幸せは

2023年01月09日

年末年始は自宅で6本、「ビューティフル レターズ 綴られた言葉」「13人の命」「ナイブズ アウト グラスオニオン」「幸せは、ここにある」「トロール」「ハーフチャンス」

(★★★★★)(2011年米国)(原題:The Letter Writer)
1通の手紙がその人の人生を変えていくヒューマンドラマ

01ビューティフルレターズ

高校生のマギー、学業は得意ではないがバンド活動に自分の個性を見つけようともがいている、そんなある日、マギー宛に1通の手紙が届く、そこにはマギーへの励ましの美しい言葉が綿々と綴られていた、心当たりのないマギーは差出人を探すことにする、学業もバンド活動も上手く行かないマギーはその謎の差出人から薫陶を受けることになる、、、



85分の小品ながらハートウォーミングな出来映え、学業に身が入らずバンド活動だけが高校生活の支えのマギーだが、成績の下落で母親からバンド活動も禁じられる、さらに恋人との別れ、友人の裏切りととことん打ちのめされるマギー、そんな彼女を救うのは1通の手紙、美しい励ましの言葉と人生を生き抜くための覚悟が並ぶ手紙にマギーは自分がやるべき事を見出す、

ラストのシークエンスに新鮮味はないが、それでも感動を呼び起こすのもまた手紙の一言一句が素晴らしいからに違いないです、SNSの時代、忘れられそうになっている手紙・言葉の力を上手に物語の核にしたプロデューサーの勝利、



◆(自宅で鑑賞)「13人の命」
(★★★★★)(2022年英国)(原題:Thirteen Lives)
2018年タイで発生した洞窟遭難事件の実録ドラマ

0113人の命

2018年6月、タイ北部の鍾乳洞に入ったサッカーチーム12人とコーチ1人、季節外れの豪雨で鍾乳洞内が水没、13人は安否不明となる、国を挙げて救出作業を行うが鍾乳洞内での水中活動は困難を極める、英国から来た世界屈指の敏腕洞窟救出ダイバー2名がなんとか13人の生存を確認するが、外に出るためには7時間もの鍾乳洞内潜水が必要、それは13人にとって事実上不可能だった、、、



実際に起こった遭難事件を丁寧に追っていきます、国中から来たボランティア、タイ海軍の精鋭ダイバーでも遭難者が出るほど過酷な潜水シーンに息が詰まります、水を抜くアイデアを実行する水道技師、そして洞窟救助のプロ達、すべての叡智を結集しても洞窟の奥深く取り残された13人を生きたまま外に出すのは不可能に思われます、

結果は皆さんご存じだと思いますが、13人全員が無事救出されています、そのためにどのような作戦が実行されたのか?それはこの映画を観るまで知りませんでした、リスクを取って勇敢に闘ったすべての救出関係者にエールを送ります、事実は映画よりも強い!ぜひ観てください、

(★★★?☆)(2022年米国)(原題:Glass Onion)
ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブラン シリーズ最新作

01グラスオニオン

IT企業トップの富豪マイルズの招待で孤島に集まった6人、そこになぜか名探偵ブノア・ブランも含まれていた、マイルズはブノアを招待してはいない、誰が名探偵を孤島に呼んだのか?マイルズの趣向は架空の殺人事件を参加者が推理解決するというゲーム、難問を用意したつもりだったが、ブノアが瞬時に解決してしまい一件落着、かと思われたが予定外の現実の殺人事件が発生、、、



“ナイブズ アウト”2作目はいきなりNetflixで配信です、

孤島モノ、集まった6人は富豪マイルズとそれぞれ微妙な人間関係にあり、不安定でスリリングな展開、予定外のリアル殺人事件が起こってからは、名探偵が島に来た理由も説明されますが、物語は2転3転、裏の裏までは予測不可能、伏線回収も結構楽しめますが、、、ラストがちょっとなあ、クリスティのような大団円にはならないのが今風なんでしょうが、、、



◆(自宅で鑑賞)「幸せは、ここにある」
(★★★★☆)(2021年米国)(原題:Here Today)
初期の認知症を患ったことで見えてくるホントの幸せとは?

01しあわせはここに

人気放送作家のチャーリーだが、このところ仕事も私生活も順調とは言えない、自身とのランチ権をSNSで落札したラウンジ歌手エマと知り合い親交を深めていく、ある日、チャーリーの様子がおかしい事に気付くエマ、問い詰めるとチャーリーは初期の認知症を患っていることを告白する、、、



主演のビリー・クリスタルが製作・脚本・監督・主演を務めたハートフルコメディ、

TV業界の第一線でバリバリ活躍するチャーリーだが、少しずつ物事が分らなくなっている自分を認められず妻にも相談できずにいた、そんな時に出会った天真爛漫なエマと交流を深めていく内にやっと自分の病と向き合っていけるようになります、病気になった時、身内と本当のことを語り合えないというのはままあることなんだろうか?それを引き出したエマの力、

原題の『Here Today』は認知症を連想させながら、幸せのありかを示しているんでしょうか?観て損は無し、



◆(自宅で鑑賞)「トロール」
(★★★!!)(2022年ノルウェー)(原題:Troll)
伝説の岩石巨人が大暴れ!?ノルウェー製王道の怪獣映画

01

トンネル掘削工事現場で大規模な崩落が発生、そこから謎の物体が移動を開始する、古生物学者のノラは政府の要請を受けて調査に乗り出す、被害は周辺部でも発生、巨大な足跡が残されていた、ノラは父親の世捨て人で民俗学者のトビアスに助言を求める、トビアスは謎の物体の正体は伝説の岩石巨人トロールだと断言、そしてついにトロールは姿を現し首都オスローが脅威にさらされる、、、



王道のノルウェー製怪獣映画です、自然破壊が原因、謎の足跡、古生物学者が主人公、相棒は特殊部隊隊長、世捨て人の民俗学者、首相の苦悩、軍隊の暴走と敗退、トロールの弱点は意外にも?と、東宝怪獣映画、ゴジラ映画の系譜をしっかり踏襲しています、怪獣映画ファンには楽しい展開、

特筆すべきはラスト、悲哀溢れるラストシーンは東宝映画「空の大怪獣ラドン」(1956)のラストシーンを彷彿とさせます、ステレオタイプな展開に異論があるかもしれませんが、個人的には最後まで楽しめました、怪獣映画ファンは必見、

(★★!☆☆)(1998年フランス)(原題:1 chance sur 2)
フランスの人気俳優ジャン=ポール・ベルモントとアラン・ドロンの共演

01ハーフアチャンス

自動車泥棒を繰り返し無意味な日々を過ごすアリス、ある日亡き母親からのメッセージを発見する、そこには父親の可能性のある2人の男の名前が書かれていた、アリスは2人を訪ね過去の思い出を掘り返す、2人の男は自分こそが父親だと信じて疑わない、そんな時アリスの自動車窃盗がきっかけでマフィアの抗争に巻き込まれてしまう、



ベルモントは公開時65歳、2021年に87歳で逝去、アラン・ドロンは公開時63歳、存命、
この2大俳優へのオマージュで制作されたのでしょうね、物語は特筆するべきモノは無く、1960年代~70年代に観たフランス映画の系譜=細かいところにはこだわらないアクション・コメディです、ま、これはこれで良いかな、往年の姿を思い浮かべながらお気楽に鑑賞しましょう、

日本ではアラン・ドロンの方が人気があったような気がしますが(CMの影響か?)、俳優としての格はベルモントの方が上のようです、なるほど、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)