2024年09月17日
先週は4本、「パルプ・フィクション」「ローカルヒーロー」「TAXI NY」「Black &White」
◆(自宅で鑑賞)「パルプ・フィクション」
(★★★★☆)(1994年米国)(原題:Pulp Fiction)
用心棒、ボクサー、強盗、一流のようで人間臭い男女が巻き起こす騒動

行き当たりばったりで強盗を繰り返すカップル、用心棒の2人は組織のボスからの命令で裏切った若者からブツを取り戻すが、銃の暴発で車の中は血みどろになる騒ぎ、さらにボスの愛人がヤクの過剰摂取で瀕死に、ボクサーのブッチは八百長を命ぜられるが、裏切って相手をノックダウン、ボスから追われる羽目に、一流を気取る面々の間違いだらけの騒動の顛末や如何に!?
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タランティーノ監督作品2作目で当時ヒットしました、タイトルの「パルプ・フィクション」は“安い紙に刷られたB級犯罪小説本”というような意味らしいです、
まさにパルプ・フィクションな3組の物語、用心棒の2人がJ・トラボルタとS・L・ジャクソンという豪華キャスト、ジャクソンがすごく若いです、2人ともクールなプロの殺し屋ですが、頭に血が上るとミスを犯すトラボルタと、聖書の一文を語る哲学者ジャクソンのやり取りが面白い、ボクサーのブッチはB・ウイルス、こちらも豪華キャスト、八百長に逆貼りして大金を手に逃走するたはずですが、もちろんそんなにうまくはいきません、冒頭の食堂強盗の顛末はどうなるかと思いきや、、、それは観てのお楽しみ、
タランティーノ監督作品2作目で当時ヒットしました、タイトルの「パルプ・フィクション」は“安い紙に刷られたB級犯罪小説本”というような意味らしいです、
まさにパルプ・フィクションな3組の物語、用心棒の2人がJ・トラボルタとS・L・ジャクソンという豪華キャスト、ジャクソンがすごく若いです、2人ともクールなプロの殺し屋ですが、頭に血が上るとミスを犯すトラボルタと、聖書の一文を語る哲学者ジャクソンのやり取りが面白い、ボクサーのブッチはB・ウイルス、こちらも豪華キャスト、八百長に逆貼りして大金を手に逃走するたはずですが、もちろんそんなにうまくはいきません、冒頭の食堂強盗の顛末はどうなるかと思いきや、、、それは観てのお楽しみ、
タランティーノ作品のお楽しみ、タランティーノ自身の出演もあります、恒例あっけない退場はトラボルタの役割、30年前の作品ですが、今観てもそのセリフ回しや意外な展開に観入ってしまいます、ラスト20分はとくに集中できますね、ぜひ鑑賞を!
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◆(自宅で鑑賞)「ローカル・ヒーロー 夢に生きた男」
(★★★!☆)(1983年英国)(原題:Local Hero)
石油コンビナート用地買収のため、田舎の漁村を訪れた2人のビジネスマン

石油会社のエリートサラリーマンのマッキンタイア、社長の命でコンビナート建設の用地買収のため、現地社員のオルセンと共に英国のひなびた漁村に向かう、地元会計士に地主たちの取りまとめを依頼、噂はすぐに広がり村人たちは一攫千金の買収話に浮足立つ、しかし、もっとも広い浜辺を所有する老人ベンは土地を売るつもりがないことが発覚、買収交渉は暗礁に乗り上げる、社長自らも現地入りするのだが・・・
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ポルシェを乗り回すマッキンタイアは数百万ドルの大金を動かせる敏腕営業マンです、簡単に買収話をまとめてすぐに帰るつもりが、のんびりした漁村のペースに乗せられて、交渉はゆっくり進みます、村人のまとめは会計士に任せて海岸線を散歩、食事と酒を楽しみ、村人たちとの交流も生まれます、とにかく金で土地を買う事が目的だった彼の心に、徐々にこの土地を愛しむ心が生まれて来ます、
ポルシェを乗り回すマッキンタイアは数百万ドルの大金を動かせる敏腕営業マンです、簡単に買収話をまとめてすぐに帰るつもりが、のんびりした漁村のペースに乗せられて、交渉はゆっくり進みます、村人のまとめは会計士に任せて海岸線を散歩、食事と酒を楽しみ、村人たちとの交流も生まれます、とにかく金で土地を買う事が目的だった彼の心に、徐々にこの土地を愛しむ心が生まれて来ます、
社長は大の天体好きという設定、マッキンタイアに空の様子も報告するように求めます、すると夜にはオーロラも出現、報告を受けた社長は自らも漁村に出向いてくるのですが、それはコンビナート建設の推進が目的ではなかったようです、
大きな事件は起きません、普通の村の普通の人たちは大金を目の前にして夢を大きく膨らませますが、結局この村が持っている最も素晴らしい財産が活かされていく事になります、観後感良し、40年前の作品ですがじんわり心に沁み込んできます、観て損はなし、
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◆(自宅で鑑賞)「TAXI NY」
(★★★!☆)(2004年米国)(原題:Taxi)
NYのタクシードライバーがドジな刑事を助けるアクションコメディ

ドライブテクニックは完璧、チューンアップされた念願のスーパータクシーを手に入れたベルは颯爽とタクシー営業を開始する、客が望めば白バイさえぶっちぎって目的地へ送り届ける超絶ドライブテクニック、刑事のアンディは運転が極端に下手でミスばかリ、元カノの上司からデスクワークに回される、しかし、偶然銀行強盗の現場に居合わせたアンディはベルのタクシーを呼び止めて犯人を追跡、燃え上がったベルはNYを大混乱の渦に巻き込んでしまう、、、
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リュック・ベッソン監督がパリを舞台にした同名映画をNYでリメイク、ベルのタクシーはいろんな仕掛けが施されており、とにかく早い、交通ルール無視の追跡劇が観どころなのだが、昨今のアクション映画に比べると色褪せて見えるのは致し方なし、犯人グループがなかなかユニークなキャスティングで楽しめます、
リュック・ベッソン監督がパリを舞台にした同名映画をNYでリメイク、ベルのタクシーはいろんな仕掛けが施されており、とにかく早い、交通ルール無視の追跡劇が観どころなのだが、昨今のアクション映画に比べると色褪せて見えるのは致し方なし、犯人グループがなかなかユニークなキャスティングで楽しめます、
本家のTaxiシリーズは5作あるようですが、本作はそれには入っていません、あくまで1作目のリメイク番外作品、という事のようです、ま、気楽に楽しめるので良いと思います、
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◆(自宅で鑑賞)「Black & White ブラック&ホワイト」
(★★★☆☆)(2012年米国)(原題:This Means War)
コンビで活躍するCIA工作員2人が偶然同じ女性を好きになるコメディ

極秘任務に失敗したCIAエージェントのFDRとタックはデスクワークに回される、お互いを信頼し数々の任務を遂行してきたが、女性に関しては2人ともからっきし意気地がない、あるパーティでローレンと知り合ったタックは一目惚れ、身分を隠してデートすることに、FDRはローレンの本性を見極めるという口実で2人のデートを監視するのだが、偶然ローレンと鉢合わせ、FDRもまたローレンに魅了されてしまう、2人は紳士協定を結び、それぞれローレンとのデートを楽しみ、ローレンにどちらかを選んでもらう事になるが・・・
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冒頭のアクションシーンは真面目に作られています^^)で、アクション映画かな?と思って観ていると、実はラブコメディでした、という物語、2人は職権を乱用、監視カメラや秘密兵器を駆使してお互いの恋愛進捗を妨害する、という設定、何も知らないローレンは2人の間で揺れますが、ついにその秘密がローレンにバレてしまいます、激怒するローレン、でも、、、恋の行方は鑑賞して確かめてください、
原題は『これはもう戦争だ!』みたいなニュアンスかな、邦題は案外物語に似合っています、
冒頭のアクションシーンは真面目に作られています^^)で、アクション映画かな?と思って観ていると、実はラブコメディでした、という物語、2人は職権を乱用、監視カメラや秘密兵器を駆使してお互いの恋愛進捗を妨害する、という設定、何も知らないローレンは2人の間で揺れますが、ついにその秘密がローレンにバレてしまいます、激怒するローレン、でも、、、恋の行方は鑑賞して確かめてください、
原題は『これはもう戦争だ!』みたいなニュアンスかな、邦題は案外物語に似合っています、
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2024年09月09日
先週は5本、「フォールガイ」「夜明けのすべて」「インサイドヘッド2」「愛に乱暴」「奈落のマイホーム」
〇(スクリーンで鑑賞)「フォールガイ」
(★★★★☆)(2024年米国)(原題:The Fall Guy)
事故で引退したスタントマンが呼び戻されると、、、そこには罠が待っていた

スタントマンのコルト、だれもが知っているアクション俳優トムの専属スタントマンを務めている、どんなハードなスタントもこなしてきたコルトだが、高所から落ちるシーンで事故が発生、大怪我をして引退、恋人の撮影助手ジュディとも音信不通になる、そんなコルトに旧知のプロデューサーのゲイルから現場復帰の話が飛び込んでくる、元恋人ジュディが初監督を勝ち取った作品だ、コルトは意気揚々とオーストラリアの撮影現場に乗り込むのだが、そこにはとんでもない罠がしかけられていた、、、
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あまり期待せずに鑑賞したら、、、とっても面白かったです、アクションのスタントマンが主人公ですから、全編アクション撮影シーンが満載、これってこういう風に撮影してるんだとか、こういう仕掛けがあるのかとか、そして、やっぱりこれは体を張ってやっているんだと分かるシーンもあり、それが物語の中でもどんどん出て来るもんだから、どう観たら良いものか?少し混乱します、あまり裏ばかり気にしても物語が面白くなくなるしね、
あまり期待せずに鑑賞したら、、、とっても面白かったです、アクションのスタントマンが主人公ですから、全編アクション撮影シーンが満載、これってこういう風に撮影してるんだとか、こういう仕掛けがあるのかとか、そして、やっぱりこれは体を張ってやっているんだと分かるシーンもあり、それが物語の中でもどんどん出て来るもんだから、どう観たら良いものか?少し混乱します、あまり裏ばかり気にしても物語が面白くなくなるしね、
さて、物語は呼び戻されたコルトに辛くあたる元恋人で監督ジュディとのコメディシーン、何度も焼け焦げにされるコルトが可哀そう^^)そして、本題はコルトに用意されていた罠、主役のアクション俳優トムが当然失踪、ゲイルから頼まれたコルトはトムを探しに彼のマンションに忍び込むとそこには死体が!!コルトは警察から追われる羽目に、、、派手なアクションでホントの窮地を脱することができるのか?
ちなみに“フォールガイ”には文字通りの意味とは別に“負け犬”というニュアンスもあるようです、
ちなみに“フォールガイ”には文字通りの意味とは別に“負け犬”というニュアンスもあるようです、
エンドタイトルでアクションシーンのメイキングが流れます、これは物語とは別なので楽しめます、最後まで鑑賞して下さい、
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◆(自宅で鑑賞)「夜明けのすべて」
◆(自宅で鑑賞)「夜明けのすべて」
(★★★★☆)(2024年日本)
パニック症候群と月経前症候群の2人がゆっくり生きていく物語、秀作

本年2月にスクリーンで鑑賞した作品ですが、サブスク解禁になったので再度鑑賞、やはり良い作品です、
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普段は優しくておとなしい印象の藤沢さん、PMS(月経前症候群)の発作で気持が抑えられなくなり、急に怒りっぽくなる、職場で揉め事を繰り返して退職、そんな藤沢さんの疾患を新しい職場の仲間は理解してくれている、そこにやって来た新人の山添くん、職場の空気に馴染めず、元の会社に戻りたがっている、山添くんのやる気のなさにイライラが募る藤沢さんだったが、あることがきっかけで山添くんもまた心の病、パニック障害を抱えていることを知る、2人と会社の同僚たちはそんな心の病を意識しながらゆっくりと前に進んでいく、
普段は優しくておとなしい印象の藤沢さん、PMS(月経前症候群)の発作で気持が抑えられなくなり、急に怒りっぽくなる、職場で揉め事を繰り返して退職、そんな藤沢さんの疾患を新しい職場の仲間は理解してくれている、そこにやって来た新人の山添くん、職場の空気に馴染めず、元の会社に戻りたがっている、山添くんのやる気のなさにイライラが募る藤沢さんだったが、あることがきっかけで山添くんもまた心の病、パニック障害を抱えていることを知る、2人と会社の同僚たちはそんな心の病を意識しながらゆっくりと前に進んでいく、
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主人公の2人はPMSとパニック障害という疾患を抱えています、藤沢さんも山添くんも一旦発作が出ると周りに迷惑をかけ、自分自身への嫌悪感が生まれ、もがき苦しむことになります、普段は優しく振舞っているだけに、発作を起こした藤沢さんと山添くんを観ているとこちらも苦しくなります、パニック障害は知っていたけど、PMSは詳しく知りませんでした、
そんな2人が、ふとした出来事から、お互いの疾患を理解し助け合うことになります、決して恋人関係ではない、ただ、互いの苦しみが理解できるから、互いに助けたいと願う、苦しむ人を助けることで自らも救われたいと願っているかのように、
2人が勤めるのは小さな精密機械会社、ユルい仕事振りに最初は違和感を覚えますが、物語が進むにつれて、それもまた2人に対する会社の理解があればこそであると分かり納得がいきます、この会社の製品の一つにプラネタリウムがあります、物語の終盤、プラネタリウムを見ながら藤沢さんが朗読する一文にこの物語への想いが込められています、泣けます、
大きな事件は起こりませんが、映画的サスペンスはあります、原作と監督の化学反応の産物、ぜひ自宅で鑑賞を!
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〇(スクリーンで鑑賞)「インサイドヘッド2」
〇(スクリーンで鑑賞)「インサイドヘッド2」
(★★★!☆)(2024年米国)(原題:Inside Out 2)
少女ライリーの頭の中でひしめき合っているさまざまな感情がライリーの成長を助けます

中学3年生の少女ライリー、アイスホッケーの選手として活躍する夢を持っている、ライリーの頭の中には4つの大きな感情たち、ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビリがライリーらしさを形作っていた、ホッケーの合宿に親友同級生2人と参加したライリーは、2人が別の高校に行くことを知りショックを受ける、親友だと思っていたのに、、、するとライリーの頭の中に思春期の新しい感情が登場、シンパイ・ハズカシ・イイナ・ダルイが出現、今までのライリーにはなかった一面がどんどん表に出て、親友とも、チームメイトともうまく付き合えなくなっていく、
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アイデアが面白いよね、脳内にある感情をキャラクター化して、複雑な人の気持ちを操っていきます、ライリーらしさとは何なのか?中学生のライリーは“私ってイイ子”、でも、高校のチームメンバーに選ばれるために、ライリーは強がったり、ダルがったり、先輩に媚びたり、親友を無視したりと、少しずつ大人の感情を持っていきます、純粋なままでは大人になれない、だれもが通る道なのですが、、、
アイデアが面白いよね、脳内にある感情をキャラクター化して、複雑な人の気持ちを操っていきます、ライリーらしさとは何なのか?中学生のライリーは“私ってイイ子”、でも、高校のチームメンバーに選ばれるために、ライリーは強がったり、ダルがったり、先輩に媚びたり、親友を無視したりと、少しずつ大人の感情を持っていきます、純粋なままでは大人になれない、だれもが通る道なのですが、、、
キャラクター設定が秀逸、とっても変わった感情たちなのですが、観ている間に愛おしく見えて来ます、個人的にはヨロコビが長澤まさみさんにしか見えなくなりました^^)声優も豪華、大竹しのぶ、多部未華子は分からんかった、プロの仕事やね、
アニメ映画では過去最高のヒットとなっているようです、たしかに大人が楽しめる作品かも、ぜひスクリーンで鑑賞してください、
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〇(スクリーンで鑑賞)「愛に乱暴」
(★★★☆☆)(2024年日本)
丁寧で健やかな暮らしをし、夫や姑ともうまくやっていっていたはずが、、、

桃子は夫 真守の実家の敷地内にある家で暮らしている、毎日工夫して美味しい料理を作り、姑とも上手に付き合い、カルチャー教室の講師も務める、充実した良き人生を歩んでいるように見える桃子、しかし桃子の心の奥には決して忘れることが出来ない暗闇が潜んでいた、信守のある行動がきっかけでその暗闇が桃子を覆いつくしていく・・・
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なにも欠点が無いように見える夫婦と姑、しかし、なにか乾いたカサブタのような感覚が充満しています、真守は桃子の話を聞いていない、姑は桃子を認めているのだろうが、やはり息子が可愛い、そして桃子と真守の結婚のきっかけとなった出来事が静かに床下に眠っています、それは桃子の心に消えない爪痕をのこしていたのです、
なにも欠点が無いように見える夫婦と姑、しかし、なにか乾いたカサブタのような感覚が充満しています、真守は桃子の話を聞いていない、姑は桃子を認めているのだろうが、やはり息子が可愛い、そして桃子と真守の結婚のきっかけとなった出来事が静かに床下に眠っています、それは桃子の心に消えない爪痕をのこしていたのです、
江口のり子が熱演、ゆっくりと壊れていく桃子の心をトロトロと吐き出すように演じています、夫の小泉考太郎もこれまでと違うキャラを創造、
原作は小説、未読なのでその結末は知りませんが、映画的にもう少しハッキリと決着をつけて欲しかったです、ラストシーンの意味が良く分からず、ちょっと評価下げました、
原作は小説、未読なのでその結末は知りませんが、映画的にもう少しハッキリと決着をつけて欲しかったです、ラストシーンの意味が良く分からず、ちょっと評価下げました、
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◆(自宅で鑑賞)「奈落のマイホーム」
◆(自宅で鑑賞)「奈落のマイホーム」
(★★★☆☆)(2021年韓国)(原題:Sinkhole)
やっと手に入れた夢のマイホームマンションが建物ごと地下数百メートルに落下!?

会社員のドンウォン、必死に働いてソウルのマンションを購入、家族3人で夢のマイホームに入居する、しかし、そのマンションに少しずつ異変が忍び寄る、新築祝いに社員を呼んでホームパーティを楽しんでいる最中、当然マンションがきしみ傾き、地下空洞に落下していく!
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シンクホールという巨大な空洞がマンションの地下にあった!という設定です、そこにマンションが建物の原型を留めたまま落ちていきます、そこからの脱出劇というパニックコメディです、設定に無理があるのでリアリティは無し、とにかくあり得ない状況から這い上がるサラリーマン!?なるほどそういう事か、文字通り這い上がります^^)
シンクホールという巨大な空洞がマンションの地下にあった!という設定です、そこにマンションが建物の原型を留めたまま落ちていきます、そこからの脱出劇というパニックコメディです、設定に無理があるのでリアリティは無し、とにかくあり得ない状況から這い上がるサラリーマン!?なるほどそういう事か、文字通り這い上がります^^)
休日のお気楽鑑賞にどうぞ、
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2024年09月02日
先週は5本、「ラストマイル」「最後の忠臣蔵」「ツイスター」「モスル」「ユニオン」
〇(スクリーンで鑑賞)「ラストマイル」
(★★★★☆)(2024年日本)
宅配された商品が次々に爆発、大手通販の配送センター内でのすり替えが疑われるが

ブラックフライデーを前に超大型配送センター長に赴任してきたエレナ、すぐさま敏腕ぶりを発揮するが、宅配された商品が次々に爆発、連続爆破事件として警察の捜査を受ける、しかし厳重に管理された配送センターに爆弾を持ち込むことは不可能だ、配送を任されている運送会社も大混乱、それでも運転手たちは荷物を運ぶ、捜査が進み、過去に配送センターで起こった自殺事件が浮かび上がってくる・・・
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期待以上、出だしはちょっとどうかな?と思いましたが、脚本と監督の力技で最後まで楽しく観れました、観後感も良いのが上手、
期待以上、出だしはちょっとどうかな?と思いましたが、脚本と監督の力技で最後まで楽しく観れました、観後感も良いのが上手、
爆弾は全部で12個、4つ5つと爆発が続き、最初の爆発では死者も出ます、警察は配送センターの全商品を証拠として差し押さえますが、全商品の安全を確認するのは到底無理、犯人の目的は?どのように商品に爆弾を仕込んだのか?絶対に配送作業は止められない通販サイト、ひたすら商品を届ける宅配会社、宅配を楽しみに待っている子ども、そしてセンター長エレナの不審な行動?巧みな脚本でラストまで破綻なく、かつエレナの見事な裏切りで心地よく着地しました、
舞台になる600人以上の非正規雇用社員が働く超大型配送センター、正社員はわずか9人、どこかのセンターを模してCGで作っているんだろうけどリアリティあります、こんな複雑なシステムの恩恵を受けて成り立っている現代社会が少し恐ろしくもなります、
TBSドラマからの豪華出演陣も違和感なし、12個目の爆弾のエピソードがヨカッタ、洗濯機も^^)
◆(自宅で鑑賞)「最後の忠臣蔵」
(★★★★☆)(2010年日本)
忠臣蔵外伝、討ち入り前夜に逐電した一人の男の使命とその生涯

吉良邸討ち入り前夜、赤穂浪士のひとり瀬尾孫左衛門が逃亡する、仇討ちを果たした討ち入り後、四十七士のひとり寺坂吉右衛門は大石内蔵助から、生きて討ち入りの顛末を後世に残すよう命じられ一行から外れる、16年後、赤穂浪士の家族を訪ね歩く吉右衛門は偶然孫左衛門らしき人物を見かける、この男はみすぼらしい1軒屋で一人の娘と暮らしていた、吉右衛門は孫左衛門がなぜ逃亡したのか、娘は誰なのか?その真相を見極めることにする、
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誰もが知っている忠臣蔵のスピンオフ物語、孫左衛門が世話をしている可音に縁談が舞い込むことから、孫左衛門と可音の関係が徐々に明らかになっていきます、孫左衛門の逃亡もまた内蔵助の命であり、可音の嫁入りでその任務は全うされます、臆病者と蔑まされてきた孫左衛門が担ってきた使命とは・・・
誰もが知っている忠臣蔵のスピンオフ物語、孫左衛門が世話をしている可音に縁談が舞い込むことから、孫左衛門と可音の関係が徐々に明らかになっていきます、孫左衛門の逃亡もまた内蔵助の命であり、可音の嫁入りでその任務は全うされます、臆病者と蔑まされてきた孫左衛門が担ってきた使命とは・・・
孫左衛門も吉右衛門も実在の人物、逃亡も生き残りも史実、その裏にあった真実の物語という体に妙にリアリティがあります、16年もの間、真実を隠してその忠義を貫いてきた孫左衛門の武士としての面目に心打たれます、可音の嫁入りに旧赤穂藩士たちが駆け付ける段は涙モノ、
個人的には孫左衛門とゆうは一緒に生き延びて欲しかったです、それが出来ない武士の生き方か、、、
◆(自宅で鑑賞)「ツイスター」
(★★★!☆)(1996年米国)(原題:Twister)
致命的な被害を生む竜巻に立ち向かう気象学者たち、最新作「ツイスターズ」の原典

毎年竜巻が多数発生し、大きな被害が出るオクラホマ、ジョーも子供の頃に竜巻で父親を失っている、ジョーの元に共に竜巻研究をしていた離婚調停中の夫ビルが現れる、ビルが別の道を選んでも、ジョーは竜巻メカニズム観測機器『ドロシー』を独力で完成させていた、そんな2人の前に巨大竜巻が出現、とっさにジョーとビルは2人で竜巻観測に向かうがドロシーの設置に失敗、九死に一生を得る、残るドロシーは3台、2人は敢然と竜巻に立ち向かう、
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2024年公開の「ツイスターズ」の原典、『ドロシー』も登場し物語はよく似ています、「ツイスターズ」は続編というよりリメイクという感じですね、竜巻のメカニズムを解明し予報精度を上げて人命を救うのがジョーの念願です、一旦はジョーとの距離をとったビルですが、大きな竜巻被害を目の当たりにしてふたたび2人で竜巻に立ち向かいます、
2024年公開の「ツイスターズ」の原典、『ドロシー』も登場し物語はよく似ています、「ツイスターズ」は続編というよりリメイクという感じですね、竜巻のメカニズムを解明し予報精度を上げて人命を救うのがジョーの念願です、一旦はジョーとの距離をとったビルですが、大きな竜巻被害を目の当たりにしてふたたび2人で竜巻に立ち向かいます、
国内でも、この10年くらいは竜巻の被害が報告されるようになりましたが、オクラホマの竜巻はスケールが違います、局地的ですが通り道に当たると被害は致命的、ホントに怖いです、
製作総指揮にスピルバーグも名を連ねています、当時最新VFXでの竜巻表現も観どころです、
◆(自宅で鑑賞)「ザ・ユニオン」
(★★★☆☆)(2024年米国)(原題:The Union)
諜報活動の最前線で実戦を担当するザ・ユニオンの活躍

CIAから西側の全諜報活動の詳細データが盗まれた、これがテロリストの手に渡ると諜報活動は崩壊する、ザ・ユニオンがデータ奪還作戦を敢行するが、事前に情報が漏れており失敗、多くの仲間を失ったロクサーヌは新しい相棒に幼馴染のマイクを指名、誘拐されたマイクは諜報員としての任務に就くことになるが・・・
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よくある設定、世界を崩壊させるデータの取り合いっこ、最前線の実戦部隊という触れ込みだが、敵にドンドン裏をかかれて本部まで襲撃されるザ・ユニオンってどう^^?最初の作戦のお粗末な失敗ぶりが伏線だったとは、ちょっと驚いたけど、凄くもったいなかった気がします、
よくある設定、世界を崩壊させるデータの取り合いっこ、最前線の実戦部隊という触れ込みだが、敵にドンドン裏をかかれて本部まで襲撃されるザ・ユニオンってどう^^?最初の作戦のお粗末な失敗ぶりが伏線だったとは、ちょっと驚いたけど、凄くもったいなかった気がします、
カメラは良いし、アクションも楽しいけど、ご都合主義の端折り方がB級になってしまいました、ハル・ベリーは恰好良い、休日のお気楽鑑賞にどうぞ、
◆(自宅で鑑賞)「モスル あるSWAT部隊の戦い」
(★★★!☆)(2019年米国)(原題:Mosul)
ISと戦うイラクのSWAT部隊の真の目的は?

ISの攻撃により廃墟と化したイラク第2の都市モスル、警察官のカーワはISと交戦、叔父を失う、応援に来たジャーセム少佐率いるSWAT部隊にスカウトされたカーワはSWATと行動を共にする、しかし、この部隊は上層部の命令を無視して、独自の行動をとっている、徐々に戦闘にも慣れていくカーワだが、次々に仲間が倒れていく、その果てにある目的とは・・・
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スクリーンでも鑑賞していますが、うっかり自宅でも鑑賞、前回より評価が上がっています、イラクを舞台にしたリアルな戦闘シーンはよく出来ていると思います、SWATの隠された任務が、、、やはりしっくりこなかったのは前回同様、でもまずまず、最後まで観れました、
スクリーンでも鑑賞していますが、うっかり自宅でも鑑賞、前回より評価が上がっています、イラクを舞台にしたリアルな戦闘シーンはよく出来ていると思います、SWATの隠された任務が、、、やはりしっくりこなかったのは前回同様、でもまずまず、最後まで観れました、
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2024年08月26日
先週は4本、「ブルーピリオド」「96時間」「96時間リベンジ」「96時間レクイエム」
〇(スクリーンで鑑賞)「ブルーピリオド」
(★★★★☆)(2024年日本)
画を描くことに目覚めた高校生、目指すは・・・東京芸術大学!

高校生の矢口、成績優秀、そつなく友達と付き合うために夜明けまで渋谷で遊ぶ、そんな生活になにか物足りなさも感じている、ある日、美術の授業の課題で『青い夜明けの渋谷』を描き、ハタと自分は画を描くことが好きなんだと気づく、目指すは日本最難関の東京芸術大学、たくさんの友人やライバルに囲まれながら、矢口は全身全霊を以って画を書きまくり、入試に挑むことになる、
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とっても面白かった!とっても良い映画です、家族の期待を背負い国立大学に入り就職するつもりだった矢口は1枚の画を描くことで、自らの存在意義を発見します、『今、俺の心臓が初めて動き出したような気がする』という高揚感、あ~、なんか分かるような気がします^^)そこからの矢口が凄い、デッサン上手の天才的なライバルに出会い、自分の才能が貧弱であることに気付かされますが、美術教師は言う、『好きなことをする努力家は最強なんです』という名セリフを受けて国立東京芸大受験を決心、『俺は天才じゃない、ならば、天才と見分けがつかなくなるくらい書きまくるしかない』という鬼気迫る思い、いや~、熱いなあ、カッコ良かったなあ~、
とっても面白かった!とっても良い映画です、家族の期待を背負い国立大学に入り就職するつもりだった矢口は1枚の画を描くことで、自らの存在意義を発見します、『今、俺の心臓が初めて動き出したような気がする』という高揚感、あ~、なんか分かるような気がします^^)そこからの矢口が凄い、デッサン上手の天才的なライバルに出会い、自分の才能が貧弱であることに気付かされますが、美術教師は言う、『好きなことをする努力家は最強なんです』という名セリフを受けて国立東京芸大受験を決心、『俺は天才じゃない、ならば、天才と見分けがつかなくなるくらい書きまくるしかない』という鬼気迫る思い、いや~、熱いなあ、カッコ良かったなあ~、
美術教師、東京芸術大学を目指す個性豊かなライバル達、美術部の先輩、渋谷の遊び仲間などの面々がもれなく名セリフを吐きまくります、この言語感覚は近年一番の鋭さです、観ていて何度もドキドキしました、遊び仲間が矢口にインスパイアされたことを告白するシーンで泣きました、いやはや、セリフだけで泣いたのは久しぶりです、
美術教師の薬師丸ひろ子が好演、東芸・ムサビ・タマビも実名登場、稀な美術系ムービー、鑑賞をお勧めします、
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◆(自宅で鑑賞)「96時間」
(★★★!☆)(2008年フランス)(原題:Taken)
娘を誘拐された元秘密工作員の父親が犯罪組織を追い詰めていく

旅行先のパリで娘のキムが何者かに誘拐される、最後のスマホからの電話で事態を察した父親のブライアンはすぐさまパリに飛び娘の痕跡を追う、ブライアンは引退しているが腕利きの元秘密工作員、パリ市警の知り合いに事態を知らせるが協力は得られない、残された猶予は96時間、ブライアンは自らの秘密工作員スキルを絞り出して、超法規的に犯行グループに迫っていく、
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とにかくスピーディな展開、犯行グループは旅行中の若い女性を誘拐する人身売買組織、96時間以内にキムを取り返さないと永遠に見つからない可能性が高い、ブライアンは次々と探索の手を繰り出し組織に迫ります、銃の腕前は超人的、近接格闘でも無敵、現れる敵をバッタバッタとなぎ倒しながら娘を救出するのは痛快、
映画の尺も93分とスピーディ、「レオン」のリュック ベッソン製作・脚本、理屈抜きで楽しんでください、
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◆(自宅で鑑賞)「96時間リベンジ」
◆(自宅で鑑賞)「96時間リベンジ」
(★★★!☆)(2012年フランス)(原題:Taken 2)
シリーズ2作目、復讐に燃えた組織の魔の手が再びブライアンの家族に迫る

イスタンブールでボディガードの仕事を終えたブライアンのもとに、元妻のレノーアと娘のキムがサプライズで現れ、家族で休暇を楽しむ事になる、しかしブライアントとレノーアが外出先で組織の襲撃を受けて2人は捕らわれてしまう、前の事件でブライアンに息子を殺された組織のボスが復讐にやって来たのだ、なんとか脱出したブライアンはキムと協力してレノーアの救出に向かう、
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前作と同様のキャストで描くシリーズ2作目、1作目でブライアンがなぎ倒した相手の中に組織のボスの息子がいた、という設定、復讐に燃えるボスは精鋭を率いてイスタンブールまで追ってくる、不意を突かれたブライアンはレノーアと共に捕らわれ、レノーアは拷問を受け瀕死状態、そこからブライアンとキムの活躍が始まります、
前作と同様のキャストで描くシリーズ2作目、1作目でブライアンがなぎ倒した相手の中に組織のボスの息子がいた、という設定、復讐に燃えるボスは精鋭を率いてイスタンブールまで追ってくる、不意を突かれたブライアンはレノーアと共に捕らわれ、レノーアは拷問を受け瀕死状態、そこからブライアンとキムの活躍が始まります、
1作目同様92分とスピーディ、それなりに楽しめますがやはり1作目程のインパクトはないかな、
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◆(自宅で鑑賞)「96時間レクイエム」
(★★★☆☆)(2015年米国)(原題:Taken 3)
シリーズ最終作、元妻のレノーアが何者かに殺害され、ブライアンは警察から追われることに

ブライアンが元妻の家を訪ねると、そこにはレノーアの死体が!何者かの罠でブライアンは犯人に仕立て上げられる、警察から追われる身のブライアンは娘のキムと共に真犯人を探し出す、
同キャストでの3作目、なんと元妻のレノーアの殺害で物語が始まります、ブライアンの工作員としての切れ味とアクションは相変わらずですが、、、今回の悪の組織と真犯人の設定にちょっと無理がある感じ、3作目だからねえ、致し方なしか、
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2024年08月19日
先週も5本、「ツイスターズ」「お隣さんはヒトラー」「15年後のラブソング」 「ムーンロックフォーマンデー」「クロスミッション」
〇(スクリーンで鑑賞)「ツイスターズ」
(★★★★☆)(2024年米国)(原題:Twisters)
巨大竜巻の脅威に立ち向かう気象学者と竜巻ユーチューバーだが、意外な展開に

NYの気象会社で働くケイト、気象現象に精通しているのだが、過去に竜巻で友人をなくしたことがトラウマになっている、共に生き残った友人ハビから竜巻研究プロジェクトに誘われ参加することになったケイト、竜巻のメッカ オクラホマに入ると、ストームチェイサーのタイラー一団と出会う、お互いに競い合うように竜巻を追う事になるのだが・・・
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米国の竜巻は半端なく怖いです、被害の規模も大きく死者も出ます、ケイトは過去に友人をなくしたことで、竜巻研究から遠ざかっていましたが、友人ハビの熱意に負けて生まれ故郷のオクラホマへ帰ります、そこで出会うのがなにやら怪しげなストームチェイサーの一団、竜巻に突っ込む映像をSNSで拡散、金儲けをしている一団、科学者として竜巻被害を減らしたいと考えているケイトとは水と油です、
米国の竜巻は半端なく怖いです、被害の規模も大きく死者も出ます、ケイトは過去に友人をなくしたことで、竜巻研究から遠ざかっていましたが、友人ハビの熱意に負けて生まれ故郷のオクラホマへ帰ります、そこで出会うのがなにやら怪しげなストームチェイサーの一団、竜巻に突っ込む映像をSNSで拡散、金儲けをしている一団、科学者として竜巻被害を減らしたいと考えているケイトとは水と油です、
と、ここまではよくある構図に見えるのですが、ここから先が面白い!竜巻研究だったはずのハビの行動には裏があり、ならず者集団かと思われたタイラー一団とケイトが急接近!?さらにケイトは過去の惨事としっかり向き合うことになります、
ラストは巨大竜巻が街を襲う目の前の危機を目前にして、ケイトとタイラー一団、そしてハビも市民を救うために竜巻に立ち向かいます、ケイトが研究していた竜巻消滅薬剤は効くのか?最後までハラハラドキドキ、B級っぽい感じもしますが、分かりやすいアメリカンヒーロー物語です、観て損は無し、
〇(スクリーンで鑑賞)「お隣さんはヒトラー」
(★★★!☆)(2022年イスラエル・ポーランド合作)
コロンビアで余生を過ごす男の隣家に引っ越してきたのは??ハートフルドラマ

1960年南米コロンビア、第2次世界大戦のホロコーストで家族を失ったポルスキーは独り静かに暮らしいる、ある日、隣家に引っ越して来た男、なにやらたくさんの取り巻きに囲まれ、いつもサングラスをかけた謎の男、怪しい匂いがプンプンする、ポルスキーが育てているバラの件で諍いになり、対面してその男の素顔と眼を見たポルスキーはこの男がヒトラーだと確信する、
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ポルスキーはユダヤ人、家族全員をホロコーストで失っています、隣に引っ越してきた男、ドイツ人の取り巻き、高圧的な態度、そしてあの青い目、ポルスキーはイスラエル大使館に隣家にヒトラーがいると訴え出ますが相手にしてもらえません、資料を集め、カメラを買い写真を撮って隣人がヒトラーであることを証明しようと躍起になります、
ポルスキーはユダヤ人、家族全員をホロコーストで失っています、隣に引っ越してきた男、ドイツ人の取り巻き、高圧的な態度、そしてあの青い目、ポルスキーはイスラエル大使館に隣家にヒトラーがいると訴え出ますが相手にしてもらえません、資料を集め、カメラを買い写真を撮って隣人がヒトラーであることを証明しようと躍起になります、
隣人は本当にヒトラーなのか?それともポルスキーの勘違いなのか?状況は行ったり来たり、最後まで真相不明のまま、その間にポルスキーと隣人の間に奇妙な関係性が芽生えます、
ユダヤ人とヒトラーという構図の物語ですが、そこには心震える感情が生まれて来ます、佳作、観後感も良いのでお勧めします、
ユダヤ人とヒトラーという構図の物語ですが、そこには心震える感情が生まれて来ます、佳作、観後感も良いのでお勧めします、
◆(自宅で鑑賞)「15年後のラブソング」
(★★★!☆)(2018年アメリカ・イギリス合作)(原題:Juliet, Naked)
不思議な縁が新たな人生を切り拓くこともある、ハートフルコメディ

英国の小さな港町、父から受け継いだ町の博物館長のアニー、夫のダンカンは伝説のミュージシャン タッカーの研究に明け暮れている、タッカー研究にうんざりしているアニーはSNSでタッカーの作品批判を書き込むと、それに賛同するコメントが付いた、そのコメントの主はタッカー本人だというのだが、、、ダンカンの浮気で分かれることになったアニーのもとへタッカーから直接連絡が来て2人は会うことになる、
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タッカーと会う約束をした当日にアクシデントがあり、アニーが病院に行くと、そこには何人かのタッカーの過去の妻と多くの子どもたちが集まっていました、驚いたアニーは這う這うの体で逃げ出しますが、そこから恋が始まります、
タッカーと会う約束をした当日にアクシデントがあり、アニーが病院に行くと、そこには何人かのタッカーの過去の妻と多くの子どもたちが集まっていました、驚いたアニーは這う這うの体で逃げ出しますが、そこから恋が始まります、
タッカーが連れている最年少の子どもジャクソンが可愛くてクレバー、アニーとの仲を取り持つキューピット的存在、少々都合が良すぎますが、観ていてほんわかした気持ちになれる1作です、休日のお気楽鑑賞に、
邦題は意味不明、
邦題は意味不明、
◆(自宅で鑑賞)「ムーン ロック フォー マンデー」
(★★★!☆)(2020年オーストラリア)(原題:Moon Rock for Monday)
強盗犯と少女が向かう先はムーンロック、ハートフルロードムービー

難病で学校にも通えないマンデー、ある日父親と病院へ行った帰り道、逃走中の強盗犯タイラーと偶然遭遇、父親が目を離したすきにマンデーはタイラーについて行ってしまう、マンデーを追う父親、逃避行を続けるタイラーとマンデーは不思議な絆で結ばれるようになり、2人でムーンロックを目指すことにする、
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ムーンロックという場所へ行くと病気が治る、とマンデーは信じています、タイラーは恵まれない環境で育ち、母親を事故で亡くしています、その時の遺品を取り返すために犯行に及んだのですが、警察からは執拗に追われることになります、
ムーンロックという場所へ行くと病気が治る、とマンデーは信じています、タイラーは恵まれない環境で育ち、母親を事故で亡くしています、その時の遺品を取り返すために犯行に及んだのですが、警察からは執拗に追われることになります、
よくある犯罪者と無垢な子供の間に生まれる奇妙で濁りない関係、歌を歌い、大声を出し、食べて寝て、そして2人の旅の終わりに待っているものは・・・やはり悲しい結末ではありますが、観ていて楽しい物語です、うん、悪くない気分です、
◆(自宅で鑑賞)「クロス ミッション」
(★★!☆☆)(2024年韓国)(原題:Mission Cross)
刑事の妻が陰謀に巻き込まれた元諜報工作員の夫を追跡!?

妻のミソン、次々と難事件を解決して署内でも一目置かれる強面の女刑事、夫のパクは気弱な性格でせっせと主夫業に専念している・・・というのは仮の姿、パクは元諜報工作員であることをミソンにも隠している、パクは昔の同僚から助けを求められて力を貸すことになり組織のアジトに潜入、パクの行動を不審に思ったミソンはパクを追うが、逆に組織に捕まってしまう、、、
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過去にも何作も作られている夫婦2人とも『めちゃくちゃ強いですコンビ』のアクション映画、韓国映画らしくコメディタッチも加えながらのアクションシーンが痛快!といけばヨカッタのですが、、、
残念、細部が雑、ご都合主義の展開にちょっとそれはないでしょう、という感じ、う~ん、ま、観なくても良いかも、
過去にも何作も作られている夫婦2人とも『めちゃくちゃ強いですコンビ』のアクション映画、韓国映画らしくコメディタッチも加えながらのアクションシーンが痛快!といけばヨカッタのですが、、、
残念、細部が雑、ご都合主義の展開にちょっとそれはないでしょう、という感じ、う~ん、ま、観なくても良いかも、
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2024年08月05日
先週は5本、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「ある一生」「ルックバック」「怪盗グルーのミニオン超変身」「このろくでもない世界で」
〇(スクリーンで鑑賞)「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
(★★★★☆)(2024年米国)(原題:Fly Me to the Moon)
初の月面着陸を目指すアポロ計画の裏で画策された陰謀の行きつく先は?

1969年、アメリカとソ連は激しい宇宙開発競争を繰り広げていた、負けられない米国政府は人類初の月面着陸を目指すアポロ11号のPRに敏腕PRマンのケリーを登用、次々と奇策を打ち出すケリーは政府から驚きの提案を受ける、それは月面着陸計画が失敗した時の為に月面着陸のフェイク画像を制作し、全世界に放送するというものだった・・・
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アポロ11号が月面着陸に成功した当時も、あれは偽画像であるという噂がまことしやかに流れました、今も昔も変わらぬフェイクニュースの洪水、嘆かわしい陰謀説の流布、そんな物語かと思いきや、、、
アポロ11号が月面着陸に成功した当時も、あれは偽画像であるという噂がまことしやかに流れました、今も昔も変わらぬフェイクニュースの洪水、嘆かわしい陰謀説の流布、そんな物語かと思いきや、、、
映画はとってもポップでファンキーです、まずPR担当のケリー、とても優秀なPR担当なのですが、ちょっとやり過ぎなところもあります、インチキ・詐欺スレスレは当たり前、ま、PR自体がヒトの心を欺いて誘導する仕事ですからね、さもありなん、そんなケリーに来た月面着陸フェイク画像制作の仕事、潤沢な政府の予算をバックに完璧なフェイク映像制作を目指します、
かたや、アポロ11号打ち上げ責任者のコールは正義感が強く生真面目、事ある毎にケリーと対立しています、フェイク画像計画はそんなコールには知らされずに進みますが、、、
よくある陰謀説を煽るような映画ではありません、そんな陰謀説を笑い飛ばすような正義と恋の物語です、コールのまっすぐな想いがケリーを動かします、観後感良し、夏休みにお勧めの1本です、
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〇(スクリーンで鑑賞)「ある一生」
〇(スクリーンで鑑賞)「ある一生」
(★★★★☆)(2023年ドイツ・オーストリア合作)
(原題:Ein ganzes Leben)
(原題:Ein ganzes Leben)
アルプスの寒村で過酷な人生を送った一人の男の物語

1900年頃のアルプス山麓の寒村、エッガーは親戚の叔父の家に里子に出される、叔父は事ある毎にエッガーを折檻する、青年になり逞しい働き手になったエッガーに召集令状が来るが、働き手を失いたくない叔父はこれを阻止、エッガーは叔父の元から離れられなくなるが、やがてエッガーの自我が目覚め叔父に反発、独りで生きていく決心をする、
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雄大なアルプスの麓のまだ電気もない寒村、エッガーへの召集令状は第1次世界大戦への召集、1915年頃の話という事になります、村にはロープウエイ開発の波が押し寄せ、エッガーもこの建設作業に関わります、そして村の娘との恋、結婚、そして幸せな生活、突然の悲劇、第2次世界大戦でソビエト戦線へ従軍と、エッガーの数奇で過酷な人生が描かれていきます、
雄大なアルプスの麓のまだ電気もない寒村、エッガーへの召集令状は第1次世界大戦への召集、1915年頃の話という事になります、村にはロープウエイ開発の波が押し寄せ、エッガーもこの建設作業に関わります、そして村の娘との恋、結婚、そして幸せな生活、突然の悲劇、第2次世界大戦でソビエト戦線へ従軍と、エッガーの数奇で過酷な人生が描かれていきます、
物語は晩年のエッガーまでを丁寧に描いていきます、けっして幸せな人生ではなかったようにも見えますが、豊かな心根が彼の人生に脈々と流れています、我が人生に悔いはなし、そんな風にも感じるラストです、哀しい物語ではありますが観後感は良い、うん、こういう風に生きられたら良いかもしれない、彼はきっと幸せに死んでいったのだろうなと・・・あなたはどう感じるかな?
(★★★!☆)(2024年日本)
二人三脚で漫画家を目指した2人に訪れる悲しい出来事とその先

小学校の学校新聞に連載している4コママンガが好評を博している4年生の藤野、担任から引きこもりで不登校の京本が4コママンガを書きたいと言っているので掲載枠を1枠譲って欲しいと頼まれる、掲載された京本の作品を見て、その画力に藤野は打ちのめされる、京本の家に卒業証書を届けにいった藤野は初めて京本と対面、京本は藤野を師と仰ぎ先生と呼ぶ、驚く藤野、そして2人は共同作家の道を歩むことになる、
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藤野と京本の共同作業は順風満帆、中学生で懸賞に応募し賞を獲得、高校生で何本かの単発作品がマンガ雑誌に掲載され、社会人になる前に連載が始まるという幸運に恵まれます、2人の微妙なズレも信頼で乗り越え、これからの作家生活も保証されたように思えた時に悲劇が起こります、
藤野と京本の共同作業は順風満帆、中学生で懸賞に応募し賞を獲得、高校生で何本かの単発作品がマンガ雑誌に掲載され、社会人になる前に連載が始まるという幸運に恵まれます、2人の微妙なズレも信頼で乗り越え、これからの作家生活も保証されたように思えた時に悲劇が起こります、
58分という小品、感情移入しやすいキャラクターとサクセスストーリーが評価と共感を得ている作品です、実際の原作も読み切り単発掲載だったのが映画化まで実現するという夢のような物語、悲劇があるものの、観後感は悪くない、物語性が悲劇を乗り越えました、これまた夏休み鑑賞にお勧めです、
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〇(スクリーンで鑑賞)「怪盗グルーのミニオン超変身」
(★★★☆☆)(2024年米国)(原題:Despicable Me 4)
「怪盗グルー」シリーズ第4作、メガミニオンも登場!

政府組織で働くグルー、泥棒高校の同窓会でライバルだったマキシムを逮捕するが、マキシムは脱走、グルー一家への復讐を宣言する、グルー一家は身元を隠し安全な街に引っ越す、そこで隣家の少女ポピーに正体を見破られ、やむなくポピーの泥棒計画にてをかすことになるが・・・
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旅先の朝の時間が空いたので鑑賞、このシリーズは初めて観ました、まずまず面白いですがやはりお子様向け、後半は少々眠たくなりました、もちろん観客の子どもたちは最後まで大喜びで観ていましたよ^^)
旅先の朝の時間が空いたので鑑賞、このシリーズは初めて観ました、まずまず面白いですがやはりお子様向け、後半は少々眠たくなりました、もちろん観客の子どもたちは最後まで大喜びで観ていましたよ^^)
吹き替え版で見る方が気楽に鑑賞出来て良いかも、声優さんの演技を楽しむのも一興、夏休みにお子さんと一緒にどうぞ、
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〇(スクリーンで鑑賞)「このろくでもない世界で」
(★★★☆☆)(2023年韓国)(原題:Hopeless)
暴力と貧困の溢れる世界からなんとか這い上がろうとする若者と義姉

韓国の地方都市、18歳のヨンギュは継父から暴力を受けている、義姉のハヤンをいじめた同級生に暴力をふるい、学校へも行きづらくなる、さらに被害者家族から示談金を要求されたヨンギュは町の闇金から借金をしようとするが、闇金のリーダ チゴンがヨンギュに救いの手を差し延べる、徐々に組織に馴染んでいくヨンギュ、それを良しとしないハヤン、2人に明るい未来はないのか・・・
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継父の家庭内暴力、しなびた町、腐敗した町政、似た境遇から這い上がったチゴン、必死にもがくヨンギュとハヤン、題名の通り“ろくでもない世界”の中で数々の事件が起こります、むかつくような事件ばかり、闇金のチゴンも冷酷、それでも少しの温情をヨンギュに掛けますが、それさえも報われない事態に・・・
継父の家庭内暴力、しなびた町、腐敗した町政、似た境遇から這い上がったチゴン、必死にもがくヨンギュとハヤン、題名の通り“ろくでもない世界”の中で数々の事件が起こります、むかつくような事件ばかり、闇金のチゴンも冷酷、それでも少しの温情をヨンギュに掛けますが、それさえも報われない事態に・・・
悲しい物語でかつ救いのない展開、すれ違うヨンギュ・チゴン・ハヤンの想い、なんとも言えない結末は如何にも韓国映画的ですが、やはり観後感が悪い、のでちょっと厳しい評価になっています、興味ある方は鑑賞してみては?
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2024年07月29日
先週は4本、「言えない秘密」「丘の上の本屋さん」「ホイットニー・ヒューストン」「ファィンド ミー フォーリング」
〇(スクリーンで鑑賞)「言えない秘密」
(★★★!☆)(2024年日本)
音大で出会った不思議な女子学生との恋物語・・・ですが・・・

音楽留学から帰って来た湊人、学校内の旧校舎の一室でピアノを弾く不思議な学生雪乃と出会う、一目で恋に落ちた湊人だが、雪乃は電話番号はもちろん、名前さえ教えてくれない、でも旧校舎前のベンチに座っていると雪乃が現れることに気付いた湊人、徐々に雪乃との距離を縮めていき、付き合うことになる2人、しかし、雪乃には決して言えない秘密があった・・・
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なかなか清々しい恋物語、大ヒットした同名の台湾映画(2007年)のリメイクです、雪乃の透明感のある不思議な存在感が魅力的です、湊人も雪乃もピアニストをめざしていますが、湊人は挫折気味、雪乃もまた“言えない秘密”を抱えているので、2人の恋は残念ながら成就しません、
なかなか清々しい恋物語、大ヒットした同名の台湾映画(2007年)のリメイクです、雪乃の透明感のある不思議な存在感が魅力的です、湊人も雪乃もピアニストをめざしていますが、湊人は挫折気味、雪乃もまた“言えない秘密”を抱えているので、2人の恋は残念ながら成就しません、
途中から、なんとなく“言えない秘密”の正体が見えてきます、スマホも持たず授業にもあまり出ない雪乃、そうかな?と思える伏線がいくつかありますが、まさかのアレとコレのダブルで来るとは・・・
名もなきピアノ演奏曲がしっかり物語の重要な鍵になっているのは好感、雪乃がベンチまでの歩数を測る件と共によく考えられた仕掛けでした、主役2人の演奏シーンもしっかり指が動いています、ナイスキャスティング、観て損は無し、
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◆(自宅で鑑賞)「丘の上の本屋さん」
(★★★!☆)(2021年イタリア)(原題:Il diritto alla felicita)
初老の店主が営む丘の上の古書店で交錯する人生、ハートフルムービー

美しい街並みを見下ろす丘の上で古書店を営むリベロ、本をこよなく愛し、本を読む楽しみを万人に分け与えることがリベロの生き甲斐である、古書店には様々な人が訪れる、隣のカフェの店主やそこの客、様々な古書マニア、その一人ひとりに本を読む楽しみを与えるリベロ、ある日、本を買うお金がない少年エシエンが来る、リベロはエシエンに次々と本を貸出し読書の楽しみを教授する、
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大きな事件は起こりません、ラストのリベロの身に起こる事以外は、、、毎朝店を開け、デスクに座り本の整理をし、客が来たら丁寧に対応する、リベロの生活が淡々と描かれます、少年エシエンは利発で、リベロが進める難解な本も次々と読破、どんどん知識を急襲していきます、その様子を目を細めて見守るリベロですが、神様はリベロの寿命を少し短めに決められたようです、、、
大きな事件は起こりません、ラストのリベロの身に起こる事以外は、、、毎朝店を開け、デスクに座り本の整理をし、客が来たら丁寧に対応する、リベロの生活が淡々と描かれます、少年エシエンは利発で、リベロが進める難解な本も次々と読破、どんどん知識を急襲していきます、その様子を目を細めて見守るリベロですが、神様はリベロの寿命を少し短めに決められたようです、、、
ユニセフが映画製作をサポートしているようで、リベロが最後にエシエンに手渡した本はエシエンの出自に関わる重要な一冊でした、良質な映画、ぜひ鑑賞してください、
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(★★★!☆)(2022年:米国)(原題:Whitney Houston: I Wanna Dance with Somebody)
もっとも愛された黒人女性歌手 ホイットニー・ヒューストンの生涯を描く

歌手の母親を持つホイットニー、小さい頃からその天才的歌唱力は周囲の目を引いている、ある日、有名プロデューサー クライブの前で歌唱を披露、ホイットニーは一躍ショービジネスの世界でスターへの道を歩むことになる、圧倒的な歌唱力で瞬く間にヒットチャート1位に躍り出ると、次々と記録を塗り替え、賞も受賞、順風満帆な歌手人生が永遠に続くと思われたが・・・
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ホイットニーのデビュー前から、その生涯を閉じるまでをテンポよく描いていきます、よくある有名歌手伝記映画ですが、このジャンルでは珍しくクールでハードでテンポが良いです、もちろん華やかな成功談の裏で悩み苦しむ彼女がいます、女性パートナーとの別れ、マネージメントに拘る父親との確執、結婚と出産、夫の浮気と麻薬、米国芸能界では必ずある、と言ってよいお決まりの悲しい末路が待っています、
ホイットニーのデビュー前から、その生涯を閉じるまでをテンポよく描いていきます、よくある有名歌手伝記映画ですが、このジャンルでは珍しくクールでハードでテンポが良いです、もちろん華やかな成功談の裏で悩み苦しむ彼女がいます、女性パートナーとの別れ、マネージメントに拘る父親との確執、結婚と出産、夫の浮気と麻薬、米国芸能界では必ずある、と言ってよいお決まりの悲しい末路が待っています、
彼女については詳しくないのですが、「スーパーボウル」での国歌独唱(1991年)、そしてケビンコスナーと共演した映画「ボディガード」(1992年)は印象的でした、俳優としても成功したように思えるホイットニー、この頃がピークだったと本人も語っているようです、
2012年2月、麻薬の影響により急逝、48歳、哀悼、
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◆(自宅で鑑賞)「ファインド ミー フォーリング」
(★★★!☆)(2024年米国)(原題:Find Me Falling)
傷心の大物ロックスターが引っ越した先は・・・ハートフルラブコメディ

最新作が大コケした傷心のロックスター ジョン、キプロスの小さな島の断崖の上に建つ別荘を買い、引っ越してくる、ある日、断崖の淵に立つ男が現れる、ジョンが話しかけると男はそのまま飛び降りてしまう、そこは自殺の名所だった、町に出ても奇異の目で見られるロックスター、しかし、その町でジョンは昔の恋人と偶然再会、さらに自殺願望のある娘を助けたことからジョンは町の人たちと関わっていく事になる、
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設定が面白い、ジョンは誰もが知っている大ヒット曲を持っている、顔も知れている、しかし、自殺の名所の別荘に住み、今は少々落ちぶれた感もある、そんなジョンに偶然の女神はあれこれと素敵なプレゼントとやっかい事を用意しています、そんな偶然はないやろう!と言うなかれ、ラブコメディに偶然は欠かせません^^)
設定が面白い、ジョンは誰もが知っている大ヒット曲を持っている、顔も知れている、しかし、自殺の名所の別荘に住み、今は少々落ちぶれた感もある、そんなジョンに偶然の女神はあれこれと素敵なプレゼントとやっかい事を用意しています、そんな偶然はないやろう!と言うなかれ、ラブコメディに偶然は欠かせません^^)
タイトルと同名の曲が劇中で完成します、『Find Me Falling』、Fallingは落ちるという意味、もちろん崖から落ちていく自殺者ともかかっているのでしょうが、物語の内容から“恋に落ちる私を見逃さないで”というような感じでしょうか、そしてこの曲がジョンに最高のプレゼントをもたらします、
休日のお気楽鑑賞にピッタリ!
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2024年07月22日
先週も5本、「キングダム 大将軍の帰還」「蜘蛛の巣を払う女」「アフターサン」「F.R.E.D」「ポテチ」
〇(スクリーンで鑑賞)「キングダム 大将軍の帰還」
(★★★!☆)(2024年日本)
シリーズ4作目、秦国と趙が戦う馬陽の戦いのクライマックス、

馬陽の戦いの初戦で敵将の首を取り、意気軒高な信と飛信隊一同の前に謎の武将が現れる、飛信隊の兵や信、きょうかいが挑むが全く歯が立たず、信は負傷しながらも、なんとか仲間に守られて逃げ延びる、この謎の武将が趙の総大将:ほうけん、秦の総大将:王騎とは因縁の敵である、さらに趙には天才軍師の李牧がおり策略を巡らしている、仲間を救うため王騎は敵の策略に乗り、敵陣深くまで切り込んでいくが、、、
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シリーズ4作目、邦画としては破格の予算とキャストをつぎ込んだ「キングダム」シリーズの4作目、今作で馬陽の戦いに決着がつきます、
シリーズ4作目、邦画としては破格の予算とキャストをつぎ込んだ「キングダム」シリーズの4作目、今作で馬陽の戦いに決着がつきます、
物語は馬陽の戦いの後半戦を描くシークエンスなので、1作目から展開してきた中国歴史ドラマの壮大さはありません、あくまでも戦闘シーンが中心、無敵のほうけん、李牧の戦略、飛信隊の結束、ほうけんと王騎の一騎打ちと、それなりに見せ場はあるのですが、これまでの3作で目が肥えたファンには少し物足らないかも、
これからも壮大な物語が続いていくわけですが、シリーズ5作目の予定はまだ決まっていないようです、が、たぶんありそうな気がしますね、エピソードは群雄割拠の乱世での諸国の武将知将たちの戦いぶり、というような俯瞰的な視点でのシークエンスが多分観ていて楽しいと思います、
個人的には山の民にもう一度活躍して欲しいのですが、原作を読んでいないので、どうなるのか??まったく分かりません^^)
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◆(自宅で鑑賞)「蜘蛛の巣を払う女」
◆(自宅で鑑賞)「蜘蛛の巣を払う女」
(★★★!☆)(2018年英国・ドイツ・スウェーデン・カナダ・米国合作)
(原題:The Girl in the Spider's Web)
天才ハッカーのリスベットが社会悪に立ち向かう、「ミレニアム」シリーズ4作目

女性を虐げる男たちに鉄槌を下しているリスベットの元に、世界的科学者バルデルから依頼が来る、バルデルが発明し、米国NSAが管理しているシステムを奪って欲しいという、このシステムが原因で世界が破滅する危機があるからだ、リスベットはハッキングでシステムを奪うことに成功するが、謎の組織の襲撃を受けシステムを奪われ、バルデルは死亡、バルデルの幼い息子が誘拐されてしまう、息子とシステムの奪還のためリスベットは素早く反撃に出るが、、、
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原作では第1作の直後の物語のようです、今回の事件の根っこには、幼い時に生き別れたリスベットの妹も関与しています、最悪の父親から逃げたリスベットと、父親の元に残った妹との確執と悲劇が物語の横軸です、
原作では第1作の直後の物語のようです、今回の事件の根っこには、幼い時に生き別れたリスベットの妹も関与しています、最悪の父親から逃げたリスベットと、父親の元に残った妹との確執と悲劇が物語の横軸です、
原作の小説も好きで多分この原作も読んでいると思いますが、記憶にはありません、オリジナルストーリーかも、今作のリスベッド役は新キャストですが、原作が持つなんともやり切れない、鬱屈した不安定さはよく出ていると思います、なんとも悲しいエピソードですが個人的には好みの作品です、
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◆(自宅で鑑賞)「after sun アフターサン」
◆(自宅で鑑賞)「after sun アフターサン」
(★★★!☆)(米国:2022年)(原題:Aftersun)
11歳の少女と父親が2人きりで過ごしたひと夏の想いでを描くファミリームービー

11歳のソフィ、離婚して別居している父親カラムと2人きりでトルコのリゾート地で夏休みを過ごすことになる、プール、レストラン、ビーチ、パーティ、観光ツアーなど、2人はバケーションを楽しむ、ぎくしゃくしながらも2人の距離は少しずつ縮まっていく、カラムはビデオカメラでソフィの素顔を撮り、ソフィもカラムの過去や母親との関係について訊く、そんな親子のほんのりとした物語、
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大きな事件は起こりません、父と娘は久しぶりに再会し、バケーションを過ごし、元の生活に戻っていきます、スクリーンにはビデオカメラの映像や心象シーン、思わせぶりなカットが多く挿入されます、(たぶん)2人の幸せでありながらも、どこか不安定な危うさを表現するようなシーンやカットだと思います、普通、こういう演出はあまり好まないのですが、この映画に限り、とくに煩わしいと思う事はありませんでした、それはひとえに11歳のソフィ役俳優の力だったのかもしれません。
大きな事件は起こりません、父と娘は久しぶりに再会し、バケーションを過ごし、元の生活に戻っていきます、スクリーンにはビデオカメラの映像や心象シーン、思わせぶりなカットが多く挿入されます、(たぶん)2人の幸せでありながらも、どこか不安定な危うさを表現するようなシーンやカットだと思います、普通、こういう演出はあまり好まないのですが、この映画に限り、とくに煩わしいと思う事はありませんでした、それはひとえに11歳のソフィ役俳優の力だったのかもしれません。
事件が起こらないとても良心的な映画だと思います、夏休みののんびり鑑賞に如何でしょうか、
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◆(自宅で鑑賞)「F.R.E.D.」
(★★★☆☆)(1996年米国)(原題:Fled)
手錠を繋がれたまま脱獄した2人だが、この脱獄には罠が仕組まれていた

刑務所の屋外活動中に囚人同士の騒ぎが発生、看守が銃を奪われ、3人が脱獄、そのうちの2人、チャールズとルークは手錠で繋がれている、追手の目を逃れ逃走を続ける2人、ハッキングで企業から大金を奪った罪で服役していたルークが重罪犯と共に屋外活動に駆り出されたことを不審に思うチャールズ、捜査の指揮権を奪った連邦保安官の強引な捜査も怪しい、地道に捜査を続ける地元刑事はこの脱走騒ぎに裏があることを探り当てる、、、
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ルークはハッキングでブラック企業から大金を手に入れましたが、同時に金以外のデータ情報も企業のコンピューターから抜き出していたのです、そこには重大な秘密が含まれたいたので、それを巡って検察、連邦保安官、地元警察、裏社会の組織、そして脱獄犯2人の駆け引きが繰り広げられます、さらに脱獄犯のチャールズにもある秘密が、、、
ルークはハッキングでブラック企業から大金を手に入れましたが、同時に金以外のデータ情報も企業のコンピューターから抜き出していたのです、そこには重大な秘密が含まれたいたので、それを巡って検察、連邦保安官、地元警察、裏社会の組織、そして脱獄犯2人の駆け引きが繰り広げられます、さらに脱獄犯のチャールズにもある秘密が、、、
と、それなりに物語は面白いのですが、全体に作りが甘く、あちこちに破綻がある感じ、1998年の作品としては頑張っているとは思うのですが、、、
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◆(自宅で鑑賞)「ポテチ」
(★★★!☆)(2012年日本)
空き巣稼業の2人が正義感に燃えて巻き起こす事件の結末は?サスペンスコメディ

空き巣の今村とパートナーの大西は野球選手尾崎の自宅に空き巣に入る、その部屋に掛かって来た電話を取ると若い女性が助けて欲しいという、今村が女性ミユが待っているレストランへ向かうと、悪い男に付きまとわれており、以前尾崎に助けてもらったことがあるので電話したという、その男の車が現れ、今村が気を取られているうちにミユも姿を消してしまう、車のナンバーから男の部屋を割り出し、部屋に忍び込むと、そこにはミユの姿があった、、、
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全体に漂うゆるーい空気感の中で、空き巣をきっかけにした事件が展開、ミユは美人局で野球選手の尾崎を騙そうとしていましたが、今村らの機転で阻止、しかし事件はそれで終わりません、実は今村と尾崎にも因縁があり・・・
全体に漂うゆるーい空気感の中で、空き巣をきっかけにした事件が展開、ミユは美人局で野球選手の尾崎を騙そうとしていましたが、今村らの機転で阻止、しかし事件はそれで終わりません、実は今村と尾崎にも因縁があり・・・
冒頭から今村と母親のエピソードと共に伏線が張り巡らされていました、なるほどね、健康診断の結果って、たまには役に立つんですね、
原作は伊坂幸太郎の小説、濱田岳、松岡茉優、木村文乃ら今をときめく俳優の若々しい活躍が観られます、68分の小品、気軽に鑑賞してください、
原作は伊坂幸太郎の小説、濱田岳、松岡茉優、木村文乃ら今をときめく俳優の若々しい活躍が観られます、68分の小品、気軽に鑑賞してください、
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2024年07月16日
先週も5本、「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「クワイエット・プレイス DAY1」「タイラー レイク2」「キューティー・ブロンド」「キューティー・ブロンド2」
〇(スクリーンで鑑賞)「バッドボーイズ RIDE OR DIE」
(★★★!☆)(2024年米国)(原題:Bad Boys: Ride or Die)
シリーズ4作目、お馴染みのコンビが元上司の汚名を晴らすために最後の奮闘!?

マイアミ市警の名物コンビ刑事、そろそろ引退の時期を迎えている、マイクは結婚、マーカスは心臓発作で倒れるが九死に一生を得る、そんな時、元上司のハワード警部が麻薬組織と癒着していたというスキャンダルが流れる、ハワードを信頼していた2人は汚名を晴らすべく独自に捜査を開始、無実の証拠を入手するが、罠にはまり逮捕される、なんとか脱走したものの、市警、FBI、連邦保安官、そして麻薬組織や街のギャングからも追われること・・・
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物語の横軸の1つが心臓発作で倒れたマーカスの臨死体験、死の淵から戻ったマーカスの切れっぷりが面白い、もう1つがマイクの息子の再登場、前作でハワード警部を殺したマイクの息子、彼を憎むハワード警部の妻の連邦保安官やその娘も事件に巻き込まれ、さらにマイクの新婦も組織に誘拐されてしまうという絶体絶命のピンチに、2人を信じる若手警官の助けを借りて2人は決死の救出作戦を実行します、
物語の横軸の1つが心臓発作で倒れたマーカスの臨死体験、死の淵から戻ったマーカスの切れっぷりが面白い、もう1つがマイクの息子の再登場、前作でハワード警部を殺したマイクの息子、彼を憎むハワード警部の妻の連邦保安官やその娘も事件に巻き込まれ、さらにマイクの新婦も組織に誘拐されてしまうという絶体絶命のピンチに、2人を信じる若手警官の助けを借りて2人は決死の救出作戦を実行します、
4年前の3作目に続いて引退間際の2人ですが、今回はなかなか頑張っています!115分間、気楽に楽しめるアクション映画に仕上がっています、観て損は無し、
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〇(スクリーンで鑑賞)「クワイエット・プレイス DAY1」
〇(スクリーンで鑑賞)「クワイエット・プレイス DAY1」
(★★★!☆)(2024年米国)(原題:A Quiet Place: Day One)
マンハッタンに宇宙からの異生物が襲来、音に反応する襲撃者になす術はない

サミラは癌で余命宣告を受けている、ピザを食べるのを楽しみに施設から街に出るが、突如、謎の襲撃者が多数マンハッタンに落下、音に反応する襲撃者は次々と人を補食、あっという間にマンハッタンは死の街と化す、なんとか生き延びたサミラは愛猫と一緒にマンハッタンからの脱出を試みるが・・・
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謎の襲撃者はエイリアン、眼は見えないようですが音に反応します、動きも素早く、あっという間に人類は駆逐されてしまいます、話し声はもちろん、ガラス破片を踏む音、テーブルから物が滑り落ちる落下音、いきなりに鳴り出すアラーム音と、音を立てずに逃げるのが如何に難しいかを、サスペンスたっぷりに描いています、観ている観客も固唾を呑むシーンの連続、なかなか上手な映画的レトリックが満載です、
謎の襲撃者はエイリアン、眼は見えないようですが音に反応します、動きも素早く、あっという間に人類は駆逐されてしまいます、話し声はもちろん、ガラス破片を踏む音、テーブルから物が滑り落ちる落下音、いきなりに鳴り出すアラーム音と、音を立てずに逃げるのが如何に難しいかを、サスペンスたっぷりに描いています、観ている観客も固唾を呑むシーンの連続、なかなか上手な映画的レトリックが満載です、
さすがにエイリアンにも弱点があり、マンハッタン島以外では人類が勝利したようですが、果たして主人公は生きてマンハッタン島を脱出出来るのか?
詩的なラストは意外でしたが、スッと受け入れられました、怖いもの好きなら必見、
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◆(自宅で鑑賞)「タイラー・レイク 命の奪還2」
◆(自宅で鑑賞)「タイラー・レイク 命の奪還2」
(★★★★☆)(2024年米国)(原題:)
身内を誘拐されタイラーが復活の救出劇、息もつかせぬアクションの連続

前の事件で深手を負ったタイラーだが死の淵から復活、リハビリに励む日々、元妻から妹と息子娘2人の救出を依頼される、テロ組織の夫から虐待を受け刑務所に入れられている3人の救出に向かうタイラー、そしてニックとヤズの姉弟、圧倒的な戦闘能力で3人を無事救出するが、息子がテロ組織に感化されて居場所を父親に教えてしまう、無事逃げ延びたと思う間もなく、執拗な組織の襲撃を受けることになる、
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シリーズ2作目、物語はシンプル、敵役のテロ組織もステレオタイプ、それでも上映時間の70%くらいを占めるアクションシーンの出来栄えが凄まじく面白いです、
シリーズ2作目、物語はシンプル、敵役のテロ組織もステレオタイプ、それでも上映時間の70%くらいを占めるアクションシーンの出来栄えが凄まじく面白いです、
アクションシーンの基本は接近戦での銃と格闘技の応酬、映画「ジョン・ウィック」で“ガンフー”と呼ばれたアクションをさらに進化させたような出来栄えになっています、防弾チョッキを着ての接近戦なので撃っても撃っても死なない^^)
逃走中の列車でのアクションシーンはとくに出来が良いです、列車内から外へ、屋根へ、そしてまた中へと動き回りますが、これがワンカット(に見えるような)撮影、狭い場所での接近戦のアクションと、敵のヘリコプターへの反撃シーンも痛快、
とにかく、スキッとしたい時に、理屈抜きに楽しみたい時に観るのが良いと思います、個人的にはとっても楽しめました、
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◆(自宅で鑑賞)「キューティ・ブロンド」
◆(自宅で鑑賞)「キューティ・ブロンド」
(★★★!☆)(2002年米国)(原題:Legally Blonde)
恋人を追いかけてハーバードのロースクールに入学したLA娘が巻き起こすコメディ

LAの公立大学で優秀な成績を修めているブロンドのエル、政治家志望の恋人から『ブロンドは政治家の妻には向かない』と言われ別れることに、納得がいかないエルは一念発起、彼を追いかけてハーバード大学のロースクールに合格する、お堅いロースクールに飛び込んだブロンドのエル、最新ファッションに身を包んで授業に出るが、どうも回りとは水と油、完全に浮いている、そんな時、学生弁護士としてある裁判の補助員として参加、殺人事件の弁護をすることになるが・・・
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エルは如何にもというカリフォルニアの学生(公立大学)、そしてお金持ち、そんな彼女が東部マサチューセッツ州ボストンにある名門ハーバード大学に入学するという、この構図だけで米国人には面白いんでしょうね、
エルは如何にもというカリフォルニアの学生(公立大学)、そしてお金持ち、そんな彼女が東部マサチューセッツ州ボストンにある名門ハーバード大学に入学するという、この構図だけで米国人には面白いんでしょうね、
エルは利発でセンスも良い、でも、それではハーバードの学生達とうまく行くはずがありません、独り派手なファッションで登校し浮きまくるわけですが、根はまっすぐ正直で優しいエル、徐々に周りを虜にしていきます、
そして裁判では・・・エルの才能が意外なところで発揮され逆転勝利!!ラストの元カレとのやり取りも痛快です、休日のお気楽鑑賞にお勧めです、
ちなみに原題にご注目、『Legally Blonde』、米国政治法曹界のブロンドに対する偏見を皮肉っています、
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◆(自宅で鑑賞)「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」
(★★★☆☆)(2003年米国)(原題:Legally Blonde 2: Red, White and Blonde)
シリーズ2作目、愛犬のために政治家秘書になり法案成立を目指すエル

裁判で勝利をおさめ、弁護士事務所に就職し活躍するエル、化粧品の動物実験で犬が使われていることを知り、事務所を辞め、ワシントンで進歩的な女性政治家ヴィクトリアの秘書になり『動物保護法案』を成立させることに全力を尽くす、ワシントンの政治の常識の壁に何度もぶち当たりながら、ついに法案を上程するところまでこぎつけるが、成立目前に身内に裏切られる・・・
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今回もめちゃくちゃポジティブでへこたれないエル、ワシントンの常識を次々と覆し、持ち前のまっすぐな気持ちとアイデアで周りをエルファンにしていきます、ある意味、植木等的なキャラクターと物語、動物保護というテーマが逆に少し邪魔になったような気もしますが、細かな所は気にしない気にしない、
今回もめちゃくちゃポジティブでへこたれないエル、ワシントンの常識を次々と覆し、持ち前のまっすぐな気持ちとアイデアで周りをエルファンにしていきます、ある意味、植木等的なキャラクターと物語、動物保護というテーマが逆に少し邪魔になったような気もしますが、細かな所は気にしない気にしない、
今作も原題が気になります、邦題ではそれこそ能天気なタイトルになっていますが、原題は『Legally Blonde 2: Red, White and Blonde』、副題の“Red,White and Blonde”は意味不明、共和党と民主党とブロンドという事かな?
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2024年07月08日
先週も5本、「ディア・ファミリー」「90歳。何がめでたい」「十二人の怒れる男」「あなたが寝ている間に」「ビバリーヒルズコップ アクセル・フォーリー」
〇(スクリーンで鑑賞)「ディア・ファミリー」
(★★★★☆)(2024年日本)
心臓の難病で余命宣告を受けた娘のために人工心臓開発に乗り出す家族の物語

町工場を営む坪井、次女の佳美は心臓の難病を患っている、国内はもちろん海外でも手術は不可能、余命10年の宣告を受ける、坪井は自分で人工心臓を作ることを決意、強引に医科大学の研究室と共同での開発にこぎつける、独学で人工心臓について学び、次々と難関をクリアして開発を進める坪井に、周囲も理解を示すようになるが・・・
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実話をベースにした物語、10年では到底できそうにない人工心臓開発に挑む坪井と妻、娘の命を長らえるためなら、お金も労力も厭わない2人、ユニークな発想とたゆみない努力でどんどん進む開発に、大学教授も研究室のメンバーも坪井にエールを送ります、しかし、実用前の臨床実験に入るところで研究は中止に、佳美の余命も少なくなってしまいます、
実話をベースにした物語、10年では到底できそうにない人工心臓開発に挑む坪井と妻、娘の命を長らえるためなら、お金も労力も厭わない2人、ユニークな発想とたゆみない努力でどんどん進む開発に、大学教授も研究室のメンバーも坪井にエールを送ります、しかし、実用前の臨床実験に入るところで研究は中止に、佳美の余命も少なくなってしまいます、
大学の研究と家族を救う気持ちには大きな隔たりがあり、坪井家族は絶望の淵に立たされます、大学教授の保身的な態度も悲しい、坪井を応援していた研究員も去っていきます、佳美の命も救えない、それでも坪井は佳美の想いに応えて医学界に大きな功績を残すことになります・・・
ラストのクレジットに『永年型の人工心臓は現在も開発されていない』と出ます、不可能に挑戦した主人公の家族への想いの強さにあらためて感銘を受けます、ラストの映画的レトリックは少しあざといですが泣かされました、ぜひ鑑賞を、
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〇(スクリーンで鑑賞)「90歳。何がめでたい」
〇(スクリーンで鑑賞)「90歳。何がめでたい」
(★★★★☆)(2024年日本)
作家・佐藤愛子は元気ハツラツな90歳!観客もとっても元気になるコメディ

人気作家の愛子、90歳になり断筆、娘と孫との3人暮らしは悶々とする毎日、一方、ベテラン編集者の吉川、昭和の流儀の仕事は部下からパワハラの指摘を受け、なにもしない部署に配置転換、こちらも悶々とする日々、吉川は愛子に連載エッセイの企画を持ち込む、気乗りしない愛子だが、あることがきっかけで愛子の筆が動き出す、と、次から次へと面白おかしい90歳のエッセイが湧きだしてくる・・・
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断筆した途端に体も心も不調をきたした作家、まるでゴミのように扱われる昭和の編集者、それぞれに家族との問題を抱えながら、それでも必死に元気に生きながらえようとしています、まさしく高齢化社会の縮図、
断筆した途端に体も心も不調をきたした作家、まるでゴミのように扱われる昭和の編集者、それぞれに家族との問題を抱えながら、それでも必死に元気に生きながらえようとしています、まさしく高齢化社会の縮図、
愛子は再び文章を書きはじめ、吉川は連載企画を成功させることによって輝きを取り戻していきます、生きがいとはなにか?幸せな老後とはなにか?ひとつの答えではありますね、
とにかく愛子が元気で面白い、吉川が『ボクは良いジジイになれますかね』と問うと、『良いジジイになんかならなくていい!面白いジジイになりなさい!』と一刀両断、まさしく、拍手、
草笛光子さん、ちょうど今90歳です、矍鑠(かくしゃく)というよりも若々しい演技が素晴らしいです、彼女がいたから成立した映画、唐沢寿明好演、若い人にも観て欲しい1本です、
ちなみに佐藤愛子さんも御年100歳でお元気です、
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◆(自宅で鑑賞)「十二人の怒れる男」
◆(自宅で鑑賞)「十二人の怒れる男」
(★★★★!)(1957年米国)(原題:12 Angry Men)
殺人事件の陪審員12人が一つの評決に至るまでの真実のドラマ

暑い日の午後、父親殺しの少年の裁判、審理が終わり陪審員12人は部屋に入って評決を取る、有罪11人・無罪1人、多くの陪審員が有罪はあきらか、早く評決を出して家に帰ろうとするなか、8番の陪審員だけが無罪の確信は無いがもっと話をしたいと言い出す、あきれ返る11人に対して、8番が裁判で出された証拠や証言を一つ一つ吟味していくと、見落としていた意外な点が浮かび上がってくる・・・
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映画はモノクロ、ほぼ全編、陪審員が有罪か無罪を検討する部屋の中だけで進行します、暑い日の午後、回る扇風機、じっとりと汗がまとわりつく中での、父親殺しの陪審、目撃者やアパートの住人の証言は完全に少年の犯行を指し示しているし、少年が語ったアリバイもあやふや、最初の評決が11:1で有罪、そこから始まる会話劇がサイコーに面白いです、2回目の評決では無罪票が増えます、果たして正しい陪審に至るのか?サスペンス満載の96分です、
映画はモノクロ、ほぼ全編、陪審員が有罪か無罪を検討する部屋の中だけで進行します、暑い日の午後、回る扇風機、じっとりと汗がまとわりつく中での、父親殺しの陪審、目撃者やアパートの住人の証言は完全に少年の犯行を指し示しているし、少年が語ったアリバイもあやふや、最初の評決が11:1で有罪、そこから始まる会話劇がサイコーに面白いです、2回目の評決では無罪票が増えます、果たして正しい陪審に至るのか?サスペンス満載の96分です、
70年以上前の作品ですが一観の価値あり、
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◆(自宅で鑑賞)「あなたが寝ている間に」
◆(自宅で鑑賞)「あなたが寝ている間に」
(★★★!☆)(1995年米国)(原題:While you were sleeping)
ときめいていた男性を事故から救ったことから始まる恋の行方は?軽妙なラブコメディ

地下鉄の改札で働くルーシー、毎朝挨拶してくれるビジネスマンのピーターにときめいている、ある朝、トラブルに巻き込まれたピーターが線路に転落、間一髪のところでルーシーが救助、ピーターは意識不明になり病院のベッドで寝ている、看護師がルーシーを婚約者と勘違いしたことから、ピーターの親族から感謝され、家族として迎えると言われるルーシー、ホントの事を言い出すきっかけを失ったルーシーは婚約者として立ち振る舞っていくが・・・
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公開前年の1994年に「スピード」が大ヒットしたサンドラ・ブロックが軽妙なラブコメディに挑戦、勘違いから始まるコメディタッチの家族劇、登場人物に悪人がいないので安心して観ていられます、ピーターのホントの婚約者が現れ、ピーターの弟ジャックがルーシーの話に疑問を抱き、少々ややこしい事になりますが、でも大丈夫です、ある意味ハッピーエンドで終わります、
公開前年の1994年に「スピード」が大ヒットしたサンドラ・ブロックが軽妙なラブコメディに挑戦、勘違いから始まるコメディタッチの家族劇、登場人物に悪人がいないので安心して観ていられます、ピーターのホントの婚約者が現れ、ピーターの弟ジャックがルーシーの話に疑問を抱き、少々ややこしい事になりますが、でも大丈夫です、ある意味ハッピーエンドで終わります、
休日ののんびり鑑賞にピッタリ、
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◆(自宅で鑑賞)「ビバリーヒルズコップ アクセル・フォーリー」
(★★★☆☆)(2024年米国)(原題:Beverly Hills Cop: Axel F)
30年ぶりのシリーズ最新作、エディ・マーフィーと懐かしい面々が頑張っています

デトロイト市警の刑事アクセル、相変わらず型破りな捜査で騒ぎを起こしている、LAでは疎遠になっているアクセルの娘ジェーンが麻薬に絡む警官殺しの弁護を引き受けると、謎の男たちから脅迫を受け危機に、私立探偵になったローズウッドはアクセルをLAに呼び寄せ、事件の手掛かりを掴むが組織に拉致される、ビバリーヒルズに来たアクセルはトラブルを起こし逮捕されるが、署長になっていたタガードとの再会を果たす、そして、ジェーンと和解できぬまま事件の捜査を進めるのだが・・・
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なんと、オリジナルと同じメンバー3人が登場する30年ぶりのシリーズ4作目、30年ぶりとなるとさすがに月日を感じざるを得ない面々ですが、それは致し方なし、相変わらずのエディ・マーフィーの軽妙な無責任トークは楽しめます、
なんと、オリジナルと同じメンバー3人が登場する30年ぶりのシリーズ4作目、30年ぶりとなるとさすがに月日を感じざるを得ない面々ですが、それは致し方なし、相変わらずのエディ・マーフィーの軽妙な無責任トークは楽しめます、
物語も1作目の構図をしっかり踏襲、ラストはやっぱりビバリーヒルズの豪邸での銃撃乱戦、ローズウッドの切れっぷりも健在ですが、、、さすがに老けたなあ^^)
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