2018年09月06日
今年初の2回目鑑賞:先週観た映画~「ウインド・リバー」(★★★★☆)
先週観た映画~「ウインド・リバー」(★★★★☆)
(またもや)アメリカの田舎町が舞台、骨太の映画らしい映画、
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9月1週目で終演とのことなので、今年初の2回目鑑賞映画となりました、
やはり映画らしい映画、好きな映画です、
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2回目鑑賞の感想としては、、、
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物語は思いの外シンプル、ゆっくりとですが着実に真実に向かっていきます、
で、主要な登場人物の描き方がやはり深い、
登場人物、皆が心の中に傷を抱えながら懸命に生きている、
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クライムサスペンスですが、人間の陰影が印象的、
真っ白な雪景色と、どす黒い人間の対比が成功しているのか?
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とにかく、見て損はない、いや、ぜひ観て欲しい映画です、
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【以下は1回目鑑賞後の記事を再掲】
ワイオミング州、極寒の辺境の地、先住民族保留地ウインド・リバーで18歳の娘が死体で発見される、
FBIから単身調査に派遣されたジェーンは寒さと先住民族の被害者という慣れない環境の中、第一発見者のプロハンターのコリーに応援を求め、先住民族保留地警察署長のベンとともに捜査を始める、
直接の死因が他殺でなかったためFBIの増援を得られず苦境に陥るジェーン、それでも3人は粛々と捜査を継続、コリーの明晰な分析で真実に辿り着けるかと思われたその瞬間、事態は暴発する、、、
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もちろん、非道な犯罪の犠牲になった女性がいるし、コリーの過去も痛々しい、物語はハッピーエンドにはなり得ないが、それでも観後感が悪くない、
FBIにしては熱心に捜査をする(劇中のセリフ)ジェーン、訳あり孤高のハンターのコリー、寡黙な先住民族保留地警察署長のベン、この3人の真実を追い求める姿、そして雪と静けさだけのウインド・リバーの風景がこの物語を意外に静粛とした印象にしています、
「スリー・ビルボード」同様、アメリカの田舎町の狂気が描かれますが、雪と静けさに覆われてその狂気もなかなか姿を見せません、が、「スリー・ビルボード」とは対照的に姿を見せたその狂気は、、、
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映画を観た!という観後感、ぜひ見るべし、
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