先週は4本、「ブルーピリオド」「96時間」「96時間リベンジ」「96時間レクイエム」先週は5本、「フォールガイ」「夜明けのすべて」「インサイドヘッド2」「愛に乱暴」「奈落のマイホーム」

2024年09月02日

先週は5本、「ラストマイル」「最後の忠臣蔵」「ツイスター」「モスル」「ユニオン」

〇(スクリーンで鑑賞)「ラストマイル」
(★★★★☆)(2024年日本)
宅配された商品が次々に爆発、大手通販の配送センター内でのすり替えが疑われるが

08ラストマイル

ブラックフライデーを前に超大型配送センター長に赴任してきたエレナ、すぐさま敏腕ぶりを発揮するが、宅配された商品が次々に爆発、連続爆破事件として警察の捜査を受ける、しかし厳重に管理された配送センターに爆弾を持ち込むことは不可能だ、配送を任されている運送会社も大混乱、それでも運転手たちは荷物を運ぶ、捜査が進み、過去に配送センターで起こった自殺事件が浮かび上がってくる・・・



期待以上、出だしはちょっとどうかな?と思いましたが、脚本と監督の力技で最後まで楽しく観れました、観後感も良いのが上手、

爆弾は全部で12個、4つ5つと爆発が続き、最初の爆発では死者も出ます、警察は配送センターの全商品を証拠として差し押さえますが、全商品の安全を確認するのは到底無理、犯人の目的は?どのように商品に爆弾を仕込んだのか?絶対に配送作業は止められない通販サイト、ひたすら商品を届ける宅配会社、宅配を楽しみに待っている子ども、そしてセンター長エレナの不審な行動?巧みな脚本でラストまで破綻なく、かつエレナの見事な裏切りで心地よく着地しました、

舞台になる600人以上の非正規雇用社員が働く超大型配送センター、正社員はわずか9人、どこかのセンターを模してCGで作っているんだろうけどリアリティあります、こんな複雑なシステムの恩恵を受けて成り立っている現代社会が少し恐ろしくもなります、

TBSドラマからの豪華出演陣も違和感なし、12個目の爆弾のエピソードがヨカッタ、洗濯機も^^)

◆(自宅で鑑賞)「最後の忠臣蔵」
(★★★★☆)(2010年日本)
忠臣蔵外伝、討ち入り前夜に逐電した一人の男の使命とその生涯

08最後の忠臣蔵

吉良邸討ち入り前夜、赤穂浪士のひとり瀬尾孫左衛門が逃亡する、仇討ちを果たした討ち入り後、四十七士のひとり寺坂吉右衛門は大石内蔵助から、生きて討ち入りの顛末を後世に残すよう命じられ一行から外れる、16年後、赤穂浪士の家族を訪ね歩く吉右衛門は偶然孫左衛門らしき人物を見かける、この男はみすぼらしい1軒屋で一人の娘と暮らしていた、吉右衛門は孫左衛門がなぜ逃亡したのか、娘は誰なのか?その真相を見極めることにする、



誰もが知っている忠臣蔵のスピンオフ物語、孫左衛門が世話をしている可音に縁談が舞い込むことから、孫左衛門と可音の関係が徐々に明らかになっていきます、孫左衛門の逃亡もまた内蔵助の命であり、可音の嫁入りでその任務は全うされます、臆病者と蔑まされてきた孫左衛門が担ってきた使命とは・・・

孫左衛門も吉右衛門も実在の人物、逃亡も生き残りも史実、その裏にあった真実の物語という体に妙にリアリティがあります、16年もの間、真実を隠してその忠義を貫いてきた孫左衛門の武士としての面目に心打たれます、可音の嫁入りに旧赤穂藩士たちが駆け付ける段は涙モノ、

個人的には孫左衛門とゆうは一緒に生き延びて欲しかったです、それが出来ない武士の生き方か、、、

◆(自宅で鑑賞)「ツイスター」
(★★★!☆)(1996年米国)(原題:Twister)
致命的な被害を生む竜巻に立ち向かう気象学者たち、最新作「ツイスターズ」の原典

08ツイスター

毎年竜巻が多数発生し、大きな被害が出るオクラホマ、ジョーも子供の頃に竜巻で父親を失っている、ジョーの元に共に竜巻研究をしていた離婚調停中の夫ビルが現れる、ビルが別の道を選んでも、ジョーは竜巻メカニズム観測機器『ドロシー』を独力で完成させていた、そんな2人の前に巨大竜巻が出現、とっさにジョーとビルは2人で竜巻観測に向かうがドロシーの設置に失敗、九死に一生を得る、残るドロシーは3台、2人は敢然と竜巻に立ち向かう、



2024年公開の「ツイスターズ」の原典、『ドロシー』も登場し物語はよく似ています、「ツイスターズ」は続編というよりリメイクという感じですね、竜巻のメカニズムを解明し予報精度を上げて人命を救うのがジョーの念願です、一旦はジョーとの距離をとったビルですが、大きな竜巻被害を目の当たりにしてふたたび2人で竜巻に立ち向かいます、

国内でも、この10年くらいは竜巻の被害が報告されるようになりましたが、オクラホマの竜巻はスケールが違います、局地的ですが通り道に当たると被害は致命的、ホントに怖いです、

製作総指揮にスピルバーグも名を連ねています、当時最新VFXでの竜巻表現も観どころです、

◆(自宅で鑑賞)「ザ・ユニオン」
(★★★☆☆)(2024年米国)(原題:The Union)
諜報活動の最前線で実戦を担当するザ・ユニオンの活躍

08ユニオン

CIAから西側の全諜報活動の詳細データが盗まれた、これがテロリストの手に渡ると諜報活動は崩壊する、ザ・ユニオンがデータ奪還作戦を敢行するが、事前に情報が漏れており失敗、多くの仲間を失ったロクサーヌは新しい相棒に幼馴染のマイクを指名、誘拐されたマイクは諜報員としての任務に就くことになるが・・・



よくある設定、世界を崩壊させるデータの取り合いっこ、最前線の実戦部隊という触れ込みだが、敵にドンドン裏をかかれて本部まで襲撃されるザ・ユニオンってどう^^?最初の作戦のお粗末な失敗ぶりが伏線だったとは、ちょっと驚いたけど、凄くもったいなかった気がします、

カメラは良いし、アクションも楽しいけど、ご都合主義の端折り方がB級になってしまいました、ハル・ベリーは恰好良い、休日のお気楽鑑賞にどうぞ、

(★★★!☆)(2019年米国)(原題:Mosul)
ISと戦うイラクのSWAT部隊の真の目的は?

08モスル

ISの攻撃により廃墟と化したイラク第2の都市モスル、警察官のカーワはISと交戦、叔父を失う、応援に来たジャーセム少佐率いるSWAT部隊にスカウトされたカーワはSWATと行動を共にする、しかし、この部隊は上層部の命令を無視して、独自の行動をとっている、徐々に戦闘にも慣れていくカーワだが、次々に仲間が倒れていく、その果てにある目的とは・・・



スクリーンでも鑑賞していますが、うっかり自宅でも鑑賞、前回より評価が上がっています、イラクを舞台にしたリアルな戦闘シーンはよく出来ていると思います、SWATの隠された任務が、、、やはりしっくりこなかったのは前回同様、でもまずまず、最後まで観れました、




syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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