ハイドリヒを撃て

2022年12月26日

先週は5本、韓国版グランドホテル「ハッピーニューイヤー」、史実が重い「42 世界を変えた男」「黒い司法 0%からの奇跡」「ハイドリヒを撃て!」、2転3転「ウォンテッド」

〇(スクリーンで鑑賞)「ハッピーニューイヤー」
(★★★★☆)(2021年韓国)(原題:Happy New Year)
韓国版グランドホテルは、先が読めない楽しさ満載のハッピーコメディ

12ハッピーニューイヤー

クリスマスイブの一流ホテル、人生に絶望した冴えない男が新年に自殺するつもりで宿泊する、男の自殺願望を察知したホテルCEOはなんとか彼に生きる力を与えたいと考えるが、、、ホテルのベテランマネージャー、室内清掃係、モーニングコール係、ドアマンと初恋の女性、お見合いに失敗し続ける医者、売れっ子歌手と生真面目なマネージャーなどなど、それぞれが熱い心を抱きながら、どんな新年を迎えることができるのか?



一流ホテルに集う多士済々、グランドホテル形式の形にハマった映画ですが、そこは韓国映画、個性豊かな面々がコメディアン・コメディアンヌ振りを存分に発揮、全員の絡み方も良く出来ていて、少々長いですが最後まで楽しめます、ラストの映画的レトリックは上手、贅沢なキャスティングも楽しみ、

登場人物が多いので出だしは混乱するかもしれませんが、物語は上手にしっかり収束するので、気楽にコメディを鑑賞して大丈夫です、きっとハッピーな新年を迎えることが出来ます、



◆(自宅で鑑賞)「42 世界を変えた男」
(★★★★☆)(2013年米国)(原題:42)
メジャーリーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンの奮闘記

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戦後間もない1947年、ブルックリン・ドジャースのGMリッキーは周囲の反対を押し切って黒人選手の獲得を宣言する、当時ベースボールは白人のスポーツ、そんなことは不可能だと思えたが、、、白羽の矢が立った黒人リーグで活躍していたジャッキー・ロビンソン、夢に向かって突き進むジャッキーの前には想像を絶する困難が待ち受けていた、、、



黒人初のメジャーリーガーの艱難辛苦の物語、事実を追いながらの展開なのでやや丹頂になりますが、それでもジャッキーの功績が今から70年ほど前の世界はまだまだ差別と偏見に満ち溢れていました、今や日本人選手も多数活躍するメジャーリーグ、有色人種活躍への道を開いた英雄として背番号「42」はメジャー全チームで“永久欠番”となっているそうです、

ジャッキーへの仕打ちは相当酷いモノです、それを映画にして人々の記憶に刻み込むアメリカ映画界も気骨があるともいえます、忘れてはいけない過ち、日本なら蓋をしてしまうんだろうな、ハリソン・フォードの役作りが凄い!!怪演、

(★★★★!)(2020年米国)(原題:Just Mercy)
こちらは黒人冤罪事件、無実の黒人男性を救い出す新米弁護士

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1980年代のアラバマ州、白人女性が惨殺された事件で黒人男性ウォルターが逮捕される、証拠は当時他の事件で逮捕されていた男の目撃証言のみ、新米弁護士のブライアンは警察や検察の執拗な嫌がらせを受けながらも、不当な捜査や証拠捏造を次々と覆していく、それでもウォルターの死刑判決は覆らない、、、



40年ほど前のアメリカでのお話、おそらくこういう黒人冤罪事件が巷に溢れていたんだろうなと思わせる内容です、なんともやりきれない時代ですが、それをこういうカタチで白日の下にさらすアメリカの民主主義の理想の高さ、そして、その反動がトランプの白人至上主義のうねりに、揺れ動き続けているアメリカの民主主義の苦悩、



◆(自宅で鑑賞)「ハイドリヒを撃て!」
(★★★★☆)(2016年チェコ・英国・フランス合作)(原題:Anthropoid)
ナチス占領下のプラハで実行されたナチス高官ハイドリヒ暗殺計画

12ハイドリヒを撃て

1941年冬、ナチス占領下のチェコスロバキアの首都プラハへ工作員が投入される、目的はナチス高官ハイドリヒの暗殺、レジスタンスの協力を得ながらプラハ市内に潜伏、暗殺計画を練りついに実行に移すが、、、その後のナチスの報復は熾烈を極め、工作員達は窮地に追い込まれる、



これまた史実の映画化、勇ましい特殊部隊の大活躍!といったアクション映画ではありません、息を潜めて闘う人達の物語、訓練を受けたとはいえ、人に向けて発砲することさえためらう工作員、それでもなんとか計画実行まではこぎ着けるのですが、、、

市民に紛れ混み活動する工作員やレジスタンス協力者が息を潜めてチャンスを待つ展開はサスペンスに溢れています、自国を侵略される恐怖は島国では理解できないかも、、、欧州では今も繰り返されている愚行でもあります、



◆(自宅で鑑賞)「ウォンテッド」
(★★★?☆)(2008年米国)(原題:Wanted)
世界平和のための暗躍する謎の組織“フラタニティ”だが

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ウエスリーは事務仕事にうんざりする平凡な毎日、が、スーパーで突然謎の男に銃撃され、さらに謎の女フォックスに窮地を救くわれる、フォックスに連れて行かれたのは1000年以上続く暗殺組織“フラタニティ”の本部、そこでウエスリーの父親が組織きっての暗殺者で、数日前に殺されたことを知る、父親譲りの能力を持つウエスリーは復讐のためのミッションをこなすようになるが、、、



異色のアクション映画?1000年前から続く組織は特殊能力を持っているので、あれやこれやの必殺技が出てくるあたりはどうなの?これは?という感じ、それでも物語は最後まで気が抜けない展開、ラストのどんでん返しも楽しめます、

モーガン・フリーマン、アンジェリーナ・ジョリーが共に汚れ役で魅せてくれます、荒唐無稽なアクション映画なので休日のお気楽に鑑賞にぜひ、



今年の映画鑑賞記事はここまで、

2023年も映画を楽しみましょう!



syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)