特捜部Q知りすぎたマルコ

2023年03月20日

先週も5本、「フェイブルマンズ」「エブリシングエブリウエア オールアットワンス」「サンタ ボックス」、他に「ブラック ライト」「特捜部Q知りすぎたマルコ」

〇(スクリーンで鑑賞)「フェイブルマンズ」
(★★★★!)(2022年)米国(原題:The Fabelmans)
映画を撮ることを夢見る青年の奮闘と家族の物語、スピルバーグ監督の自伝的映画、

03フェイブルマンズ

映画館で観た映画の魅力の虜になったサミー、母親に8ミリカメラを買ってもらい映画製作に没頭、その才能は回りの大人も楽しませるほどになる、しかし、撮影を進めるうちにサミーはある家族の秘密に気付いてしまう、そして、父親の仕事の都合で家族で映画の都LAへ引っ越すことになるが、、、



スピルバーグの自伝的映画、そこにある映画への憧憬と愛情、とびきりの映画製作の才能、大切な家族との時間、初恋、それぞれが才気溢れる両親の離婚など、、、映画的な盛り上がりはそれほど大きくは無いが、きっと現実でも起きたであろう様々な出来事、それに伴う痛みや悲しみが少年サミーの小さな胸の内には収りきれないのはよく分る、

才能としか云いようがないなあ、少年の頃の撮影アイデアにはビックリ、そりゃ周りも喜ぶはずだわ、そして、苦悩の暗闇に差し込む一筋の光、こんな偶然が偉大な映画人を生み出したのですね、

サミーが映画界へ入る前に物語は終わります、映画界出世物語ではなく家族の物語です、


(★★★★☆)(2022年米国)( 原題:Everything Everywhere All at Once)
マルチバース空間で悪と闘う母親!と見せかけて・・・アカデミー賞7部門受賞作品

03エブエブ

コインランドリーを経営する母親エブリンと離婚を考えている夫、行き先が見えない娘、頑固な父親と問題山積、支払えない税金の交渉で税務署を訪れたとき、突然別の宇宙から来たという別人の夫が現れ、全宇宙を破滅させようとしている悪と闘うように命じる、そして税務調査官が突然エブリンに襲いかかってくる、エブリンは無数の宇宙を行き来しながら、人類を救うため最大の悪と闘うことになるのだが、、、



先週のアカデミー賞で作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優、編集の7部門を受賞、ハリウッドを席巻した作品、

舞台はマルチバース=パラレルに存在する無数の宇宙という概念なので、もうなんでもあり、特殊な戦闘能力を手に入れるためにエブリンはマルチバースを行ったり来たり、という奇天烈なお話、最初のうちは訳が分らず混乱しますが、そのうちに観客もマルチバースの世界を認識できるようになるので、何も考えずにカンフーアクションを楽しむのが良いのですが、、、

ラスト20分ほどになると、この映画の真のメッセージが姿を現します、如何にもアカデミー好み、岩になった2人を観てワタシもこの映画が好きになりました、ごった煮系おでん鍋のような映画なので好き嫌いが分かれそうですが、、、

ま、モノは試しです、観て損は無し、


◆(自宅で鑑賞)「サンタ ボックス」
(★★★★☆)(2020年米国)(原題:The Santa Box)
クリスマスを憎む少女に起こる奇跡、ハートウォーミングな1本

03サンタボックス

クリスマス間近のある日、火事で家を失ったケイリーと母親が新しい家に引っ越して来る、ケイリーはある理由からクリスマスを憎んでいる、お節介な隣人から謎の独居老人オットーには気をつけるように警告を受けるが、ケイリーはオットーが困っているところを目撃、手助けをしたことから交流を持つことになる、そして人生にとって大切なことをオットーから学んでいくことになる、、、



「サンタ ボックス」は望みを叶えてくれる箱、ケイリーは母親や同級生のためにプレゼントを望み、それを次々と実現していく、人のために「サンタ ボックス」を使うケイリーの優しさが周りに幸せを運んできます、

少々出来過ぎ、お伽噺のような都合が良すぎる物語ですが、老人オットーの発する言葉がとても心に響きます、それに応えるケイリーが健気、ささくれだった日々への一服の清涼剤として鑑賞しましょう、


〇(スクリーンで鑑賞)「ブラック ライト」
(★★★☆☆)(2022年オーストラリア)(原題:Blacklight)
FBI捜査官救出係=腕利きフィクサーがFBIの暗部に迫る

03ブラックライト

トラヴィスはフィクサーと呼ばれる秘密捜査官を窮地から救い出す任務に就いている、ある日、警察に逮捕された若い捜査官ダスティを引き取ったトラヴィスはダスティからFBIが違法な行為を行っていることをほのめかされる、直後にダスティは逃亡、トラヴィスの眼前で謎の集団に殺害されてしまう、新聞記者と共に真相を究明しようとするトラヴィスにも危機が迫ってくる、



タイトロープな展開とカーアクションにグイグイ引っ張られる序盤は結構面白いのですが、、、FBIの暗部を暴く段になると物語がいきなりチープになってしまいました、そんな簡単に!!??それは無いわ!!という終盤、大きなテーマだけにちょっと腰砕けのエンディングとなってしまいました、残念、、、


(★★?☆☆)(2022年米国)(原題:The Lost City)
未解決事件捜査班の特捜部Q、今回のターゲットはODAを不正搾取する組織

03知りすぎたマルコ

長期間未解決事件を担当する“特捜部Q”の主任カールとアサド、失踪した外務省の役人スタークの捜査にあたっている、ある日、一人の少年マルコがスタークのパスポートを持って密入国しようとして逮捕される、経緯を語ろうとしないマルコ、カールはスタークが担当していた巨額の海外援助金の使途に疑念を抱き、周辺の関係者の捜査に乗り出すが、マルコが何者かに誘拐されてしまう、、、



デンマークの人気ミステリー小説「特捜部Q」シリーズの映画化5作目だそうです、5作目か、1作見逃しているかも、、、今作からキャスト一新、前のキャストの方が原作のイメージに近かった、さらに地味な物語、カールは悩み満載休職中、アサドにもユーモアを感じず、協力者が瀕死の重傷と少々残念な観後感、

原作の小説はとっても面白いのでオススメ、ぜひ読んでみてください、映画も前キャストのシリーズ4作は観て損は無し、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)