先週は5本、「沈黙の艦隊 東京湾大海戦」「デューン PART2」「アップグレイド」「ミケランジェロ プロジェクト」「銀座カンカン娘」先週は5本、「オッペンハイマー」「バンク ジョブ」「海街Diary」「ツユクサ」「ゴーストバスターズ フローズンサマー」

2024年04月01日

先週は5本、「DOGMAN」「侵入者たちの晩餐」「ザ バンク」「ニューヨークの恋人」「六月橙の三姉妹」

〇(スクリーンで鑑賞)「DOGMANドッグマン」
(★★★★☆)(2023年フランス)(原題:Dogman)
検問に掛かったトラックには負傷した男と多数の犬、何があったのか?

03ドッグマン

負傷した女装の男、荷台には多くの犬、そして足が不自由なため車椅子、検問で捕まった不審な男は何も語ろうとしない、交渉役を頼まれた精神科医エヴリンが駆け付けると、男はなぜかエヴリンには少しずつ自らの事を語り始める、男はダグラス、少年時代に父親と兄から酷い虐待を受け、それがもとで不自由な身体に、犬をこよなく愛するダグラスの数奇な運命、意外な才能、失恋、そして決して罪を犯さなかったダグラスが、、、



犬をこよなく愛するダグラス、保護犬のシェルターを管理していますが、資金を稼ぐためにショービジネスの世界でアルバイトをし、街のギャングから友人を守るために一肌脱いだりする正義漢の側面も、しかし、役所からのシェルターへの補助金は打ち切られることになり、資金稼ぎのためにちょっとした悪事を働き保険会社の調査員に追跡され、さらに復讐に燃えるギャングからの襲撃を受けることになります、絶体絶命の歩けないダグラスを救うのは!?

なんとも奇妙奇天烈な映画ですが不思議と観後感は悪くない、リュック・ベッソン監督の剛腕が男と犬たちのあり得ない絆を強引に描き切りました、なんとも落ち着かない不安定感、なのにダグラスへの共感もしっかり呼び起されます、舞台は米国のようですが、このテイストはれっきとしたフランス映画です、

もし、興味があればご鑑賞を、



◆(自宅で鑑賞)「侵入者たちの晩餐」
(★★★★!)(2024年日本)
社長宅に忍び込んで現金を盗むことにした3人が過ごす奇妙な一夜の出来事

03侵入者たちの晩餐

家事代行会社に勤める亜希子、同僚の恵から自社の女性社長が脱税しているのでは?という噂を聞く、日頃の鬱憤が溜まっていた2人は社長の自宅から脱税で貯めたタンス預金を盗む計画を立てる、恵の友人ミステリーマニアの香奈枝も加わり、海外旅行で不在の社長の家に無事忍び込むことに成功、しかしタンス預金は見つからず、やむなく退却するつもりだったが、、、



軽妙なコメディ、バカリズムの脚本がホントに面白い、3人が忍び込んでから次から次へと起こる予定外の出来事、侵入者の3人、部屋に戻った女性社長、マンションのコンシェルジュ、空き巣犯、出て来る全員がズルくて間抜け^^)視点を変えることで次々と事実が暴かれるという映画的レトリックも大成功、声を上げて笑えるドラマは久しぶりでした、

2024年正月に放送されたTVドラマです、菊地凛子、平岩紙、吉田羊の掛け合い漫才も秀逸、楽しいドラマでした、



(★★★!☆)(2009年米国・ドイツ・英国合作)(原題:The International)
巨大銀行の悪事を暴くインターポール捜査官とNY検事の悪戦苦闘

03ザバンク

開発途上国への武器輸出の裏で暗躍する巨大銀行IBBC、インターポール捜査官のサリンジャーは証人確保まであと一歩に迫るが関係者が次々と暗殺され捜査は暗礁に、それでもNY検事局のホイットマンと共に捜査の手を緩めない、やっと暗殺者に辿り着くがIBBCの妨害により暗殺者も殺害される、もはや合法的な捜査ではIBBCを追い込むことが出来ないことを悟ったサリンジャーはホイットマンと決別、囮捜査で証拠を掴もうとするが、、、



実話ベースかと思わせる巨大銀行の悪事、捜査の手が迫ってくると次から次へと関係者を暗殺する非情な銀行経営陣、イタリア大統領候補まで暗殺されるのだから、もうお手上げの捜査陣の苛立ちがよく分かります、

ベルリン~NY~イスタンブールと世界を巡る割には重くシリアスな展開、007シリーズなどとは一味違います、NYのモダンな美術館(の設定)での銃撃戦が迫力あり、真っ白な壁にどんどん撃ち込まれる銃弾、壊れていく美術館、これはどうして撮影したんだろうね、ホントに壊しちゃったのかな?



(★★★!☆)(2001年米国)(原題:Kate & Leopold)
19世紀からタイムスリップしてきた公爵との恋物語、メグ・ライアン主演のラブコメディ

03NYno

時空の裂け目を見つけたスチュアートと共に、19世紀から現在のNYにタイムスリップして来たレオポルド公爵、広告会社勤務のスチュアートの元恋人ケイトに好意を抱くようになる、正体を隠して21世紀に徐々に順応していくレオポルド、ケイトの会社の重役J.Jもケイトに好意を持っているが、これがとんだ俗物、レオポルドは2人の仲を裂こうとする、ケイトは担当した商品のタレントにレオポルドを起用、その気品に満ちた演技で商品は大ヒット、ケイトはJ.Jを蹴落とし重役の椅子を約束されるが、レオポルドは元の世界へ帰ってしまう、、、



ラブコメディならこの人、メグ・ライアン主演の軽妙洒脱なラブコメディ、タイムスリップといっても120年程前のNYから現代のNYへ、公爵が上手に立ち回れるくらいのギリギリの設定、微妙なズレやちぐはぐさが物語のエッセンスになっています、高貴な公爵がTVCMで活躍するのも面白い、

メグ・ライアンはチャーミングの絶頂ですね、2001年制作ですか、時が経つのが早いです、



◆(自宅で鑑賞)「六月橙の三姉妹」
(★★★☆☆)(2013年日本)
鹿児島の和菓子屋を舞台にした三姉妹の人情劇、

03六月橙

「とら屋」の次女奈美江が夫と離婚することになり東京から帰ってくる、それを追って夫の徹も「とら屋」にやってくる、離婚したくない徹、鹿児島に1泊だけして奈美江を説得しようという考えだ、長女の静江と三女の栄は分かれてしまえばいいと至ってクール、母親は迷っているが、継父は徹にはにべもない、鹿児島の風物詩である夏祭り『六月橙』の準備を進めながら、それぞれの想いがぶつかる夏の日、、、



鹿児島市のある老舗和菓子屋「とら屋」の家族構成は複雑だ、母親は再婚相手と離婚して、2人で「とら屋」を切り盛りしている、長女静江は離婚して家業を手伝っている、最初の離婚で静江と奈美江は離れ離れになり10数年ぶりに再開、三女は継父との間の子供、こう書いても分かりにくいか^^)

『六月橙』は神社やお寺で燈篭を飾り付ける鹿児島の夏祭りだが、そんなにフューチャーはされていませんでした、「フーテンの寅さん」の鹿児島版?のような人情劇です、鹿児島県・市の街興し的要素もあり、のんびり鑑賞してください、




syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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