映画
2021年03月08日
先週、映画館で観た映画~2本ともお奨めです!「世界で一番しあわせな食堂」と「花束みたいな恋をした」
先週、映画館で観た映画~
先週観たのはスクリーンで2本、
2本ともお奨めです!「世界で一番しあわせな食堂」と「花束みたいな恋をした」
、
〇(スクリーンで鑑賞)「世界でいちばんしあわせな食堂」
(★★★★☆)(2019年フィンランド・英国・中国合作)

フィンランドの田舎町に降り立った中国人シェフのチェンと息子、チェンは恩人を探してこの町に来たのだが手がかりが無い、食堂の主人シルカの好意で部屋を借り、お返しに中国料理を振る舞うようになる、常連客も徐々にチェンの料理に魅了されていくのだが、恩人は見つからず、チェンと息子との関係も悪化、帰国を決断するチェンだが、、、
、
軽妙で洒落た映画、短く感じる映画は良い映画?あっという間に終盤へ、分かりやすさもこれだけやられると心地良いです、
軽妙で洒落た映画、短く感じる映画は良い映画?あっという間に終盤へ、分かりやすさもこれだけやられると心地良いです、
これまた料理がモチーフの物語、海外映画にしては珍しく中国料理を食べる食べる、メニューの紹介もしっかりと、そして料理も美味しそう、中国が出資しているからかな?でも、やはりシズルカットはほとんど無くグルメ映画ではありません、シズルカットを多用するのは日本映画だけかな?
、
ある意味、中国のプロパガンダ映画でもあります、食堂の常連が食べていたのはマッシュポテトとソーセージとサラダバー、毎日毎日これ、これがフィンランドの料理だ!と自負していた常連も、次第に中国料理の美味しさと身体への優しさに気づきます、
ある意味、中国のプロパガンダ映画でもあります、食堂の常連が食べていたのはマッシュポテトとソーセージとサラダバー、毎日毎日これ、これがフィンランドの料理だ!と自負していた常連も、次第に中国料理の美味しさと身体への優しさに気づきます、
薬膳スープ、太極拳など中国文化推奨のオンパレ、中国人の団体ツアー客も来店しますが、比較的お行儀が良い、一昔前のステレオタイプな描き方ではありません、これは結構中国のイメージアップに繋がっていると思います、エンタメへの投資も半端なく多い中国、アニメやコミック、ゲームに胡座をかいていると日本映画はホントに世界から取り残されそうです、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「花束みたいな恋をした」
〇(スクリーンで鑑賞)「花束みたいな恋をした」
(★★★★☆)(2021年日本)

最終電車を逃した麦と絹、ひょんなことから始発までの時間を共有することに、そこでお互いが読む小説、観る映画、遊ぶゲームなどの志向が似ていることに好感、これ以上無いほどの相性の良さに当然のように付き合うことになる、一緒に住むようになると麦はイラストレータへの夢を中断して生活のために就職、絹も新しい仕事に挑戦、それまで2人を束ねていた情緒豊かな世界観が徐々に壊れていく、、、
、
タイトル、配役からして今時の恋愛映画かなと敬遠していたのですが、評判が良いので鑑賞、してやられました、ちょっと目線は高いけど、とても洒落たハイブローな台詞が飛び交う良く出来た映画でした、
タイトル、配役からして今時の恋愛映画かなと敬遠していたのですが、評判が良いので鑑賞、してやられました、ちょっと目線は高いけど、とても洒落たハイブローな台詞が飛び交う良く出来た映画でした、
2人のモノローグの掛け合いが巧み、小説・映画・コミック・ゲーム・舞台・写真などのカルチャーが虚実織り交ぜて頻出、実在のゲームや映画が出てくるけど、知らない名前もたくさん、どこまでがリアルな情報なんだろう?全部リアルなら現代のカルチャーのほとんどを知らないワタシ!!
カラオケ、居酒屋、合コンなどの今時若者の生活生態もリアルに、食事シーンは映画史上過去最多を更新したのでは?と思えるほど多い、現代の若者の興味の中心は食か?個人的には食と性に関する吉行淳之介のエッセイを連想しました、
、
ラスト前のシークエンスは独特の手法、あざといけど心が揺れるのが良く伝わる、
ラスト前のシークエンスは独特の手法、あざといけど心が揺れるのが良く伝わる、
サッカーワールドカップのエピソードもしっかり物語のテーゼとして拾われてしまいました、脚本上手、観て損は無し!
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2021年02月18日
藤沼伸一さん監督作品「GOLD FISH」、エキストラ募集のお知らせです♫
元アナーキーの藤沼伸一さん、
ワタシは泉谷しげるのライブで拝見していたのですが、
なにやら、映画監督もされているようです

、
で、Facebookでエキストラ募集の記事が出ていました、
ほ~~、エンドロールにもクレジットされるそうです、
3月3日、新宿のライブハウス、
ご興味のある方は是非
いかがですか?
、
【藤沼伸一さんのFBから転載】
エキストラ募集のお知らせ❗️
ワタシは泉谷しげるのライブで拝見していたのですが、
なにやら、映画監督もされているようです


、
で、Facebookでエキストラ募集の記事が出ていました、
ほ~~、エンドロールにもクレジットされるそうです、
3月3日、新宿のライブハウス、
ご興味のある方は是非

、
【藤沼伸一さんのFBから転載】
エキストラ募集のお知らせ❗️

私(藤沼伸一)監督の映画【GOLD FISH】も
クランクインまで一週間を切り!
リハーサルも始まり、
スタッフ一丸となって稼働中です。
そこでエキストラ募集のお知らせです。
友人知人の方々にも、情報を流して頂けたら幸いです。
下記内容での募集になります。
日時:2021年3月3日(水)16〜22時
場所:新宿WildSide Tokyo
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-34-13 貝塚ビルB1
条件:18歳以上
老若男女40人(パンクやロック好きな格好のライブハウス観客)
ご協力いただくのですが、現場までの交通費、駐車場代、食費などは、皆さまの負担となります。
ご参加いただいた方には、オリジナル記念品をお渡し致します。
エンドロールにはお名前もクレジットさせていただきます。
アナーキーファンの方はもちろん、映画や撮影現場に興味がある方、ご友人と一緒に楽しく参加したい!方など、ぜひご応募くださいませ!
ご協力よろしくお願いいたします。
※応募について※
必要事項を記載の上、下記メールアドレスにお送りいただきますようお願いいたします。
定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申し込みください!
ご応募お待ちしております。
ikki-k@dogsugar.co.jp
件名:
【GOLD FISH】エキストラ応募
本文:
・名前
・年齢
・住所
・電話番号
・メールアドレス
宜しくお願いします❗
(転載ここまで)
、
、
(転載ここまで)
、
、
syougai1pon at 09:10|Permalink│Comments(0)
2021年02月15日
先週、映画館で観た映画~バタバタした先週はこの1本だけ、「私は確信する」。
先週、映画館で観た映画~
バタバタした先週はこの1本だけ、「私は確信する」、
実際に起こった事件を題材にしたフランスの法廷劇、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「私は確信する」
(★★★★☆)(2018年フランス・ベルギー合作)

夫と3人の子供を残してスザンヌが突然失踪、警察は夫ジャックを容疑者として起訴、いったん無罪となるも10年後に再び追訴される、死体も動機も証拠もないジャックを有罪にしたい検察に対して、ジャックの無罪を確信した料理人のサラは有能な弁護士デュポンに弁護を依頼する、裁判が進むと刑事やスザンヌの愛人、ベビーシッターなどの証言に潜む不気味な矛盾が浮かび上がってくる、それでも検察はジャックを追い込んでいく、、、
、
2000年にフランスで実際に起こった「ヴィギエ事件」をフィクションを交えて映画化、日本では全く知られていない事件だし、映画の出だしも(テンポは良いが)事件のあらましは詳しくは語られない、ので、、、膨大な電話の会話記録を探索する辺りで、ちょっとウトウトしてしまいました、
2000年にフランスで実際に起こった「ヴィギエ事件」をフィクションを交えて映画化、日本では全く知られていない事件だし、映画の出だしも(テンポは良いが)事件のあらましは詳しくは語られない、ので、、、膨大な電話の会話記録を探索する辺りで、ちょっとウトウトしてしまいました、
ここらの展開について行けないとつまらなくなるかも、、、
、
それでも、中盤以降、料理人のサラが特異な能力を発揮して、根気強く愛人やベビーシッターの証言の矛盾をあぶり出す展開はサスペンス満点、弁護士との確執、サラと息子の関係崩壊、などの人間関係の破綻にもハラハラします、
それでも、中盤以降、料理人のサラが特異な能力を発揮して、根気強く愛人やベビーシッターの証言の矛盾をあぶり出す展開はサスペンス満点、弁護士との確執、サラと息子の関係崩壊、などの人間関係の破綻にもハラハラします、
そして、裁判は最終盤に、刑事や愛人、証人の証言の危うさを次々と暴くサラの証拠探し、それでも裁判は不利なまま結審を迎えます、誤審になるのか?それとも犯人なのか?推定無罪の原則が壊れる!?息が止まるようなラストシーン、
法廷劇定番のサスペンスではありますが、十分に楽しめました、、、
法廷劇定番のサスペンスではありますが、十分に楽しめました、、、
結末は、、、スクリーンで確認して下さい、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2021年02月08日
先週観た映画も3本ともヨカッタ、すべてラストの破滅に向かうスリリングな展開、「KCIA 南山の部長たち」をお奨めします。
先週、映画館・自宅で観た映画~
先週観た映画も3本ともヨカッタ、すべてラストの破滅に向かうスリリングな展開、「KCIA 南山の部長たち」をお奨めします、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「KCIA 南山の部長たち」
(★★★★☆)(2019年韓国)

1979年、KCIA(韓国中央情報部)の元部長がアメリカへ亡命、時の大統領の腐敗を追及する、大統領は側近の急進派警備部長、そして穏健派のキム情報部長と共に挽回を図るが、国民の不満は増し暴動へと発展、大統領は保身のためデモ鎮圧に軍隊出動も辞さぬ警備部長に同調していく、民主主義を信奉するキム情報部長は大統領暗殺の決意を固めるが、、、
、
1979年に実際に起きた朴大統領を金KCIA部長が暗殺した事件をベースにしたフィクション、暗殺に至るまでの40日間の動きを緻密に追っていく、前半は政治劇なので少々退屈に思える時間帯もありますが、豹変を繰り返す大統領と暴力的な警備部長、信念で難局を乗り越えようとするキムの3人の情念がぶつかり合う後半はサスペンスに溢れます、
1979年に実際に起きた朴大統領を金KCIA部長が暗殺した事件をベースにしたフィクション、暗殺に至るまでの40日間の動きを緻密に追っていく、前半は政治劇なので少々退屈に思える時間帯もありますが、豹変を繰り返す大統領と暴力的な警備部長、信念で難局を乗り越えようとするキムの3人の情念がぶつかり合う後半はサスペンスに溢れます、
とくにラスト近くのシークエンスは、派手なアクションは少ないものの、手に汗を握る緊迫の連続、誰がいつ暴発するのか?誰が誰を裏切るのか?映画的サスペンスにドキドキ、
大統領暗殺事件という自国の恥部を闇に葬らずに、フィクションとは云え、ここまで抉り出す韓国映画界の気迫を感じる1作です、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「ヤクザと家族 The Family」
(★付け不能)(2021年日本)

地方の中都市、チンピラのケンジの父は覚醒剤で急死、密売者から覚醒剤を奪ったことでヤクザに追われるケンジ、ヤクザをさげすんでいたケンジだが、瀕死のところで対立する覚醒剤を扱わない芝崎組に世話になることになり、のし上がっていく、6年後、対立抗争で殺人犯の身代わりになり14年間服役、出所したケンジを待ち受けていたのは暴対法で締め付けられ見る影もなくなった芝崎組の姿だった、、、
、
先に書いておきます、映画としては相当頑張って撮られています、キャラクターが立っているし、物語にもリアリティがある、綾野剛も舘ひろしも好演、脇を固める北村有起哉は嵌りましたね、
先に書いておきます、映画としては相当頑張って撮られています、キャラクターが立っているし、物語にもリアリティがある、綾野剛も舘ひろしも好演、脇を固める北村有起哉は嵌りましたね、
それでも★が付けられないのは、、、こういうヤクザの描き方にどうしても共感できないから、エンターテーメントとして、こういう映画が成立するのか?賛美して良いのか?個人的にはいつも矛盾を抱えてしまいます、
悪事は働くが根は良い人間、悩み抜いて、それでも最後は暴発破滅してしまう、こういう人物像を描く邦画が多い、とにかく、だれもハッピーにならない映画、そこに美学が見いだせない、個人的なこだわりです、結末が違えばまた違う見方も出来るかもしれませんが、、、
でも、監督の脚本は良く出来ていると思います、終盤に用意されている映画的レトリックは上手で壱ノ手、二ノ手、参ノ手と立て続けに技が仕掛けられるのはお見事、してやられます、
時間は115分くらいで編集できればもっとヨカッタかな、
、
◆(自宅で鑑賞)「天才作家の妻 40年目の真実」
◆(自宅で鑑賞)「天才作家の妻 40年目の真実」
(★★★★☆)(2017年スウェーデン・米国・イギリス合作)

小説家のジョゼフはついにノーベル文学賞を受賞、長年の夢を叶えた、妻ジョーンと共にストックホルムでの授賞式に向かう2人、現地では周囲の賞賛の声とは裏腹に、なにか不安定な2人、ジョゼフの自伝小説の依頼を受けたライターのナサニエルは2人の出会いから現在までの軌跡を追ううちにある秘密に気付き2人接近、授賞式当日にその均衡が崩れる、、、
、
映画館で見逃した映画、動画配信で簡単に見ることが出来る便利な世の中になりました、
映画館で見逃した映画、動画配信で簡単に見ることが出来る便利な世の中になりました、
実は好色でだらしない夫、貞淑に見える才気溢れる妻、ファザコンの息子、野心的なライター、ノーベル賞受賞という幸せの絶頂のシーンで全員が何か不安定、ゆらゆらと揺らめいている、ねっとりとまとわりついてくるような不気味なサスペンスが全編に漂います、
その不安定の正体は過去の物語の中で徐々に明かされていきます、その秘密はたしかに事件ではありますが、冷静に考えるとたいした問題ではないのかもしれない、
ということは、、、この物語は作家のスキャンダルがテーマではなく、夫婦の生き様がテーマか、愛しているのに憎んでいる、愛しているのに蔑んでいる、複雑な心理描写がやや説明不足なのかもしれません、
ということは、、、この物語は作家のスキャンダルがテーマではなく、夫婦の生き様がテーマか、愛しているのに憎んでいる、愛しているのに蔑んでいる、複雑な心理描写がやや説明不足なのかもしれません、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2021年02月01日
先週、映画館・自宅で観た映画~先週観た映画は3本ともヨカッタ、とくにアニメ「ジョゼと虎と魚たち」は今年初の★5つにします!!
先週、映画館・自宅で観た映画~
先週観た映画は3本ともヨカッタ、とくにアニメ「ジョゼと虎と魚たち」は今年初の★5つにします!!
3本とも風変わりな登場人物が楽しめます、
3本とも風変わりな登場人物が楽しめます、
、
〇(スクリーンで鑑賞)アニメ版「ジョゼと虎と魚たち」
(★★★★★)(2020年日本)

群れで泳ぐ魚が好きな恒夫はメキシコ留学を目指してバイト三昧の日々、ある日、祖母が車椅子に押して散歩をしているジョゼと出会う、生まれつき足が不自由なジョゼの世話役のアルバイトを始める恒夫、世間には虎しかいないと云う祖母と散歩する以外に外の世界を知らず、恒夫に無理難題を押しつける世間知らずでわがまま放題のジョゼ、2人の距離は縮まって行くように思えたが、、、
、
ほぼ予備知識無しで鑑賞、物語が面白く、キャラクターも面白くスクリーンに没入、結構泣かされました、今年最初の★5つです、鑑賞を推奨します、
ほぼ予備知識無しで鑑賞、物語が面白く、キャラクターも面白くスクリーンに没入、結構泣かされました、今年最初の★5つです、鑑賞を推奨します、
原作は田辺聖子さんの短編、これくらいしか知りませんでした、この原作と映画はずいぶんと違うのでしょうが、やはり設定やキャラ立ち、そして大阪弁での会話が如何にも田辺さんらしく、よう出来てました、観ていて自然と笑顔になります、
、
舞台は明らかに大阪で、梅田HEPの観覧車や、海遊館、阿倍野や新世界などが登場するのも楽しい、最初に気づいたのは飲み屋のシーンで、あれ?これって天満のあの店違うか?と思ったら、その後続々お馴染みの景色が出てきました、あそこで気づく奴も少ないだろうなあ^^)
舞台は明らかに大阪で、梅田HEPの観覧車や、海遊館、阿倍野や新世界などが登場するのも楽しい、最初に気づいたのは飲み屋のシーンで、あれ?これって天満のあの店違うか?と思ったら、その後続々お馴染みの景色が出てきました、あそこで気づく奴も少ないだろうなあ^^)
ジョゼの本名を失念、ジョゼはフランソワーズ サガンの小説「1年ののち」の登場人物の名前、劇中でジョゼ本人が語っていました、もちろんこの小説も読んでいません、世の中、まだまだ知らんことがぎょうさんありますわ、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「どん底作家の人生に幸あれ!」
〇(スクリーンで鑑賞)「どん底作家の人生に幸あれ!」
(★★★★☆)(2019年英国米国合作)

ヴィクトリア朝時代の英国、母と家政婦との3人暮らしのデイビッドは言葉に人並み以上の関心を抱いているが、暴力的な継父にロンドンの工場へ売り飛ばされる、頼った縁者は借金まみれ、それでもたくましく成長したデイビッドの元へ母の訃報が、葬儀ももう終えたとの知らせ、工場での搾取生活に逆上したデビッドは裕福な伯母のもとに身を寄せるが、それからも波瀾万丈の人生が待ち受けていた、、、
、
これまた、予備知識なしで観たら、、、初めはいったいどういう物語なのか?どう見たら良いのか?も分からない、とっても風変わりな世界の物語に思えます、150年ほど前の英国が舞台ですが、登場する貴族はアフリカ系、インド系、東洋系と様々(これは映画監督の意図)、で、キャラが立ちまくってます(「ジョゼと・・・」と同じ)、
これまた、予備知識なしで観たら、、、初めはいったいどういう物語なのか?どう見たら良いのか?も分からない、とっても風変わりな世界の物語に思えます、150年ほど前の英国が舞台ですが、登場する貴族はアフリカ系、インド系、東洋系と様々(これは映画監督の意図)、で、キャラが立ちまくってます(「ジョゼと・・・」と同じ)、
でも、物語が進むにつれて、なんとなく監督の意図というか、この映画の鑑賞作法みたいなものが分かってくると結構楽しめます、
、
原作は英国の作家チャールズ・ディケンズの半自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」、ディケンズなのか?コパフィールドなのか?映画の冒頭のシーンが余計にこの映画の観方をややこしくしています、もちろんこの小説も読んでいません、世の中、知らないことだらけ、
原作は英国の作家チャールズ・ディケンズの半自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」、ディケンズなのか?コパフィールドなのか?映画の冒頭のシーンが余計にこの映画の観方をややこしくしています、もちろんこの小説も読んでいません、世の中、知らないことだらけ、
たぶん英語が達者なら台詞が相当面白いはず、キャラクターも衣装も素敵、そして哲学もある、風変わりだけど好きな映画でした、
、
◆(自宅で鑑賞)「バリー シール アメリカをはめた男」
◆(自宅で鑑賞)「バリー シール アメリカをはめた男」
(★★★★☆)(2017年米国)

民間旅客機のパイロットのバリーは小遣い稼ぎにちょっとした密輸の手伝いをしている、ある日CIAのエージェントがバリーに接近、弱みにつけ込み腕を見込んで中南米の偵察写真任務に誘い込む、凄腕のバリーは数々の成果を上げるが、同時に麻薬組織からも密輸の仕事に誘われる、巨額の利益に目が眩みCIAと麻薬組織を手玉にとって稼ぎまくるバリーだが、、、
、
こちらは1970年代の実在の人物を主人公にした、でも、突飛押しもない話、こんなことが政府によって行なわれるというのが米国の怖くて強い?といころ?
こちらは1970年代の実在の人物を主人公にした、でも、突飛押しもない話、こんなことが政府によって行なわれるというのが米国の怖くて強い?といころ?
麻薬密輸に目をつぶってバリーに仕事をさせ、外国での反共産革命の軍隊に武器を供給するCIA、逮捕されてもすぐに釈放される麻薬組織のボス、現金を庭に埋め、保管するためのトンネル会社の銀行を作るバリー、バリーのために強固な金庫を作る地元の銀行、まあ、何でもありのアメリカ社会、
、
舞台が1970年代なので、パソコンもスマホも携帯電話もない、バリーは各所との連絡に公衆電話を使っているのがなんとものどかナ感じ、ほんの50年前までの生活が良かったように見えたような気もします、
舞台が1970年代なので、パソコンもスマホも携帯電話もない、バリーは各所との連絡に公衆電話を使っているのがなんとものどかナ感じ、ほんの50年前までの生活が良かったように見えたような気もします、
急激な変化で得たモノと失ったモノ、さて、、、事実ならではの映画の結末がむなしく映ります、
、
、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2021年01月25日
先週、映画館・自宅で観た映画~先週は中身が濃い3本、お奨めは「ニューヨーク 親切なロシア料理店」、「天外者」もヨカッタ。
先週、映画館・自宅で観た映画~
先週は中身が濃い3本、お奨めは「ニューヨーク 親切なロシア料理店」、「天外者」もヨカッタ、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「ニューヨーク 親切なロシア料理店」
〇(スクリーンで鑑賞)「ニューヨーク 親切なロシア料理店」
(★★★★☆)(2019年デンマーク・カナダ・スウェーデン・ドイツ・フランス合作)

バッファローの住宅地に住んでいるクララは息子二人を車に乗せてNYへ出てきた、あてにしていた義父の家に転がり込もうとするが拒絶される、無一文の親子3人はホームレスへと転落していく、同じように様々な悩みを抱える人々が偶然あるロシア料理店に吸い寄せられていくと、、、
、
なんの予備知識もなしに鑑賞、想像していた映画とは全く違いました、そういう意味ではこの邦題は罪作り、ロシア料理店は親切ではない、ロシア料理店がテーマでもない、料理映画でも恋愛映画でもない、NYはテーマ、ただそれは憧れの街NYというわけではない、原題の「The Kindness of Strangers」を上手に活かすのは難しかったか、
なんの予備知識もなしに鑑賞、想像していた映画とは全く違いました、そういう意味ではこの邦題は罪作り、ロシア料理店は親切ではない、ロシア料理店がテーマでもない、料理映画でも恋愛映画でもない、NYはテーマ、ただそれは憧れの街NYというわけではない、原題の「The Kindness of Strangers」を上手に活かすのは難しかったか、
そう、この映画のテーマは見ず知らずの他人への無償の思いやりみたいなもの、クララがなぜ家を飛び出して来たかが分かるにつれ、悲しみの連鎖でジワジワ締め付けられるような重苦しい気持ちになっていく、それでもNYに救いはあるのか?
クララ親子3人の物語が主軸だが、刑務所帰りのシェフ、セラピーに通う弁護士、何もかも上手くいかない若者、燃え尽き症候群の看護師、自分のIDを見つけられないロシア移民、それぞれがフィナーレのピースにピタリとハマる映画的カタルシスが心地良い、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「天外者」
〇(スクリーンで鑑賞)「天外者」
(★★★★☆)(2020年日本)

江戸末期、薩摩藩士五代友厚は諸外国の経済的日本侵略を予見、英国商人グラバーの支援を受け、伊藤博文、岩崎弥太郎、坂本龍馬などと共に日本の国家としての土台造りに奔走、明治政府から離脱した後は、商人として大阪を東洋最大の商都とすべく力を尽くす、、、
、
五代友厚の一代記モノ、なのでエピソードの積み重ねになってしまうのはやむなし、それでも丁寧に作られた幕末時代劇として観応えがあります、とくに主演の三浦春馬さんは嵌り役で、力のある俳優であることを証明しています、それだけに自死は残念、
五代友厚の一代記モノ、なのでエピソードの積み重ねになってしまうのはやむなし、それでも丁寧に作られた幕末時代劇として観応えがあります、とくに主演の三浦春馬さんは嵌り役で、力のある俳優であることを証明しています、それだけに自死は残念、
自主制作のような座組の良いところも出ている、意外性の西川貴教、若手三浦翔平、共にギリギリのところで踏みとどまった、ラストの森永悠希の伊藤博文は立派、監督の力量か、、、
ラストのエピソード、分かっていても泣けました、
、
◆(自宅で鑑賞)「迷子の警察音楽隊」
◆(自宅で鑑賞)「迷子の警察音楽隊」
(★★★★☆)(2007年イスラエル・フランス合作)

イスラエルの式典で演奏するためやって来たエジプトの警察音楽隊の8人、手違いと勘違いで全く違う田舎町に迷い込んでします、帰りのバスもホテルもないままに、小さな食堂を営む女亭主の好意で町に1泊する事になる、、、
、
コメディかと思いきや、偶然迷い込んだ田舎町でのなんとも不思議な一夜の物語が紡がれます、台詞が少ない、シンプル、エジプトとイスラエル、隣国だが言語も宗教もおそらく生活習慣も気質も違う、だから会話が少ないのか?歴史の傷跡らしきモノの垣間見れる、だから会話が成立しないのか?
コメディかと思いきや、偶然迷い込んだ田舎町でのなんとも不思議な一夜の物語が紡がれます、台詞が少ない、シンプル、エジプトとイスラエル、隣国だが言語も宗教もおそらく生活習慣も気質も違う、だから会話が少ないのか?歴史の傷跡らしきモノの垣間見れる、だから会話が成立しないのか?
そういう国家的地理的問題よりも大きな個人的問題を抱えている人たち、それがなにか?少しは吐露するが、多くは皆、胸の内にしまっておく、ハリウッド映画にはない気持ちをグッと押さえ込んだ諦めの表情の向こうに普通の人の生活と幸せがあるのか、、、
独特の空気感、映画らしいサスペンス、気に入りました、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2021年01月18日
先週、映画館・自宅で観た映画~先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、
先週、映画館・自宅で観た映画~
先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「大人の事情 スマホをのぞいたら」
(★★★☆☆)(2021年日本)

あるきっかけで知り合った7人が年に一度集まってのパーティ、新婚夫婦の妻が夫への不満から全員のスマホを見せ合うことを提案、渋々全員がスマホをテーブルに乗せてみると、どんどん明らかに隠し事の数々、そして仲間であるはずの7人の絆が綻んでいく、
、
世界18カ国でリメイクされているイタリア原作のコメディ、ほとんどの現代人にとってなくてはならないスマホに秘められたプライバシーはどこまで人に晒せるだろうか?ワタシは大丈夫!!と胸を張っていた人がこんな秘密を抱えているとは!?
世界18カ国でリメイクされているイタリア原作のコメディ、ほとんどの現代人にとってなくてはならないスマホに秘められたプライバシーはどこまで人に晒せるだろうか?ワタシは大丈夫!!と胸を張っていた人がこんな秘密を抱えているとは!?
パーティが始まると、物語は室内だけで進行、密室殺人の大団円か?法廷映画か?そんなシチュエーションコメディです、結構笑えるシーンもあります、
でも、なんというか映画感がなかったなあ、カメラ?監督?、よく分かりませんが、なぜかTVドラマか舞台劇を観ている感覚、出演者に見知った顔が並んでいるのも影響しているのか?どうも登場人が描けていない感じ、閉鎖した空間で進む物語だけにもう少し工夫が欲しかったです、ラストまで引っ張る映画的レトリックの効果も今ひとつ、
イタリアの原作品や他国のリメイクも観てみたいですね、
田口浩正が当たり役、鈴木保奈美もがんばりました、
、
◆(自宅で鑑賞)「エターナル 奇跡の出会い」
◆(自宅で鑑賞)「エターナル 奇跡の出会い」
(★★★☆☆)(2011年ロシア)

作家志望の教師スラバは出先のモスクワで自動車に跳ねられるが、運転していたナーシャに一目惚れ、うだつの上がらないスラバだがこの出会いは奇跡のように進展して結婚することに!職場を辞めてモスクワの結婚式会場に向かおうとするスラバだが、行き違いから少年サッカーの監督を押しつけられ結婚式に間に合わない事態に、、、
、
ロシアのラブコメディ!!??観るの初めてかも、人の良い主人公が周りの無理難題に応えようとして事態はどんどん悪化の一途、よくある悪循環、笑うに笑えない切ないコメディ、でもこの映画、邦題からラブコメディかと思って観てしまいますが、もう一つのテーマ=少年サッカーチームの勝ち上がり物語の方がメイン、サッカー映画という方が正確かも、
ロシアのラブコメディ!!??観るの初めてかも、人の良い主人公が周りの無理難題に応えようとして事態はどんどん悪化の一途、よくある悪循環、笑うに笑えない切ないコメディ、でもこの映画、邦題からラブコメディかと思って観てしまいますが、もう一つのテーマ=少年サッカーチームの勝ち上がり物語の方がメイン、サッカー映画という方が正確かも、
少年サッカーながら試合シーンの撮影が上手で観ていてとても楽しい、日本の漫画のようなスーパープレイが続出、ホント上手に撮っています、
主演のミラ・ジョボビッチがとても美しい、ドライなコケティッシュ、ゾンビを相手にしているよりずっと魅力的でした、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2020年12月28日
先週、映画館・自宅で観た映画~先週は3作品、すべて良い映画でした、「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」。
先週、映画館・自宅で観た映画~
先週は3作品、すべて良い映画でした、
「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「私をくいとめて」
(★★★★☆)(2020年日本)

みつ子(のん)の頭の中にはAがいる、いつもAとの会話を通して自らの生活充足度を確認、解決してきた優雅なお一人様生活、が、ついうっかり取引先の営業マンに恋をしてしまう、お一人様がヨカッタはずなのに恋心に踊らされ狼狽するみつ子、Aとの会話でも恋の行方は五里霧中、答えは出ない、果たしてこの恋は成就するのか!?
、
のん主演、これだけで結構楽しみにしていましたが、大いに期待に応えてくれました、脳内にいるもう一人の自分=Aとの会話を軸に展開する前半は快調、コメディとしても相当楽しめます、途中から現代的な問題が顔を出して来て少し足取りが重くなる、
のん主演、これだけで結構楽しみにしていましたが、大いに期待に応えてくれました、脳内にいるもう一人の自分=Aとの会話を軸に展開する前半は快調、コメディとしても相当楽しめます、途中から現代的な問題が顔を出して来て少し足取りが重くなる、
映像的なギミックもたくさん投入されています、この手の実験的な手法はあまり好みではないのですが、それもしっかりと成功していると云って良いでしょう、
惜しむらくは2時間13分と長い、ローマのシークエンスはちょっと観光案内的に見えてダレました、不要だったかも、これが物語後半の足取りを重くしてしまいました、ローマシークエンス無しで1時間50分くらいに納めたかったなあ、
、
Aとの会話シーン、Aは声だけなのでほぼ のん の顔がスクリーンに映っています、全体の半分くらいが のん のカットかも!?^^)ファンには堪らん映画でしょうね^^)オススメです、
Aとの会話シーン、Aは声だけなのでほぼ のん の顔がスクリーンに映っています、全体の半分くらいが のん のカットかも!?^^)ファンには堪らん映画でしょうね^^)オススメです、
、
◆(自宅で鑑賞)「犬猿」
◆(自宅で鑑賞)「犬猿」
(★★★★☆)(2018年日本)

乱暴者の兄が出所して家に転がり込んできた、生真面目な弟は兄を怖れつつも兄弟の絆もある、取引先の印刷工場の姉妹、姉はテキパキと仕事をこなすが容姿に自信が無い、美人の妹は要領よく世間を渡っている、この4人が出会うことで今まで均衡していた関係が徐々に崩れ、ついに暴発する、本当の悪人は誰なのか?本当の善人はいるのか?
、
乱暴者の兄がとにかく怖いので映画全編にヒリヒリするような緊張感が漂います、きっといつか暴発するんだろうな、という予感、でも暴発はラスト近くまで引っ張る監督の力業、兄のせいで沸き起こる居心地の悪さもここでは上手なサスペンスです、
乱暴者の兄がとにかく怖いので映画全編にヒリヒリするような緊張感が漂います、きっといつか暴発するんだろうな、という予感、でも暴発はラスト近くまで引っ張る監督の力業、兄のせいで沸き起こる居心地の悪さもここでは上手なサスペンスです、
暴発の仕方もよく考えられている、思ったよりもマシな結末?案外、一番正直者は乱暴者の兄か?兄だけが自分に正直に生きているのか?そんなメッセージなのかと気を回した途端にしっかりと裏切りのメッセージが、、、
新井浩文、上手い!江上敬子、熱演、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「声優夫婦の甘くない生活」
〇(スクリーンで鑑賞)「声優夫婦の甘くない生活」
(★★★★☆)(2019年イスラエル)

1990年、ソ連崩壊と共にソ連国内のユダヤ人の多くはイスラエルに移住、ソ連で声優を生業にしていたこの老夫婦もイスラエルへ、が、そこには声優の仕事はなく、妻はその七色の声を活かしてテレフォンセックスで稼ぎ、夫は吹き替えをしたいばかりに映画泥棒(スクリーンを撮影)の片棒を担ぎ警察に捕まる、憧れの移住生活のはずが徐々に冷めていく夫婦仲、果たしてこの夫婦の行く末は、、、
、
こんなはずじゃなかった感満載で結構面白い、笑えるシーンも多いし、二人がだんだんと落ちていく様もサスペンスです、そしてラストは二人の生きてきた人生への愛おしさ、
こんなはずじゃなかった感満載で結構面白い、笑えるシーンも多いし、二人がだんだんと落ちていく様もサスペンスです、そしてラストは二人の生きてきた人生への愛おしさ、
もう一つの物語の軸が『映画への愛』、声優の夫婦のやりとりに懐かしの名画が続々登場、夫が吹き替えた名優へのリスペクトや洞察、そしてその吹き替え術も面白いんだろうなあ、私には彼のロシア語がマーロンブランドの口調かどうかまでは分かりませんでした、
原題は『Golden Voices』、
原題は『Golden Voices』、
、
当時のイランの科学兵器(毒ガス)攻撃などのギミックも日本人にはピンとこないし、結末はなにかあっけない感じですが、これは日本人とユダヤ人の人生観の違いかな、小品ながら楽しめる1作、
当時のイランの科学兵器(毒ガス)攻撃などのギミックも日本人にはピンとこないし、結末はなにかあっけない感じですが、これは日本人とユダヤ人の人生観の違いかな、小品ながら楽しめる1作、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2020年12月21日
先週、映画館・自宅で観た映画~オススメは「シェフ」、家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても幸せになれる映画。
先週、映画館・自宅で観た映画~
オススメは「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、アメリカやキューバの家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても美味しそう、キューバなりズムに乗せてとっても幸せになれる映画、
「ヒトラーに盗られたうさぎ」も秀作、
、
◆(自宅で鑑賞)「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
(★★★★★)(2014年米国)

一流レストランの雇われシェフ カール、批評家来店時の自信作メニューを頭の固いオーナーが拒否、結果は散々、使い慣れないツイッターで反論したら炎上、世間からも非難を受けてレストランを辞めることに、そして、再起をかけてフードトラックで自分の作りたい料理を作り出すが、、、
フード映画です、ここまでシズル感たっぷりに美味しい料理を並べられたら、面白くないわけがない、それにキューバな音楽のリズムに乗ってテンポ良く進むのも爽快、真の悪人がいない心地よさ、父と息子、元妻との絆もハートウォーム、久し振りに★5つの映画です、
キューバサンド、テキサスBBQ、スライダー、モホ、アロスコンポジョ、トストーネ、ユッカ芋フライ、メディアノーチェetc、聞いたこともない料理がバンバン出てきて来ます、いずれもアメリカやキューバの家庭料理かな?とにかく美味しそう、どれでもいいから一つくらいは食べてみたい、
、
頭の固いレストランオーナー役でダスティン ホフマンが登場、懐かしいです、お元気でなにより、
いつもの事ながら、邦題の副題は不要かな、
、
頭の固いレストランオーナー役でダスティン ホフマンが登場、懐かしいです、お元気でなにより、
いつもの事ながら、邦題の副題は不要かな、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「ヒトラーに盗られたうさぎ」
(★★★★☆)(2019年ドイツ)

ユダヤ人の批評家アルトゥアはヒトラーへの批判を展開したことで、ナチスから賞金を掛けらている、妻、兄、娘アンナを連れてスイス、フランス、英国と亡命の旅を続ける一家、そんな環境でも娘のアンナは希望と人としての尊厳を失わずたくましく生きていく、
ユダヤ人一家の逃避行を娘のアンナの瑞々しい視点で描いていきます、ユダヤ人にとっては理不尽な暗黒の時代、それでも前向きに強く生きていくアンナに悲壮感はない、子役俳優のリーバ・クリマロフスキがとにかく素晴らしいです、
、
ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基に下自叙伝的小説の映画化らしいです、残念ながら存じ上げません、
ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基に下自叙伝的小説の映画化らしいです、残念ながら存じ上げません、
こちらもオススメの1本です、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2020年12月14日
先週、映画館・自宅で観た映画~今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、
先週、映画館・自宅で観た映画~
今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、
、
、
◆(自宅で鑑賞)「壬生義士伝」
(★★★★☆)(2002年日本)

剣に使い手だが貧乏侍の南部藩士吉村貫一郎は妻子を養うために脱藩、新撰組剣術指南役に就く、金に細かく武士らしからぬ行動を取る吉村を隊士の斉藤一は疎ましく思うが、剣の腕は一流、そして武士としても気構えも実は一流であった、新撰組で活躍するも鳥羽伏見の戦いの最中に戦死したと思われた吉村だが、その先には思わぬ物語があった、、、
、
以前にTVで観たけど、あまり憶えていなかったので再度しっかり鑑賞、義に生きた吉村、妻子のために金を稼ぎ、徳川幕府を守るという義も貫いた、ま、観ている最中からそういう物語なんだろうな、と察しがつきます、
ただ、映画は斉藤一の回想という形で進み、そこに仕掛けられた映画的レトリックがラストでとっても効果を上げます、物語を楽しむというよりこのレトリックを迎える快感、これが監督の狙いでしょうか、
中井貴一、熱演!!上手でした、佐藤浩市も良いが三宅裕司に食われた感じかな、
、
〇(スクリーンで鑑賞)「ノッティングヒルの洋菓子店」
(★★★☆☆)(2020年英国)

イザベラは親友のサラと念願の洋菓子店のオープン迎える準備で忙しい、そんな日、サラが事故で突然他界、目標を失ったイザベラだが、サラの娘、サラの母親、さらにサラの元恋人のパティシエが協力、4人で洋菓子店オープンにこぎ着けるが一向に売れない、4人は知恵を絞って奮闘するが、、、
、
劇中では最初から店のことを“ベーカリー”と呼んでいます、日本語の感覚では“パン屋”さんなので、それがケーキ屋に変わるのかな?と思っていたらベーカリー=ケーキ屋さんでした^^)
スイーツがたくさん登場するスイートな映画ですがフード(食)映画ではありません、日本でこの映画を作ったなら絶対に食映画になるのだろうけど、英国では食映画という概念はないようです、スイーツはあくまで脇役なのでスイーツを食べるシーンは少ないし、シズルカットも少ない、日本なら絶対にむしゃむしゃ食べるシーンがあるはず、
物語のテーマは人間同士の関わり方、でも、4人の英国人気質みたいなところが今ひとつピンと来なかったので、どうも消化不良に終わった感じ、キュートな映画なんですけどね、
、
英国映画で楽しみなのは老人が来ているファッション、男女を問わずやはりセンスが良いです、めちゃお洒落、これだけはいつも楽しみ、
英国映画で楽しみなのは老人が来ているファッション、男女を問わずやはりセンスが良いです、めちゃお洒落、これだけはいつも楽しみ、
原題の「Love Sarah」は洋菓子店の店名です、邦題の“ノッティングヒルの・・・”は??ホントにあの洋菓子店がノッティングヒルにあったかどうかも怪しい^^)ま、語感が良いのでイメージは拡がりますけどね、上手な邦題のようで、別のイメージを連想させる「ノッティングヒルの恋人」にあやかった残念な邦題、
、
、
syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)