総理の夫

2023年11月13日

先週も4本、「ゴジラ-1.0」「私がやりました」「総理の夫」「バビロン」

〇(スクリーンで鑑賞) 「ゴジラ-1.0」
(★★★★!)(2023年日本)
ゴジラ最新作、終戦後の廃都東京をゴジラが襲う!

11ゴジラ

特攻隊の敷島は不時着した島で恐竜のような生物に襲われる、整備部隊は全滅するが敷島は生き残ってしまう、引き揚げて東京でなんとか暮らす敷島、両親を失った典子と赤ん坊を引き取り、生活費を稼ぐために機雷掃海の危険な仕事に就く、そんな時、日本南方で米軍艦が謎の事故で大破、さらに巨大生物ゴジラが東京に上陸、東京の街を破壊し尽くす、敗戦国日本に軍隊はなく、米軍もソ連と対峙しており、ゴジラ殲滅作戦は民間の旧海軍兵士有志に託されることになる、ゴジラ上陸で典子を失った敷島は再び特攻作戦を実行する、



山崎監督・CG白組・制作ROBOTと「3丁目の夕陽」「永遠の0」からの流れを踏襲、安心して観ていられる出来映え、とくに人間ドラマパートは過去の“ゴジラ作品”の中では最高の出来映えではないだろうか?朝ドラ「らんまん」の2人が奮闘、ともするとゴジラ映像だけが際立つリスクのあるゴジラ映画をしっかり一篇のアクション映画に仕上げました、

CGゴジラもハリウッド作品や「シンゴジラ」で観慣れている、でも、監督の好みなんだろうか?機雷掃海作業、飛行する局地戦闘機「震電」の勇姿、重巡「高雄」の帰還参戦と昭和世代にはワクワクするエピソードも満載、戦後の日本で民間人がゴジラ殲滅作戦を実行するという無理難題もなんとかクリア、ラストの2つの映画的レトリックにもニヤリとさせられます、

無心で楽しめるエンターテーメント作品、ぜひ鑑賞を、



〇(スクリーンで鑑賞)「私がやりました」
(★★★!☆)(2023年フランス)(原題:Madeleine)
殺人事件を踏み台にスターダムにのし上がる女優に思わぬ厄災が降りかかる

11私がやりました

有名映画プロデューサーが殺害され、無罪の新人女優マドレーヌが逮捕される、正当防衛を認めることで判事と取引、犯行を認める、裁判では友人の弁護士ポリーヌの巧みな弁論で見事無罪を勝ち取る、この事件をきっかけにマドレーヌは一躍人気女優に、多くのオファーを受け順風満帆の女優生活が始まったかに思えたが、ある日、真犯人がマドレーヌの前に現れる、それはかつての大女優だった、



フランス製お洒落なクライムコメディ、災難かと思える殺人の濡れ衣を逆手にとって見事な演技?と弁論で民衆の心を掴み取り裁判を勝ち抜き一躍スターダムにのし上がる2人、そこに現れるのが真犯人の往年の大女優、殺人で人気が出るのなら、私も罪を告白する、殺人で再び脚光を浴びるために“私の罪”を返しなさい!と迫ってきます、それでもしたたかなマドレーヌ、巧みな処世術で危機を乗り切ってみせます、

そこまで才覚があるなら嘘の罪を背負う事などせずに、まっとうに生きれば良いと思うのですが^^)如何にもフランス映画っぽいクライムコメディ、ひょっとするとハリウッドでリメイクするかも!?

観て損はなし、



◆(自宅で鑑賞)「総理の夫」
(★★★☆☆)(2021年日本)
日本初の女性総理大臣が誕生、日本初のファースト・ジェントルマンになった夫は

11総理の夫

鳥類学者の相馬、鳥類観察の出張から帰ってくると妻の凛子が総理大臣になっていた、マスコミに追いかけられながらなんとか帰宅、凛子の総理就任を喜ぶが、“総理の夫”は想像以上に多忙な毎日、秘書の管理下に置かれた相馬は不自由この上ない、すこし羽を伸ばしたところをゴシップ記者がスクープ、さらに凛子の妊娠が判明、前代未聞の総理の妊娠、、、2人の選択は?



政治コメディとしては良く出来ています、主演2人がハマり役、学者の相馬と信念の政治家凛子、ここが決まればあとはなんなりとどうぞ、事件続発もそれを乗り切る凛子の魂、という感じで進行しますが、凛子の妊娠で急ブレーキ、う~ん、やはり選択肢はあれしかなかったのか?議事堂に子連れで出勤して欲しかったです^^)

敵役政治家に岸部一徳、今や日本の黒幕政治家はこの人で決まり!というキャスティング、それでもコメディですから結構良い役周りになっています、休日のお気楽観賞に、



◆(自宅で鑑賞)「バビロン」
(★★!☆☆)(2023年米国)(原題:Babylon)
1920年代のハリウッド映画界の栄華と狂気、そしてその先にあるものは?

11バビロン

メキシコから夢を追いハリウッドにやって来た青年マニー、捨て身の売り込みで端役を掴む新人女優ネリー、2人は無声映画のスター ジャックと知り合うことで映画業界の核心部分に入り込むことに成功するが、華やかな映画界の舞台裏はドラッグと狂気と欲が渦巻く闇社会、一段一段階段を登り続ける3人、はたしてその先に待っている物は?



無声映画からトーキーに移り変わる頃からのハリウッド映画黒歴史、みたいな物語であります、一つひとつのエピソードに意味はなく(と感じました)、とにかく映画界の狂気を積み重ねていく感じ、エロ・グロ・ナンセンスに死人満載、そして3人の終着点は、、、観後感が良くないので評価も低いです、マーゴットの存在感は流石と感心、

無声映画時代のむちゃくちゃな撮影現場の滑稽さ、死人まで出す戦闘シーン、トーキーになると台詞が言えない俳優、色気のない声の俳優、さもありなんと感心したりもしましたが、やはり製作の意図が理解できませんでした、観なくても良いかも、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)