朝が来る
2020年11月16日
先週、映画館で観た映画~今週はスクリーン2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」
先週、映画館・自宅で観た映画~
今週はスクリーンで2本、両作品とも良質、「朝が来る」と「ストックホルム ケース」、
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〇(スクリーンで鑑賞)「朝が来る」(★★★★☆)(2020年日本)
清和と左都子夫婦には子供が出来ない、特別養子縁組により朝斗を迎え入れ幸せな日々を送っている、朝斗が6歳になろうとするある日、朝斗の実の母親であると名乗る女が目の前に現れ朝斗を返してくれと訴える、しかしその女は朝斗の母親とは別人のようだ、この女はなぜ夫婦の前に現れたのか?、、、
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河瀬直美監督作品、米国アカデミー賞長編映画部門への日本代表出品も決まったようです、
河瀬直美監督作品、米国アカデミー賞長編映画部門への日本代表出品も決まったようです、
物語は非常にシンプルで冒頭から結末まではほんの短い時間の物語、でも、スクリーンではそこに至る説明の形で、朝斗の誕生から現在までの6年間がいくつかの視点で語られていく、そこには非常に巧妙な映画的レトリックが仕込まれており、上手に引っかけられてしまいます、
観後感も良く、脚本の勝利!と素直に評価しますが、、、個人的には河瀬監督のリズムが苦手なのです(スイマセン!!故人の好みの問題です)、
今回も139分とやや饒舌、心象風景を映し出すカットがどうも好みに合わない、110分くらいにしてレトリックを際立たせる方がエエ物語だと思うのですが、、、途中で出てくるドキュメンタリーっぽいシークエンスも(制作費の関係か?)、せっかくの物語のエッジを削ってしまったような気がします、
今回も139分とやや饒舌、心象風景を映し出すカットがどうも好みに合わない、110分くらいにしてレトリックを際立たせる方がエエ物語だと思うのですが、、、途中で出てくるドキュメンタリーっぽいシークエンスも(制作費の関係か?)、せっかくの物語のエッジを削ってしまったような気がします、
でも、鑑賞お奨めします、
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〇(スクリーンで鑑賞)「ストックホルム ケース」
〇(スクリーンで鑑賞)「ストックホルム ケース」
(★★★★☆)(2018年カナダ・スウェーデン合作)
1973年スウェーデンのストックホルムで人質現行強盗が発生、主犯のイーサンは単独銀行に乗り込み3人の人質を取って立てこもる、要求は刑務所にいる有人の解放と現金、そしてスティーブ マックインが映画「ブリット」で乗っていたマスタング!?警察との虚々実々の駆け引きの中で人質のビアンカとの不思議な絆が生まれていくが、警察の周到な包囲網にイーサンの思惑は、、、
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こちらもシンプルな物語、でも「朝が来る」とは対照的に枝葉をそぎ落としてシンプルな展開の92分、こちらの方が好み^^)なにせ、開始数分で銀行に押し入ります、
こちらもシンプルな物語、でも「朝が来る」とは対照的に枝葉をそぎ落としてシンプルな展開の92分、こちらの方が好み^^)なにせ、開始数分で銀行に押し入ります、
これでいいのか?こんなのあり?というシーンがいくつもありますが、(実話がベースにあるので)現実はこんな感じなんだろうな、と思わせる軽妙な演出が成功しています、映画のHPにはクライムスリラーなんていう言葉がありますが、これは嘘、どちらかというとクライムコメディ、でも実話です、という感じ、
人質事件では、犯人と人質の間に絆が生まれるという“ストックホルム症候群”の存在は知っていましたが、その言葉が生まれる元になった状況を知れてヨカッタかな、92分、気軽に楽しめる良作、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)