空白
2022年02月14日
先週の5本、オススメは「ホリデー」「ゴーストバスターズ アフターライフ」「空白」、「キネマの神様」はきちっと出来上がり、話題の「大怪獣のあとしまつ」も観ちゃった^^)
◆(自宅で鑑賞)「ホリデイ」
(★★★★★)(2006年米国)(原題:The Holiday)
軽快でハッピーなラブコメディ、キャメロン・ディアスの魅力炸裂
ハリウッドの映画予告編制作会社社長アマンダ、英国の片田舎に住むライターのアイリス、2人は失恋の傷を癒やすためお互いの自宅で休暇を過ごすことに、アマンダはすぐにハリウッドが恋しくなり翌日には帰ろうとするが、そこにアイリスの兄が現れ恋に落ちる、アイリスもご近所の老映画脚本家と知り合いハリウッドの生活に馴染んでいく、自宅交換の期限が迫ってくる中、2人の心にも変化が、、、
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かろやかでしなやかなラブコメディ、大胆で奔放なアマンダと引っ込み思案のアイリスがお互いに知らない世界に踏み込んでいく様が楽しく描かれます、まあ、こんなに上手くいかないだろう!という展開もラブコメディならでは、ハリウッドの老脚本家の存在が光っていました、
かろやかでしなやかなラブコメディ、大胆で奔放なアマンダと引っ込み思案のアイリスがお互いに知らない世界に踏み込んでいく様が楽しく描かれます、まあ、こんなに上手くいかないだろう!という展開もラブコメディならでは、ハリウッドの老脚本家の存在が光っていました、
キャメロン・ディアス嵌り役、ケイト・ウインスレットも好演、ハッピーエンドなのも嬉しい、休日に気楽に楽しめる1本です、
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〇(スクリーンで鑑賞)「ゴーストバスターズ アフターライフ」
(★★★★☆)(2021年米国)(原題:Ghostbusters: Afterlife)
リメイクではない、21世紀に蘇るゴーストバスターズ
家賃が払えずアパートを追い出されたフィービー一家、祖父が遺した田舎の古屋敷に移り住む、期待した遺産など無く悲嘆に暮れる母親をよそに、フィービーは屋敷の地下室で謎のハイテク装備を発見、実は祖父はあのゴーストバスターズの一人だった、そしてこの町にはゴースト襲来の危機が迫っていた、、、
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「ゴーストバスターズ」(1984年)のリメイクではなく、その孫世代のゴーストとの闘いを描いた正統派後継物語、一世を風靡した映画だけあって、ゴースト退治のクルマやアイテムがあれもこれも懐かしい、物語はシンプルでちょっとした間違いからボスキャラゴーストが復活してしまう事になり、幼い兄妹と友達が立ち向かうのだが、いかんせん戦力としては弱い、誰か助けに来ないのか?と思っていたらなんとサプライズのあの顔もこの顔も観ることが出来ます、
「ゴーストバスターズ」(1984年)のリメイクではなく、その孫世代のゴーストとの闘いを描いた正統派後継物語、一世を風靡した映画だけあって、ゴースト退治のクルマやアイテムがあれもこれも懐かしい、物語はシンプルでちょっとした間違いからボスキャラゴーストが復活してしまう事になり、幼い兄妹と友達が立ち向かうのだが、いかんせん戦力としては弱い、誰か助けに来ないのか?と思っていたらなんとサプライズのあの顔もこの顔も観ることが出来ます、
主人公のフィービー、兄、友達がなかなかエエ感じ、アジア系、アフリカ系を登場させるのは現代のハリウッドのデフォルト、あまり期待していなかったので拾いモノでした、
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◆(自宅で鑑賞)「空白」
◆(自宅で鑑賞)「空白」
(★★★★☆)(2021年日本)
古田新の強烈なモンスター親爺、それでも救いはあります
万引きをした女子高生花音が逃げる途中で交通事故に遭い死亡、追いかけたスーパー店長青柳は自責の念に苛まれる、2人暮らしだった花音の父親添田は粗暴な漁師、娘の死に納得できない添田は娘の無実を信じて青柳をどんどん追い詰めていく、なんとか対応しようとする青柳だが徐々に生きる気力を失っていき、、、
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とにかく古田新の添田が恐い、娘のことには無頓着だったのに一途に娘の無実を信じて青柳や周囲に毒をまき散らす添田、理不尽に思える展開にストレスが溜まる映画ですが、それだけなら高評価は得られなかったかも、たしかに終盤の添田の心の動きや行動はそれなりに納得出来るものもありますが、それでもやはり辛い映画、勝者も敗者もいない物語、いや添田のために命を絶った彼女が悲しい、、、
とにかく古田新の添田が恐い、娘のことには無頓着だったのに一途に娘の無実を信じて青柳や周囲に毒をまき散らす添田、理不尽に思える展開にストレスが溜まる映画ですが、それだけなら高評価は得られなかったかも、たしかに終盤の添田の心の動きや行動はそれなりに納得出来るものもありますが、それでもやはり辛い映画、勝者も敗者もいない物語、いや添田のために命を絶った彼女が悲しい、、、
細部にわたって完成度高いですが観後感はそれほど良くないです、寺島しのぶさんが壊れなくてヨカッタ、お好みでご鑑賞ください、
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◆(自宅で鑑賞)「キネマの神様」
◆(自宅で鑑賞)「キネマの神様」
(★★★★☆)(2021年日本)
志村けんさんの後をジュリーが熱演、映画華やかしき頃の青春
酒と博打が好きで気ままに暮らしているゴウは妻淑子と娘の3人暮らし、ついに娘の歩の会社にまで借金取りから電話が入り、年金用の通帳とカードを召し上げられてしまう、小遣いがないゴウは親友が経営する街の小さな映画館で懐かしい映画を観ることになる、それは昔ゴウが助監督を務めていた映画だった、、、
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懐かしの銀幕の世界を作っていたゴウと、現在のやさぐれたゴウが行き来しながら、映画作りに情熱を燃やした若者たちの青春群像が爽やか、アイデア自体は類似作品もあるが、山田監督らしく丁寧に往年の映画撮影所とそこに関わる人を描いています、好感、
懐かしの銀幕の世界を作っていたゴウと、現在のやさぐれたゴウが行き来しながら、映画作りに情熱を燃やした若者たちの青春群像が爽やか、アイデア自体は類似作品もあるが、山田監督らしく丁寧に往年の映画撮影所とそこに関わる人を描いています、好感、
松竹映画100周年記念作品、当初志村けんさんがゴウを演じる予定だったが新型コロナで死去、沢田研二さんが代役を好演、北川景子往年の大女優嵌り役、永野芽郁演技達者、野田洋次郎エエキャラですね、宮本信子さんも可愛い、そして今作品でも寺島しのぶさん、彼女がいると映画が引き締まります、
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〇(スクリーンで鑑賞)「大怪獣のあとしまつ」
〇(スクリーンで鑑賞)「大怪獣のあとしまつ」
(★★☆☆☆)(2022年日本)
話題の怪作、奮闘しましたが、、、やはりアカン映画でした
東京を襲った大怪獣が突如大きな光に包まれて死んでしまう、残った巨大な大怪獣の死体をどう処理するのか?内閣は右往左往、大怪獣の死体には腐敗ガスがたまり始め、爆発を防ぐために特務隊、自衛隊が入り乱れ、ついにミサイルで怪獣にガス抜き穴を空けることになるが、、、
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話題の怪作観ました^^)超駄作!?いやいや「時効警察」監督が放つ異作なのか?恐いモノ観たさで鑑賞、結果は、、、
話題の怪作観ました^^)超駄作!?いやいや「時効警察」監督が放つ異作なのか?恐いモノ観たさで鑑賞、結果は、、、
ま、途中まではなんとかシリアスコメディとしての体裁を保っています、撮影も思ったより真面目だし(真面目って^^)ところが終盤で完全に破綻してしまいました、脚本も三木監督なのですが、どうして終わらせるのかが書けなかったのかな?いや、これがやりたかったのか?個人的には一番安易でやったらアカン結末でした^^)配信が始まったら確認してください、
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syougai1pon at 08:34|Permalink│Comments(0)