映画

2021年01月18日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、

先週、映画館・自宅で観た映画~

先週は佳作2本、身がつまされる「大人の事情 スマホをのぞいたら」、ロシアのラブコメディ?「エターナル 奇跡の出会い」、

(★★★☆☆)(2021年日本)

大人の事情

あるきっかけで知り合った7人が年に一度集まってのパーティ、新婚夫婦の妻が夫への不満から全員のスマホを見せ合うことを提案、渋々全員がスマホをテーブルに乗せてみると、どんどん明らかに隠し事の数々、そして仲間であるはずの7人の絆が綻んでいく、



世界18カ国でリメイクされているイタリア原作のコメディ、ほとんどの現代人にとってなくてはならないスマホに秘められたプライバシーはどこまで人に晒せるだろうか?ワタシは大丈夫!!と胸を張っていた人がこんな秘密を抱えているとは!?

パーティが始まると、物語は室内だけで進行、密室殺人の大団円か?法廷映画か?そんなシチュエーションコメディです、結構笑えるシーンもあります、

でも、なんというか映画感がなかったなあ、カメラ?監督?、よく分かりませんが、なぜかTVドラマか舞台劇を観ている感覚、出演者に見知った顔が並んでいるのも影響しているのか?どうも登場人が描けていない感じ、閉鎖した空間で進む物語だけにもう少し工夫が欲しかったです、ラストまで引っ張る映画的レトリックの効果も今ひとつ、

イタリアの原作品や他国のリメイクも観てみたいですね、

田口浩正が当たり役、鈴木保奈美もがんばりました、

(★★★☆☆)(2011年ロシア)

エターナル奇跡の出会い

作家志望の教師スラバは出先のモスクワで自動車に跳ねられるが、運転していたナーシャに一目惚れ、うだつの上がらないスラバだがこの出会いは奇跡のように進展して結婚することに!職場を辞めてモスクワの結婚式会場に向かおうとするスラバだが、行き違いから少年サッカーの監督を押しつけられ結婚式に間に合わない事態に、、、



ロシアのラブコメディ!!??観るの初めてかも、人の良い主人公が周りの無理難題に応えようとして事態はどんどん悪化の一途、よくある悪循環、笑うに笑えない切ないコメディ、でもこの映画、邦題からラブコメディかと思って観てしまいますが、もう一つのテーマ=少年サッカーチームの勝ち上がり物語の方がメイン、サッカー映画という方が正確かも、

少年サッカーながら試合シーンの撮影が上手で観ていてとても楽しい、日本の漫画のようなスーパープレイが続出、ホント上手に撮っています、

主演のミラ・ジョボビッチがとても美しい、ドライなコケティッシュ、ゾンビを相手にしているよりずっと魅力的でした、




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2021年01月11日

先週、映画館・自宅で観た映画~2021年第1週は3作品、「えんとつ町のプペル」、背景や美術、小道具デザインがとても気に入りました。

先週、映画館・自宅で観た映画~

2021年第1週は3作品、スクリーンで観た「えんとつ町のプペル」、背景や美術、小道具デザインがとても気に入りました、


〇(スクリーンで鑑賞)「えんとつ町のプペル」
(★★★★☆)(2020年日本)

2101えんとつ町のプペル

えんとつの煙で1日中夜になった町、その煙の向こうには“星”がある!という父親の言葉を信じるルビッチはある日空から落ちてきた謎のゴミ人間プペルとともに、“星”を探すことにする、、、



アニメ映画を観るのは珍しい、、、と思ったけど、昨年は「鬼滅の刃」も観てましたわ^^)

例によって予備知識はほぼ無しの状態で鑑賞、アニメーションのセンス、キャラクター造形もまずまず、背景や美術、小道具やアイテのデザインはとても気に入りました、物語自体は分かりやすい寓話で、ま、良くあるお話と云えば良くあるお話、

原作がお笑いコンビ“キングコング”の西野さんという方、よく知りません、でも今は絵本作家として活躍されているとのこと、才能はしっかり開花するのですね、

スクリーンには吉本興業の配給クレジットが、なるほど、そういうことですか、「洗骨」でもゴリさんが才能を発揮、考えてみれば吉本興業は才能の宝庫、これからもお笑い出身の監督が出てくるかもしれません、

声優陣も豪華、スクリーンで観ると声優さんの顔は浮かんでこないことが多い(イメージ力が不足!?)のですが、スコップ役の藤森慎吾さんだけはすぐに顔が浮かびました、ある意味凄い個性やな、



◆(自宅で鑑賞)「エクスペンダブルズ2」
(★★★☆☆)(2012年米国)
(★★★☆☆)(2010年米国)

2101エクスペンダブルズ

正月疲れ、何も考えずにお気楽な映画を観たかったのでリストに上がってきた「エクスパンダブル2」を自宅で視聴、思ったよりハードな描写が多くちょっと引きましたが、お話が分からない部分があったのでシリーズ1作目も視聴、、、しっかり繋がっている訳でもないんだね、

1作目のシュワちゃん、ブルースは1シーンだけのカメオ出演、そういうことでしたか、

ま、頭を空っぽにしたいときに観るのはありかな^^)





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2021年01月04日

先週、映画館・自宅で観た映画~年末はさすがに1作品だけ、「また、あなたとブッククラブで」、名優4人が繰り広げる熟年の恋、

先週、映画館・自宅で観た映画~

年末はさすがに1作品だけ、「また、あなたとブッククラブで」、名優4人が繰り広げる熟年の恋、


(★★★★☆)(2018年米国)

202012ブッククラブ

実業家、連邦判事、未亡人、主婦、青春を共に過ごし60歳代を迎えた4人の女性が開催する読書会(ブッククラブ)、一人が課題に出した官能小説に感化された4人はそれぞれの悩みをぶつけ合いながら、新しい恋と生き方を見つけていく、、、



ダイアン キートン、ジェーン フォンダ、キャンディス バーゲン、メアリー・スティーンバージェンと豪華絢爛な4人が繰り広げるドタバタ恋愛、官能小説に触れたSEXの話題沸騰、下ネタ満載の会話も上品、笑えます、

あれこれ事件が起こりますが、基本は罪のない大人の恋愛、どんな結末になるのかな?と観ていたら、、、はい、ですよね~、そうこなくっちゃ!!という感じ、観後感がとってもヨロシイ、

ダイアン キートンってやはりこういう役回りなんだな、ジェーン フォンダお久しぶり、役回りもピッタリ、キャンディス バーゲン、ふっくらしたおばちゃまに、メアリー・スティーンバージェンは芸達者、まあ、この4人の丁々発止の会話を聞いているだけで値打ちありました、

如何にも白人ハイソな映画ですが、素直に2021年はこの映画みたいなハッピーエンドが待っているとイイね~、と納得、





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2020年12月28日

先週、映画館・自宅で観た映画~先週は3作品、すべて良い映画でした、「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」。

先週、映画館・自宅で観た映画~


先週は3作品、すべて良い映画でした、
「私をくいとめて」、「犬猿」、「声優夫婦の甘くない生活」、

〇(スクリーンで鑑賞)「私をくいとめて」
(★★★★☆)(2020年日本)

202012私をくいとめて

みつ子(のん)の頭の中にはAがいる、いつもAとの会話を通して自らの生活充足度を確認、解決してきた優雅なお一人様生活、が、ついうっかり取引先の営業マンに恋をしてしまう、お一人様がヨカッタはずなのに恋心に踊らされ狼狽するみつ子、Aとの会話でも恋の行方は五里霧中、答えは出ない、果たしてこの恋は成就するのか!?



のん主演、これだけで結構楽しみにしていましたが、大いに期待に応えてくれました、脳内にいるもう一人の自分=Aとの会話を軸に展開する前半は快調、コメディとしても相当楽しめます、途中から現代的な問題が顔を出して来て少し足取りが重くなる、

映像的なギミックもたくさん投入されています、この手の実験的な手法はあまり好みではないのですが、それもしっかりと成功していると云って良いでしょう、

惜しむらくは2時間13分と長い、ローマのシークエンスはちょっと観光案内的に見えてダレました、不要だったかも、これが物語後半の足取りを重くしてしまいました、ローマシークエンス無しで1時間50分くらいに納めたかったなあ、



Aとの会話シーン、Aは声だけなのでほぼ のん の顔がスクリーンに映っています、全体の半分くらいが のん のカットかも!?^^)ファンには堪らん映画でしょうね^^)オススメです、



◆(自宅で鑑賞)「犬猿」
(★★★★☆)(2018年日本)

202012犬猿

乱暴者の兄が出所して家に転がり込んできた、生真面目な弟は兄を怖れつつも兄弟の絆もある、取引先の印刷工場の姉妹、姉はテキパキと仕事をこなすが容姿に自信が無い、美人の妹は要領よく世間を渡っている、この4人が出会うことで今まで均衡していた関係が徐々に崩れ、ついに暴発する、本当の悪人は誰なのか?本当の善人はいるのか?



乱暴者の兄がとにかく怖いので映画全編にヒリヒリするような緊張感が漂います、きっといつか暴発するんだろうな、という予感、でも暴発はラスト近くまで引っ張る監督の力業、兄のせいで沸き起こる居心地の悪さもここでは上手なサスペンスです、

暴発の仕方もよく考えられている、思ったよりもマシな結末?案外、一番正直者は乱暴者の兄か?兄だけが自分に正直に生きているのか?そんなメッセージなのかと気を回した途端にしっかりと裏切りのメッセージが、、、

新井浩文、上手い!江上敬子、熱演、



〇(スクリーンで鑑賞)「声優夫婦の甘くない生活」
(★★★★☆)(2019年イスラエル)

202012声優夫婦の甘くない生活

1990年、ソ連崩壊と共にソ連国内のユダヤ人の多くはイスラエルに移住、ソ連で声優を生業にしていたこの老夫婦もイスラエルへ、が、そこには声優の仕事はなく、妻はその七色の声を活かしてテレフォンセックスで稼ぎ、夫は吹き替えをしたいばかりに映画泥棒(スクリーンを撮影)の片棒を担ぎ警察に捕まる、憧れの移住生活のはずが徐々に冷めていく夫婦仲、果たしてこの夫婦の行く末は、、、



こんなはずじゃなかった感満載で結構面白い、笑えるシーンも多いし、二人がだんだんと落ちていく様もサスペンスです、そしてラストは二人の生きてきた人生への愛おしさ、

もう一つの物語の軸が『映画への愛』、声優の夫婦のやりとりに懐かしの名画が続々登場、夫が吹き替えた名優へのリスペクトや洞察、そしてその吹き替え術も面白いんだろうなあ、私には彼のロシア語がマーロンブランドの口調かどうかまでは分かりませんでした、

原題は『Golden Voices
』、



当時のイランの科学兵器(毒ガス)攻撃などのギミックも日本人にはピンとこないし、結末はなにかあっけない感じですが、これは日本人とユダヤ人の人生観の違いかな、小品ながら楽しめる1作、




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2020年12月21日

先週、映画館・自宅で観た映画~オススメは「シェフ」、家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても幸せになれる映画。

先週、映画館・自宅で観た映画~

オススメは「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、アメリカやキューバの家庭料理がシズル感たっぷりに登場、とっても美味しそう、キューバなりズムに乗せてとっても幸せになれる映画、
「ヒトラーに盗られたうさぎ」も秀作、

(★★★★★)(2014年米国)

202012シェフ

一流レストランの雇われシェフ カール、批評家来店時の自信作メニューを頭の固いオーナーが拒否、結果は散々、使い慣れないツイッターで反論したら炎上、世間からも非難を受けてレストランを辞めることに、そして、再起をかけてフードトラックで自分の作りたい料理を作り出すが、、、

フード映画です、ここまでシズル感たっぷりに美味しい料理を並べられたら、面白くないわけがない、それにキューバな音楽のリズムに乗ってテンポ良く進むのも爽快、真の悪人がいない心地よさ、父と息子、元妻との絆もハートウォーム、久し振りに★5つの映画です、

キューバサンド、テキサスBBQ、スライダー、モホ、アロスコンポジョ、トストーネ、ユッカ芋フライ、メディアノーチェetc、聞いたこともない料理がバンバン出てきて来ます、いずれもアメリカやキューバの家庭料理かな?とにかく美味しそう、どれでもいいから一つくらいは食べてみたい、



頭の固いレストランオーナー役でダスティン ホフマンが登場、懐かしいです、お元気でなにより、

いつもの事ながら、邦題の副題は不要かな、


〇(スクリーンで鑑賞)「ヒトラーに盗られたうさぎ」
(★★★★☆)(2019年ドイツ)

202012ヒトラーに盗られたうさぎ

ユダヤ人の批評家アルトゥアはヒトラーへの批判を展開したことで、ナチスから賞金を掛けらている、妻、兄、娘アンナを連れてスイス、フランス、英国と亡命の旅を続ける一家、そんな環境でも娘のアンナは希望と人としての尊厳を失わずたくましく生きていく、

ユダヤ人一家の逃避行を娘のアンナの瑞々しい視点で描いていきます、ユダヤ人にとっては理不尽な暗黒の時代、それでも前向きに強く生きていくアンナに悲壮感はない、子役俳優のリーバ・クリマロフスキがとにかく素晴らしいです、



ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基に下自叙伝的小説の映画化らしいです、残念ながら存じ上げません、

こちらもオススメの1本です、




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2020年12月14日

先週、映画館・自宅で観た映画~今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は2本、オススメは「壬生義士伝」、以前TVで観たけど再鑑賞、「ノッティングヒルの洋菓子店」はキュートだけど、、、


◆(自宅で鑑賞)「壬生義士伝」
(★★★★☆)(2002年日本)

202012壬生義士伝

剣に使い手だが貧乏侍の南部藩士吉村貫一郎は妻子を養うために脱藩、新撰組剣術指南役に就く、金に細かく武士らしからぬ行動を取る吉村を隊士の斉藤一は疎ましく思うが、剣の腕は一流、そして武士としても気構えも実は一流であった、新撰組で活躍するも鳥羽伏見の戦いの最中に戦死したと思われた吉村だが、その先には思わぬ物語があった、、、



以前にTVで観たけど、あまり憶えていなかったので再度しっかり鑑賞、義に生きた吉村、妻子のために金を稼ぎ、徳川幕府を守るという義も貫いた、ま、観ている最中からそういう物語なんだろうな、と察しがつきます、

ただ、映画は斉藤一の回想という形で進み、そこに仕掛けられた映画的レトリックがラストでとっても効果を上げます、物語を楽しむというよりこのレトリックを迎える快感、これが監督の狙いでしょうか、

中井貴一、熱演!!上手でした、佐藤浩市も良いが三宅裕司に食われた感じかな、



(★★★☆☆)(2020年英国)

202012ノッティングヒルの洋菓子店

イザベラは親友のサラと念願の洋菓子店のオープン迎える準備で忙しい、そんな日、サラが事故で突然他界、目標を失ったイザベラだが、サラの娘、サラの母親、さらにサラの元恋人のパティシエが協力、4人で洋菓子店オープンにこぎ着けるが一向に売れない、4人は知恵を絞って奮闘するが、、、



劇中では最初から店のことを“ベーカリー”と呼んでいます、日本語の感覚では“パン屋”さんなので、それがケーキ屋に変わるのかな?と思っていたらベーカリー=ケーキ屋さんでした^^)

スイーツがたくさん登場するスイートな映画ですがフード(食)映画ではありません、日本でこの映画を作ったなら絶対に食映画になるのだろうけど、英国では食映画という概念はないようです、スイーツはあくまで脇役なのでスイーツを食べるシーンは少ないし、シズルカットも少ない、日本なら絶対にむしゃむしゃ食べるシーンがあるはず、

物語のテーマは人間同士の関わり方、でも、4人の英国人気質みたいなところが今ひとつピンと来なかったので、どうも消化不良に終わった感じ、キュートな映画なんですけどね、



英国映画で楽しみなのは老人が来ているファッション、男女を問わずやはりセンスが良いです、めちゃお洒落、これだけはいつも楽しみ、

原題の「Love Sarah」は洋菓子店の店名です、邦題の“ノッティングヒルの・・・”は??ホントにあの洋菓子店がノッティングヒルにあったかどうかも怪しい^^)ま、語感が良いのでイメージは拡がりますけどね、上手な邦題のようで、別のイメージを連想させる「ノッティングヒルの恋人」にあやかった残念な邦題、




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2020年12月07日

先週、映画館・自宅で観た映画~自宅鑑賞が2本、オススメは「密偵」、「鍵泥棒のメソッド」も面白い。

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は映画館無し、見たい作品が少なく時間が合いませんでした、
自宅鑑賞は2本、オススメは「密偵」、


◆(自宅で鑑賞)「密偵」
(★★★★☆)(2016年韓国)

202012密偵

1920年代、日本統治時代の朝鮮半島、過激な独立運動を扇動する義烈団に対して、日本の警務部のイ・ジョンチュルは囮捜査で内偵を進め、義烈団幹部キムとの接触に成功するが、朝鮮独立を目指す同胞と、差別的統治を行なう日本警察との狭間でイの心は揺れる、ギリギリのバランスを保っていた2人の関係は日本警察の捜査により思わぬ破綻を迎える・・・



密偵、二重スパイ、互いに密偵を使っての諜報戦というタイトロープなシチュエーション、全編に破綻ギリギリの緊張感が漂います、日本が朝鮮半島を統治しているという時代背景も重く、日本人と朝鮮人の憎しみの連鎖、日本に与する朝鮮人警務イの微妙な心の動きも理解できるようになります、

1920年代という時代、日本が朝鮮半島を統治していた時代、この時代のことをほとんど知らない、日本の朝鮮半島統治の実態について学校でもまったく教えてくれなかった(いまはどうなんだろう?ちゃんと教えているのかな?)物語では日本警察の残虐さも描かれます、

現在の最悪の両国関係を改善するためにも、互いに両国の近代史を正しく理解する必要があります、そういう側面も含めて鑑賞オススメ、



◆(自宅で鑑賞)「鍵泥棒のメソッド」
(★★★★☆)(2012年日本)

202012鍵泥棒のメソッド

殺し屋のコンドウが銭湯で足を滑らせ転倒、記憶を失う、売れない役者の桜井はゴンドウのロッカーの鍵と自分の鍵を交換してゴンドウになりすますが、組織からの殺人依頼を受ける羽目になる、記憶を失ったゴンドウは香苗の助けもあり、役者として真面目に働こうとするが、ある日突然記憶が蘇る!



記憶喪失による入れ替わり物語、お調子者の売れない役者と几帳面な殺し屋という設定が結構面白い、が、ホントの狙いはその裏にある仕掛け、映画的レトリックが成功しており、物語後半までしっかりと乗せられます、出だしの脚本が上手でしたね、香苗のキャラクターも面白い、

ただ、ただ、この映画をコメディにするのか?サスペンスにするのか?がちょっと中途半端に見えるのが惜しい、基本はコメディだと思うので、もっと快活に物語を運んだ方が良かったのかな?





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2020年11月30日

先週、映画館・自宅で観た映画~今週の3本はいずれも面白かったですが、おススメは「罪の声」、久々骨太の邦画です。

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週の3本はいずれも面白かったので、どれもおススメですが、まずは「罪の声」、久々に骨太の邦画です、140分と長いですがサスペンスが続くので退屈しません、



〇(スクリーンで鑑賞)「罪の声」
(★★★★★)(2020年日本)

202011罪の声

昭和最大の未解決事件、企業社長誘拐に始まり、お菓子に青酸ソーダを混入し、警察やマスコミに挑戦状を送り続けた劇場型犯罪、身代金受け渡し指示に使われたのが子供の頃の自分の声だったことを知った曽根は一人当時の事情を探り始める、一方新聞記者の阿久津も独自の取材を続けていた、時効を過ぎて少しずつ明かされていく当時の様子、そして曽根と阿久津が交差すると、驚きの真実が眼前に姿を現す、、、



すべてフィクションとして描かれていますが、もちろん「グリコ・森永事件」がベース、詳細に当時の現実の事件のあらすじを追いながら進む展開にグイグイ引き込まれる、そして、フィクションでは浮かび上がる犯人の姿、これだけでも結構サスペンスに溢れているのですが、

さらに、この犯罪に巻き込まれた人たちのその後の人生、犯人たちの数奇な運命をもあぶり出していく豪腕ぶりは流石でした、

主役・脇役・芸達者がそれぞれの旨味を十分に発揮、久し振りに本格的な邦画を観た満足感、これが映画だよね、と思える観後感、脚本も監督も素晴らしい、2020年の収穫の1作です、



◆(自宅で鑑賞)「これが私の人生設計」
(★★★★☆)(2014年イタリア)

202011これが私の人生設計

天性の才能を持って生まれたセレーナ、世界の建築現場でバリバリ働いているが、なにか寂しい思いもある、一念発起、生まれ故郷のイタリアに戻り再出発、アルバイトをしながら荒廃した公団住宅のリボーンプラン公募に応募する、しかし働く女性への偏見が激しいイタリア、自らを偽って男性設計者の助手としてプレゼンテーションをしてしまう、、、



溌剌としたイタリア女性の活躍振りが小気味良い、女性への偏見がイタリアでも強いことも初めて知りました、それでも立ち向かうセリーナ、これがイタリア人気質という感じ、

細かな心の動きには無頓着なのもイタリア映画だからか?、うん?なんで?と思うシーンがいくつかありますが、そんなことは気にせずハッピーエンドを楽しむのがイタリア流か、観後感がハッピー!!他になにが必要なのか?と問われているような映画でした、



◆(自宅で鑑賞)「ラストスタンド」
(★★★★☆)(2013年アメリカ)

202011ラストスタンド

メキシコの麻薬王が移送中に逃亡、FBIの必死の追跡も難なくかわしてメキシコへ向かう、一方、国境の町では農場主が災害される事件が発生、保安官と助手たちが捜査を始めるが不意に銃撃戦が発生、そこでは麻薬王をメキシコへ逃がすための計画が進んでいた、田舎町に近づく麻薬王とその軍隊、わずか4人の助手と共に保安官が立ち向かうが、、、



シュワちゃんの俳優への復帰作品、犯人強奪作戦、カーアクション、殺人捜査、FBIの傲慢さと失策の連続、そして田舎町での銃撃戦、最後の対決と107分の上映時間にみっちり詰め込まれた見所とサスペンス満載、テンポの良い展開で目が離せません、

とくに終盤の田舎町を舞台にした麻薬王の軍隊と保安官チームとの白昼の決闘が出色、多勢に無勢、重火器の嵐、一人、また一人と倒れていく保安官助手、これは「七人の侍」へのオマージュですね、何回繰り返されても面白い構図、そして「ハイヌーン 真昼の決闘」も思い出しました、

監督は韓国のキム ジウン、黒澤映画が好き!西部劇も好き!と見たが、どうだろう??^^)






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2020年11月23日

今週、スクリーン/自宅で観た映画~オススメはおススメは「シラノ ド ベルジュラックに会いたい」、怒濤の後半は笑いと感動で胸一杯になります

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週は3本、いずれも有名な原作があります、おススメは「シラノ ド ベルジュラックに会いたい」、怒濤の後半は笑いと感動で胸一杯になります、



スクリーンで観た2本の原作は読んでない、観ていない、のですが、その感想は両極端にななってしまいました、


(★★★★☆)(2018年フランス・ベルギー合作)

202011シラノドベルジュラック

19世紀末のパリ、詩人作家のエドモンは詩劇を書き起こし上演するも酷評の嵐、すっかり自信をなくしてしまうが、友人の恋人に代筆手紙を書き出すとイマジネーションが爆発、偽りの手紙のやりとりから初の戯曲「シラノ ド ベルジュラック」を書くチャンスを得る、が、上演までにある様々な困難を乗り越えられるのか?、、、



まず戯曲「シラノドベルジュラック」を観たことがない、ので、前半はよく分からないところがあるし、少々退屈に感じていたのですが(ちょっとウトウト)、後半、戯曲「シラノドベルジュラック」を書き始めると俄然面白くなっていきます、

借金まみれの俳優、プライドが衣装を着たような女優(おっと、俳優と書かねばならないのだけど19世紀末の話なのでご容赦を)、小うるさいパトロン(出資者)、やる気のない役者たち、そしてなにより実績も自信もない作家のアントン、

次から次へと無理難題が沸き起こり絶体絶命のピンチ、ここらは結構笑えます、コメディです、でも上演への執念がついに、その後100年以上愛される名作を生み出すことになります、劇中にある台詞『喜劇を書くか、悲劇を書くか』、まさしく喜劇であり悲劇であるこの映画、暖かい物語になりました、



原作を知らなくても映画として結構楽しめる仕上がりだと思います、オススメします、


〇(スクリーンで鑑賞)「十二単衣を来た悪魔」
(★★★☆☆)(2020年日本)

202011十二単衣を著た悪魔

フリーターの雷、京大合格の優秀な弟、仲睦まじい両親、そんな家族に囲まれていることにいらつく日々、「源氏物語」展設営のバイトの帰り、不思議な灯に導かれながら雷に打たれた雷はタイムスリップ、行き着いた先は「源氏物語」の世界だった、



これまたテーマの「源氏物語」を読んでいません、お恥ずかしい、ので、兄と優秀な弟の確執、正室と第2夫人の皇位継承争いなど、「源氏物語」とこの映画の魅力をしっかりと吸収できていないのではないかとは感じますが、、、

にしても、いったいこの映画はどういう風に観たら良いのか?が最後まで分からず、感動することもありませんでした、タイトルの通り「源氏物語」の新解釈がコアなのか?タイムスリップした青年の成長記なのか?前者なら描き切れていないような気がするし、後者なら物語が散漫すぎます、黒木監督、スイマセン、

映画サイトでのコメントで★5つが連発されているので期待してみたのですが、、、これは?サクラですか?それとも若手俳優のファンの方のコメントなのでしょうか?もしくは、もはや私の感性アンテナが壊れているのか?マジに分かりません、



黒木瞳監督作品、監督のスタイルとしては嫌いではありません、この人はバランスが良い、でも、逆に言うと人の心をグイグイ引きつけるほどの個性はない、黒木監督、スイマセン!次回作も待っています、


(★★★★☆)(1963年英国)

哀悼、ショーン コネリー。

愛を込めて202010ミッドナイトスワン

ロシアの暗号解読器を盗み出し亡命したい、とロシア諜報部の女からボンドに接触がある、イスタンブールでの諜報戦の末、なんとか暗号解読器を手に入れたボンドは女と共にオリエント急行に乗り脱出を図るが、この計画は悪の組織スペクターによるボンドへの復讐計画であった、、、



ご存じ007シリーズの第2作にして最高峰とも言われる作品、ワタシもこれが一番好きです、なんというか情緒的なスパイ諜報戦、秘密基地が出てこない^^)ショーンのスーツが帽子がカッコ良い、ボンドガールのダニエラ ビアンキも最強の呼び声が高い、ロバート ショーも渋い、赤ワインと料理の会わせ方はこの映画で覚えました、

半世紀以上前の作品なので,今の映画と比較すると緩いアクションシーン、カット割りものんびりしているように感じるが、それでも見応えあります、狭い個室での格闘戦はプロトタイプとも云うべき出来映え、廃墟にドブネズミが溢れるシーンはインディ ジョーンズ シリーズに引き継がれ、ボンドを取り巻く美女たちの微笑みはスパイ映画の基本、音楽は今も007シリーズで使われています、

初映時は「007/危機一髪」のタイトルで封切られています、これは観ていない、再映時の「007/ロシアより愛をこめて」を映画館で観ました、

ちなみに創元推理文庫のタイトルは「ロシアから愛をこめて」、





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2020年11月16日

先週、映画館で観た映画~今週はスクリーン2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」

先週、映画館・自宅で観た映画~

今週はスクリーンで2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」、



〇(スクリーンで鑑賞)「朝が来る」(★★★★☆)(2020年日本)

202011朝が来る

清和と左都子夫婦には子供が出来ない、特別養子縁組により朝斗を迎え入れ幸せな日々を送っている、朝斗が6歳になろうとするある日、朝斗の実の母親であると名乗る女が目の前に現れ朝斗を返してくれと訴える、しかしその女は朝斗の母親とは別人のようだ、この女はなぜ夫婦の前に現れたのか?、、、



河瀬直美監督作品、米国アカデミー賞長編映画部門への日本代表出品も決まったようです、

物語は非常にシンプルで冒頭から結末まではほんの短い時間の物語、でも、スクリーンではそこに至る説明の形で、朝斗の誕生から現在までの6年間がいくつかの視点で語られていく、そこには非常に巧妙な映画的レトリックが仕込まれており、上手に引っかけられてしまいます、

観後感も良く、脚本の勝利!と素直に評価しますが、、、個人的には河瀬監督のリズムが苦手なのです(スイマセン!!故人の好みの問題です)、

今回も139分とやや饒舌、心象風景を映し出すカットがどうも好みに合わない、110分くらいにしてレトリックを際立たせる方がエエ物語だと思うのですが、、、途中で出てくるドキュメンタリーっぽいシークエンスも(制作費の関係か?)、せっかくの物語のエッジを削ってしまったような気がします、

でも、鑑賞お奨めします、



〇(スクリーンで鑑賞)「ストックホルム ケース」
(★★★★☆)(2018年カナダ・スウェーデン合作)

202011ストックホルムケース

1973年スウェーデンのストックホルムで人質現行強盗が発生、主犯のイーサンは単独銀行に乗り込み3人の人質を取って立てこもる、要求は刑務所にいる有人の解放と現金、そしてスティーブ マックインが映画「ブリット」で乗っていたマスタング!?警察との虚々実々の駆け引きの中で人質のビアンカとの不思議な絆が生まれていくが、警察の周到な包囲網にイーサンの思惑は、、、



こちらもシンプルな物語、でも「朝が来る」とは対照的に枝葉をそぎ落としてシンプルな展開の92分、こちらの方が好み^^)なにせ、開始数分で銀行に押し入ります、

これでいいのか?こんなのあり?というシーンがいくつもありますが、(実話がベースにあるので)現実はこんな感じなんだろうな、と思わせる軽妙な演出が成功しています、映画のHPにはクライムスリラーなんていう言葉がありますが、これは嘘、どちらかというとクライムコメディ、でも実話です、という感じ、

人質事件では、犯人と人質の間に絆が生まれるという“ストックホルム症候群”の存在は知っていましたが、その言葉が生まれる元になった状況を知れてヨカッタかな、92分、気軽に楽しめる良作、





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