ファーストラヴ

2021年03月01日

先週、映画館・自宅で観た映画~お奨めは「幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週観た3本ともなかなかの映画でした、
お奨めは「幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」


(★★★★★)(2016年カナダ・アイルランド合作)

202102幸せの絵の具

カナダの田舎町、持病のあるモードは両親を失い兄から見放され伯母の元に身を寄せている、家に閉じ込められているモードは家政婦の仕事を得て家を飛び出す、雇い主のエベレットは粗野な男、家事をこなしながら大好きな絵を描き始めるモードに厳しく当たるエベレットだが、モードの才能を見抜く女性が来て、、、



とても良い映画でした、実在の画家モード・ルイスの半生記、彼女の名前は存じ上げませんでしたが、画をみると思い当たります、こんな画風です、

モードルイス

なにやら少し身体に障害があるように見えるモード(実際にはリュウマチの持病があったようです)がはかなげで泣きそう、でも希に見る集中力で書く画の美しさ、周囲から疎まれながらも誠実に、そしてなにより強い心根を持って生きていくモードの姿に感動します、畏敬の念を禁じ得ない、

粗野な夫の心の動き、モードの才能を発見するサンドラの存在、モードの兄の罪、伯母の罪、映画としての見所もサスペンスもあります、★5つでお願いします、





〇(スクリーンで鑑賞)「ファースト ラヴ」
(★★★★☆)(2021年日本)

202102ファーストラヴ

父親殺しで環菜が逮捕された、罪を認めるもののあやふやな供述を繰り返す環菜の心にうちに興味を持った公認心理師の由紀は彼女と面談、義弟の弁護士迦葉と共に事件の実像を浮き彫りにしようとする、環菜の幼少期の家庭環境に問題があることが判明、事件の様相は一変、さらに由紀自身の過去と迦葉との関係も複雑に絡み合う、果たしてなぜ環菜は父親を殺したのか?



テーマが悲壮なので、なんとも悲しい物語ではありますが、監督持ち前の王道の力業でなんとか前向きな観後感の映画に仕立てられました、観るまでは北川景子さんの印象が強すぎるので(たしかに彼女のアップがとっても多い^^)、タイトルと相まって事前にはあまりサスペンスを期待していなかったのですが、観てみると物語は映画的でサスペンスあります、序盤の環菜の支離滅裂な態度が徐々に解きほぐされていく過程は上手です、映画としては由紀と迦葉のエピソードを割愛して環菜に焦点を絞った方が良かったかも、

北川景子さん綺麗すぎ(監督がアップを多用したくなるのも分かる^^)、ドローン撮影多過ぎ、芳根京子さん熱演拍手、中村倫也さん嵌り役、



〇(スクリーンで鑑賞)「羊飼いと風船」
(★★★☆☆)(2019年中国)

202102羊飼いと風船

中国が少子化政策を始めた時代のチベット自治区、牧羊で生計を立てる夫婦、のびのびと育つ子供たち、祖父は変わっていく生活様式を眺めながら転生を願う、慎ましく穏やかに見えるチベットの生活にも時代の流れは確実に押し寄せてくる、ある誤解から妻の妹が出家、祖父が亡くなり、少子化政策の中、妻が妊娠、徐々にバランスを失っていくチベットの家族の現実、



牧歌的なタイトルとは対照的にクールな目線でチベットの家族の現実を描いています、個人的には中国映画で良く感じる一種の冷徹さみたいな怖さが一番印象に残りました、ま、これは個人的な傾向です、

いきなり牧童がオートバイに乗っている、中国近代化の波、子供が遊んでいる風船はコンドーム、少子化政策の象徴、リアルな羊の種付け、妻の妹と男の誤解、転生を信じる夫、少子化政策の中4人目の子供を産むことを決断できない妻、牧歌的なタイトルと現実のギャップがこの映画のテーゼなんでしょうが、観後感に後味が残るので、、、★は3つで、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)