映画
2020年10月14日
日本アカデミー賞の主演男優賞・主演女優賞は廃止になるか?
2020年9月、米国アカデミー賞が主演男優賞・主演女優賞を廃止して主演俳優賞を設置するというニュースが流れました、
ジェンダーニュートラル=伝統的な性差による役割分担や能力評価にとらわれない、という考え方の発露です、
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海外の映画業界も男性社会、女性はマイノリティだったようで、それに対するアンチテーゼでもあるようです、
海外の映画業界も男性社会、女性はマイノリティだったようで、それに対するアンチテーゼでもあるようです、
そういうと大物映画プロデューサーのセクハラ問題とかもありました、
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ベルリン国際映画祭も2020年8月に女優賞と俳優賞を統合し『最優秀主演賞』を設置することになりました、
ベルリン国際映画祭も2020年8月に女優賞と俳優賞を統合し『最優秀主演賞』を設置することになりました、
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これに先立って欧州では「#5050 by 2020」という運動があったそうです、
これに先立って欧州では「#5050 by 2020」という運動があったそうです、
これは“映画業界で働く人の割合を男女50:50にしよう!”というもので、保守的だったカンヌ映画祭も2018年にこれに賛同しています、
こんな風に世界的に進む、
映画界のマイノリティ(人種・LGBTQ+・障害者)への理解とジェンダーニュートラル、
映画界のマイノリティ(人種・LGBTQ+・障害者)への理解とジェンダーニュートラル、
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で、日本はどうだ?
で、日本はどうだ?
先日、映画「ミッドナイト スワン」を鑑賞、

トランスジェンダー(身体が男性、心が女性)の草なぎ剛さんと、育児放棄で独り病む中学生との交流を描いた映画、
とても良い出来上りで、個人的には今のところの邦画本年度No.1の評価です、
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おそらく日本アカデミー賞にもノミネートされる可能性が高い、
おそらく日本アカデミー賞にもノミネートされる可能性が高い、
その時に、草なぎさんの演技はどう評価されるのだろう、
主演男優賞か?
身体は男性、心は女性を演じた草なぎさんに主演男優賞とは、
如何にも皮肉、問題意識の低さが露わに、、、
如何にも皮肉、問題意識の低さが露わに、、、
ジェンダーニュートラルに後れを取った賞の授与ということになります、
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世界的に見ても男女別の演技賞が無くなる流れは止まりません、
世界的に見ても男女別の演技賞が無くなる流れは止まりません、
もちろん、日本映画(制作業)界でも女性はマイノリティでしょう、間違いなく男社会なような気がする、
(よく知りませんが)
ジェンダー問題で先端に立たなければならない“日本の表現者”の組織がどんな判断をするのか、
演技賞をどうするのか?
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今のところ日本アカデミー賞からの情報発信は無いようです、
今のところ日本アカデミー賞からの情報発信は無いようです、
(見落としておいたらごめんなさい)
注目です、
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2020年10月12日
先週、映画館・自宅で観た映画~先週は豊作、おススメは、、、トランスジェンダーを演じる草なぎクンに感情移入できます!「ミッドナイト スワン」
先週、映画館・自宅で観た映画~先週は豊作、
おススメは、、、トランスジェンダーを演じる草なぎクンに感情移入できます!「ミッドナイト スワン」
おススメは、、、トランスジェンダーを演じる草なぎクンに感情移入できます!「ミッドナイト スワン」
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〇(スクリーンで鑑賞)「ミッドナイト スワン」(★★★★★)(2020年日本)
〇(スクリーンで鑑賞)「ミッドナイト スワン」(★★★★★)(2020年日本)

ニューハーフクラブのステージで踊る凪沙は親戚の中学生一果を預かることになる、一果のシングルマザーは酒に溺れ育児放棄、素直に自分を表現できない一果は時に暴力的でさえある、トランスジェンダーと中学生で孤独の身の2人の奇妙な同居生活が始まるが、2人にとっては生きやすい社会ではない、しかし一果にはたった一つだけ大切な事がある、それはバレエダンス、、、
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草なぎクンはほぼ全編女装の凪沙役で登場します、正直綺麗でもないし、ハイヒールで歩く姿はどこか滑稽にも見える、それが、物語が進んでいくとどんどん草なぎクンから凪沙になっていく、彼女の心の動きが手に取るように伝わってくる、優しい心根と苦悩、凪沙と一果が感情を爆発させるシーン、2人が公園で静かにバレエを踊るシーンでは自然と涙が出ました、
草なぎクンはほぼ全編女装の凪沙役で登場します、正直綺麗でもないし、ハイヒールで歩く姿はどこか滑稽にも見える、それが、物語が進んでいくとどんどん草なぎクンから凪沙になっていく、彼女の心の動きが手に取るように伝わってくる、優しい心根と苦悩、凪沙と一果が感情を爆発させるシーン、2人が公園で静かにバレエを踊るシーンでは自然と涙が出ました、
この1本でトランスジェンダーの人の気持ちが分かる訳ではありませんが、映画としてはとても成功していると思います、クラブの客や親せきにバケモノと罵倒され、母親は息子の姿を見て嘆き悲しむ、しかしあくまで女性の心を持って生まれてきた凪沙、トランスジェンダーが生きにくい世の中であることだけはしっかりと刷り込んでいただきました、
バレエダンス映画としての側面もしっかりと撮っていただいていて、スクリーンにリアリティを与えています、バレエ経験者の新人を抜擢したキャスティングの勝利、そしてこの新人がまた凄い、この映画に素晴らしい緊張感を与えています、
とりあえず、これまでの本年度邦画でベストかな、
ちなみに性同一障害とトランスジェンダーは同義(訳語)ではないそうです、ここらもいろいろ勉強しなければ、、、
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◆「ザ アウトロー」(★★★★☆)(2018年米国)
◆「ザ アウトロー」(★★★★☆)(2018年米国)

ロスアンゼルス郡保安官ニックが率いる重犯罪特捜班は型破りな捜査で凶悪犯罪に立ち向かっている、かたや冷徹な犯罪者メリーマンが出所、大きな銀行強盗を計画しているとの情報にニックはグループの一人を拉致、情報提供者に仕立て上げて犯行現場での逮捕を画策するが、、、
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冒頭の現金輸送車襲撃シーンが圧巻、市中であれだけマシンガンを撃ち合う国、やはり怖いなあ、でも物語はその後、ハードボイルドながらジワジワと進んでいきます、なにか独特のフワフワした空気感、これは監督の意図か?とか思いながら観ていると、、、最後にどんでん返しを食らわされます、なるほど、そういことですか、あの情報提供者が殺されなかった訳が分かりました、
冒頭の現金輸送車襲撃シーンが圧巻、市中であれだけマシンガンを撃ち合う国、やはり怖いなあ、でも物語はその後、ハードボイルドながらジワジワと進んでいきます、なにか独特のフワフワした空気感、これは監督の意図か?とか思いながら観ていると、、、最後にどんでん返しを食らわされます、なるほど、そういことですか、あの情報提供者が殺されなかった訳が分かりました、
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〇(スクリーンで鑑賞)「ヒットマン エージェント ジュン 」(★★★★☆)(2020年韓国)
〇(スクリーンで鑑賞)「ヒットマン エージェント ジュン 」(★★★★☆)(2020年韓国)

国家情報院の秘密チーム、子どもの頃から暗殺者になるために育てられたジュンは無敵の暗殺者、でも彼の夢は、、、漫画家になる事、、、ある任務でトラブルのためジュンは殉職してしまうが、、、実は彼は意図的に殉職を偽装!過去を隠し家族を持ち、売れない漫画家になっていたジュン、漫画の企画に困って自分の過去の体験からスパイ漫画を描いたところこれが大ブレイク、そしてこれが情報院、家族、過去の宿敵を巻き込んだ大騒動に発展してしまう、
コメディです、でもアクションも物語もシリアスです、韓国のコメディセンスでもあるけど、こういう警察映画、考えたら今までもたくさんありますね、ジャッキー チェンとかエディ マーフィーとかね、そんな感じのコメディアクション映画です、
とはいえ、物語はシリアスで深刻、全員が怒鳴りまくりながらずっと怒っています、韓国映画ですから^^)そんな中で挿入されるギャグ、久しぶりに何回も声を出して笑いました、こんな映画、嫌いではありません、
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2020年09月28日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、3本ともそれぞれ魅力あり!
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは、、、3本ともそれぞれ魅力ありました!!
おススメは、、、3本ともそれぞれ魅力ありました!!
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◆「新しき世界」(★★★★☆)(2013年韓国)
◆「新しき世界」(★★★★☆)(2013年韓国)

8年に渡って組織に潜入している警察官ジャソン、組織の内紛があり自身の立場が微妙になっていくなか、潜入捜査官がいることが組織に漏洩、ジャソンの身にも危険が及ぶ、奇妙な絆で結ばれている組織のボス、冷徹に捜査継続を指示する警察の上司、ジャソンは生き残る道を見つけられるのか、、、
潜入捜査モノ特有の常にヒリヒリするような緊張感が最後まで続きます、警察の思惑でどんどん危険の輪が狭まっていく恐怖、そしてジャソンが選ぶ道は、、、韓国映画らしい結末にもビックリ!!一見の価値あります、
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〇(スクリーンで鑑賞)
「マイ バッハ 不屈のピアニスト」(★★★★☆)(2017年ブラジル)
〇(スクリーンで鑑賞)
「マイ バッハ 不屈のピアニスト」(★★★★☆)(2017年ブラジル)

実在のピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描いた音楽映画、天才的な才能で子供の頃からピアノ一筋の生活のジョアン、その才能は見事に開花するが、私生活では必ずしも順風ではない、事故により右手指に障害が残り、さらには病により指が動かなくなる、それでも数々の圧倒的なステージで偉業を残し、晩年は指揮者として、音楽教育者として活躍する、、、
実在の人物の一代記、素早い場面展開でジョアンの人物像を上手に描いていきます、主人公を年齢別に3人の役者が演じますが、全員の演奏シーンに隙がない!見事な指捌き、音楽映画の基本、演奏シーンのリアリティが映画全体のクオリティを上げています、日本映画も観習って欲しいですね、
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〇(スクリーンで鑑賞)
「鵞鳥湖の夜」(★★★☆☆)(2019年中国・フランス合作)
〇(スクリーンで鑑賞)
「鵞鳥湖の夜」(★★★☆☆)(2019年中国・フランス合作)

刑期を終えて出所したチョウ、バイク窃盗組織の内輪揉めで命を狙われ逃げる途中で誤って警察官を殺害してしまう、チョウの首には30万元の情報提供報奨金がかかる、警察・組織・友人など、それぞれがチョウを追う中、謎の女がチョウの前に現れ2人の逃避行が始まる、
中国武漢が舞台のフィルム・ノワール、全編を通してほぼ夜のシーンのみ、独特の肌にまとわりつくようなねっとり感、とても中国映画的だと思わせる長めのカット、心象的象徴的なカット、完成度の高い映画だと思いますが、ちょっとワタシのリズムには合わなかったので★3つに、
余談:アジアの映画は食事シーンに感情移入する演出が目立ちますね、ワタシは好きですけど、
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2020年09月21日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、話題の「ミッドウェイ」でイイかな。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは、、、話題の「ミッドウェイ」でイイかな、
CGのおかげでリアルな航空戦、もはや実写と見紛う迫力のシーンの連続であります、
CGのおかげでリアルな航空戦、もはや実写と見紛う迫力のシーンの連続であります、
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●(スクリーンで鑑賞)「ミッドウェイ」(★★★☆☆)(2019年米国)
1941年12月、日本軍は真珠湾を奇襲、太平洋戦争が始まりました、その後、航空機が主役となる太平洋戦争の足取りを追いながら、1942年6月、ハワイ諸島の北西にあるミッドウェイ諸島近辺で行われた最大の海上航空戦「ミッドウェイ海戦」を描く戦史映画、


まずはCG技術の発達で観ることができるようになった航空戦描写はたしかに迫力あります、でも、実際の航空戦とはやはり相当違うんだろうな、という感じ、個人的には司令部内の人物描写も含めて少し物足らない、それでも映画の世界に取り込まれることは間違いなし、
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日米両軍それぞれの視点からの描写も一定の公平感が有り、とくに真珠湾以降劣勢の米軍兵士の日本軍恐怖描写はそれなりに迫真で新鮮、日本軍はやはり定説通り現実軽視・精神論重視の従来型かな、ま、事実そうだったんでしょう、
日米両軍それぞれの視点からの描写も一定の公平感が有り、とくに真珠湾以降劣勢の米軍兵士の日本軍恐怖描写はそれなりに迫真で新鮮、日本軍はやはり定説通り現実軽視・精神論重視の従来型かな、ま、事実そうだったんでしょう、
もちろん、海戦の結果は米軍勝利に終わるのですが、多くの努力と少しの幸運で掴み取った薄氷の勝利であることも分かります、あそこでこうしていたら、、、彼我合わせて空母8隻が出撃した最大の航空戦だけにそのことがフューチャーされるのは仕方ないが、、、
で、海戦の後にあるのは勝利の余韻ではなく戦争の惨さ、死んだ者と生き残った者のヒトとしての姿、この映画の良いところでもあります、
結構楽しめましたが、、、映画の出来栄えとしてはどうかな、、、
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◆「Viva!公務員」(★★★★☆)(2015年イタリア)
◆「Viva!公務員」(★★★★☆)(2015年イタリア)
イタリアの公務員改革(リストラ)が始まった、公務員大好きなお気楽ケッコはその安定と楽な仕事を手放す気はない、左遷に次ぐ左遷、僻地や奥地、厳しい仕事をあてがわれても、のらりくらりとすり抜けて退職を拒むケッコ、ついに北極にまで飛ばされてしまうが、そこで大切な人を見つけると、、、

公務員というとどこの国でもこんな風にちょっと意地悪く扱われるみたいですね、とにかく働かない、効率が悪い、責任感がない、そんなケッコですが、これが見慣れて来るとそんなに悪い奴には見えなくなるから不思議、イタリア人の脳天気さにはホント尊敬の念を憶えます、
そして、、、ラストにはなんとハッピーエンドまで待っているという贅沢な映画、日本人もこれくらい人生を楽しむ余裕があれば良いのにね、と、変に感心してしまうお気楽映画です、
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◆「マスター プラン」(★★★☆☆)(2014年スウェーデン)
◆「マスター プラン」(★★★☆☆)(2014年スウェーデン)
自動車泥棒のチャールズ、ある日盗んだ高級車にあったPCの悪徳企業の機密情報を見たことから相棒の命を奪われる、復讐に燃えるチャールズはプロの盗人を集めて、その企業の金庫から汚れた金を強奪するプランを立てる、

割りとアバウトな計画で金庫に押し要るのだが、敵も然る者、徐々にチャールズたちを追い詰めていく、ここらは当たり前の展開ですが、最後はタイトル通りの映画的レトリックであっと云わせる算段の映画、
欧州はこの手のサスペンスが好きですね、最近で云うと「9人の翻訳者」のような手法です、この映画的レトリックを使うならもう少し伏線をたくさん貼って欲しかったな、という感じかな、
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2020年09月16日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは「オフィシャル シークレット」(2019年英国米国合作)、正義が貫かれる快感。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは「オフィシャル シークレット」、正義が貫かれる快感、過去の首相をばっさり捌く凄さ、日本の司法制度が如何に厳しいかもよく分かります、
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●(スクリーンで鑑賞)「オフィシャル シークレット」
(★★★★☆)(2019年英国米国合作)
●(スクリーンで鑑賞)「オフィシャル シークレット」
(★★★★☆)(2019年英国米国合作)

2003年イラク進攻に踏み切る英国と米国、その裏で行われていた不正工作、嘘で始まる戦争、諜報機関勤務のキャサリンは事実を示す重要なメールを漏洩、逮捕されたキャサリンは「嘘で始めた戦争を国民に知らせる義務があった」との信念で裁判に挑むが、、、
生々しいイラク戦争の映像、フセインの失脚、そしてブッシュとブレアの会見映像などがストーリ中でそのまま使用されています、ブッシュもブレアも嘘をついている!そんなセリフも、、、凄いなあ、日本でもこういう実話をベースにした映画が作れるようになるだろうか?『もりかけの真相』みたいな映画が実名入りで制作できる日が来るだろうか?
英国の司法制度にもビックリ、逮捕されたキャサリンは数日で釈放、起訴されまでの1年間、彼女は自由の身、もちろんいろんな制約はあるのだろうが、、、長期間に渡って起訴前の容疑者を拘束する日本の司法制度の恐ろしさも再認識、
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◆「国際市場で逢いましょう」(★★★★☆)(2014年韓国)
◆「国際市場で逢いましょう」(★★★★☆)(2014年韓国)

1950年の朝鮮動乱(韓国と北朝鮮民主主義人民共和国との戦争)の戦禍で父親、妹と離れ離れになってしまったドクスは父親との約束を守り釜山の国際市場の小さな店を守るために身を粉にして働き続けて来た、、、
朝鮮戦争からの混乱期、そして復興期から成長期へと生きた一人の韓国人の叙事詩、韓国で実際にあった、動乱で生き別れた家族を探すTV番組は涙なしでは観れません、
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◆「激動の昭和史 沖縄決戦」(★★★★☆)(1971年日本)
◆「激動の昭和史 沖縄決戦」(★★★★☆)(1971年日本)

1945年(昭和20年)3月~6月に唯一の国内戦闘が行われた沖縄戦の全容を描いた戦記映画、
日本軍の戦死者10万人、そして戦闘に巻き込まれ(もちろん志願者も多かった)死亡した市民15万人、多くの県民を巻き込んだ沖縄戦の一端を垣間見れます、
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封切り時に映画館で観ましたが(ワタシ16歳です!!)、今回Amazonプライムで鑑賞してみて、映画の印象が大きく変わりました、
封切り時に映画館で観ましたが(ワタシ16歳です!!)、今回Amazonプライムで鑑賞してみて、映画の印象が大きく変わりました、
封切当時は戦争映画の印象が強かったですが、今回観直してみての印象は戦争の悲惨さ、惨さを強く感じました、とくに市民を巻き込んだ戦闘についての描写がとても濃密、それが多くの悲惨な結果を生み出したことを再確認しました、
立派な反戦映画であることを再認識しました、
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2転3転する大本営の戦略、大本営発表の嘘とそれが招く悲劇、陸軍と海軍の非連携、大陸での勝利経験しかない非現実的な日本陸軍の戦闘戦術、命を捨てることを美徳とした一方的な皇国第1主義、現場戦闘員の命を顧みない本土司令部は早々に沖縄を捨て石に、、、とても悲しいシーンが続きます、
2転3転する大本営の戦略、大本営発表の嘘とそれが招く悲劇、陸軍と海軍の非連携、大陸での勝利経験しかない非現実的な日本陸軍の戦闘戦術、命を捨てることを美徳とした一方的な皇国第1主義、現場戦闘員の命を顧みない本土司令部は早々に沖縄を捨て石に、、、とても悲しいシーンが続きます、
多くの沖縄県民は日本軍の勝利を信じて軍に協力したと思われます、しかし、それは嘘で固められた虚像であることを知ることになります、
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急遽、17歳~40歳の県民男性が全員招集され陸軍2等兵になり、旧制中学生などの学生(14歳~16歳)を招集した鉄血勤皇隊、女子生徒も看護師として陸軍病院で勤務、参戦した学生は総勢2000人以上、すべてを投げ打って故郷の防衛に身をささげた若者たち、
急遽、17歳~40歳の県民男性が全員招集され陸軍2等兵になり、旧制中学生などの学生(14歳~16歳)を招集した鉄血勤皇隊、女子生徒も看護師として陸軍病院で勤務、参戦した学生は総勢2000人以上、すべてを投げ打って故郷の防衛に身をささげた若者たち、
県民の集団自決は数知れず、自らの保身のために県民を殺傷する軍人も多数、やがて陸軍病院の重症者にも毒薬が配られ、、、
学徒動員者の遺書・俳句の紹介などのドキュメンタリ的なシーンも多い、、、戦闘シーンが見どころではなく、県民目線の沖縄戦史でありました、
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2020年09月02日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは・・・「グッバイ、リチャード!」、素顔のJ・デップ怪演、でも、なんだかエエ奴なんです。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは・・・「グッバイ、リチャード!」、素顔のJ・デップ怪演、でも、なんだかエエ奴なんです。
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●「グッバイ、リチャード!」(★★★★☆)(2018年米国)

大学で文学を教えるリチャードはある日医者から癌を宣告される、余命は半年、家族に伝えようとすると娘がバイセクシャルであることを伝えられ、妻からは不倫の告白が、
癌宣言のタイミングを失ったリチャードは独り死と向き合う、が、それは自由な自分を取り戻す時間、授業に興味のない学生を排除、酒を呑み、ナンパにマリファナ、ホモセクシャル、その奇行振りに周りはあきれるばかりだが、、、
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91分の小品、海賊でもチョコレート工場の工場長でもない素顔のジョニー・デップの映画を初めて観たかも、
とにかく、ガン宣告を受けてタガが外れた大学教授、素顔の演技でも彼でしかできなかったかも、と思わせるのはさすが、
そして、物語の結末も素敵なのです、奇行を繰り返す教授ですが、はたしてその素顔は?学生にも、同僚にも、妻にも、娘にも、人生の素敵な思い出を残していきます、
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◆「バンク・ジョブ」(★★★★☆)(2008年英国)

中古自動車屋のテリーの元に銀行強盗の計画が持ち込まれる、資金繰りに困っていたテリーは仲間と共に引き受けることに、しかし、この計画の裏には英国王室のスキャンダル写真を葬ろうとするMI6が絡んでいた、
奪った貸金庫の中の金品の数々の中には、王室のスキャンダル写真以外にも数々の曰く付きの代物が、、、テリーたちは警察、MI6、裏組織、腐敗官僚などに追われることに、、、
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前半は銀行強盗の物語、1971年の実話を元にしているので、嘘のようだがこれが上手く行く、
ところが、奪った貸金庫の中の金品の数々の中には、王室のスキャンダル写真以外にも数々の曰く付きの代物が、、、テリーたちは警察、MI6、闇組織、腐敗官僚などに追われることに、
絡まったお話をテンポよくスリリングに、そして、しっかりとカタをつけた脚本の勝利、観て損はなし、
しかし、これが実話とは、、、ちょっとビックリのスキャンダル満載です、
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おススメは・・・「グッバイ、リチャード!」、素顔のJ・デップ怪演、でも、なんだかエエ奴なんです。
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●「グッバイ、リチャード!」(★★★★☆)(2018年米国)

大学で文学を教えるリチャードはある日医者から癌を宣告される、余命は半年、家族に伝えようとすると娘がバイセクシャルであることを伝えられ、妻からは不倫の告白が、
癌宣言のタイミングを失ったリチャードは独り死と向き合う、が、それは自由な自分を取り戻す時間、授業に興味のない学生を排除、酒を呑み、ナンパにマリファナ、ホモセクシャル、その奇行振りに周りはあきれるばかりだが、、、
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91分の小品、海賊でもチョコレート工場の工場長でもない素顔のジョニー・デップの映画を初めて観たかも、
とにかく、ガン宣告を受けてタガが外れた大学教授、素顔の演技でも彼でしかできなかったかも、と思わせるのはさすが、
そして、物語の結末も素敵なのです、奇行を繰り返す教授ですが、はたしてその素顔は?学生にも、同僚にも、妻にも、娘にも、人生の素敵な思い出を残していきます、
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◆「バンク・ジョブ」(★★★★☆)(2008年英国)

中古自動車屋のテリーの元に銀行強盗の計画が持ち込まれる、資金繰りに困っていたテリーは仲間と共に引き受けることに、しかし、この計画の裏には英国王室のスキャンダル写真を葬ろうとするMI6が絡んでいた、
奪った貸金庫の中の金品の数々の中には、王室のスキャンダル写真以外にも数々の曰く付きの代物が、、、テリーたちは警察、MI6、裏組織、腐敗官僚などに追われることに、、、
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前半は銀行強盗の物語、1971年の実話を元にしているので、嘘のようだがこれが上手く行く、
ところが、奪った貸金庫の中の金品の数々の中には、王室のスキャンダル写真以外にも数々の曰く付きの代物が、、、テリーたちは警察、MI6、闇組織、腐敗官僚などに追われることに、
絡まったお話をテンポよくスリリングに、そして、しっかりとカタをつけた脚本の勝利、観て損はなし、
しかし、これが実話とは、、、ちょっとビックリのスキャンダル満載です、
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2020年08月24日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは・・・「ファヒム」、チェスの才能に恵まれた難民の子供の物語。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは・・・「ファヒム」、チェスの才能に恵まれた難民の子供の物語、
、
●「ファヒム~パリの見た奇跡」(★★★★☆)(2019年フランス)
(スクリーンで鑑賞)

チェスの才能に恵まれたファヒムと父親はバングラデシュを脱出、パリに不法入国、
そこでなんとか生活を維持し、ファヒムはチェスの修業を積む計画だったが、
仕事もなく仏語を話せない父親の計画は挫折、国外退去命令が出され、ファヒムもチェスの大会への出場をあきらめるが、、、
とても良いお話、全体に押さえ目の演出で少々平板ですが、オマケで★4つ、
子役の子どもたちがとってもヨロシイ、
しかし、チェスも奥深いようですね、たびたび映画のテーマにもなるしね、
でも、きっと将棋や囲碁の方が面白い!と日本文化贔屓しています、
、
◆「KANO 1931海の向こうの甲子園」(★★★★☆)(2014年台湾)

1930年代、日本統治下の台湾、嘉義農林高校教諭の近藤は野球部の監督を引き受ける、
近藤は松山商業を甲子園に導いた名将、日本人・漢人・台湾の現地人(アミ族他)の人種混成チームを率いて甲子園に出場するチームにまで育て上げる、史実に基づいた映画、
台湾製作ですが、台詞はほとんどが日本語、永瀬正敏以下日本人キャストがメイン、日本映画と云われたらそうかなと思える、今でも親日感情が強い台湾ならではの映画となっています、
野球映画としても上出来、それ以上に日本の台湾統治への経緯とその実態、人種問題などいろんな知らなかったことを教えてくれる良質な映画です、菊池寛らしき登場人物も、、、『ワタシは嘉義贔屓になった』という逸話、
エンディングで甲子園に出場した選手たちのその後が紹介されたのが興味深い、日本の高校大学野球・台湾の野球発展に寄与、太平洋戦争に日本軍兵士として召集され戦死した選手もいます、そんな時代の空気も感じることが出来る映画でした、
ただ、185分は長すぎる、プライムビデオで2回に分けて鑑賞しました、
、
、
おススメは・・・「ファヒム」、チェスの才能に恵まれた難民の子供の物語、
、
●「ファヒム~パリの見た奇跡」(★★★★☆)(2019年フランス)
(スクリーンで鑑賞)

チェスの才能に恵まれたファヒムと父親はバングラデシュを脱出、パリに不法入国、
そこでなんとか生活を維持し、ファヒムはチェスの修業を積む計画だったが、
仕事もなく仏語を話せない父親の計画は挫折、国外退去命令が出され、ファヒムもチェスの大会への出場をあきらめるが、、、
とても良いお話、全体に押さえ目の演出で少々平板ですが、オマケで★4つ、
子役の子どもたちがとってもヨロシイ、
しかし、チェスも奥深いようですね、たびたび映画のテーマにもなるしね、
でも、きっと将棋や囲碁の方が面白い!と日本文化贔屓しています、
、
◆「KANO 1931海の向こうの甲子園」(★★★★☆)(2014年台湾)

1930年代、日本統治下の台湾、嘉義農林高校教諭の近藤は野球部の監督を引き受ける、
近藤は松山商業を甲子園に導いた名将、日本人・漢人・台湾の現地人(アミ族他)の人種混成チームを率いて甲子園に出場するチームにまで育て上げる、史実に基づいた映画、
台湾製作ですが、台詞はほとんどが日本語、永瀬正敏以下日本人キャストがメイン、日本映画と云われたらそうかなと思える、今でも親日感情が強い台湾ならではの映画となっています、
野球映画としても上出来、それ以上に日本の台湾統治への経緯とその実態、人種問題などいろんな知らなかったことを教えてくれる良質な映画です、菊池寛らしき登場人物も、、、『ワタシは嘉義贔屓になった』という逸話、
エンディングで甲子園に出場した選手たちのその後が紹介されたのが興味深い、日本の高校大学野球・台湾の野球発展に寄与、太平洋戦争に日本軍兵士として召集され戦死した選手もいます、そんな時代の空気も感じることが出来る映画でした、
ただ、185分は長すぎる、プライムビデオで2回に分けて鑑賞しました、
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2020年08月18日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは・・・「それだけが、僕の世界」、韓国映画、凄いわ。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは・・・「それだけが、僕の世界」、凄まじい演奏シーン、韓国映画、凄いわ
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◆「それだけが、僕の世界」(★★★★★)(2018年韓国)
落ちぶれたボクサーの兄、自閉症の弟、母親と2人の兄弟のお話、ピアノ演奏シーンが凄まじく素晴らしい!

ボクシングジムのシーンで始まる、ボクシング映画か?弟の様子がおかしいと思ったら自閉症だった、難病映画か?サバン症候群の弟は一度聴いた曲をすべてピアノ演奏で再現できるという特別な才能の持ち主、兄や周囲の計らいで演奏会に出演できるようになるが、、、
ピアノ演奏シーンが凄い、日本映画なら手元と表情の編集で誤魔化そうとするところを、役者が相当の正確さで指を動かしている、「蜜蜂と遠雷」がここまで撮れていたらもっとヨカッタだろうなあ、
ボクサーと自閉症というモチーフをコアに物語は流れていくが、最後はしっかりと家族の物語になっているのも上手、観後感由、
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●(スクリーンで鑑賞)「追龍」(★★★★☆)(2018年中国・香港合作)
1960年代の香港、警察と暗黒組織で生きる2人が絆で結ばれ、手を握り香港の闇社会を牛耳っていく、香港版「ゴッドファーザー」か?「仁義なき戦い」か?はたまた「ファミリーヒストリー」か?

スクリーンに独特の匂いが漂っている、一瞬黒沢明のモノクロ映画的なニュアンスも感じる、比較的長い時間経過を描いているのでテンポが良く、1時間くらいで映画1本見たくらいの満足感が有り、その後は少々冗長だけど、やはり面白い、
そういうと、窮地に追い込まれている現在の香港の民主主義、英国の警察官の不正に関しても取り沙汰されていますが、劇中でも英国の警察官が敵役、昔から腐っているようです^^)
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おススメは・・・「それだけが、僕の世界」、凄まじい演奏シーン、韓国映画、凄いわ

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◆「それだけが、僕の世界」(★★★★★)(2018年韓国)
落ちぶれたボクサーの兄、自閉症の弟、母親と2人の兄弟のお話、ピアノ演奏シーンが凄まじく素晴らしい!

ボクシングジムのシーンで始まる、ボクシング映画か?弟の様子がおかしいと思ったら自閉症だった、難病映画か?サバン症候群の弟は一度聴いた曲をすべてピアノ演奏で再現できるという特別な才能の持ち主、兄や周囲の計らいで演奏会に出演できるようになるが、、、
ピアノ演奏シーンが凄い、日本映画なら手元と表情の編集で誤魔化そうとするところを、役者が相当の正確さで指を動かしている、「蜜蜂と遠雷」がここまで撮れていたらもっとヨカッタだろうなあ、
ボクサーと自閉症というモチーフをコアに物語は流れていくが、最後はしっかりと家族の物語になっているのも上手、観後感由、
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●(スクリーンで鑑賞)「追龍」(★★★★☆)(2018年中国・香港合作)
1960年代の香港、警察と暗黒組織で生きる2人が絆で結ばれ、手を握り香港の闇社会を牛耳っていく、香港版「ゴッドファーザー」か?「仁義なき戦い」か?はたまた「ファミリーヒストリー」か?

スクリーンに独特の匂いが漂っている、一瞬黒沢明のモノクロ映画的なニュアンスも感じる、比較的長い時間経過を描いているのでテンポが良く、1時間くらいで映画1本見たくらいの満足感が有り、その後は少々冗長だけど、やはり面白い、
そういうと、窮地に追い込まれている現在の香港の民主主義、英国の警察官の不正に関しても取り沙汰されていますが、劇中でも英国の警察官が敵役、昔から腐っているようです^^)
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syougai1pon at 07:40|Permalink│Comments(0)
2020年08月12日
先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは・・・やっぱりこの映画は面白い、「パッチギ!」。
先週、映画館・自宅で観た映画~
おススメは・・・やっぱりこの映画は面白い、「パッチギ!」。
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◆「パッチギ!」(★★★★☆)(2004年日本)
井筒和幸監督の最高傑作、『井筒さん、もうこれ以上映画作らないで!』と三浦ジュンさんが書いていた^^)

久しぶりに観ても面白かった、過激な暴力シーンは好みではないし、主演の塩谷クンの演技も残念やけど、青春群像劇、ラブストーリー、そして社会問題の提示、いろんな要素がバランス良く配合されている、脚本の勝利やね、
全体に面白がれるのは、当時京都にいたほぼ同世代(ワタシの方が数歳若い)であることが大きい、
さらに、音楽に関してはワタシがフォークル、加藤和彦ファンであることが大きく影響しています、ので採点は甘いかもしれないが、「イムジン河」「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」の3曲が3曲とも効果的、こんな映画はもう出来ないだろうな、
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●「パブリック 図書館の奇跡」(★★★☆☆)(2018年米国)
(映画館で鑑賞)
ホームレスたちが寒さに耐えかねて図書館で夜を明かすことを望むが、事態は思わぬ展開に、

とても良心的なテーマの映画なのでもっと星をつけたかったのですが、ラストのアイデアが他の伏線を喰い散らかしてしまったのが残念、いくつものエピソードが回収されぬまま放置、あ~気になる^^)
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◆「KINGDOM」(★★★☆☆)(2019年日本)
封切り時に映画館で観たけど見直し、

2回目を観ると、いろいろとあらが見えてくるけど、日本アカデミー賞4部門受賞だから、やはりまあまあ面白い、説明的台詞とシーンを削って2時間以内にするとテンポが出るかも、
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おススメは・・・やっぱりこの映画は面白い、「パッチギ!」。
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◆「パッチギ!」(★★★★☆)(2004年日本)
井筒和幸監督の最高傑作、『井筒さん、もうこれ以上映画作らないで!』と三浦ジュンさんが書いていた^^)

久しぶりに観ても面白かった、過激な暴力シーンは好みではないし、主演の塩谷クンの演技も残念やけど、青春群像劇、ラブストーリー、そして社会問題の提示、いろんな要素がバランス良く配合されている、脚本の勝利やね、
全体に面白がれるのは、当時京都にいたほぼ同世代(ワタシの方が数歳若い)であることが大きい、
さらに、音楽に関してはワタシがフォークル、加藤和彦ファンであることが大きく影響しています、ので採点は甘いかもしれないが、「イムジン河」「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」の3曲が3曲とも効果的、こんな映画はもう出来ないだろうな、
沢尻エリカ、真木よう子、高岡蒼佑、小出恵介、波岡一喜、桐谷健太、尾上寛之など、みんなこの頃に輝きだした、
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◆「ウィル」(★★★★☆)(2011年英国)
良心を病で失ったウィルは、父親から貰った欧州チャンピオンズカップ決勝戦のチケットを手に、独りトルコ イスタンブールまでの旅に出る、

これまた良心的な映画、独り旅に出た悲運のウィルに更なる災難が襲いかかるが、手を差し伸べる人もいる、どちら側の人に数多く出会うか?それが人生です、
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◆「ウィル」(★★★★☆)(2011年英国)
良心を病で失ったウィルは、父親から貰った欧州チャンピオンズカップ決勝戦のチケットを手に、独りトルコ イスタンブールまでの旅に出る、

これまた良心的な映画、独り旅に出た悲運のウィルに更なる災難が襲いかかるが、手を差し伸べる人もいる、どちら側の人に数多く出会うか?それが人生です、
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●「パブリック 図書館の奇跡」(★★★☆☆)(2018年米国)
(映画館で鑑賞)
ホームレスたちが寒さに耐えかねて図書館で夜を明かすことを望むが、事態は思わぬ展開に、

とても良心的なテーマの映画なのでもっと星をつけたかったのですが、ラストのアイデアが他の伏線を喰い散らかしてしまったのが残念、いくつものエピソードが回収されぬまま放置、あ~気になる^^)
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◆「KINGDOM」(★★★☆☆)(2019年日本)
封切り時に映画館で観たけど見直し、

2回目を観ると、いろいろとあらが見えてくるけど、日本アカデミー賞4部門受賞だから、やはりまあまあ面白い、説明的台詞とシーンを削って2時間以内にするとテンポが出るかも、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2020年08月03日
先週、自宅で観た映画~「特捜部Q」4作と「ミニミニ大作戦 」、「特捜部Q」小説も面白いし、贔屓なのです^^)
先週、自宅で観た映画~
「特捜部Q」4作と「ミニミニ大作戦 」、「特捜部Q」小説も面白いし、贔屓なのです^^)
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◆「特捜部Q」(各作とも★★★★☆)
デンマークの警察小説の映画化、北欧の陽が短い雰囲気のままに陰惨な犯罪が起こるコペンハーゲン、未解決事件を専門に扱う特捜部Qとは名ばかりのお荷物部署、しかし、悩めるカールとシリア系のアサドは次々と埋もれた犯罪を掘り起こしていく、
原作も面白いし、映画もその雰囲気をよく醸し出していると思います、お薦めの犯罪映画シリーズ、
・「檻の中の女」(映画化2013年 デンマーク) ※小説1作目 これが一番おススメ

フェリーから投身自殺したとされる女性議員、しかし、彼女は長年に渡り生きて監禁されていた、
・「キジ殺し」(映画化2014年 デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作) ※小説2作目

ある刑事が20年前の事件の再捜査を懇願して自殺、カールとアサドが事件を再捜査すると、20年以上続く連続殺人が浮かび上がってくる、、本作より特捜部Qに女性捜査員ローセも加わっている、
・「Pからのメッセージ」(映画化2016年 デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー合作) ※小説3作目

海岸に瓶に入ったメッセージが流れ着く、7~8年前に書かれたメッセージには殺人を示唆する内容が、特捜部Qが捜査に乗り出すが、同時に誘拐事件も発生、2つの事件は結びつく、
・「カルテ番号64」(映画化2018年 デンマーク・ドイツ合作) ※小説4作目

マンションの1室からミイラ化した3人の死体が!捜査に乗り出すQメンバーの前に、デンマークの過去の暗部が浮かび上がってくる、
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◆「ミニミニ大作戦」(★★★★☆)(2003年米国)

卓越したスキルと周到な計画で不可能と思われる盗みを実行するプロ集団、しかし、裏切りに会いリーダーを失う、復讐のため奪われた金塊を取り戻すべく、、、
1969年に制作された同名映画(邦題・原題とも同じ)のリメイク、原題は「The Italian Job」=当時流行っていた?お洒落な盗人の物語、なぜ「ミニミニ大作戦」なのか?一応チャンと必然性はあるのだが、、、邦題は映画の雰囲気とは違います、
観た顔だな、と思っていたら若きシャーリーズ・セロンが出演、
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「特捜部Q」4作と「ミニミニ大作戦 」、「特捜部Q」小説も面白いし、贔屓なのです^^)
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◆「特捜部Q」(各作とも★★★★☆)
デンマークの警察小説の映画化、北欧の陽が短い雰囲気のままに陰惨な犯罪が起こるコペンハーゲン、未解決事件を専門に扱う特捜部Qとは名ばかりのお荷物部署、しかし、悩めるカールとシリア系のアサドは次々と埋もれた犯罪を掘り起こしていく、
原作も面白いし、映画もその雰囲気をよく醸し出していると思います、お薦めの犯罪映画シリーズ、
・「檻の中の女」(映画化2013年 デンマーク) ※小説1作目 これが一番おススメ

フェリーから投身自殺したとされる女性議員、しかし、彼女は長年に渡り生きて監禁されていた、
・「キジ殺し」(映画化2014年 デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作) ※小説2作目

ある刑事が20年前の事件の再捜査を懇願して自殺、カールとアサドが事件を再捜査すると、20年以上続く連続殺人が浮かび上がってくる、、本作より特捜部Qに女性捜査員ローセも加わっている、
・「Pからのメッセージ」(映画化2016年 デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー合作) ※小説3作目

海岸に瓶に入ったメッセージが流れ着く、7~8年前に書かれたメッセージには殺人を示唆する内容が、特捜部Qが捜査に乗り出すが、同時に誘拐事件も発生、2つの事件は結びつく、
・「カルテ番号64」(映画化2018年 デンマーク・ドイツ合作) ※小説4作目

マンションの1室からミイラ化した3人の死体が!捜査に乗り出すQメンバーの前に、デンマークの過去の暗部が浮かび上がってくる、
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◆「ミニミニ大作戦」(★★★★☆)(2003年米国)

卓越したスキルと周到な計画で不可能と思われる盗みを実行するプロ集団、しかし、裏切りに会いリーダーを失う、復讐のため奪われた金塊を取り戻すべく、、、
1969年に制作された同名映画(邦題・原題とも同じ)のリメイク、原題は「The Italian Job」=当時流行っていた?お洒落な盗人の物語、なぜ「ミニミニ大作戦」なのか?一応チャンと必然性はあるのだが、、、邦題は映画の雰囲気とは違います、
観た顔だな、と思っていたら若きシャーリーズ・セロンが出演、
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syougai1pon at 09:17|Permalink│Comments(0)