ティファニーで朝食を
2022年05月23日
先週も5本、オードリー祭、オススメは「シャレード」「オードリー・ヘップバーン」、「シンウルトラマン」もなんとか踏ん張りました。
◆(自宅で鑑賞)「シャレード」
(★★★★★)(1963年米国)(原題:Charade)
25万ドルの在処を巡る虚々実々の駆け引き、オードリーがお洒落すぎます
夫との離婚を考えていたレジーが旅先から帰ると、家の中はもぬけの殻、夫は死体で発見される、そして次々と現れる謎の男達、彼ら4人は戦時中に軍の資金を横領、夫が独り占めにした25万ドルを取り戻すべくレジーを追い詰めていく、しかし25万ドルの行方は一向に判明せず、、、
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まず物語が洒落ています、レジーに次々と近寄ってくる男達、誰が味方で誰が本当の敵なのか?ケイリー・グラントさえレジーの25万ドル目当て?2転3転の後に大きなトリックが終盤に次々と明かされます、25万ドルの在処も洒落ています、
まず物語が洒落ています、レジーに次々と近寄ってくる男達、誰が味方で誰が本当の敵なのか?ケイリー・グラントさえレジーの25万ドル目当て?2転3転の後に大きなトリックが終盤に次々と明かされます、25万ドルの在処も洒落ています、
そして、オードリーがとにかくお洒落、観ているだけで楽しい衣装はジバンシー、音楽はヘンリー・マンシーニ、ハリウッド黄金期の良き時代の映画、相手役にケイリー・グラント、脇役にジェイムス・コバーン、ジョージ・ケネディ、ウォルター・マッソーと懐かしい顔が勢揃い、
スクリーンで初めてオードリーを観たのがこの映画のような気がします(もちろん再映時)、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」よりも好きな映画です、
原題のCharadeは「偽装」「茶番」という感じかな?
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〇(スクリーンで鑑賞)「オードリー・ヘップバーン」
(★★★★☆)(2020年英国)(原題:Audrey)
ハリウッド黄金期にキラキラと輝いたスター“オードリー・ヘップバーン”の生涯
伝説的スター、オードリー・ヘップバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画、幼少期に父親と生き別れ、ナチス占領下のオランダで過酷な生活を強いられたオードリーは初主演作「ローマの休日」でアカデミー賞を受賞、その後もヒット作を連発、晩年のユニセフでの活動までを丁寧に追います、
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個人的に好きな俳優なのでとても懐かしく、興味深く観れました、平日昼間にもかかわらず結構入っていました、だいたい70歳代の女性ファン、オードリーがアイコン(偶像)だった時代ですな、
個人的に好きな俳優なのでとても懐かしく、興味深く観れました、平日昼間にもかかわらず結構入っていました、だいたい70歳代の女性ファン、オードリーがアイコン(偶像)だった時代ですな、
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〇(スクリーンで鑑賞)「シンウルトラマン」
〇(スクリーンで鑑賞)「シンウルトラマン」
(★★★?☆)(2022年日本)
ご存じ、空想科学TVドラマ「ウルトラマン」が現代に蘇る
つぎつぎと日本に現れる禍威獣たち、それに対抗する「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」、第7号禍威獣ネロンガとの闘いの最中に隊員神永は子供を守ろうとして死んでしまうが、光の国から来たウルトラマンが神永と合体、禍威獣との闘いを続けることになる、、、
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はい、TV版「ウルトラマン」の世界観をそのまま現代に持ってきた正統派空想特撮映画です、「シンゴジラ」ではCGゴジラによるリアリティ化に成功したのですが、本作ではちょっと様相が違います、おそらくはウルトラマンが出てきた段階でリアリティは無くなる、との判断があったのだと思います、
CGウルトラマンのマテリアルも着ぐるみのあの質感、デザイン変更もほとんど無し、飛び方もスペシウム光線もTV版の精度を上げただけ、つまり「シンゴジラ」のような進化はウルトラマンには無理、ウルトラマンはいつまで経ってもウルトラマンの世界でしか活躍できない、と庵野さんが見切ったような気がします、副題の“空想特撮映画”がそれを如実に語っています、
それに対してはネガティブではありません、ワタシはとても楽しく観れました、でも「シンゴジラ」のような進化をしたウルトラマンを観たかった人からするとちょっと不完全燃焼かも、でもね、本作は“空想特撮映画”なのです、あくまでも特撮、、、そう思っての鑑賞をお奨めします、
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◆(自宅で鑑賞)「ティファニーで朝食を」
(★★★★☆)(1961年米国)(原題:Breakfast at Tiffany's)
本作もオードリーの魅力満載のラブコメディ、キュートな表情と軽やかな動きに釘付け
NYで猫と暮らす娼婦ホリーはティファニーが大好き、上の階に越してきたポールと意気投合、気ままに暮らすホリーにポールも心を奪われるが、気まぐれなホリーは意に介さない、
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これまたオードリーの魅力炸裂の1作、本作では自由奔放に生きる娼婦の役柄、でも、その裏にある悲しみと孤独、、、という構図の筈が、オードリーが輝きすぎていて、「光と影」の影の部分があまり見えないのはワタシがオードリーファンだからか?^^)
これまたオードリーの魅力炸裂の1作、本作では自由奔放に生きる娼婦の役柄、でも、その裏にある悲しみと孤独、、、という構図の筈が、オードリーが輝きすぎていて、「光と影」の影の部分があまり見えないのはワタシがオードリーファンだからか?^^)
とても気楽に楽しめるお洒落な映画、
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◆(自宅で鑑賞)「ミッドウェイ」
(★★★★☆)(2019年米国)(原題:Midway)
CGで再現する息詰まる海軍航空戦シーン
1941年12月7日(日本時間8日)、日本軍の真珠湾攻撃で口火を切った太平洋戦争、戦艦の多くを失った米海軍は航空母艦兵力でも劣っていた、不利な戦況が続く中、日本の電信・無線の傍受情報から日本海軍の次の目標がミッドウェイと特定した米海軍は残った3隻の空母をすべてミッドウェイに差し向けるが、勝算は少なかった、、、
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真珠湾攻撃からドゥリトル隊の東京爆撃、そして太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦までを日米両軍の視点で描いています、開戦当初の戦力、航空機性能、搭乗員技量において米海軍を遙かに上回っていた日本海軍に対して、情報戦で一矢を報いた米海軍、そんな物語になっています、
真珠湾攻撃からドゥリトル隊の東京爆撃、そして太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦までを日米両軍の視点で描いています、開戦当初の戦力、航空機性能、搭乗員技量において米海軍を遙かに上回っていた日本海軍に対して、情報戦で一矢を報いた米海軍、そんな物語になっています、
物語的には駆け足で戦史を追っていくので、ちょっともの足らないところもありますが、なんといっても出色なのはCGで再現された戦艦、航空母艦、そして航空機です、米海軍のドーントレス急降下爆撃機、アベンジャー雷撃機、B-17、B-25、B-26など、日本海軍の零戦、97艦攻、96陸攻などが緻密に描かれているのがこの映画のコアです、ただ、零戦が落下式増槽を付けたまま戦闘しているのは考証不足でした、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)