エージェントライアン
2022年09月26日
先週も6本、原作モノ2本「アキラとあきら」「沈黙のパレード」、悲しすぎる「Love Life」、異色の「探偵 ホン・ギルドン」、あとはアクション2本。
〇(スクリーンで鑑賞)「アキラとあきら」
(★★★★☆)(2022年日本)
同期入社の大手銀行マン2人、それぞれの信念のもと一流バンカーを目指す
一流銀行にトップ入社した2人、瑛は倒産した父親の町工場を救おうとした銀行員に憧れ、彬は大企業の御曹司、一族経営を嫌い一流バンカーなるために入行、考え方がまったく合わない2人だが、、、左遷されながらもひたすら企業を助けることに奔走する瑛、エリート街道まっしぐらの彬、もう接点はないかと思われた2人だが、彬の父親の会社に危機が!!
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池井戸潤の小説を映画化、何度も観ている企業戦士モノ、最後には努力と信念が報われる予定調和の結末、そんなに期待せずに観たのですが、、、やられました、悔しいけど泣かされました、物語はなんとなく想像していた通りの展開、ま、なんとかなるだろうと分っていても結構ハラハラさせられます、いくつかの映画的レトリックがピリッと利いていたのも好感、
池井戸潤の小説を映画化、何度も観ている企業戦士モノ、最後には努力と信念が報われる予定調和の結末、そんなに期待せずに観たのですが、、、やられました、悔しいけど泣かされました、物語はなんとなく想像していた通りの展開、ま、なんとかなるだろうと分っていても結構ハラハラさせられます、いくつかの映画的レトリックがピリッと利いていたのも好感、
竹内涼真が嵌り役、愚直なまでにどこまでも誠実な銀行マンに最後は泣かされます、ユースケサンタマリア好演、観て損はなし!
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〇(スクリーンで鑑賞)「沈黙のパレード」
〇(スクリーンで鑑賞)「沈黙のパレード」
(★★★☆☆)(2022年日本)
野放しにされている殺人犯を追い詰めようとした矢先、事件は意外な展開をみせる
未来ある少女が行方不明に、3年後に死体で発見される、状況証拠から逮捕された蓮沼、過去にも同様の事件で逮捕されているが完全黙秘を貫き送検できなかった曰く付きの人物、犯人である事を確信した刑事草薙、物理学者湯川に協力を依頼する刑事薫、そんな中、今回も釈放された蓮沼は被害者家族の前に悠然と姿を現す、、、
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東野圭吾原作のガリレオシリーズ3作目、オリジナルキャストが全員続投、安心して鑑賞できますが、今回のトリックでは湯川が関わる必然性が弱い感じ、「容疑者Xの献身」ほど心理的動機のレトリックも強くない、パレードの開催というモチーフもご都合、大方の物語は想定内、最後の逆転はそれを補うためのネタとしか見えない、
ということで安心して鑑賞できるシリーズもの、というところでの評価となりました、
東野圭吾原作のガリレオシリーズ3作目、オリジナルキャストが全員続投、安心して鑑賞できますが、今回のトリックでは湯川が関わる必然性が弱い感じ、「容疑者Xの献身」ほど心理的動機のレトリックも強くない、パレードの開催というモチーフもご都合、大方の物語は想定内、最後の逆転はそれを補うためのネタとしか見えない、
ということで安心して鑑賞できるシリーズもの、というところでの評価となりました、
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〇(スクリーンで鑑賞)「Love Life」
〇(スクリーンで鑑賞)「Love Life」
(★★★?☆)(2022年日本)
夫婦を襲う突然の悲劇、ぽっかり空いた穴を埋められるのは、、、
息子の啓太を連れて二郎と再婚した妙子、3人は慎ましく静かな生活を送っていた、が、ある日突然3人を悲劇が襲う、ぽっかりと空いた穴に二郎と妙子は向き合おうとするが、妙子の元夫が現れさざ波が立ち、二郎は元カノと再会、揺れ動く2人に明日はあるのだろうか?
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悲劇の度合いが強過ぎて、2人の心持ちはちょっと想像が付きません、物語が粛々と進んでいくことが救い、もっと激しく壊れる可能性もあっただろうに、、、
悲劇の度合いが強過ぎて、2人の心持ちはちょっと想像が付きません、物語が粛々と進んでいくことが救い、もっと激しく壊れる可能性もあっただろうに、、、
福祉の仕事に就く夫婦、韓国人の元夫、元カノへの恋慕、両親との葛藤、生活保護、ひょっとするといろんなモノを詰め込みすぎたのかもしれないか?とも思いましたが、この悲劇はこれくらいいろんな矛盾命題と同居させないと直視できないのかもしれない、そんな気持ちにもなりました、
観後感はそんなに悪くないですが微妙な仕上がり具合、なんとも中途半端な終わり方が『こうでしか終われないよね』と納得させられる重いテーマの物語でした、
観後感はそんなに悪くないですが微妙な仕上がり具合、なんとも中途半端な終わり方が『こうでしか終われないよね』と納得させられる重いテーマの物語でした、
モチーフは矢野顕子の同名曲、劇中でも流れてきます、彼女の透き通った声も救いといえば救い、
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◆(自宅で鑑賞)「探偵ホン ギルドン 消えた村」
◆(自宅で鑑賞)「探偵ホン ギルドン 消えた村」
(★★★★☆)(2016年韓国)
独特の世界観で転がる探偵物語、キャラクターが立っていて楽しめます
1980年代?最強の探偵ホンギルドンは20年間追い続けていた宿敵の左目が不自由な男キムを追い詰めるが、すんでのところで謎の集団に先を越されてしまう、残された男の孫娘2人を連れて追跡を続けるホン、そこには謎の集団の不穏な企みが隠されていた、
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不思議な世界観の物語です、携帯電話がとっても大きいので1980年代後半か?その20年前にホンを襲った悲劇、その復讐のためにキムを追うホン、そこに幼い孫娘2人がくっついたことでコメディ要素も出てきます、妹の方が芸達者でこの映画のキーマンといっても良いほどの演技振りです、最後の対決とその意外性はあまりピンと来ず、やはり探偵と少女の珍道中が観どころかな、
不思議な世界観の物語です、携帯電話がとっても大きいので1980年代後半か?その20年前にホンを襲った悲劇、その復讐のためにキムを追うホン、そこに幼い孫娘2人がくっついたことでコメディ要素も出てきます、妹の方が芸達者でこの映画のキーマンといっても良いほどの演技振りです、最後の対決とその意外性はあまりピンと来ず、やはり探偵と少女の珍道中が観どころかな、
個人的には気に入りました^^)
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◆(自宅で鑑賞)「エージェント ライアン」
◆(自宅で鑑賞)「エージェント ライアン」
(★★★★☆)(2013年米国)(原題:Jack Ryan: Shadow Recruit)
愛国心に燃える経済アナリストがスパイ合戦の現場で活躍!
負傷で軍人を退役、経済界へ、さらに裏の顔としてCIAの分析官に転身したジャック ライアン、その分析力を武器に諜報活動を支えている、東側のテロと経済テロの同時攻撃の可能性に気付いたジャックは商談を装ってモスクワへ、ジャックを追ってモスクワへやって来た恋人のキャサリンも事件に巻き込まれる、
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トム クランシー原作の「ジャック ライアン」シリーズ、今作は若き日のライアンがCIAの諜報員になるきっかけのエピソード、経済アナリストがこんなに銃の扱いが上手で格闘に強いか!?とツッコミどころ満載、恋人まで巻き込んでの諜報活動は危機の連続、こんな危ない仕事を2人で引き受けたらいけません!的な展開ですが、楽しめました、
トム クランシー原作の「ジャック ライアン」シリーズ、今作は若き日のライアンがCIAの諜報員になるきっかけのエピソード、経済アナリストがこんなに銃の扱いが上手で格闘に強いか!?とツッコミどころ満載、恋人まで巻き込んでの諜報活動は危機の連続、こんな危ない仕事を2人で引き受けたらいけません!的な展開ですが、楽しめました、
休日ののんびり鑑賞に、
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◆(自宅で鑑賞)「イーグルアイ」
◆(自宅で鑑賞)「イーグルアイ」
(★★★?☆)(2008年米国)(原題:Eagle Eye)
謎の人物に操られて国家犯罪に関わってしまう2人
コーヒーショップで働くジェリーはテロリストに仕立て上げられ、法律事務所で働くレイチェルは娘を人質に取られ、次々と送られてくる謎の女アリアからの指令に従わざる得なくなる、FBIや軍特捜部に追われる2人だが、あらゆる電子機器を操るアリアの仕業で追っ手を振り切り、最終目標に迫っていくが、、、
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電車・自動車・信号・携帯電話、あらゆる電子機器を操り、あらゆる監視映像を駆使する謎の女性アリア、この正体が物語のキモ、冒頭の米軍の誤爆シーンが重要なシークエンス、、、と、観ていると大体の想像はつきます、14年前の作品ですが、2022年には映画に近いような事が現実に行われているような気もします、
電車・自動車・信号・携帯電話、あらゆる電子機器を操り、あらゆる監視映像を駆使する謎の女性アリア、この正体が物語のキモ、冒頭の米軍の誤爆シーンが重要なシークエンス、、、と、観ていると大体の想像はつきます、14年前の作品ですが、2022年には映画に近いような事が現実に行われているような気もします、
深刻に考えるとちょっと怖いけど、基本アクション映画、お気楽に鑑賞を、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)