異動辞令は音楽隊!

2022年09月05日

先週も5本、邦画の快作「SABAKAN」は必見、惜しい!「異動辞令は音楽隊!」、貫禄の「L.A.コンフィデンシャル」、「グリーンバレット」はちとやり過ぎた。

〇(スクリーンで鑑賞)「SABAKAN」
(★★★★★)(2022年日本)
2人の少年の一夏の冒険談と友情の物語、誰にでもこんな夏があった!必見!!

08サバカン

1986年夏の長崎、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが好きな久ちゃんは両親と弟の4人暮らし、晩ご飯の食卓では夫婦喧嘩が絶えない賑やかな家族、そんなある日、同級生の竹ちゃんが突然家に現れる、沖合に浮かぶ島にイルカが現れたという噂を聞き、自転車2人乗りで観に行こうと誘われる、引っ込み思案の久ちゃんだが竹ちゃんの強引な誘いに負けて行く事になるが、、、



素晴らしい映画です、どの世代の人が観ても何もかもが懐かしく映るに違いない一夏の風景と子どもたちの笑顔、自転車に乗っての冒険旅行、アイドルのポスター、消しゴム、ヤンキー、綺麗なお姉さん、たくましいお兄さん、軽トラックの荷台、SCENEのTシャツ、酒と涙と男と女、ミカン泥棒、怖いおじい、またね~ またね~の挨拶、そして『さば缶』と友だち、

前半は誰にでも一度は憶えのある精一杯の子ども冒険談、ほろ苦い想い出、後半は母子家庭の竹ちゃんにイヤなことが起こる予感、すれ違う久ちゃんと竹ちゃんの幼心、起こらないで欲しいと願って観ていると起こってしまう事件、物語は上手に転がっていき、ラストの海辺の駅では涙腺崩壊、

無名の主役少年2人、大成功。金沢知樹(「半沢直樹」脚本)初監督作品、上出来!尾野真千子と竹原ピストルの夫婦喧嘩は心から笑える、そしてホントに優しい父と母、大人になった久ちゃんは草薙剛、似合っている、海辺の駅はインスタでもお馴染み、島原鉄道の「大三東」駅。

タイトルの意味も観てのお楽しみ、もし、どこかでこれに出会ったら泣いちゃうだろうな。



〇(スクリーンで鑑賞)「異動辞令は音楽隊!」
(★★★★☆)(2022年日本)
強面のはみだし刑事が警察音楽隊へ異動!?コメディかと思いきや、、、

09異動辞令は音楽隊

現場一筋の捜査1課刑事成瀬、犯人逮捕のためには手段を選ばない、高齢者を狙ったアポ電強盗が続発、過去事件で取り逃がした主犯格が関係していると睨んだ成瀬は単独捜査で暴走、内部告発がありついに捜査1課から外されてしまう、異動先はなんと“警察音楽隊”、渋々出向いた成瀬を待っていたのは、解散寸前の無気力音楽隊だった、、、



予告編を観てコメディかと思っていました、阿部寛はコメディの才能もアリアリですからね、ところが出だしはシリアス!成瀬のダーティー・ハリー振りはなかなか見応えがあります、上司への忖度など一切無し、ひたすら犯人逮捕のみに邁進する成瀬の家庭は崩壊、そして案の定パワハラで異動辞令、異動先の音楽隊メンバーは曲者揃い、楽器演奏に苦しむ成瀬、

とまあ、ここらまでは想定内ながら快調、音楽隊員に徐々に心を開く成瀬の変化もまあなんとかこなしましたが、肝心の収束点、音楽隊と捜査1課の2本の線が再び交わる時に感動のラストが!?と行きたかったのでしょうが、肝心のこのシークエンスが何故かいきなりコメディと化してしまいました、捜査1課はコメディアンの集まりか?惜しかったですね、制作費不足?前半のシリアスをそのまま引き継げば映画としてももっと成功していたと思います、

それでも観後感はまずまず、おまけで★4つ、清野菜名にはもっとアクションを!


(★★★★★)(1997年米国)
LA警察の腐敗と暗部を描いた貫禄の1作、3人の警察官が選ぶ道は?

08LAコンフィデンシャル

1953年LA、マフィアのボスが逮捕され裏社会は不安定な状態に、そんな時カフェで6人が惨殺される事件が発生、当初は非情な強盗事件とみられていたが、被害者の一人が元刑事だったことから事件は思わぬ展開をみせ始める、各々独自の視点で捜査にあたる3人の刑事が徐々に真相に迫っていくと、そこにはLA警察の深い闇が横たわっていた、、、



重厚な映画です、1953年の風俗、当時のLA警察の腐敗、そして個性的な3人の刑事、3人三様の正義の追求、そしてラスト前からのショッキングな展開、なかなか見応えがありました、そしてスター達の熱演、何度も観ても楽しめます、

ワタシはラストの銃撃戦でやっと既視感を持ちました、2回目鑑賞と云うことかな?^^)



〇(スクリーンで鑑賞)「グリーンバレット」
(★★?☆☆)(2022年日本)
殺し屋志望6人の訓練合宿は意味不明、終盤カタルシスはあります、

09グリーンバレット

殺し屋会社に応募してきた6人がプロの殺し屋を目指す訓練合宿に参加、まったくやる気の無い合宿が続き、結果、全員が不合格、6人による殺し合いを提案した殺し屋会社社長も殺害され事態は混沌、そこに凶悪殺人集団が乗り込んでくることになり、6人は正義のために闘う事になる、、、



う~ん、残念な出来上がりです、「ベイビーわるきゅ~れ」監督作品と云うことで鑑賞、B級映画とはいえ前半というか映画の大半を占める合宿風景に観るべきものなし、それでも終盤の凶悪集団との闘いにはカタルシスがあります、6人の殺し屋研修生の闘い振りに声援を送りたくなりました、ここが狙い目だったんでしょうが、如何せん合宿風景が残念すぎます、

訓練のために意味も無く人を殺すシーンがいただけません、映画の本質的レトリックぶち壊し、あれで★1つ減!!


◆(自宅で鑑賞)「PARKER パーカー」
(★★★☆☆)(2013年米国)
冷静沈着な悪党パーカーの復讐劇、パーカーは不死身です^^)

09pa-ka-

悪党パーカーは緻密な強盗計画で見事大金を手に入れるが仲間4人の裏切りに合い瀕死の重傷を負う、それでもすぐさま逆襲に転じ、あらゆる困難を乗り越えて復讐のために4人に迫っていく、組織の大物の後ろ盾を使ってパーカーを阻止しようとする4人、パーカー、そして組織から派遣された最強の殺し屋、金のためにパーカーに協力する美女が入り乱れての大金争奪戦が始まる、



『悪党パーカー』という原作小説がある様です、未読、パーカーは独自のルールを持った悪党、いわば義賊に近いのかも、頭脳明晰・用意周到・沈着冷静でほぼ不死身^^)ま、これだけ揃うと誰も敵いません、ジェニファー・ロペスのエピソードは必要だったのか?最後の老夫婦のエピソードはヨカッタけど、

休日のお気楽鑑賞に、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)