映画

2022年07月11日

先週は4本、必見の「エルヴィス」、ワタシはちょっと??「ベイビーブローカー」、観ているうちにハマってくる「エマEMMA」、空の大怪獣も

〇(スクリーンで鑑賞)「エルヴィス」
(★★★★★)(2022年米国)(原題:Elvis)
「キング・オブ・ロックンロール」エルビス・プレスリーの生涯、必見の1本

07エルビス

南部メンフィスの若者エルビス、運転手を勤める傍ら黒人音楽を取り入れた独自のスタイルを確立、腰を揺らし爪先立つエルビスに若者は熱狂、エルビスに才能を見出した強欲マネジャー・パーカー大佐はエルビスを一気に全米一のスターに押し上げる、しかし、エルビスのステージを不快に思う保守派や白人至上主義者はエルビスを糾弾、ステージでの動きを規制、それを破ったエルビスは2年間の兵役に就くことになる、、、



知っているようで何も知らなかったエルビス・プレスリー、1935年生まれ、1977年に42歳で死去、音楽のルーツはゴスペルとR&B、これが白人至上主義者の琴線に触れた、ロックンロールをメジャーに押し上げ、ビートルズやストーンズに影響を与える、腰をふるステージは保守派の反感を買い2年間の兵役に、どこまでも強欲なマネージャーはエルビスをしゃぶりつくして一文無しに、世界ツアーも実現せず、それでもあくまで自由、自らの想いを貫こうとしたエルビス、圧巻の1本でした、

とくにアメリカの暗部R・ケネディ暗殺に接したエルビスが唄った曲は泣けました、悲しい時は音楽に託す心、夢と現実の間を彷徨う魂、そしてラストのステージの太ったエルビスも素敵、

映画は想像したような王道伝記映画ではなく、スピーディなカット割りとリールのようなフラッシュバック、Z世代にも受けそうな作品、トム・ハンクスの特殊メイク(めちゃ太っている)も見事、

亡くなったのが1977年8月16日、この日のハリウッドは大雨でした、バックパックを担ぎながら『凄い大雨だね』と通りすがりの若者に云うと、『今日は米国中が泣いているのさ、エルビスが死んだんだ』と、、、45年前、21歳のワタシも米国西海岸を彷徨っていました、


〇(スクリーンで鑑賞)「ベイビー・ブローカー」
(★★★?☆)(2022年韓国)(原題:Broker)
子を捨てた母親、子を売るブローカー、それを追う刑事、行き着く先にあるのは?

07ベイビーブローカー

教会のベイビーボックスに赤ん坊を捨てたアン、その赤ん坊を連れ去り売ろうと企むハとユン、心変わりしたアンが教会を訪ねたことからハとユンは連れ去りを白状、アンと3人で養父母捜しの旅に出る、しかし、3人は刑事2人にマークされていた、1日で終わるはずだった養父母捜しは失敗の連続、3人と赤ん坊の旅は長引き、、、



是枝監督らしい抑えた演出で淡々と物語は進みます、母親と赤ん坊、ブローカーの2人、そして女性刑事2人の関係性が徐々に変化していき、行き着く先の形が見えない不安定さがサスペンスを生んでいます、、、が、、、どうも物語が饒舌過ぎる、刑事2人の行動もどうも不可解というか納得性に欠ける、物語のための物語感があって、サスペンスの緊張度はそんなに上がりません、

それでも結末の意外性と爽快感はたしかに良、観後感は悪くありません、観て損は無し、

しかし、韓国映画の食事シーンはそそるなあ^^)


◆(自宅で鑑賞)「エマ EMMA」
(★★★★☆)(2020年英国)(原題:Emma)
19世紀、英国貴族の優雅な生活と恋愛、そして愛についての物語

07エマ

19世紀初頭のイングランド ヨークシャーの田舎町、貴族として優雅な生活をおくるエマは利発で容姿端麗、家庭教師や親友を手助けし恋の成就を楽しんでいる、が、利発が故の立ち回りはいつしか回りの人を傷つけてしまい、一人孤独に陥ることも、結婚しないと決めていたエマだが、やがて、、、



200年ほど前の恋愛物語、男と女の駆け引きは今も昔も同じ、男はシャイで恋愛には弱虫、女性は大胆、電話もない19世紀の方がとっても大変、

貴族の生活の優雅さと面倒臭さを楽しめます、服、ヘアスタイル、食事、使用人の多さ、ビックリの連続、みんな同じような格好なので最初は誰が誰やらサッパリ、でも後半はだんだん物語の核心が見えてきて楽しめます、うん、エマも大変だったけどヨカッタね、


(★★★☆☆)(1956年日本)
日本初の総天然色怪獣映画、そして悲哀のラスト

07ラドンkai

九州の炭鉱で落盤事故があり数人が行方不明に、救助に向かった警官も何者かに殺害される、同時に炭鉱の街には謎の巨大ヤゴが出現、自衛隊が出動、巨大ヤゴを追って洞窟に迷い込んだ河村はそこで巨大な玉子を発見、数日後2匹のラドンが出現、博多に襲来する、



「ゴジラ」「ゴジラの逆襲」が大ヒットした東宝、後継怪獣のラドンはその後も度々映画に登場、21世紀のハリウッド映画にも登場しています、そのルーツの本作、物語性も高く懸命に造られている様子に好感、ま、今のCGデジタル技術を比べようもないですが、

ラストの悲哀はこの頃の怪獣映画の特徴、「ゴジラ」は核の脅威の産物、ラドンは過去から蘇った生物、その最期は妙に悲しいのです、


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2022年07月04日

先週も5本、お奨めは心地良い観後感「メタモルフォーゼの縁側」、ラストが惜しかった「神は見返りを求める」、シャーロック系2本のうち「エノーラ・ホームズの事件簿」は楽しめます、

〇(スクリーンで鑑賞)「メタモルフォーゼの縁側」
(★★★★★)(2022年日本)
一人暮らしの老人と女子高生がBLで盛り上がります、とっても良い映画

06メタモルフォーゼの縁側

一人暮らしの幸、表紙の画が綺麗だからと勝ったマンガ本はなんとBL(ボーイズラブ)だった、しかし、読み始めてみるとその世界にはまり込む幸、書店のアルバイトうららも実は隠れBL好き、いつしか2人はBLについて語り合う友達に、そして、うららはBLマンガを書いてみることにする、



上質でほんわかとする良き映画です、独居老人と高校生がBLで繋がる!?となると、奇天烈な映画か?となりそうですが、とっても優しい登場人物だけで構成された無垢な映画であります、

宮本信子をキャスティングした時点でこの映画は成功を約束されましたね、まさしく当たり役、芦田愛菜も好演、そして、ギターやベースのシンプルな劇判も良いなあ思って観ていたら、なんとこれが“T字路’s”でした!!ビックリポン!!エエはずです、

芦田愛菜、走るのが早い!!^^)宮本とのデュエットのエンディング曲も清々しい、鑑賞お奨めします!!


〇(スクリーンで鑑賞)「神は見返りを求める」
(★★★★☆)(2022年日本)
冴えないYoutuberと中年男の善意のやりとりがいつしか憎しみを生む

06神は見返りを

Youtuber優里はあれこれ工夫を凝らした動画をアップするが一向にチャンネル登録は増えない、見かねた田母神はあれこれと優里を手伝い始める、無償の奉仕に感謝する優里とそれで心地良い満足感を得ていた田母神、2人の関係はこれ以上無い理想的な関係と思われたが、ちょっとした転換点が2人の関係をとんでもない方向にねじ曲げてしまう、、、



出だし快調、テンポ良く2人のYoutuber生活が描かれます、田母神も優里も如何にも現実にいそうな小市民、善意とひたむきな想いがこのまま結実すれば良いなあ、と思わせますが、、、田母神の人の良さが裏目に出て事態は一転、どんどん深みにハマっていく田母神が怖い、そして優里もまた怖い、

それでも、チラッと見せる2人の心根の良さに救いがあるのかと思いきや、、、ラストは既視感のあるシーンで終了、、、惜しいなあ、ホントに惜しい、私的にはもう少し性善説に落とし込んでも良かったような気もします、


(★★★★☆)(2020年韓米国)(原題:Enola Holmes)
シャーロック・ホームズには実は頭脳明晰な妹がいた!という探偵物語

06エノーラシャーロック

母親から厳しく、そして優しく愛を注がれ育ったエノーラだったが、ある日当然母親が失踪、兄のマイクロフトとシャーロックは実家に舞い戻り、エノーラを寄宿学校に入れようとする、しかし母親からの謎のメッセージを見つけたエノーラは単身ロンドンへ向かう、その途中事件に巻き込まれ、図らずも探偵業を始めることになる、



もう1本の「シャーロック 忌まわしき花嫁」同様、19世紀末の英国の世情を背景にしたシャーロック・ホームズ外伝的な物語、こちらの妹エノーラの物語は快活で愉しい、何度もマイクロフトやシャーロックを出し抜くエノーラもこれから名探偵への道を歩むんでしょう、度々出てくるエノーラの男装は民主主義の転換点の象徴かな?

2022年に続編が公開されるようです、楽しみ、


(★★?☆☆)(2015年英国)(原題:Sherlock: The Abominable Bride)
19世紀末のロンドン、シャーロック・ホームズが難事件に挑むのだが、、、珍作

06シャーロック花嫁

自殺した花嫁が殺人を犯すという奇怪な事件が発生、シャーロック・ホームズは事件の調査に乗り出す、いつも通り明晰な頭脳で着々と真相に迫るシャーロック、しかし、死者が殺人を犯すという事件が頻発、事態は混迷を深め、さらに宿敵モリアーティ教授の影がちらつき始める、、、



舞台を現代に移したベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ(BBC制作)の1作、これは19世紀末の英国に舞台を戻したシャーロック物語かと思いきや、後半にとってもヘンテコな展開が待ち受けていました、まったく予備知識無しで観たので少々興醒め、

19世紀末の英国が抱えていた課題、映画のテーマは「エノーラ・ホームズの事件簿」と奇しくも一緒、なるほどなあ、


(★★★☆☆)(2021年日本)
会社乗っ取りに巻き込まれたロボット開発者が選んだ反撃の方法は?

06夏の扉

将来を嘱望されている若き天才ロボット開発者宗一郎、養育してくれた科学者松下の娘と平穏な日々を過ごしていた、ある日、社長と秘書白石の裏切りにあい、会社の共同経営者の地位を失い、完成間近だったプラズマ蓄電池の研究成果も奪われてしまう、失意の中、なんとか反撃に出ようとする宗一郎と璃子だが、逆に白石の術中にハマってしまい宗一郎は永い眠りにつく、



タイトルから純愛物語かと思いきや、ロボット開発、コールドスリープ、そして途中からはヒューマロイドやタイムトラベルも出てくる展開に、これだけ揃えば複雑なトリックも伏線も張り放題、だが、あまりその効果が出ているとは思えない、そうだろうな、な感じの終盤への展開、璃子も眠りについたのが意外でしたが、、、




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2022年06月27日

先週は5本、上質だけど悲しすぎる「流浪の月」、重厚な「オフィサー アンド スパイ」、陰謀渦巻く「ザ・インタープリター」気楽に楽しめる「ノンストップ」、「オーシャンズ8」。

〇(スクリーンで鑑賞)「流浪の月」
(★★★★?)(2022年日本)
15年前の誘拐事件の犯人と被害者が再会、その真実はどこに?そして、その結末は・・・

06流浪の月

10歳の時に誘拐事件に巻き込まれた更紗、今は恋人とひっそり暮らしている、偶然立ち寄った喫茶店で誘拐事件の犯人文(ふみ)を見かける、意外にも更紗は文に接近していく、15年前の事件はロリコン誘拐事件として報道されたが、そこには2人しか知らない真実が、、、そして、再び出会った2人にSNSの悪意が迫ってくる、、、



現在と15年前を行き来しつつ、更紗と文の関係が明らかにされていきます、無垢な2人と悪意と善意が入り交じる社会、ここらは良く取り上げられるテーマ、それを監督はネットリじっくり練り上げていきます、カメラ(ホン・ギョンピョ)が良いし、編集も上手、150分もそう長くは感じませんでした、が、、、破滅しか予感させない展開に息苦しくなり、破滅します、そして隠された真実は、、、切なすぎる、なんともやり場のない悲しみ、、、観後感はただただ辛すぎる悲しみ、上質な映画ですが物語に救いはありません、、、観るかどうかはお任せします、

150分になる理由は1カットが長いから^^)ファーストシーンで確信、120分でも創れると思いますが、これが監督の手腕なんでしょう、

広瀬すず体当たりの迫真演技、成長しましたね、「なつぞら」とは別人、文字通り汚された更紗が綺麗でした、


〇(スクリーンで鑑賞)「オフィサー アンド スパイ」
(★★★★☆)(2019年フランス・イタリア合作)(原題:J'accuse)
19世紀のフランス、実際に起きた国家機密漏洩「ドレフェス事件」の真実に迫る

06オフィサーアンドスパイ

1894年、ドイツに軍事機密を漏らした罪でドレフェス大尉は終身刑に、その後、防諜の責任者についたピカール中佐はスパイ捜査の過程でドレフェスが無実である可能性を示す証拠を掴む、上司や将軍に情報を上げるがそれは握りつぶされ、部下による隠蔽工作も始まる、ピカールは真実を世の中に明らかにすべく軍との闘いに身を投じる、



フランスの暗部、えん罪事件として後世に残る「ドレフィス事件」の顛末を丁寧に重厚に描いています、100年以上前の話、少々物語の流れが遅いのも仕方ないか、それでも後半、軍部とピカールの対立が鮮明になってからはサスペンスがあります、そして、いつの時代も権力者は不都合な真実を隠そうとする、その陰湿さには辟易とします、それに立ち向かうのは信念しかない、現代でもそれは同じ、

原題「J'accuse」は仏語で『非難する』(I accuse)、これがピカールの信念、邦題はちょっと??ですが、致し方ない範囲かな、


◆(自宅で鑑賞)「ノンストップ」
(★★★☆☆)(2020年韓国)(英題:Okay Madam)
初めてのハワイ旅行で乗った旅客機がハイジャックに!?母は強しのアクションコメディ

06ノンストップ

揚げパン屋のミヨン、栄養ドリンクの懸賞でハワイ旅行に当選、家族3人初めての海外旅行、ウキウキ気分で乗り込んだ旅客機がなんとハイジャックされてしまう、たまたま拘束を逃れたミヨンは単身テロリストに立ち向かうことになるが、ミヨンには意外な過去が、、、



武器満載で旅客機に乗り込んだテロリストが2組、まあ、いろいろ細かなところは置いておいて、お気楽アクションコメディとして楽しみましょう、ミヨンの正体と癖のある客達のエピソードもしっかり回収されて納得、休日のお気楽鑑賞にお奨め


(★★★☆☆)(2005年米国)(原題:The Interpreter)
アフリカの独裁国家大統領の暗殺計画に触れてしまった国連通訳者の運命は

06インタープリター

国連で通訳者として働くシルヴィア、深夜の通訳ブースで偶然、独裁国家大統領の暗殺計画を聞いてしまう、身の危険を感じたシルヴィアは上司に報告、シークレットサービス、FBI、警察などが暗殺計画の捜査に入るが、シルヴィアの証言も疑われ捜査対象になる、しかし暗殺計画は着々と進行、シルヴィアにも暗殺者の影が忍び寄る、



シークレットサービスがシルヴィアの証言を疑ってかかるところからストレスが溜まります、映画的レトリックの常套手段=観客には分っている真実を登場人物はなかなか理解しない、やっと信じてもらえた時に今度はシルヴィアが常軌を逸した行動に、ま、これもやっぱり映画的、

ニコール・キッドマンが凜としてかっこ良い、ショーン・ペンも嵌り役、★3つですがお奨めかも、

実際の国連大会議室でロケ撮影されているようですね、これが凄いかも、「The Interpreter」=インタープリターって通訳者のことなんですね、知りませんでした、


◆(自宅で鑑賞)「オーシャンズ8」
(★★★☆☆)(2018年米国)
お馴染み“オーシャンズシリーズ”、今回は女性だけのチームが宝石泥棒に挑みます

06オーシャンズ8

やっと出所したデビー、更生を誓うどころか刑務所内で練りに練った強盗計画をすぐさま実行に移す、詐欺師にスリ、プログラマーにデザイナーと次々と敏腕プロフェッショナルをスタッフに引き込み、狙うは1億500万ドルのネックレス、周到な計画は順調に進むのだが、、、



鑑賞しだしてすぐに『あ!これ観た!!』と気付きましたが最後まで鑑賞、最近よくあること^^)“オーシャンズシリーズ”といえば、やはり1作目の「オーシャンと11人の仲間」(1960)を思い出すのは昭和前半生まれ、現代ではジョージ・クルーニー演じるダニーの「オーシャンズ11」(2001)が1作目扱いになっています、

「オーシャンと11人の仲間」は、F・シナトラ、D・マーティン、S・デイヴィスJr、A・ディッキンソンと蒼々たるメンバーによる愉快な泥棒映画の原典です、機会があったらご鑑賞を、

あ、「オーシャンズ8」も楽しめます、周到な宝石強奪計画(とはいえ、現代では当たり前)に過去の恋人への当て擦り、そして2段落ち、3段落ちのラストへ、これも休日のお気楽鑑賞で、





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2022年06月20日

先週は5本、絶対観て欲しい「君を想い、バスに乗る」、感動の「キーパー」、骨太西部劇「荒野の誓い」、実話?「キセキ あの日のソビト」、そして「はい、泳げません」は?

〇(スクリーンで鑑賞)「君を想い、バスに乗る」
(★★★★★)(2021年英国)(原題:HIGH BROW CINEMA)
亡き妻との約束を果たすためにバス旅に出た老人、至高の人間ドラマ

06バスに乗る

長年連れ添った妻メアリーに先立たれたトムは、スコットランド北端の町からイングランド南端の町ランズエンドを目指すバス旅に出る、敬老無料パスで何本もバスを乗り継ぎ、様々な人たちと出会い、たくさんの危機に遭遇するが、トムは強い信念と優しい心根で旅を続ける、、、



頑固ながらも正義漢に溢れるトム、トラブルの連続ながら決して旅の完遂を諦めない、理不尽な扱いを受けても、優しく微笑み、そして正義を貫く、原題の『HIGH BROW CINEMA』は『高貴な老人の物語』というところでしょうか?まさしく、ラストは高貴な老人への讃辞で溢れます、泣きました、

単なるロードムービーではなく、巧妙な映画的レトリックが2つ仕掛けられていて、これも成功しています、1つ目はみなさんすぐに気付くかもしれませんが、ワタシは勘違いして観ていました、2つ目はとくに巧妙でみなさん欺されたのではないでしょうか?

ぜひ観るべき映画です、強くお奨めします、

邦題付けるのが難しい映画、でも原題ではたしかになんのこっちゃ?ということになりますな、


◆(自宅で鑑賞)「キーパー」
(★★★★☆)(2018年英国・ドイツ合作)(原題:The Keeper)
捕虜になったドイツ兵士、サッカーのキーパーとしての才能を発揮する実話

06キーパー

第2次世界大戦、バートは捕虜収容所でキーパーとしての才能を見出され、労働奉仕の代わりに地元サッカーチームへの参加を求められる、バートの活躍でチームは優勝、功績が認められプレミアムリーグのマンチェスター・シティへ移籍することに、しかし、元ナチス兵のバートへの反感が高まり、ブーイングの嵐が、、、



英国の国民的英雄となったバート・トラウトマンの実話を基に描かれています、終戦直後の英国、多大な犠牲を払った英国民のナチスドイツへの憎悪はいかばかりか、しかし、物語はナチスへの怒りに留まらず、バートとその妻を襲う悲劇に展開、なんともやり場のない悲しみに包まれます、

夫を信じた英国人の妻、ユダヤ人ラビ、地元チームの監督、マン・シティの監督、悲惨な2次大戦の精算と人としての尊厳を守った人々が描かれます、そう、しっかり精算することが大切、この映画を英国とドイツが合作で作っているところにも大きな価値あり、

妻役のフレイア・メーバーが良い、お奨めです


◆(自宅で鑑賞)「荒野の誓い」
(★★★★☆)(2017年米国)(原題:Hostiles)
19世紀末、近代化する米国、ネイティブアメリカンと米国兵士との物語

06荒野の掟

1892年、産業革命で急速に近代化するアメリカ西部、インディアンを収容するニューメキシコの砦、死期が近い酋長イエローホークを生まれ故郷に護送することになったジョー、かつてこの2人は西部開拓の最中に闘った仲、途中でコマンチ族の襲撃で家族を失ったロザリーも加わり旅は続くが、一人また一人と命を落としていく、そして最後の敵は意外にも、、、



20世紀間近の英国、西部開拓時代は終わりを告げ新しい時代を迎えようとしている時、新天地開拓のために闘ってきた兵士とネイティブアメリカン、ステレオタイプの西部劇ではありません、ネイティブアメリカンの土地を奪い迫害してきた米国移民文化のほころびのスタート地点とも思える時代背景の中での友情物語、徐々に心を開いていくジョーが見た結末は悲しくも尊厳があります、

骨太の演出で観応えありました、最後の決闘は「ウインド リバー」のような展開、

ロザムンド・パイクは、やはりここでも強かったです^^)


(★★★★☆)(2017年日本)
人気グループ「Greeeen」のヒット曲「キセキ」の誕生秘話

06キセキ

医者である厳格な父親の元で育てられたJINとHIDEの兄弟、JINはロックバンドでメジャーデビューを果たし家を飛び出す、HIDEは父親の期待に応えようと歯科大に進学、HIDEもまた仲間とグループを結成、音楽を楽しむ兄弟だが父親は音楽の価値を1ミリも認めない、そんな時、JINとHIDEに意外な化学反応が起こる、、、



未だに顔を見せない歯科医師4人グループ「Greeeen」のヒット曲「キセキ」の誕生秘話、ということのようです、実話なのか?しかし、厳格な父親小林薫がとっても怖くて堅物です、日本刀を振りますような父親、相当脚色されているように思えますが、

今をときめく松坂桃李と菅田将暉兄弟、こりゃすごいですね、そして劇中では喝采の歌唱シーンも披露しています、なかなかのモンでした、実話でなくても音楽映画として十分に楽しめるクオリティです、

副題の「ソビト」については調べたらすぐに分りますので、そちらにお任せします、


〇(スクリーンで鑑賞)「はい、泳げません」
(★★?☆☆)(2022年日本)
泳げない哲学者、元妻、恋人、そして水泳のコーチ、それぞれが抱えるトラウマ

06はい泳げません

大学で哲学を教える小鳥遊(たかなし)、実は水が怖くて泳ぐことが出来ないのに、ふと見つけたポスターに導かれてうっかり水泳教室に入ってしまう、水への恐怖心からプールに入ることも出来なかった小鳥遊だが、コーチの静香の指導で徐々に泳げるようになっていく、が、小鳥遊が泳げないのには訳があった、、、



冒頭快調、小鳥遊と静香コーチの軽妙なやりとりは結構笑えます、、、が、、、後半は一転、小鳥遊の過去のトラウマ、元妻との奇妙な関係、子連れの恋人、そしてこちらもトラウマを抱える静香、と物語の足取りは急に重くなります、

さて、残念ながらスッキリしない観後感、この映画のストレスは何処にあるのか?軽妙なコメディ+ちょっと泣かせる物語として最後まで撮り切ることも出来たかもしれないのに、妙なところに迷い込んでしまった感あり、

しかし、一番映画的にストレスなのは小鳥遊を巡る女性3人元妻、恋人、水泳コーチが全員善人であることかな、全員善人では物語にはならないよ、そしてキャスト的には長谷川・綾瀬の物語があるのかと思いきや、そうでもない、さらっと水に流されていく綾瀬はるかが不憫です、ここが一番モヤモヤしたかな、普通に長谷川と綾瀬の恋が芽生えるのが映画的だと思ってしまうのは俗物の邪心^^)

タイトルやキャスティングから、勝手に期待して観てはイケない映画もあります、





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2022年06月06日

先週は4本、オススメは邦題に誤魔化されるな!秀作「マイ ニューヨーク ダイアリー」、「ザコンサルタント」も面白い、映画版「みをつくし料理帖」はどうだ?

(★★★★☆)(2020年アイルランド・カナダ合作)(原題:My Salinger Year)
サリンジャー存命中のNY、出版エージェントで奮闘する女性の物語

06マイNYダイアリー

1995年NY、西海岸から数日の旅行のつもりでNYへ来た作家志望のジョアンナ、NYで働きながら作家を目指すことを決心、JDサリンジャーを担当している出版エージェントに勤めることになる、厳しい女性上司の薫陶を受けながら確実にエージェントとしても成長していくが、、、作家への夢も絶ちきれないでジョアンナ、



まず、サリンジャーがま大来ていた時代のNYって、1995年、そんな昔ではないと思っていたけど、もう回顧する時代になっているんだなあ、それがちょっとビックリ、ちなみにサリンジャーは2010年に91歳で亡くなっています、

1995年のNYの風景、ファッション、風俗、とっても洒落ていてそれだけで結構楽しめます、シガニー・ウィーバーも素敵です、文学好きの主人公がトントン表紙で就職するのは、なんか出来すぎのような気もしますが、なんと自伝だそうです、

出版者と作家は違う、エージェントには作家志望の人間お断り、これもまたよく分ります、そうなんですよね、どの世界でも才能ある人とその才能を引き出す人は別なんですよね、

原題「My Salinger Year」がピッタリの文学ビジネスストーリーなのに、邦題は酷いですね、文学の匂いがまったくしない、NYのおしゃれ感だけを訴える邦題、たしかにNYの恋物語でもあるけど、、、「サリンジャーじゃ受けないし、分らないよ」とかいう意見があったなら、映画ファンを馬鹿にしているとしか思えない、邦題詐欺だ!^^)


(★★★★★)(2016年米国)(原題:The Accountant)
数字に滅法強い会計士だが、裏の顔は、、、

06ザコンサルタント

発達障害のあるクリスチャン、その類い希な集中力を活かし膨大な数字を操る会計士になり成功している、ある大企業社長から過去の不正会計の調査を依頼され、クリスチャンは一夜にして膨大な帳簿を分析、不正の事実を突き止めるが、突如作業は中止に、クリスチャンの周辺で不穏な動きが、、、そして不正の端緒を見つけた社員ディナにも危険が忍び寄る、、、



幼少期のクリスチャンの挙動、弟との絆がフラッシュバックで映し出されます、これが最大の伏線、クリスチャンの集中力は会計分野だけでなく他の分野でも遺憾なく発揮され、彼のもう1つの顔=影のクリスチャンが危機を救います、アナ・ケンドリック、あんまり活躍しないけど可愛いです^^)

先週の「セッション」に続きJKシモンズが登場!

原題の「The Accountant」はそのものズバリ「会計士」、日本では馴染みのない言葉なので「コンサルタント」になっちゃいました、ま、これくらいは許容範囲、


◆(自宅で鑑賞)「みをつくし料理帖」
(★★★?☆)(2020年日本)
上方から江戸に来た女料理人の奮闘と幼なじみの物語

06みをつくし料理帳

大坂の水害被害で何もかも失ったお澪は江戸に流れつき、町中の飯屋で料理の腕を振るうことになる、上方の味が口に合わない江戸の職人や戯作者との料理のやりとりを交わすなかで、お澪は料理の真髄に近づいていく、その頃幼なじみの野江は江戸吉原で一番の太夫になっていたのだが、、、



料理は男が作るもの!な時代に、天性の才能を開花させ世間をあっと言わせる女性料理人の爽快な物語、そして幼なじみとの再会は、、、

どうしてもNHKのドラマ版と比べてしまうなあ、、、正直、観ていて面白いんだけど、どうも各キャラクターが立って来ませんでした、お澪もごりょんさんも、小松原も長田先生もなぜか輪郭がハッキリ見えてこない、「料理+エピソード」を盛り込みすぎたかな?連続ドラマの方が分りやすい原作だったのかもしれません、

その中でも石坂浩二貫禄、藤井隆キャラ前面^^)


(★★★★☆)(2016年米国)(原題:Central Intelligence)
突然現れた高校の同級生はマッチョに変身!?しかも、なぜかCIAに追われていた

05セントラルインテリジェンス

高校時代、学校の花形だったカルヴィン、今は普通の雇われ会計士、そこに高校時代はいじめられっ子だった太っちょボブがムキムキノマッチョに変身して現れる、しばし旧交を暖めるが、実はボブはCIAエージェントで、裏切りの罪でCIAから追われる身、いきなりCIAとの銃撃戦に巻き込まれてします、、、



同窓会で久しぶりに会うと、すっかり変わった奴、変わらない奴、人生様々ですが、ボブの変身ぶりはなかなか凄いです^^)「ワイルド スピード」のノリそのままの不死身の活躍、ま、不死身なんだから仕方ない、休日お気楽鑑賞にピッタリです、ラストの同窓会のシークエンスは要る?^^)

原題はCIAの最初の2単語、







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2022年05月30日

先週は4本、オススメは「シング ア ソング」、強烈な「セッション」、個性的「ヒットマン インポッシブル」、、、「岳~ガク」は???

〇(スクリーンで鑑賞)「シング ア ソング」
(★★★★☆)(2019年英国)(原題:Military Wives)
出征した軍人の妻達がコーラスグループを結成♪

05シングアソング

英国軍基地、兵士達の出征が決まり、司令官の妻ケイトは残った妻達の結束を高めるための活動を提案、しかし副官の妻リサ他の反応は冷ややか、それでもコーラスに興味を示した妻達は練習を始めるが、戦地では司令官が負傷、そして戦死者も出る、、、



内容的には音楽映画というより、軍人の妻達の悲哀を描がきたかったのではないかと思えます、実話を基にしているので、実際のコーラスも素晴らしかったのでしょうが、劇中ではそんなにハードな練習はしていない、というかコンサート会場へ行くバスの中で未だ練習しているし^^)

軍人に負傷や戦死が付きもの、とくに戦死はもう取り返しのつかない事態、コーラスの成功より戦死の悲しみのほうが強烈、コーラス練習も妻同士の仲違い、親子のすれ違い物語も中途半端、それでも観後感が良いのでお奨めします、

英国の軍基地って、家族も一緒に蔵咲いているし、基地内に学校もBarもなんでもあるみたい、日本の基地感覚とは全然違う生活感が興味深いです、

原題は「Military Wives」、こちらの方がピッタリくる内容、


◆(自宅で鑑賞)「セッション」
(★★★★☆)(2014年米国)(原題:Whiplash)
JAZZドラム奏者を目指す若者と鬼教師の確執の行方

05セッション

アンドリューは最高位の音楽学校に入学、ストイックにドラム奏者の頂点を目指す、鬼教師のフレッチャーに見出され学内最高のJAZZバンドのメンバーに加わる、が、完璧を求めるフレッチャーの指導は常軌を逸しており、文字通り血の滲む練習を繰り返すアンドリューの心は徐々に壊れていく、、、



凄まじいパワハラ!エディケーション・ハラスメント!?フレッチャーの前では生徒全員が萎縮しています、少しのミスでバンドを去らなければならない恐怖、それでも、それは最高のプレイヤーを育て上げるための獅子の教育?というフレッチャーの信念には、、、やはり共感できません、酷すぎるわ!!^^)

中盤からの驚きの展開、単なる鬼教師物語では済みません、終盤は心理的逆転に次ぐ逆転、アンドリューとフレッチャーの闘いの結末は?観てのお楽しみです、

アカデミー賞3部門受賞作品、

原題の「Whiplash」は鞭打ちの意、怖い^^)

(★★★★☆)(2016年ハンガリー)(原題:Tiszta szivvel)
火災現場事故で下半身不随になった消防士と障がい者2人が行き着く先は?

05ヒットマン

元消防士のルパゾフは火災現場での事故で下半身不随に、今はギャングからの依頼を受ける殺し屋、リハビリに励む障害者施設で2人の若者と知り合い、殺人計画の下働きを頼むようになる、不自由な身体の3人は問題を抱えながらも次々とミッションを成功させていくが、依頼人が裏切り3人は窮地に追い込まれる、



不思議な映画です、殺し屋アクション映画ではありません、この辺りは邦題の罪、

主人公3人が障がい者、どう考えても殺し屋のミッションには向かないはず、普通のことが普通に出来ない3人があれこれ苦労する姿はある意味喜劇、それでもミッションに成功するカタルシス、3人それぞれの心の動きが執拗に描かれるのは、そこに映画のテーマが在るからでしょうね、これがハンガリー流障がい者の生きる道、

原題の「Tiszta szivvel」は『澄んだ心』という意味、これが分るとこの映画の観方も分ってきます、


◆(自宅で鑑賞)「岳~ガク」
(★★★?☆)(2011年日本)
北アルプスを舞台に描く山岳救助隊の活躍

05岳

心から山を愛する島崎三歩が山岳救助ボランティアとしても活躍している、新人隊員の久美は三歩と共に救助活動を続ける中で徐々に成長していくが、少々無鉄砲なところもある、ある日、天候急変の中、3組の集団遭難が発生、山岳救助隊、三歩、そして山荘に詰めていた久美も単独救助に向かうが、、、



2015年から山登りを始めたので、ある意味、観方が変わったこの映画、ま、物語なので実際の山で起こることとは違うことが多いと思いますが(実際、ベテランさんが観たらとんでもない内容だと思います)、物語のコア=“山好き感”には好感、そして、雪山はホントに怖いと実感、2022年シーズンは何度か雪山を登りましたが、その爽快感を思い出すと共に安全第一を肝に銘じました、

劇中の北アルプスの雪山景色も素晴らしいです、また観てみたいけど、怖い^^)

長澤まさみ、奮闘、





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2022年05月23日

先週も5本、オードリー祭、オススメは「シャレード」「オードリー・ヘップバーン」、「シンウルトラマン」もなんとか踏ん張りました。

◆(自宅で鑑賞)「シャレード」
(★★★★★)(1963年米国)(原題:Charade)
25万ドルの在処を巡る虚々実々の駆け引き、オードリーがお洒落すぎます

05シャレード

夫との離婚を考えていたレジーが旅先から帰ると、家の中はもぬけの殻、夫は死体で発見される、そして次々と現れる謎の男達、彼ら4人は戦時中に軍の資金を横領、夫が独り占めにした25万ドルを取り戻すべくレジーを追い詰めていく、しかし25万ドルの行方は一向に判明せず、、、



まず物語が洒落ています、レジーに次々と近寄ってくる男達、誰が味方で誰が本当の敵なのか?ケイリー・グラントさえレジーの25万ドル目当て?2転3転の後に大きなトリックが終盤に次々と明かされます、25万ドルの在処も洒落ています、

そして、オードリーがとにかくお洒落、観ているだけで楽しい衣装はジバンシー、音楽はヘンリー・マンシーニ、ハリウッド黄金期の良き時代の映画、相手役にケイリー・グラント、脇役にジェイムス・コバーン、ジョージ・ケネディ、ウォルター・マッソーと懐かしい顔が勢揃い、

スクリーンで初めてオードリーを観たのがこの映画のような気がします(もちろん再映時)、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」よりも好きな映画です、

原題のCharadeは「偽装」「茶番」という感じかな?


〇(スクリーンで鑑賞)「オードリー・ヘップバーン」
(★★★★☆)(2020年英国)(原題:Audrey)
ハリウッド黄金期にキラキラと輝いたスター“オードリー・ヘップバーン”の生涯

05オードリー

伝説的スター、オードリー・ヘップバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画、幼少期に父親と生き別れ、ナチス占領下のオランダで過酷な生活を強いられたオードリーは初主演作「ローマの休日」でアカデミー賞を受賞、その後もヒット作を連発、晩年のユニセフでの活動までを丁寧に追います、



個人的に好きな俳優なのでとても懐かしく、興味深く観れました、平日昼間にもかかわらず結構入っていました、だいたい70歳代の女性ファン、オードリーがアイコン(偶像)だった時代ですな、



〇(スクリーンで鑑賞)「シンウルトラマン」
(★★★?☆)(2022年日本)
ご存じ、空想科学TVドラマ「ウルトラマン」が現代に蘇る

05シンウルトラマン

つぎつぎと日本に現れる禍威獣たち、それに対抗する「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」、第7号禍威獣ネロンガとの闘いの最中に隊員神永は子供を守ろうとして死んでしまうが、光の国から来たウルトラマンが神永と合体、禍威獣との闘いを続けることになる、、、



はい、TV版「ウルトラマン」の世界観をそのまま現代に持ってきた正統派空想特撮映画です、「シンゴジラ」ではCGゴジラによるリアリティ化に成功したのですが、本作ではちょっと様相が違います、おそらくはウルトラマンが出てきた段階でリアリティは無くなる、との判断があったのだと思います、

CGウルトラマンのマテリアルも着ぐるみのあの質感、デザイン変更もほとんど無し、飛び方もスペシウム光線もTV版の精度を上げただけ、つまり「シンゴジラ」のような進化はウルトラマンには無理、ウルトラマンはいつまで経ってもウルトラマンの世界でしか活躍できない、と庵野さんが見切ったような気がします、副題の“空想特撮映画”がそれを如実に語っています、

それに対してはネガティブではありません、ワタシはとても楽しく観れました、でも「シンゴジラ」のような進化をしたウルトラマンを観たかった人からするとちょっと不完全燃焼かも、でもね、本作は“空想特撮映画”なのです、あくまでも特撮、、、そう思っての鑑賞をお奨めします、


(★★★★☆)(1961年米国)(原題:Breakfast at Tiffany's)
本作もオードリーの魅力満載のラブコメディ、キュートな表情と軽やかな動きに釘付け

05ティファニーで朝食を

NYで猫と暮らす娼婦ホリーはティファニーが大好き、上の階に越してきたポールと意気投合、気ままに暮らすホリーにポールも心を奪われるが、気まぐれなホリーは意に介さない、



これまたオードリーの魅力炸裂の1作、本作では自由奔放に生きる娼婦の役柄、でも、その裏にある悲しみと孤独、、、という構図の筈が、オードリーが輝きすぎていて、「光と影」の影の部分があまり見えないのはワタシがオードリーファンだからか?^^)

とても気楽に楽しめるお洒落な映画、


◆(自宅で鑑賞)「ミッドウェイ」
(★★★★☆)(2019年米国)(原題:Midway)
CGで再現する息詰まる海軍航空戦シーン

05ミッドウェイ

1941年12月7日(日本時間8日)、日本軍の真珠湾攻撃で口火を切った太平洋戦争、戦艦の多くを失った米海軍は航空母艦兵力でも劣っていた、不利な戦況が続く中、日本の電信・無線の傍受情報から日本海軍の次の目標がミッドウェイと特定した米海軍は残った3隻の空母をすべてミッドウェイに差し向けるが、勝算は少なかった、、、



真珠湾攻撃からドゥリトル隊の東京爆撃、そして太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦までを日米両軍の視点で描いています、開戦当初の戦力、航空機性能、搭乗員技量において米海軍を遙かに上回っていた日本海軍に対して、情報戦で一矢を報いた米海軍、そんな物語になっています、

物語的には駆け足で戦史を追っていくので、ちょっともの足らないところもありますが、なんといっても出色なのはCGで再現された戦艦、航空母艦、そして航空機です、米海軍のドーントレス急降下爆撃機、アベンジャー雷撃機、B-17、B-25、B-26など、日本海軍の零戦、97艦攻、96陸攻などが緻密に描かれているのがこの映画のコアです、ただ、零戦が落下式増槽を付けたまま戦闘しているのは考証不足でした、




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2022年05月16日

先週の5本は秀作揃い、「カモン カモン」音楽モノ「はじまりのうた」「アメリカン・ユートピア」「EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」♪

〇(スクリーンで鑑賞)「カモン カモン」
(★★★★★)(2021年米国)(原題:C'mon C'mon)
9歳の子どもが観る今の社会とは?アメリカの子ども達が素晴らしい

05カモンカモン

妹の家庭の事情で、9歳の甥っ子ジェシーを預かることになったジョニー、ほんの数日面倒を見るだけの簡単な手助けのはずが、好奇心旺盛でまっすぐなジェシーの言動に振り回され、いつしか大人の都合が如何に理不尽なことかを思い知らされることになる、、、



とにかくジェシーが子供らしくなく?子供らしい!?キュートでクール、疑問に感じた大人の都合や事情にまっすぐ切り込んでくる9歳のジェシーにジョニーもタジタジ、果てしない2人の掛け合いが面白い、緊張感もある、そして最後には自分たち大人の自分勝手さを恥じ入ることになるというシニカルな展開?

ジョニーはラジオ番組用にアメリカ中の子供の意見を録音しているという設定で、劇中でも子供の生の声で様々な意見が語られる、おそらくはこのパートはドキュメンタリー、その子供たちの生の話がこれまた素晴らしい、このパートがこの映画のコアテーマで、ジェシーとジョニーの掛け合いは狂言回しというところか、

このところ続くモノクロ映画の秀作、その結末が未来に通じるような気持ちにさせる観後感が良い映画です、必見、


◆(自宅で鑑賞)「はじまりのうた」
(★★★★★)(2013年米国)(原題:Begin Again)
曲作りの才能を見出された彼女の最後の決断が痛快!

05はじまりのうた

英国から恋人のミュージシャンと共にNYへ来たグレタ、早々に恋人に裏切られ失意の中ライブハウスで1曲唄う、それを聴いていたベテラン音楽プロデューサーのダンはグレタに才能を感じ、自社レーベルとの契約を勧める、しかし、ダンはすでに職を解雇されていた、それでも自力でアルバム制作に入ることに、、、



自信の無い失恋したばかりのシンガーソングライターと、すでに過去の人となった音楽プロデューサーが、お互いの才能を信じて大手レーベルに一泡吹かせる物語、ダメな男女ながら颯爽とアルバム作りを進める辺りは観ていて楽しい、

この展開なら!と、日本人的に期待するラストを待っていたら、いきなりエンドロールになってしまい、あ~、やはり日本人的予定調和はないのかと思ったら、、、なんと!ホントの結末はエンドロールで語られます、最後まで席を立たないでね、


(★★★★☆)(2020年米国)(原題:David Byrne's American Utopia)
元「トーキング・ヘッズ」デビッド・バーンのライブステージ♪

05アメリカンユートピア

2018年のアルバム「アメリカン・ユートピア」から作られたブロードウェイショーのライブステージフィルムです、「トーキング・ヘッズ」もデビット・バーンも良く知りませんが、とても良く出来たステージフィルム、デビッド・バーンのMCも興味深い、

なんか、細野晴臣さんのセンスに似ているかなあとか思いましたが、的外れかな^^)とにかく、楽しんで観てください、


(★★★★☆)(2016年英国)(原題:The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years)
リバプールから生まれた20世紀最大の人気グループ

05ビートルズ

説明不要、ザ・ビートルズのデビュー前から1966年までのライブ、そしてアップル本社屋上でのライブも♪来日時の映像、記録写真を撮った浅井愼平さんのインタビューもはいていました、

ビートルズ結成が1962年、来日が1966年、来日当時11歳のワタシはまったくビートルズに関心無し、年が離れた兄や姉がいる同級生は家でビートルズを聴いていたそうな、ワタシは乗り遅れたさ^^)なので、今まで知らなかったいくつかのエピソードに触れられてヨカッタ、ま、ファンにとっては当たり前の事ばかりだろうけどね、

タイトルは日本の曲で言うと『1週間に10日来い!』か^^)


◆(自宅で鑑賞)「スタートアップ!」
(★★★★☆)(2019年韓国)(原題:Start-Up)
何をやってもダメ男の奮起と謎の料理人

05スタートアップ

なにをやっても中途半端で母親に叱咤されているテギル、家出先の町の中華料理屋で働くことに、人の良さそうな店主、厨房には暴力的な謎の料理人コソク、コックを目指す配達人、そして家出少女まで飛び込んできて、おかしな生活が始まるが、ある事件をきっかけにそれぞれの過去が漏れ出してくる、、、



主人公は喧嘩が弱いのに喧嘩っぱやいのでとにかく殴られまくるという設定、謎の料理人はハリウッド進出を果たしたマ・ドンソク、長髪ニコニコの怪演で楽しませてくれる、予定調和のハッピーエンドに向かって安心して観ていられます、

日本映画同様、韓国映画もよく食べる、ガツガツ食べる、ジャージャー麺を食べまくるのですがこれが美味そう、ジャージャー麺が食べたくなる映画です^^)





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2022年05月02日

先週は6本、オススメは「赤ひげ」「ブラックブック」「ホワイトハウスダウン」、「キャロル」はまずまず、スクリーンの「パリ13区」は微妙。

◆(自宅で鑑賞)「赤ひげ」
(★★★★★)(1965年日本)
江戸時代、庶民を助ける“赤ひげ”と呼ばれる町医者と青年医師

04赤ひげ

長崎で医学を学んできた保本は小石川療養所に差し向けられる、そこは金のない庶民へボランティアで治療にあたる“赤ひげ”と呼ばれる所長医師がいる、保本は赤ひげの独善的な態度に反発、1日も早く療養を所出たいと願いながら渋々診療にあたるのだが、、、



黒澤作品で未観だったこの作品、時代劇とはいえ武将は登場しない、どんな物語かも知らなかったので鑑賞、3時間超の長編ですが見応えありました、タイトルの「赤ひげ」=三船敏郎の映画と思いきや、原作(山本周五郎)も未読ですが、映画では何人かの患者のエピソードを通して保本=加山雄三の成長を描く人間ドラマになっています、医学ものドラマの原点、

クロサワ作品が世界で認められる要因に、台詞よりも映像での説明力の強さがあります、本作品も台詞が無いシーンが何回か登場しますが、そこで映像の驚くべき迫力が生まれます、世界中、誰が観ても共感を呼ぶ映像、クロサワの真骨頂です、

必見、



◆(自宅で鑑賞)「ブラック ブック」
(★★★★☆)(2006年オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー合作)(原題:Zwartoek)
1944年オランダ、ユダヤ人女性歌手のナチスとの闘い

04ブラックブック

ナチス占領下のオランダ、裕福なユダヤ人ラヘルは家族とともにレジスタンスの手引きで非ナチス占領地域への脱出を試みるが、途中でドイツ兵の待ち伏せに遭い両親と弟を失い、独り逃げ延びて再び占領地区へ舞い戻る、レジスタンス組織に身を投じたラヘルはナチス幹部を籠絡する任務を与えられスパイとしてナチスの本部へ潜入するが、、、



大規模な戦闘シーンが無い反ナチス映画、主人公がスパイとなって身を挺してナチスの裏をかこうとしますが、敵も然る者、危機の連続、ナチスの金品強奪犯罪行為も絡んでドキドキのサスペンスが終盤まで続きます、終盤の展開は2転3転、最後の顛末はちょっとやり過ぎのような気もしますが、伏線もしっかり回収されてまずまず、

物語の内容はとても悲惨なものですが、観後感がそんなに悪くないのは抑えめの演出のお陰かな?

(★★★★★)(2013年米国)(原題:White House Down)
テロで占領されたホワイトハウス内で活躍する父娘

04ホワイトハウスダウン

大統領警護官の面接にホワイトハウスを訪れたジョンと娘のエミリー、面接は上手く行かずジョンは失意のままホワイトハウスを去ろうとするが、突然テロ集団がホワイトハウスを襲撃、次々と防御線が破られる中、ジョンは一人テロ集団に立ち向かう、エミリーもまた勇気ある行動をとるが、大統領は消息を絶ち、エアフォースへ待避した副大統領も死亡、世界の情勢は一気に緊張する、、、



ほとんど同じプロットの「エンド オブ ホワイトハウス」と同じ2013年制作、どちらかがB級なのかと思っていたら両作品とも良く出来ています、本作は娘エミリーが重要なファクターで、上手に(ま、無理はあるけど、、、なんせ、ホワイトハウスがいとも簡単に乗っ取られるなんて、、、無理^^)家族の物語も描いています、旗振りの伏線回収はやられた感じ、

「ブラックブック」同様、裏切りに次ぐ裏切り、そうでもしないと事件が起こらないから仕方ないけど、動機は不明瞭、それでもジョンの獅子奮迅の活躍はジョン・マクレーン並みです^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「パリ13区」
(★★★?☆)(2021年フランス)(原題:Les Olympiades)
現代、パリ13区に住む若者達の幸せ探し

04パリ13区

エミリーが出したルームメイト募集の広告に男性のカミーユが応募してきた、渋りながらも契約、そしてすぐにセックスを楽しむ間柄になるが、それも2週間ほどで解消、関係を続けたいエミリーの不満からカミーユは出て行く、一方、パリの生活に憧れて大学に再入学したノラ、SNSがきっかけで描いていた大学生活とは裏腹のハラスメントを受け挫折、それぞれが抱える不安や空洞感・喪失感が3人を翻弄する、、、



名監督3人が脚本を書いたなかなかスタイリッシュな映画、モノクロの画面は素敵だと思いますが、、、現代の若者が抱えている不安や空洞感・喪失感、家族や社会への不満、どれもその通りなのですが、物語ではその捌け口のほとんどがセックス、少しのドラッグ、ラストでそれ以外の大切なものに気付くという意味なのでしょうが、、、SNSでのハラスメントもセックス絡み、おっちゃんにはちと難しい^^)ということで、個人的には微妙な感じで劇場を後にしました、

エミリーはアジア系、カミーユはアフリカ系、ノラはフランス人、パリ13区の象徴か?2020年代の映画の必須条件、

原題はフランス語で『オリンピック』という意味、どういう意味だ?物語が2024年の設定だったのか?やはり難しい映画です、



◆(自宅で鑑賞)「キャロル」
(★★★★☆)(2015年米国)(原題:Calor)
1950年代のNY、彷徨いながらも愛し合うようになるまでの2人の女性の物語

04キャロルkai

写真家志望のテレーズ、アルバイト先のデパートに客としてやって来たキャロルに強く惹かれる、偶然から2人で食事をするようになるが、キャロルは夫との不仲で悩んでおり、さらに以前に女性の恋人がいたことも分ってくる、夫の策略で娘の親権を奪われたキャロルはテレーズを誘い車で傷心旅行に出掛ける、、、



静かな物語のようでメラメラと燃え上がる強い感情が見え隠れします、恋人、娘、夫それぞれに静かに強い感情をぶつけるキャロル、恋人はいるが何か違うような気がしているテレーズっもまた強い意志の持ち主、静かに強く物語は進みますが、終盤ではいきなりの映画的サスペンスが!

1950年代のファッションが素敵です、とくにテレーズの衣装がキュート、そしてテレーズのヘアスタイルはヘップバーンへのオマージュのように観えました、

(★★★★☆)(2021年米国)(原題:Army of Thieves)
金庫オタクが伝説の金庫破りに挑戦!

04アーミーオブシーブス

平凡な銀行員ルドウィックの趣味は金庫破りシュミレーション、いつか伝説のワグナーの金庫に挑戦してみたいと考えている、その動画をSNSにアップしたところ謎のメッセージが帰ってきた、それは腕試しの金庫破りコンテストへの招待、そして見事優勝したルドウィックは国際強盗団にスカウトされる、、、



コメディアクションですね、主人公のルドウィックがエエ感じのおとぼけキャラなのでお話全体は軽く転がっていきます、物語の主軸になっている『伝説の金庫』は5つあり、5つ目は制作者ワグナーの棺桶、4つ目はこの映画の前作で本編となる「アーミー オブ ザ デッド」ターゲット、今作はその前段という感じで1~3つ目の金庫を破っていきます、金庫は作曲家ワグナー楽劇「ニーベルングの指環」4部作になぞらえられています、この辺はまずまずエエ感じの本格派っぽいですが、基本はコメディアクション^^)

本作の後日談となる本編も観るべきでしょうが、どうも金庫破りにゾンビが絡んでくるようなので、、、どうするかな、本作の方が出来は良いようです、





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2022年04月25日

先週も5本、オススメは「親愛なる同士たちへ」今観るべきロシア映画、「ウイークエンドアウェイ」「オールドガード」「バーニングダウン 爆発都市」も楽しめます。

〇(スクリーンで鑑賞)「親愛なる同士たちへ」
(★★★★★)(2020年ロシア)(原題:Dorogie Tovarischi)
1962年、ストライキ、デモの参加者虐殺の事実を隠蔽するソビエト共産党

04親愛なる同士たちへ

ソビエト共産主義を信奉し市政委員会に勤めるリューダ、食料品不足から工場で発生したストライキにも強く臨むべきと共産党幹部に進言する、一方、労働者の権利を護るため娘のスヴェッカはデモに参加、市役所にデモ隊が押し寄せたとき、突然謎の発砲があり死者が出る、共産党はこの事件を闇に葬ろうと躍起になるが、リューダは事件以来行方不明のスヴェッカの捜索に奔走する、、、



なんとも皮肉な運命、共産主義を信奉しそれに反する労働者を厳しく取り締まるべきと出張していたリューダは、娘を失うことで初めて人の痛みを自らも感じることが出来るようになります、『共産主義以外の何を信じれば良いの?』彼女の言葉がむなしい、独裁による統治はいつか失敗することをハッキリと宣言している映画です、モノクロ映像と動かないカメラも新鮮、

そして今日、なんとも絶妙のタイミングでの日本上映となったものです、事実を元にして60年前のソビエト共産主義を痛烈に揶揄しているこの映画、現在のロシアの愚行そのままに、国民を自らの手で殺め、その事件そのものを隠蔽しようとするソビエト共産党、いつの時代の政治家も自身に都合の悪いことは闇の中に葬ろうとする、つい数年前の日本も同じ轍を踏んでいます、

もう2年制作が遅れていたらこの映画は完成していなかったかもしれません、とてもロシア国内で上映できそうにない内容です、今だからこそ観るべき映画、

原題は『物価高』みたいな意味のロシア語です、

(★★★★☆)(2022年米国)(原題:The Weekend Away)
休暇で訪れた避暑地で起こる殺人、無実の主人公に迫る捜査

04ウイークエンドアウェイ

親友ケイトとの休暇を楽しむために避暑地を訪れたベス、ケイトと羽目を外し飲み明かした翌朝、ケイトは忽然と姿を消してしまう、夫ロブやケイトの恋人と連絡を取りながら警察にも相談、しかし、だれも真剣に取り合ってくれない、がケイトは水死体で発見される、重い腰を上げた警察の捜査が進むとケイトの秘密が次々と暴かれ、ベスに疑惑の目が向けられる、、、



91分の小品、無駄なくテンポ良く物語が進みます、視聴者には主人公が無実であることは分っているのに、どんどん不利な状況証拠が出てきてついには逮捕されてしまうというストレス、映画的なサスペンスが上手に醸成されていきます、

ケイトの恋人、ベスの夫、タクシー運転手、そして担当の刑事までが怪しい、事件は思わぬきっかけで解決したかにみえましたが、、、ラストまで席を立たないでください^^)



◆(自宅で鑑賞)「オールドガード」
(★★★★☆)(2020年米国)(原題:The Old Guard)
古代より人類の進歩を支え続けてきた超人たちの物語

04オールドガード

アンディ率いる傭兵特殊部隊、CIAの依頼を受けて敵地へ乗り込むが、罠にはまり全員が戦死してしまう、、、が、なぜか彼女たちは生き返り反撃、この一部始終をモニターしていた黒幕は不老不死の秘密を解明、医薬の世界市場を独占するためにするために彼らを生け捕りにするよう命じる、、、



事前情報無しで鑑賞、似たようなアイデアの映画を観たような気がしますが、歴史上の重要なポイントで正しい道へ人類を導いてきた不老不死のソルジャーという設定は面白い、そして、その不老不死も決して永遠ではないというのも少しは人間味がある、新しい仲間が加入しての続編もありそうな感じ、

休日のお気楽鑑賞におススメです、



(★★★★☆)(2020年合作)(原題:拆弾専家2 Shock Wave 2)
香港壊滅を目論むテロリスト集団の前に立ちはだかる元爆弾処理班エースだが、、、

04バーニングダウン

香港警察の爆弾処理班のエース フォンだが巧妙に仕掛けられた爆弾の処理に失敗、片足を失うことになる、それでも現場復帰を望むフォン、しかしデスクワークに転属を命じられフォンは警察を辞めてしまう、数年後、大規模なテロ事件の現場にテロ組織の一員としてのフォンの姿があったが、、、



香港を舞台にした警察アクション映画、主人公は片足を失い、そしていつの間にかテロ組織の一員になっている?いや、実はそこには警察組織の暗躍があり、、、と、なかなか複雑な物語になっていますが、ラストのテロ集団と警察との激戦は見所、荒唐無稽なテロ計画も笑い飛ばせないのが今の世界、

2018年に同監督同主演の「ショックウエイブ 爆弾処理班」という作品もあります、今作は続編ではなく物語はリセットされているようですが、前作も鑑賞してみます、



◆(自宅で鑑賞)「宇宙大怪獣ドゴラ」
(★★☆☆☆)(1964年日本)
東宝SF(怪獣)映画、炭素を食い荒らす宇宙細胞が襲来

04ドゴラ

日本上空の宇宙で通信衛星が次々と姿を消す、地上では宝石店からダイヤモンドが強奪される事件が連続、警視庁が犯人を追う中、宇宙から謎の細胞が出現、この細胞は炭素を主食に増殖、宇宙怪獣ドゴラに変身する!



「ゴジラ」に代表される東宝の怪獣シリーズの中では異色の作品、怪獣映画と云うよりSF映画、この路線では「ガス人間第一号」「妖星ゴラス」「マタンゴ」などあり、宝石強盗団や謎のアメリカ人と刑事とのピストルの撃ち合いアクションが延々と続き(物語重視?)、ドゴラも形が定まらない設定(意欲的挑戦?)なので、どうにも中途半端な印象、結局、東宝もこの路線から撤退、着ぐるみ怪獣シリーズが全盛を迎えます、

公開当時、この映画を映画館で観れなかったのが悔しかったなあ^^)今回の鑑賞でスッキリ!




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