映画

2021年01月18日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、

(★★★☆☆)(2021年日本)

大人の事情

あるきっかけで知り合った7人が年に一度集まってのパーティ、新婚夫婦の妻が夫への不満から全員のスマホを見せ合うことを提案、渋々全員がスマホをテーブルに乗せてみると、どんどん明らかに隠し事の数々、そして仲間であるはずの7人の絆が綻んでいく、



世界18カ国でリメイクされているイタリア原作のコメディ、ほとんどの現代人にとってなくてはならないスマホに秘められたプライバシーはどこまで人に晒せるだろうか?ワタシは大丈夫!!と胸を張っていた人がこんな秘密を抱えているとは!?

パーティが始まると、物語は室内だけで進行、密室殺人の大団円か?法廷映画か?そんなシチュエーションコメディです、結構笑えるシーンもあります、

でも、なんというか映画感がなかったなあ、カメラ?監督?、よく分かりませんが、なぜかTVドラマか舞台劇を観ている感覚、出演者に見知った顔が並んでいるのも影響しているのか?どうも登場人が描けていない感じ、閉鎖した空間で進む物語だけにもう少し工夫が欲しかったです、ラストまで引っ張る映画的レトリックの効果も今ひとつ、

イタリアの原作品や他国のリメイクも観てみたいですね、

田口浩正が当たり役、鈴木保奈美もがんばりました、

(★★★☆☆)(2011年ロシア)

エターナル奇跡の出会い

作家志望の教師スラバは出先のモスクワで自動車に跳ねられるが、運転していたナーシャに一目惚れ、うだつの上がらないスラバだがこの出会いは奇跡のように進展して結婚することに!職場を辞めてモスクワの結婚式会場に向かおうとするスラバだが、行き違いから少年サッカーの監督を押しつけられ結婚式に間に合わない事態に、、、



ロシアのラブコメディ!!??観るの初めてかも、人の良い主人公が周りの無理難題に応えようとして事態はどんどん悪化の一途、よくある悪循環、笑うに笑えない切ないコメディ、でもこの映画、邦題からラブコメディかと思って観てしまいますが、もう一つのテーマ=少年サッカーチームの勝ち上がり物語の方がメイン、サッカー映画という方が正確かも、

少年サッカーながら試合シーンの撮影が上手で観ていてとても楽しい、日本の漫画のようなスーパープレイが続出、ホント上手に撮っています、

主演のミラ・ジョボビッチがとても美しい、ドライなコケティッシュ、ゾンビを相手にしているよりずっと魅力的でした、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年12月28日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は3作品、すべて良い映画でした、「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」。

先週、映画館・自宅で観た映画~


先週は3作品、すべて良い映画でした、
「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」、

〇(スクリーンで鑑賞)「私をくいとめて」
(★★★★☆)(2020年日本)

202012私をくいとめて

みつ子(のん)の頭の中にはAがいる、いつもAとの会話を通して自らの生活充足度を確認、解決してきた優雅なお一人様生活、が、ついうっかり取引先の営業マンに恋をしてしまう、お一人様がヨカッタはずなのに恋心に踊らされ狼狽するみつ子、Aとの会話でも恋の行方は五里霧中、答えは出ない、果たしてこの恋は成就するのか!?



のん主演、これだけで結構楽しみにしていましたが、大いに期待に応えてくれました、脳内にいるもう一人の自分=Aとの会話を軸に展開する前半は快調、コメディとしても相当楽しめます、途中から現代的な問題が顔を出して来て少し足取りが重くなる、

映像的なギミックもたくさん投入されています、この手の実験的な手法はあまり好みではないのですが、それもしっかりと成功していると云って良いでしょう、

惜しむらくは2時間13分と長い、ローマのシークエンスはちょっと観光案内的に見えてダレました、不要だったかも、これが物語後半の足取りを重くしてしまいました、ローマシークエンス無しで1時間50分くらいに納めたかったなあ、



Aとの会話シーン、Aは声だけなのでほぼ のん の顔がスクリーンに映っています、全体の半分くらいが のん のカットかも!?^^)ファンには堪らん映画でしょうね^^)オススメです、



◆(自宅で鑑賞)「犬猿」
(★★★★☆)(2018年日本)

202012犬猿

乱暴者の兄が出所して家に転がり込んできた、生真面目な弟は兄を怖れつつも兄弟の絆もある、取引先の印刷工場の姉妹、姉はテキパキと仕事をこなすが容姿に自信が無い、美人の妹は要領よく世間を渡っている、この4人が出会うことで今まで均衡していた関係が徐々に崩れ、ついに暴発する、本当の悪人は誰なのか?本当の善人はいるのか?



乱暴者の兄がとにかく怖いので映画全編にヒリヒリするような緊張感が漂います、きっといつか暴発するんだろうな、という予感、でも暴発はラスト近くまで引っ張る監督の力業、兄のせいで沸き起こる居心地の悪さもここでは上手なサスペンスです、

暴発の仕方もよく考えられている、思ったよりもマシな結末?案外、一番正直者は乱暴者の兄か?兄だけが自分に正直に生きているのか?そんなメッセージなのかと気を回した途端にしっかりと裏切りのメッセージが、、、

新井浩文、上手い!江上敬子、熱演、



〇(スクリーンで鑑賞)「声優夫婦の甘くない生活」
(★★★★☆)(2019年イスラエル)

202012声優夫婦の甘くない生活

1990年、ソ連崩壊と共にソ連国内のユダヤ人の多くはイスラエルに移住、ソ連で声優を生業にしていたこの老夫婦もイスラエルへ、が、そこには声優の仕事はなく、妻はその七色の声を活かしてテレフォンセックスで稼ぎ、夫は吹き替えをしたいばかりに映画泥棒(スクリーンを撮影)の片棒を担ぎ警察に捕まる、憧れの移住生活のはずが徐々に冷めていく夫婦仲、果たしてこの夫婦の行く末は、、、



こんなはずじゃなかった感満載で結構面白い、笑えるシーンも多いし、二人がだんだんと落ちていく様もサスペンスです、そしてラストは二人の生きてきた人生への愛おしさ、

もう一つの物語の軸が『映画への愛』、声優の夫婦のやりとりに懐かしの名画が続々登場、夫が吹き替えた名優へのリスペクトや洞察、そしてその吹き替え術も面白いんだろうなあ、私には彼のロシア語がマーロンブランドの口調かどうかまでは分かりませんでした、

原題は『Golden Voices
』、



当時のイランの科学兵器(毒ガス)攻撃などのギミックも日本人にはピンとこないし、結末はなにかあっけない感じですが、これは日本人とユダヤ人の人生観の違いかな、小品ながら楽しめる1作、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年12月21日

先週、映画館・自宅で観た映画~オススメは「シェフ」、家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても幸せになれる映画。

先週、映画館・自宅で観た映画~

オススメは「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、アメリカやキューバの家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても美味しそう、キューバなりズムに乗せてとっても幸せになれる映画、
「ヒトラーに盗られたうさぎ」も秀作、

(★★★★★)(2014年米国)

202012シェフ

一流レストランの雇われシェフ カール、批評家来店時の自信作メニューを頭の固いオーナーが拒否、結果は散々、使い慣れないツイッターで反論したら炎上、世間からも非難を受けてレストランを辞めることに、そして、再起をかけてフードトラックで自分の作りたい料理を作り出すが、、、

フード映画です、ここまでシズル感たっぷりに美味しい料理を並べられたら、面白くないわけがない、それにキューバな音楽のリズムに乗ってテンポ良く進むのも爽快、真の悪人がいない心地よさ、父と息子、元妻との絆もハートウォーム、久し振りに★5つの映画です、

キューバサンド、テキサスBBQ、スライダー、モホ、アロスコンポジョ、トストーネ、ユッカ芋フライ、メディアノーチェetc、聞いたこともない料理がバンバン出てきて来ます、いずれもアメリカやキューバの家庭料理かな?とにかく美味しそう、どれでもいいから一つくらいは食べてみたい、



頭の固いレストランオーナー役でダスティン ホフマンが登場、懐かしいです、お元気でなにより、

いつもの事ながら、邦題の副題は不要かな、


〇(スクリーンで鑑賞)「ヒトラーに盗られたうさぎ」
(★★★★☆)(2019年ドイツ)

202012ヒトラーに盗られたうさぎ

ユダヤ人の批評家アルトゥアはヒトラーへの批判を展開したことで、ナチスから賞金を掛けらている、妻、兄、娘アンナを連れてスイス、フランス、英国と亡命の旅を続ける一家、そんな環境でも娘のアンナは希望と人としての尊厳を失わずたくましく生きていく、

ユダヤ人一家の逃避行を娘のアンナの瑞々しい視点で描いていきます、ユダヤ人にとっては理不尽な暗黒の時代、それでも前向きに強く生きていくアンナに悲壮感はない、子役俳優のリーバ・クリマロフスキがとにかく素晴らしいです、



ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基に下自叙伝的小説の映画化らしいです、残念ながら存じ上げません、

こちらもオススメの1本です、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年12月14日

先週、映画館・自宅で観た映画~今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、


◆(自宅で鑑賞)「壬生義士伝」
(★★★★☆)(2002年日本)

202012壬生義士伝

剣に使い手だが貧乏侍の南部藩士吉村貫一郎は妻子を養うために脱藩、新撰組剣術指南役に就く、金に細かく武士らしからぬ行動を取る吉村を隊士の斉藤一は疎ましく思うが、剣の腕は一流、そして武士としても気構えも実は一流であった、新撰組で活躍するも鳥羽伏見の戦いの最中に戦死したと思われた吉村だが、その先には思わぬ物語があった、、、



以前にTVで観たけど、あまり憶えていなかったので再度しっかり鑑賞、義に生きた吉村、妻子のために金を稼ぎ、徳川幕府を守るという義も貫いた、ま、観ている最中からそういう物語なんだろうな、と察しがつきます、

ただ、映画は斉藤一の回想という形で進み、そこに仕掛けられた映画的レトリックがラストでとっても効果を上げます、物語を楽しむというよりこのレトリックを迎える快感、これが監督の狙いでしょうか、

中井貴一、熱演!!上手でした、佐藤浩市も良いが三宅裕司に食われた感じかな、



(★★★☆☆)(2020年英国)

202012ノッティングヒルの洋菓子店

イザベラは親友のサラと念願の洋菓子店のオープン迎える準備で忙しい、そんな日、サラが事故で突然他界、目標を失ったイザベラだが、サラの娘、サラの母親、さらにサラの元恋人のパティシエが協力、4人で洋菓子店オープンにこぎ着けるが一向に売れない、4人は知恵を絞って奮闘するが、、、



劇中では最初から店のことを“ベーカリー”と呼んでいます、日本語の感覚では“パン屋”さんなので、それがケーキ屋に変わるのかな?と思っていたらベーカリー=ケーキ屋さんでした^^)

スイーツがたくさん登場するスイートな映画ですがフード(食)映画ではありません、日本でこの映画を作ったなら絶対に食映画になるのだろうけど、英国では食映画という概念はないようです、スイーツはあくまで脇役なのでスイーツを食べるシーンは少ないし、シズルカットも少ない、日本なら絶対にむしゃむしゃ食べるシーンがあるはず、

物語のテーマは人間同士の関わり方、でも、4人の英国人気質みたいなところが今ひとつピンと来なかったので、どうも消化不良に終わった感じ、キュートな映画なんですけどね、



英国映画で楽しみなのは老人が来ているファッション、男女を問わずやはりセンスが良いです、めちゃお洒落、これだけはいつも楽しみ、

原題の「Love Sarah」は洋菓子店の店名です、邦題の“ノッティングヒルの・・・”は??ホントにあの洋菓子店がノッティングヒルにあったかどうかも怪しい^^)ま、語感が良いのでイメージは拡がりますけどね、上手な邦題のようで、別のイメージを連想させる「ノッティングヒルの恋人」にあやかった残念な邦題、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年12月07日

先週、映画館・自宅で観た映画~自宅鑑賞が2本、オススメは「密偵」、「鍵泥棒のメソッド」も面白い。

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は映画館無し、見たい作品が少なく時間が合いませんでした、
自宅鑑賞は2本、オススメは「密偵」、


◆(自宅で鑑賞)「密偵」
(★★★★☆)(2016年韓国)

202012密偵

1920年代、日本統治時代の朝鮮半島、過激な独立運動を扇動する義烈団に対して、日本の警務部のイ・ジョンチュルは囮捜査で内偵を進め、義烈団幹部キムとの接触に成功するが、朝鮮独立を目指す同胞と、差別的統治を行なう日本警察との狭間でイの心は揺れる、ギリギリのバランスを保っていた2人の関係は日本警察の捜査により思わぬ破綻を迎える・・・



密偵、二重スパイ、互いに密偵を使っての諜報戦というタイトロープなシチュエーション、全編に破綻ギリギリの緊張感が漂います、日本が朝鮮半島を統治しているという時代背景も重く、日本人と朝鮮人の憎しみの連鎖、日本に与する朝鮮人警務イの微妙な心の動きも理解できるようになります、

1920年代という時代、日本が朝鮮半島を統治していた時代、この時代のことをほとんど知らない、日本の朝鮮半島統治の実態について学校でもまったく教えてくれなかった(いまはどうなんだろう?ちゃんと教えているのかな?)物語では日本警察の残虐さも描かれます、

現在の最悪の両国関係を改善するためにも、互いに両国の近代史を正しく理解する必要があります、そういう側面も含めて鑑賞オススメ、



◆(自宅で鑑賞)「鍵泥棒のメソッド」
(★★★★☆)(2012年日本)

202012鍵泥棒のメソッド

殺し屋のコンドウが銭湯で足を滑らせ転倒、記憶を失う、売れない役者の桜井はゴンドウのロッカーの鍵と自分の鍵を交換してゴンドウになりすますが、組織からの殺人依頼を受ける羽目になる、記憶を失ったゴンドウは香苗の助けもあり、役者として真面目に働こうとするが、ある日突然記憶が蘇る!



記憶喪失による入れ替わり物語、お調子者の売れない役者と几帳面な殺し屋という設定が結構面白い、が、ホントの狙いはその裏にある仕掛け、映画的レトリックが成功しており、物語後半までしっかりと乗せられます、出だしの脚本が上手でしたね、香苗のキャラクターも面白い、

ただ、ただ、この映画をコメディにするのか?サスペンスにするのか?がちょっと中途半端に見えるのが惜しい、基本はコメディだと思うので、もっと快活に物語を運んだ方が良かったのかな?





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年11月16日

先週、映画館で観た映画~今週はスクリーン2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週はスクリーンで2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」、



〇(スクリーンで鑑賞)「朝が来る」(★★★★☆)(2020年日本)

202011朝が来る

清和と左都子夫婦には子供が出来ない、特別養子縁組により朝斗を迎え入れ幸せな日々を送っている、朝斗が6歳になろうとするある日、朝斗の実の母親であると名乗る女が目の前に現れ朝斗を返してくれと訴える、しかしその女は朝斗の母親とは別人のようだ、この女はなぜ夫婦の前に現れたのか?、、、



河瀬直美監督作品、米国アカデミー賞長編映画部門への日本代表出品も決まったようです、

物語は非常にシンプルで冒頭から結末まではほんの短い時間の物語、でも、スクリーンではそこに至る説明の形で、朝斗の誕生から現在までの6年間がいくつかの視点で語られていく、そこには非常に巧妙な映画的レトリックが仕込まれており、上手に引っかけられてしまいます、

観後感も良く、脚本の勝利!と素直に評価しますが、、、個人的には河瀬監督のリズムが苦手なのです(スイマセン!!故人の好みの問題です)、

今回も139分とやや饒舌、心象風景を映し出すカットがどうも好みに合わない、110分くらいにしてレトリックを際立たせる方がエエ物語だと思うのですが、、、途中で出てくるドキュメンタリーっぽいシークエンスも(制作費の関係か?)、せっかくの物語のエッジを削ってしまったような気がします、

でも、鑑賞お奨めします、



〇(スクリーンで鑑賞)「ストックホルム ケース」
(★★★★☆)(2018年カナダ・スウェーデン合作)

202011ストックホルムケース

1973年スウェーデンのストックホルムで人質現行強盗が発生、主犯のイーサンは単独銀行に乗り込み3人の人質を取って立てこもる、要求は刑務所にいる有人の解放と現金、そしてスティーブ マックインが映画「ブリット」で乗っていたマスタング!?警察との虚々実々の駆け引きの中で人質のビアンカとの不思議な絆が生まれていくが、警察の周到な包囲網にイーサンの思惑は、、、



こちらもシンプルな物語、でも「朝が来る」とは対照的に枝葉をそぎ落としてシンプルな展開の92分、こちらの方が好み^^)なにせ、開始数分で銀行に押し入ります、

これでいいのか?こんなのあり?というシーンがいくつもありますが、(実話がベースにあるので)現実はこんな感じなんだろうな、と思わせる軽妙な演出が成功しています、映画のHPにはクライムスリラーなんていう言葉がありますが、これは嘘、どちらかというとクライムコメディ、でも実話です、という感じ、

人質事件では、犯人と人質の間に絆が生まれるという“ストックホルム症候群”の存在は知っていましたが、その言葉が生まれる元になった状況を知れてヨカッタかな、92分、気軽に楽しめる良作、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年11月09日

先週、映画館・自宅で観た映画~今週は難しいなあ、、、一応、骨太で映画的レトリックも上手だった「ストレイ ドッグ」をお勧めしますが、、、

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は難しいなあ、、、一応、骨太で映画的レトリックも上手だった「ストレイ ドッグ」をお勧めしますが、、、好き嫌いあるだろうなあ、「鬼滅の刃」も観たよ~^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「ストレイ ドッグ」
(★★★★☆)(2018年米国)

202011ストレイドッグ

LA市警のエリンは17年前の潜入捜査で過ちを犯した苦い過去があり、そのプレッシャーから酒に溺れ、17歳の娘との仲も上手くいっていない、そんなエリンの元に17年前の銀行強盗犯サイラスから圧力メッセージが届く、過去を清算するためにどうしてもサイラスを逮捕したいエリンは職務を放棄、独りサイラスに迫っていくが、、、



ニコール キッドマンが汚れた刑事役を熱演、物語は現在と17年前の因縁の事件とを交互に描きながら、隠された過ちの過去を少しずつあぶり出していく、その過程のニコールが鬼気迫る目つきを何度も見せます、

現在のエリンは特殊メイクで相当の汚れ役になっています、常に酔っ払っている感じ、身も心もズタズタ、そんな感じなので『こんなキッドマンは観たことがない』というコピーは嘘ではない、

ラストで映画的レトリックが仕掛けられていて、これにはしっかり嵌められますが、映画全体のトーンが重すぎて、過去の事件の真実も痛すぎて、あ~なるほど!とスッキリするわけではありません、なんとも悲壮な映画であります、

なので、、、評価は分かれるところかと思います、ワタシはまあじっくり観れてヨカッタ感じ、、、一応のオススメ作品、


〇(スクリーンで鑑賞)「鬼滅の刃 無限列車編」
(★★★☆☆)(2020年日本)

202011鬼滅無限列車

ご存じ、大ヒット中の「鬼滅の刃」の新作映画、そんなに嵌まっているわけではないので全集中!!出来ず^^)出だしはウトウト、、、



盛り上がるのはやはり柱と上弦の鬼との対決シーン、水の呼吸 壱ノ型!!とか叫びながら剣技を繰り出すのが日本人向け、考えれば「伊賀の影丸」に始まり「ドラゴンボール」「キン肉マン」などなど、いちいち技の名前を叫びながら闘う姿にみんな熱狂するんだな、これが、しかし、柱が負けてしまったのには驚いた!

★はアニメ映画としての出来映え評価、物語・アニメの出来映えは、、、普通かな、、、ファンの方ゴメンナサイ、



■(自宅で鑑賞)「戦火のナージャ」
(★★★☆☆)(2010年ロシア)

202011戦火のナージャ

第2次世界大戦のロシア戦線、ナチスドイツ軍の侵攻に押されまくりのソビエト赤軍、死んだと思われていた父親の師団長は戦争犯罪者として懲罰部隊の一兵卒として戦っている、娘は戦火から逃れる放浪の最中、師団長を捕らえろとのスターリンの指令で動く諜報部、、、



と、一応そんな物語があるのですが、これはしっかり展開~完結するわけではないです、どちらかというと、オムニバス的にいろんな戦闘シーンでの3人の視点から見たソ連軍の犯罪行為や人命軽視、戦争の無意味さを訴える内容になっています、

独裁者スターリンへの当て擦り、ソビエト赤軍の無能さ利権賄賂体質への皮肉たっぷり、悪い人間も良い人間も両軍にいる、そして死んでいく若者たち、それだけが真実の戦い、先週の「西部戦線異状なし」のロシア版のような印象です、

ロシアでも旧ソ連体制批判というのがあるんですね、ま、そりゃそうか、、、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年11月02日

先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、「異端の鳥」、一人の少年と多くの酷い大人たち、スクリーンにはサスペンスが溢れています。

先週、映画館・自宅で観た映画~

おススメは、、、「異端の鳥」、一人の少年と多くの酷い大人たち、スクリーンにはずっとサスペンスが溢れています、



〇(スクリーンで鑑賞)「異端の鳥」
(★★★★☆)(2019年チェコ・スロバキア・ウクライナ合作)

202010異端の鳥

第2次世界大戦下の東欧のどこか?少年は叔母の家から自身の家を目指して歩き出す、先々で出会う大人たちからありとあらゆる差別・迫害・暴力・性暴力を受けながらひたすら生き抜く少年の抵抗もエスカレート、少年の行く手にあるのは、、、



いつものようにほとんど予備知識なし、予告編を観たくらい、3時間近いモノクロ画面、なにやら怖ろしげな物語か?ちょっと観るのを躊躇していましたが、映画友から勧められたのでスクリーンで鑑賞、

予想より分かりやすいな物語、スクリーンに映し出される映像は常にサスペンスいっぱい!予想よりは短く感じました(長かったけど^^)

台詞が極端に少なく、序盤は短いシーンを繋いで物語が展開、ここらは上手で説明なしでもおおよその想像はつくが、ここは一体どこなのか?いつ頃の話なのか?テーマは何?この少年はユダヤ人か?etc、、、なんともふわふわした世界の中で物語はスタートします、

物語は、少年が逃避行を続ける中で大人たちから受ける酷い仕打ちの連続攻撃、全部で10章くらいの構成になっていて、その章毎に出てくる大人がまた全員すべて酷い奴ら、これでもかこれでもかと少年を痛めつけます、これはもう観てられない、、、のかというと、それがそうでもない、ここらは監督の技量なんでしょうね、不思議と少年とともに不屈の闘争心でスクリーンを見つめます、

徐々に時代背景や少年の出生が分かってきて、物語は現実の歴史世界にすり寄ってきます、ここがテーマか?察しのとおり、ユダヤ資本の映画のテーマということになるのですが、

この物語、原作小説があるそうです、なので通常の反ナチス、ホロコーストがテーマの映画とはひと味違います、なんというか観後感が違います、

一人の少年の物語というよりは、差別・迫害・暴力・貧困など、この映画の中の世界(一応仮想世界だそうです)の問題をさらけ出すことがテーマのような気がしました、主人公は弱者を差別迫害する大人たちだったのです、

怖いのは普通の大人たちの無知や欲望です、
劇中で数少ない善人の一人が独軍兵士だったりするのが皮肉、ほんの80年ほど前の世界の過酷な現実でした、

まあ、好みに寄りますが、思ったよりは普通に鑑賞出来る映画です、はい、



〇(スクリーンで鑑賞)「82年生まれ、キム ジヨン」
(★★★☆☆)(2019年韓国)

202010キムジヨン

出産を機に仕事を辞めて家事子育てに励むジヨンだが、家事と育児に忙殺され疲れ果てている、さらに周囲の言動に惑わされ心のコントロールが上手に出来ない、そして奇妙な言動が無意識に突発的に出るようになる、夫は対応に苦慮しながらも妻を見守っていくが、、、



韓国の子育て事情、日本と似ているところがたくさんあるような感じですね、限られた子育て環境、夫の理解不足、嫁姑問題、職場や社会の理解の無さ、一つひとつは何でもないように(当たり前に)見えることが積み重なって女性に重くのしかかっている現代社会、日本も同じような気がします、

煮詰まっていく課程が少しのんびりしているので、中盤は眠たくなりましたが、観後感は良いです、



◆(自宅で鑑賞)「西部戦線異常なし」(★★★☆☆)(1930年米国)

202010西部戦線異状なし

第1次世界大戦最中のドイツ帝国、祖国のために戦うことに熱狂した少年たちはこぞって志願、連合軍と戦う西部戦線の前線前線へ配属されるが、現実の戦場は地獄の様相、次々と死んでいく志願兵たち、戦場で彼らが得たものは、、、



この作品、観たことがなかったので自宅で鑑賞、戦記映画ではなく、戦争の無意味さ、悲惨さをクールに描いた反戦映画でした、

現在、頻繁に使われている戦争の真実を伝えるためのシークエンスやカット、エピソードがたくさん出てきます、反戦映画の原点みたいな作品、90年前にこんな映画が作られていたのに驚きます、さすが底力があった頃の米国、

★は現在の映画との比較が出来ないので悩みました、が、観て損はない作品です、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年10月26日

先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、ベネチア映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞の「スパイの妻」、「ブラッド ダイヤモンド」も骨太!

先週、映画館・自宅で観た映画~

おススメは、、、ベネチア映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞の「スパイの妻」、「ブラッド ダイヤモンド」も骨太!


〇(スクリーンで鑑賞)「スパイの妻」(★★★★☆)(2020年日本)

202010スパイの妻

1940年、輸入会社社長の優作は偶然満州で日本軍の戦争犯罪の証拠を見つけてしまう、世界市民(コスモポリタン)を自負する優作は、妻聡子とともにこの戦争犯罪を世界に告発することを決意するが、聡子はその証拠を軍に提出してしまい、2人は拘束される、、、

国際映画賞受賞ということで話題の映画、たしかに映画的レトリックが面白い、脚本の勝利かと思うが、受賞の大きな理由はやはりこの映画のテーマ=「戦争犯罪の告発」にあると思いあたりました、2次大戦の戦争犯罪の告発は今(とくに欧州で)大きなうねりになっています、

スクリーンには独特の空気感が漂います、神戸が舞台と云うことで妻聡子の話し言葉がいかにも関西の上流家庭の言葉、谷崎作品の女性を彷彿とさせます、物語は粛々と緊張感を持って進み、舞台劇のような口論もカメラは冷静に見つめる、映画祭審査員はあの黒澤作品とか小津作品を思い出したかも、

惜しいのはラスト、優作のその後を暗示するようなカットがラストだったら洒落ていたのになあ、



〇(自宅で鑑賞)「ブラッド ダイヤモンド」(★★★★☆)(2006年米国)

202010ブラッドダイヤモンド

1999年、西アフリカのシオラレオネは内戦で荒廃、ゲリラに捉えられたソロモンは家族と離ればなれになり、ダイヤモンド鉱山で強制労働させられている時に大粒のダイヤモンドを見つける、このダイヤモンドを巡って密輸業者のアーチャー、正義感に燃えるジャーナリストのホウエン、そして政府軍、ゲリラ組織が入り乱れて争奪戦を繰り広げる、そして最後に皆が掴んだものは、、、

発展途上国の資源を巡って動く世界経済、ダイヤモンドもこの例に漏れず、現地の人からの搾取で成り立っている先進国の生活、タイトルは『血塗られたダイヤモンド』、多くの人の血が流されたダイヤモンドが先進国の富裕層の手に渡り胸元を飾る現実、

すでに、国際的には不法に発展途上国から搾取されたダイヤモンドの国際取引は禁止されているそうです、

物語は家族との再会、ゲリラに参加し興奮する息子、ダイヤモンドで一攫千金、報道の正義、政府軍の退廃、ゲリラの横暴と各人の思いが交錯しながらも確実に破局へと向かいます、それでも観後感が良いのが上手なところ、密輸業者アーチャーの心の動きが見所、



〇(スクリーンで鑑賞)「オン ザ ロック」(★★★☆☆)(2020年米国)

202010オンザロック

NYシティ、裕福な家庭のローラは倦怠期、最近冷たい夫ディーンが浮気をしているのではないかと疑い、父親のフェリックスに相談する、フィリックスは勝手にディーンの身辺調査を開始、ついには出張先での浮気の現場を押さえるために2人でディーンの後を追いかけることにするが、、、

とくにヒリヒリすることもなく、何事もなく物語は進みます、有るのは妻と妻の父親の心の動きだけ、とても良心的な映画ですが、ワタシにはちょっと平板すぎて眠たくなりました、

なんといってもビル マーレイの映画、この人、どんな役でもしっかり自分の中に取り込んでしまう特技があります、どんな役でもビル マーレイにしか見えないのに、役柄がにじみ出ているような気にさせる、天才的役者さん、



〇(自宅で鑑賞)「マーキュリー ライジング」(★★★★☆)(1998年米国)

202010マーキュリーライジング

巨額を投じて開発した暗号システム“マーキュリー”が9歳の自閉症の少年サイモンに解読されてしまう、政府組織は解読を隠蔽するために少年の両親を殺害、難を逃れたサイモンをはぐれFBI捜査官アートが保護するが、組織からも警察FBIからも追われることに、、、

当時スクリーンで見た記憶がありましたが自宅で再鑑賞、面白かったです、ブルース ウイルスが若い、もう22年前の作品ですか、そんなに古びて見えないのは撮影の技か?ブルースの見た目か??^^)




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)

2020年10月19日

先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、反戦への圧倒的な想い!!「シカゴ7裁判」、圧倒的なアクション「The Witch魔女」も面白い。

先週、映画館・自宅で観た映画~

おススメは、、、反戦への圧倒的な想い!!「シカゴ7裁判」、圧倒的なアクション「The Witch魔女」も面白い、



〇(スクリーンで鑑賞)「シカゴ7裁判」(★★★★★)(2020年米国)

202010シカゴ7

1968年シカゴ、大統領候補を決める民主党全国大会会場近くにベトナム戦争反対を訴える学生や市民が集結、ベトナム戦争を推し進めるだろう民主党ハンフリー候補への不満から平和的デモは一気に警官隊との衝突に発展、この事件を政治的に利用したい司法長官は当時の市民団体、黒人団体、反戦組織などの代表7人を共謀罪で逮捕、裁こうとするが、、、



1968年、ベトナム戦争が泥沼化、1月には北ベトナム軍とベトコンによるテト攻勢があった年、当時の大統領は共和党のジョンソン、次期大統領候補者は共和党ニクソン、民主党ハンフリー、ロバート ケネディ(反戦派)が民主党予備選に立候補していたが、6月5日に暗殺されている、

そんな悩めるアメリカの激動の時代の典型的な政治裁判、あくまで平和的に反戦を貫こうとする7人(実際には8人)、裁判担当の判事はあからさまな嫌がらせを続けて7人を有罪に導いていく、ここらのストレスは観ていて相当なもので、映画的にも成功していると云えますが、ホント政治と司法が結託したら怖い世の中になるなと震える、今の我が国は大丈夫か?

それでも、平和主義の信念を曲げない8人の市民は凄い、骨太というか、自分たちの信念を信じている、心から平和を願っている、弁護士もあの手この手で対抗するが、、、結局は政治の大きな流れに呑み込まれてしまう、、、

結末にアメリカの良心が垣間見える、観後感も良い、骨太で正義感溢れる映画でした、こんな映画が日本でも作れる日が来るかしら?

Netflixオリジナル映画で10月16日から配信中、それに先駆けて1週間限定の劇場公開でした、



「The Witch魔女」(★★★★☆)(2018年韓国)

202010魔女

特殊能力を持った少女ジャウンは育てられた秘密施設から脱出、記憶を失った状態で逃げ込んだ養父母の元で普通の女の子として育っていた、女子高生になったジャウンは家業の運転資金を稼ごうと“スター誕生”番組に応募、勝ち進んで全国ネットの番組にも出演、これがジャウンを探し続けていた組織からの追跡を受けるきっかけになってしまう、記憶を失っているジャウンの前に不審な人物が続々現れる、誰が真の敵なのか?誰が味方なのか?追い詰められたその時、真実が露わになる、、、



よくある特殊能力者少女モノ、不気味な集団に徐々に追いつめられる可憐な女子高生、アクションが半端なくカッコ良く観ていて爽快、アクションにおいても日本映画は10歩も100歩も後れを取っています、

こういう映画なのね、と思って観ていたら、そこは韓国映画、とんでもないどんでん返しを食らわされて、第2作へとうっちゃられます、

当初から2~3部作予定のようで、結末もそんな感じ、コロナの影響で2作目制作は遅れているようですが、たぶん観るかな、スクリーンで、



「インセプション」(★★★★☆)(2010年米国)

202010インセプション

夢の中に入り込めるコブはある依頼を受けて、最高難易度のインセプション=夢の中での刷り込みに挑む、3階層の夢物語を構成、周到な計画でターゲットにインセプションを行なっていくが、コブの亡き妻が夢の中で抵抗を開始、計画はどんどん深遠な夢の世界へと落ちていく、



ノーラン監督の「インターステラ」と「テネット」の間の作品!という感じで鑑賞、これだけ未鑑賞だったのですが、これが一番エンターテーメント性が高く、文字通り理屈抜きに楽しめます、

夢と現実の境目に慣れて来ると3階層4階層の夢の中での戦いも理解できるようになります、ラストカットは気が利いていてニヤリとします、渡辺謙さん、大活躍、



〇(スクリーンで鑑賞)「望み」(★★★☆☆)(2020年日本)

202010望み

高校生の息子規士が出掛けたまま帰らなくなる、TVでは同級生が死体で発見され、さらに事件には4人が関与していることが判明、もう1人被害者がいるとの情報が出回る、行方不明の規士は加害者なのか?被害者なのか?生きて加害者として戻って来るのか?被害者として死んでしまっているのか?家族の苦悩が始まる、



物語全体にストレスが充満します、TVカメラの過剰な取材攻勢、不正確なネット情報の氾濫、陰湿なヘイト行為、警察の秘密主義、雑誌編集者の巧みな取材協力誘導、この辺りは十分に感情移入できる仕上がりになっています、が、、、

これら現代社会の病巣はすでにいろんな映画やシーンで描かれている、ある意味平板で既視感のあるシーンの連続とも云えます、そこを乗り越える映画的レトリックが最後に用意されているのですがこれがやや弱い感じ、それでも、ラスト近くの母親、雑誌記者、刑事、それぞれの台詞に少し心動かされました、

結末は何かもうひと捻りあったような気がしますが、、、韓国映画の観過ぎかな、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)