カモンカモン
2022年05月16日
先週の5本は秀作揃い、「カモン カモン」音楽モノ「はじまりのうた」「アメリカン・ユートピア」「EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」♪
〇(スクリーンで鑑賞)「カモン カモン」
(★★★★★)(2021年米国)(原題:C'mon C'mon)
9歳の子どもが観る今の社会とは?アメリカの子ども達が素晴らしい
妹の家庭の事情で、9歳の甥っ子ジェシーを預かることになったジョニー、ほんの数日面倒を見るだけの簡単な手助けのはずが、好奇心旺盛でまっすぐなジェシーの言動に振り回され、いつしか大人の都合が如何に理不尽なことかを思い知らされることになる、、、
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とにかくジェシーが子供らしくなく?子供らしい!?キュートでクール、疑問に感じた大人の都合や事情にまっすぐ切り込んでくる9歳のジェシーにジョニーもタジタジ、果てしない2人の掛け合いが面白い、緊張感もある、そして最後には自分たち大人の自分勝手さを恥じ入ることになるというシニカルな展開?
とにかくジェシーが子供らしくなく?子供らしい!?キュートでクール、疑問に感じた大人の都合や事情にまっすぐ切り込んでくる9歳のジェシーにジョニーもタジタジ、果てしない2人の掛け合いが面白い、緊張感もある、そして最後には自分たち大人の自分勝手さを恥じ入ることになるというシニカルな展開?
ジョニーはラジオ番組用にアメリカ中の子供の意見を録音しているという設定で、劇中でも子供の生の声で様々な意見が語られる、おそらくはこのパートはドキュメンタリー、その子供たちの生の話がこれまた素晴らしい、このパートがこの映画のコアテーマで、ジェシーとジョニーの掛け合いは狂言回しというところか、
このところ続くモノクロ映画の秀作、その結末が未来に通じるような気持ちにさせる観後感が良い映画です、必見、
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◆(自宅で鑑賞)「はじまりのうた」
(★★★★★)(2013年米国)(原題:Begin Again)
曲作りの才能を見出された彼女の最後の決断が痛快!
英国から恋人のミュージシャンと共にNYへ来たグレタ、早々に恋人に裏切られ失意の中ライブハウスで1曲唄う、それを聴いていたベテラン音楽プロデューサーのダンはグレタに才能を感じ、自社レーベルとの契約を勧める、しかし、ダンはすでに職を解雇されていた、それでも自力でアルバム制作に入ることに、、、
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自信の無い失恋したばかりのシンガーソングライターと、すでに過去の人となった音楽プロデューサーが、お互いの才能を信じて大手レーベルに一泡吹かせる物語、ダメな男女ながら颯爽とアルバム作りを進める辺りは観ていて楽しい、
自信の無い失恋したばかりのシンガーソングライターと、すでに過去の人となった音楽プロデューサーが、お互いの才能を信じて大手レーベルに一泡吹かせる物語、ダメな男女ながら颯爽とアルバム作りを進める辺りは観ていて楽しい、
この展開なら!と、日本人的に期待するラストを待っていたら、いきなりエンドロールになってしまい、あ~、やはり日本人的予定調和はないのかと思ったら、、、なんと!ホントの結末はエンドロールで語られます、最後まで席を立たないでね、
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◆(自宅で鑑賞)「アメリカン・ユートピア」
(★★★★☆)(2020年米国)(原題:David Byrne's American Utopia)
元「トーキング・ヘッズ」デビッド・バーンのライブステージ♪
2018年のアルバム「アメリカン・ユートピア」から作られたブロードウェイショーのライブステージフィルムです、「トーキング・ヘッズ」もデビット・バーンも良く知りませんが、とても良く出来たステージフィルム、デビッド・バーンのMCも興味深い、
なんか、細野晴臣さんのセンスに似ているかなあとか思いましたが、的外れかな^^)とにかく、楽しんで観てください、
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(★★★★☆)(2016年英国)(原題:The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years)
リバプールから生まれた20世紀最大の人気グループ
説明不要、ザ・ビートルズのデビュー前から1966年までのライブ、そしてアップル本社屋上でのライブも♪来日時の映像、記録写真を撮った浅井愼平さんのインタビューもはいていました、
ビートルズ結成が1962年、来日が1966年、来日当時11歳のワタシはまったくビートルズに関心無し、年が離れた兄や姉がいる同級生は家でビートルズを聴いていたそうな、ワタシは乗り遅れたさ^^)なので、今まで知らなかったいくつかのエピソードに触れられてヨカッタ、ま、ファンにとっては当たり前の事ばかりだろうけどね、
タイトルは日本の曲で言うと『1週間に10日来い!』か^^)
タイトルは日本の曲で言うと『1週間に10日来い!』か^^)
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◆(自宅で鑑賞)「スタートアップ!」
(★★★★☆)(2019年韓国)(原題:Start-Up)
何をやってもダメ男の奮起と謎の料理人
なにをやっても中途半端で母親に叱咤されているテギル、家出先の町の中華料理屋で働くことに、人の良さそうな店主、厨房には暴力的な謎の料理人コソク、コックを目指す配達人、そして家出少女まで飛び込んできて、おかしな生活が始まるが、ある事件をきっかけにそれぞれの過去が漏れ出してくる、、、
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主人公は喧嘩が弱いのに喧嘩っぱやいのでとにかく殴られまくるという設定、謎の料理人はハリウッド進出を果たしたマ・ドンソク、長髪ニコニコの怪演で楽しませてくれる、予定調和のハッピーエンドに向かって安心して観ていられます、
主人公は喧嘩が弱いのに喧嘩っぱやいのでとにかく殴られまくるという設定、謎の料理人はハリウッド進出を果たしたマ・ドンソク、長髪ニコニコの怪演で楽しませてくれる、予定調和のハッピーエンドに向かって安心して観ていられます、
日本映画同様、韓国映画もよく食べる、ガツガツ食べる、ジャージャー麺を食べまくるのですがこれが美味そう、ジャージャー麺が食べたくなる映画です^^)
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)