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2018年12月13日

先週観た映画~「人魚の眠る家」(★★★☆☆)

先週観た映画


「人魚の眠る家」(★★★☆☆)



東野圭吾の同名ベストセラーを映画化、
篠原涼子さん、西島秀俊さん主演、

脳死と心肺停止死の間で揺れる日本人の死生観がテーマのサスペンス映画、


201812人魚の眠る家

播磨薫子と和昌の長女瑞穂がプールでの事故で脳死状態になってしまう、脳死を人の死として受け入れられない薫子と和昌は最先端技術を使って延命処置を施し、さらに実験的な手法で瑞穂の筋肉を電気的に動かすことにも成功する、

しかし、この延命処置には終わりがない、延々と眠り続ける瑞穂、やがて母薫子もなにが真実の死なのか?瑞穂は生きているのか?死んでいるのか?分からなくなり、ついに錯乱、、、



原作がしっかりしているからか、脳死という難解なテーマを家族の在り方と絡めながら分かりやすく展開していきます、


出口のない脳死という問題をサスペンス仕立てで緊張させ、それを家族の絆というパワーで解放するという筋立ては原作の力、それでも映画的にもある程度成功していると思います、最後は泣けたし、観後感も悪くない、


達者な役者が揃いました、篠原涼子さんも西島秀俊さんも熱演、坂口健太郎さんもハマり役、さらには朝ドラ「まんぷく」の母親役とダブる松坂慶子さんも好演、ドクター役の田中哲司さんが秀逸、



でも、星の数を落としたのは、、、これはもう監督によるところです、


一つ目は、執拗に“顔のアップ”を多用したカメラワーク、これがもう駄目でした、スクリーンからはみ出るほどの役者の顔のアップの連続、引きの画面でも狭い、住んでいる家の全景も写らない(これはラストカットへの複線か?ロケーションの都合か?)、


アップが多いとどうなるのか?この映画で初めて感じました、役者の感情はよく伝わるかもしれませんが、引きのカットがないと物語の拡がり、イメージの拡がりみたいなものがまったく伝わってこない、役者みんなが『カメラの枠の中だけで演技している』ような窮屈さを感じました、小道具なんかで表現されているのでしょうが、この家族の実生活が最後まで実感できませんでした、


シーン転換で使われる風景の遠景カットを観てほっとする始末、


もう一つはこれまた意図的に多用されている“光の効果”、べたっと書くと逆光の多用、いろんなシーンで使われていて、その意図がまったく分かりません、登場人物の心理を表しているのかもしれませんが伝わってきません、




ということで、良い映画だと思うし、篠原涼子さんも応援したいけど、★は3つです、惜しい、


(ざっくり★評価)
★★★★★=ぜひ観て欲しい
★★★★  =観て損はなし
★★★    =時間があれば観てみよう
★★      =観なくても良いです
★        =観たらがっかりするかも




ちょっと自慢話、篠原涼子さん出演のCMを4年間ほど担当しました、1作目の企画がなかなか決まらなかったのですが、ワタシの企画原案が採用されシリーズ化が始まりました、楽しい想い出、





syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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『岡林信康デビュー50周年記念コンサート六本木公演』にゲスト出演予定の山下洋輔さんが転倒負傷!!2019年、森高千里が日本全国、あなたの「街」にお邪魔します♪ですって!!^^)