランスがちょっと空回りしているような印象もありますが、前半を引き締めた立役者はしっかり者の上の妹でした、そして後半は間違いなく賢治が作った物語や詩が主役です、賢治の作品が登場すると圧倒的な存在感が物語を支配しました、そりゃそうだわね、

賢治の創作モチベーションとなった出来事はとっても悲しい、そして再び、、、
「11月3日」のシーンでは涙が溢れました、あれは反則ワザ!!泣けました~、、、


◆(自宅で鑑賞)「ローマの休日」
(★★★★!)(1953年米国)(原題:Roman Holiday)
窮屈な生活を強いられている王女と新聞記者の一夜の夢物語

05ローマの休日

ヨーロッパ各国を歴訪中の王女アン、分刻みの公式行事スケジュールに疲れ果てヒステリックに、医者に鎮静剤の注射をされたアン、ふとホテルの窓から街を見ると楽しそうに夜を過ごす市民達、アンは思わずホテルから抜け出し夜の街を楽しむが鎮静剤の効果で眠り込んでしまう、偶然出逢った新聞記者のジョーはやむなくアンを自分の部屋で休ませる、翌日、ジョーはアンが王女である事に気づく、なんとか特ダネを取ろうと素知らぬふりでローマ見物をすることを提案、アンの行動を隠し撮りする事にする、



70年前の作品ですが、未だ色褪せなハッピーコメディ、良く出来た1本です、特ダネで金を稼ごうとするジョー、無垢なアンはまんまと欺されていくのですが、いつしか2人の間には、、、「真実の口」のいたずら、エンディングの王女と新聞記者のやりとりなど、2人の会話はなんとも洒落ています、

そしてオードリーのなんと美しい事よ、ついつい見惚れてしまいます、「真実の口」「トレビの泉」などローマの観光名所巡りも出来ます、

連休休日の心と眼の保養の1本でした、


(★★★!☆)(1983年日本・イギリス・ニュージーランド合作)
(原題:Merry Christmas Mr. Lawrence)
第2次世界大戦中のジャワ、英軍捕虜と日本将校の奇妙な関係

05戦場のメリー

英軍捕虜を収容する日本軍捕虜収容所、軍曹ハラの厳しい管理に捕虜達は怒りを覚えている、そんな時、軍属が捕虜を陵辱する事件が発生、収容所所長ヨノイとハラは厳しくその対応にあたる、そんな時、新たな捕虜ジャックが収容所に入ってくる、軍人としての誇りを押し出すジャックにヨノイは奇妙な共感を覚える、しかし、収容所内での不祥事に業を煮やしたヨノイは捕虜全員を集め怒りを露わにする、その時ジャックはヨノイの頬にキスをする、、、



坂本龍一、デビット ボウイ、北野武という異色のキャスティングで実現した大島渚監督作品、監督のテーマはなんだったのか?日本軍の横暴?英国軍の誇り?そして、ヨノイとジャックの愛憎?同性愛がテーマの1つになっているのは、冒頭のエピソードと、坂本とデビットの頬へのキスシーンで明らかですが、今観るとちょっと定型的、ジャックの回想シーンも良く理解できない、でも坂本もデビットの好演、たしかに凄い映画、

その中でもっとも成功したのは北野武のラストシーンの台詞、これは何度観ても鳥肌が立ちます、「メリークリスマス、ミスター・ロレンス」

坂本教授、哀悼視聴、




syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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先週は4本、王道西部劇「シルバラード」、ガン殺陣「ジョン ウイック」シリーズ3本一気観【業務連絡】今日から青森県へ行きます