スパイの妻

2020年10月26日

先週、映画館・自宅で観た映画~おススメは、、、ベネチア映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞の「スパイの妻」、「ブラッド ダイヤモンド」も骨太!

先週、映画館・自宅で観た映画~

おススメは、、、ベネチア映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞の「スパイの妻」、「ブラッド ダイヤモンド」も骨太!


〇(スクリーンで鑑賞)「スパイの妻」(★★★★☆)(2020年日本)

202010スパイの妻

1940年、輸入会社社長の優作は偶然満州で日本軍の戦争犯罪の証拠を見つけてしまう、世界市民(コスモポリタン)を自負する優作は、妻聡子とともにこの戦争犯罪を世界に告発することを決意するが、聡子はその証拠を軍に提出してしまい、2人は拘束される、、、

国際映画賞受賞ということで話題の映画、たしかに映画的レトリックが面白い、脚本の勝利かと思うが、受賞の大きな理由はやはりこの映画のテーマ=「戦争犯罪の告発」にあると思いあたりました、2次大戦の戦争犯罪の告発は今(とくに欧州で)大きなうねりになっています、

スクリーンには独特の空気感が漂います、神戸が舞台と云うことで妻聡子の話し言葉がいかにも関西の上流家庭の言葉、谷崎作品の女性を彷彿とさせます、物語は粛々と緊張感を持って進み、舞台劇のような口論もカメラは冷静に見つめる、映画祭審査員はあの黒澤作品とか小津作品を思い出したかも、

惜しいのはラスト、優作のその後を暗示するようなカットがラストだったら洒落ていたのになあ、



〇(自宅で鑑賞)「ブラッド ダイヤモンド」(★★★★☆)(2006年米国)

202010ブラッドダイヤモンド

1999年、西アフリカのシオラレオネは内戦で荒廃、ゲリラに捉えられたソロモンは家族と離ればなれになり、ダイヤモンド鉱山で強制労働させられている時に大粒のダイヤモンドを見つける、このダイヤモンドを巡って密輸業者のアーチャー、正義感に燃えるジャーナリストのホウエン、そして政府軍、ゲリラ組織が入り乱れて争奪戦を繰り広げる、そして最後に皆が掴んだものは、、、

発展途上国の資源を巡って動く世界経済、ダイヤモンドもこの例に漏れず、現地の人からの搾取で成り立っている先進国の生活、タイトルは『血塗られたダイヤモンド』、多くの人の血が流されたダイヤモンドが先進国の富裕層の手に渡り胸元を飾る現実、

すでに、国際的には不法に発展途上国から搾取されたダイヤモンドの国際取引は禁止されているそうです、

物語は家族との再会、ゲリラに参加し興奮する息子、ダイヤモンドで一攫千金、報道の正義、政府軍の退廃、ゲリラの横暴と各人の思いが交錯しながらも確実に破局へと向かいます、それでも観後感が良いのが上手なところ、密輸業者アーチャーの心の動きが見所、



〇(スクリーンで鑑賞)「オン ザ ロック」(★★★☆☆)(2020年米国)

202010オンザロック

NYシティ、裕福な家庭のローラは倦怠期、最近冷たい夫ディーンが浮気をしているのではないかと疑い、父親のフェリックスに相談する、フィリックスは勝手にディーンの身辺調査を開始、ついには出張先での浮気の現場を押さえるために2人でディーンの後を追いかけることにするが、、、

とくにヒリヒリすることもなく、何事もなく物語は進みます、有るのは妻と妻の父親の心の動きだけ、とても良心的な映画ですが、ワタシにはちょっと平板すぎて眠たくなりました、

なんといってもビル マーレイの映画、この人、どんな役でもしっかり自分の中に取り込んでしまう特技があります、どんな役でもビル マーレイにしか見えないのに、役柄がにじみ出ているような気にさせる、天才的役者さん、



〇(自宅で鑑賞)「マーキュリー ライジング」(★★★★☆)(1998年米国)

202010マーキュリーライジング

巨額を投じて開発した暗号システム“マーキュリー”が9歳の自閉症の少年サイモンに解読されてしまう、政府組織は解読を隠蔽するために少年の両親を殺害、難を逃れたサイモンをはぐれFBI捜査官アートが保護するが、組織からも警察FBIからも追われることに、、、

当時スクリーンで見た記憶がありましたが自宅で再鑑賞、面白かったです、ブルース ウイルスが若い、もう22年前の作品ですか、そんなに古びて見えないのは撮影の技か?ブルースの見た目か??^^)




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)