硫黄岳

2020年09月24日

南八ヶ岳連峰(赤岳・横岳・硫黄岳)山行記録:2020年9月20日~22日

久しぶりに山行記録をアップします、



4連休に長野県八ヶ岳連峰縦走(赤岳・横岳・硫黄岳)へ行ってきました、本格登山です!

まずは朝食、新幹線名古屋駅ホームできしめん、

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中央線特急「しなの」で塩尻まで、中央線(東)に乗りついで「茅野」駅で昼食、

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食べてばっかりやん^^)



八ヶ岳山荘までは東京組のクルマ移動、

ここから小1時間歩いて、今日の泊りは美濃戸山荘、

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夕食が美味しかったです、

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ここまで、ほぼ食レポ^^)



この日は2時間ほどしか寝れず、枕が変ると寝れない派です、

2日目は朝4時45分にスタート(予定より15分遅れ)、


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2時間半ほどは平和な道、

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行者小屋で朝食休憩、

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山荘のお弁当、食べ切れなかった、



ここから、この上の稜線まで一気に登ります、

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右にあるのが赤岳(2899m)です、

まずは正面の赤岳展望荘(よく見るとやや左辺りに屋根が見えます)を目指します、



森林限界を超えると一気にパノラマが広がります、下界を一望、

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下の赤い屋根が行者小屋、だいぶ上りました、



ここで高度感恐怖症を発症!!(高所恐怖症です)

樹の無い急傾斜の岩道を登りながらの、

高度感恐怖症+寝不足(前夜寝れなかった)+高山病の予兆(軽い頭痛)で、

一気に心拍数が上り、顔面蒼白に!!



マジに顔が真っ青だったようで、同行者が一斉に心配してくれましたが登山続行、30分程で無事回復しました、

これ以降はずっとある高度感、崖際を歩くので、、、1日中怖かったです、

でも、だいぶ鍛えられました^^)



10時前には稜線に到達、ここから赤岳山頂を目指します、

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あのピークを目指します、

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これを登ります、



1時間ほどで山頂到着、

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今日のピークは全部岩場の先っぽ、山頂手前の岩場も左右が落ちているので怖いです、

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で、すぐに一旦下山、

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同じ道を下の展望荘まで下ります、



展望荘まで下って休憩、ランチはカレー、

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休憩後に反対側の横岳を目指します、

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これまた、見ただけではとても登れそうにない岩山、あのピークまで行きます、

どれも先っちょのピーク経由でないと先に進めないという過酷なコース、

あ~、バイパス迂回路が欲しいです、



こんな鎖場も、

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ここは高度感はなく怖くないのですが、

このあと奥に見える岩肌を20~30mよじ登ります、

鎖もありますが、さすがに20mも急斜面をよじ登ると後ろは振り向けません、

ひたすら上を見て登りました、



横岳という単独ピークは無く、日ノ岳・鉾岳・石尊峰・三叉峰と岩山ピークを越えて、
(その度に怖い怖いと叫んでいます^^)

最後の奥ノ院、ここまでの一連の連なりを横岳というようです、

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ここに横岳2829mの表記がありました、



過ぎた奥の院を振り返る(たぶん)、

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さて、ハイライトはここで待っていました、

奥の院ピークからの下りは非常に急で、ふと横に断崖が現れたりして、

怖い怖いとつぶやきながら降ります、



急な岩壁を後ろ向きに伝い降り(カニの縦ばい)、

目の前に現れるのがカニの横ばいです、

10mほどの断崖上のトラバース、

下は見ていません(見たらたぶん通れなかった)が、落ちれば死にます(たぶん)、

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必死で鎖に掴まりながらなんとか渡りました(写っているのはワタシ)、

たぶん、人生で最大の危機でした、



下山後、また登りたいですか?と同行者に訊かれましたが、、、

もう、イイです、しばらくは絶対にこのコースは登らないと思います、



これが最後の危険地帯でした、

前にはこんもりと硫黄岳山頂が見えます、こちらはやさしい山容、


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その手前、谷に硫黄岳山荘が見えます、2日目の宿です、

ほ、なんとか無事難関は突破しました、

この日の山行時間、10時間15分くらい、お疲れ様でした、



夕陽はガスで観れず、残念、

でも、ここではお湯のシャワーが使えたので身体スッキリ、
(石鹸・シャンプーは環境上使用禁止です)



夕食、もちろんビールも飲みます(食レポは忘れない!)、

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ここは20時消灯、この日はさすがに4時間ほど眠れました、



深夜2時に目覚めます、

晴れているようで星が綺麗らしいので外に出ます、

少しガスっているようでしたが、それでも満天の星と流れ星を堪能しました、



早い人は暗闇の中、もうスタートしていきます、

行ってらっしゃい、気を付けて、



3日目、4時半起床、ご来光を観るため少し歩いて高いところへ、

抜群のコンディションで雲海からの朝陽を拝みました、

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素晴らしい景色、、、



朝食は山荘の弁当を摂って7時スタート、今日はゆっくりです、

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八ヶ岳は火山です、ものすごく大きな噴火口が硫黄岳山頂にあります、

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怖いので遠くから拝見、



ここの山頂付近は広くて穏やか、こういう山が好きです、

もう、とんがったピークは要らない!!^^)

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ここのパノラマが素晴らしかったです、

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正面に立山連峰がハッキリと見えます(写真では分かりにくい)、

360度のパノラマで北・中央・南アルプス、磐梯山、白山などが望めました、ホントに感動のパノラマです、



振り返ると続々登山者たち、

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エエ感じです、

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昨日歩いた山々を一望、

雲が掛かっているのが赤岳、そこからギザギザの岩尾根を歩いてきました、



ここから美濃戸山荘へ一気に下山、

ここらは北八ヶ岳エリアとの接続エリア、北八ヶ岳は比較的優しい山容です、

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硫黄岳山頂を振り返る、


山頂からの最初の下りが少しハードですが、後は平和な道、

11時に美濃戸山荘、12時には八ヶ岳山荘に辿り着きました、



クルマで茅野市内へ移動、

焼肉!!で打上げ、

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ホッピーも!!関西では飲めないリターナルボトルを満喫、

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15時過ぎの電車に乗車、

塩尻から特急「しなの」、名古屋から新幹線を乗り継いで無事帰宅しました、



ザックと靴を綺麗にして、シャワーを浴びて山行完了が21時頃かな?

初の八ヶ岳連峰、

今回行った南八ヶ岳は全編高度感満載のスリリング過ぎるコースでした、

無事帰還で来てホントにヨカッタです、



しばらくはこういうスリリングなコースは遠慮したいですが、

それでも、とても楽しい3日間でした、

同行頂いたみなさま、ありがとうございました、

また、一緒に登りましょう、





syougai1pon at 10:58|PermalinkComments(0)