先週も3本、「国宝」「ソウルの春」「ぶぶ漬けどうどす」先週も4本、「脱走」「ジャンクワールド」「荒野のストレンジャー」「エクステリトリアル」

2025年06月23日

先週は4本、「フロントライン」「リライト」「ショウタイムセブン」「ストロー」

〇(スクリーンで鑑賞)「フロントライン」
(★★★★☆)(2025年日本)
コロナ過初期、豪華客船内で発生した感染クラスターへの初動状況を描くサスペンス

06フロントライン

2020年2月、乗客乗員3711名を乗せた豪華客船が横浜港に入港する、船内では100人以上が発熱などの症状を訴え、新型コロナウイルスのクラスターが発生したと認定される、日本には感染症対応の専門組織は無く、災害医療専門ボランティア組織「DMAT」のリーダー結城に白羽の矢が立つ、厚生労働省の立松も先頭に立って感染拡大防止と乗客の命を守るために奮闘するが、未知のウイルスとの戦いは試練の連続だった・・・



まだ記憶に新しいというべきか、いやもう5年も経ったというべきか、とにかく、当時ほとんどの日本人が知っているが他人事だった豪華客船での集団感染、我が国には感染症対策の専門チームがないという前提環境に愕然とします、

感染症対策の専門知識を持たない医師集団「DMAT」は『目の前の救える命を救う』というシンプルな基本方針と医師としての矜持を持って感染が拡がる船内に乗り込みます、危険を顧みない勇気ある人たち、厚労省の立松は役人然として登場しますが、これがなかなか有能で、結城に的確なアドバイスを出すし、結城からの無茶振りも役人らしからぬ柔軟さでドンドン仕事を前に進めていきます、

が、前例無き事象への対応、ネットでは「DMAT」の対応の不備を指摘する声が沸き起こり、TVもこれに便乗して国や「DMAT」の上げ足を取るという、いかにもありそうな映画レトリック、サスペンス映画の常とう手段・・・かと思いきや、これが5年前の日本で現実に起こったことなんだから驚きます、現代のネット社会の未熟さと恐ろしさを感じずにはおられません、

事象発生からわずか5年での映画化は異例のスピード、国や当事者への忖度、様々な障害などを乗り越えての完成・上映は立派です、小栗旬好演、松坂桃李は良き役をいただきました、船内での指揮を執った医師役の窪塚洋介が良い味を出しています、ぜひ観て欲しい1本、


〇(スクリーンで鑑賞)「リライト」
(★★★!☆)(2025年日本)
尾道の高校を舞台に描かれる青春タイムリープ物語

06リライト

高校3年の夏、美雪はクラスに転校してきた保彦と親しくなる、楽しい時間を過ごす2人だが、保彦は300年後の未来から来た未来人だった、奇妙な現象を目の当たりにして、その言葉を信じる美雪、保彦が今の時代にやって来たのは、実は美雪が大人になって書いた小説を読んだからだという、保彦は『絶対に小説を書いてほしい』という言葉を残して消えてしまう、美雪は約束を守るために小説家になり、なんとかその小説の出版までこぎつけるが、、、不可解な事象が起こり、出版は中止になってしまう・・・



尾道を舞台にした高校生SF青春タイムリープ物語、ま、どう考えても「時をかける少女」へのオマージュですよね、劇中で美雪が書くことになる小説のタイトルや装丁を見てもそれは間違いない、

ところが、高校生たちは七瀬のようにタイムリープ出来る訳ではなく(正確には保彦が作った薬で1回だけタイムリープ出来ます)、保彦は未来へ戻ったのか2度と現れません、保彦との約束を守ろうとした美雪が必死で書いた小説とそっくりな内容の小説を同級生が出版しようとしていることが判明、さらに他の同級生からは美雪の盗作疑惑への非難が飛んできます、いったい何が起こっているのか?未来は誰の手によって決まっているのか?高校3年の夏の出来事の真実は?意外な場所でその真実が暴かれることになります、

タイムリープ物語なので細かな矛盾点などは気にしない、というか、展開が複雑すぎてすべてを論理的に理解するのは無理!サクッとスルーしながら尾道を舞台にしたSF青春ラブストーリーを楽しめばよいと思います、観後感は良し、観て損はなし、


(★★★☆☆)(2025年日本)
爆弾魔から電話を受け取った落ち目のニュースキャスターが逆転を狙って生放送!

06ショータイム7

TVのニュースキャスターの座を追われ、ラジオのパーソナリティをしている折本、発電所爆破を予告する電話を番組中に受けるがまともに取り合わない、すると本当に発電所は爆破されてしまう、折本は犯人との交渉をニュースネタにすることでキャスターに返り咲こうとする、生放送中のTVスタジオに乗り込み、犯人との交渉状況を伝えていくが、犯人はスタジオにも小型爆弾を仕掛けており、それも爆発、犯人の要求は生放送での総理大臣の謝罪だった、、、



生放送で放送される爆弾魔との交渉、ニュースキャスターにとっては垂涎のネタですよね、折本がこれを生放送しようとした気持ちも分かります、プロデューサーが目の色を変えて飛び回るのも分かります、ところが犯人はどうやったのか?スタジオ内にも爆弾を仕掛けており、女性アナウンサーの目の前でも小さな爆発が起こり事態は一気に悪化、さらに犯人を説得にやって来た高校の恩師までもが爆発で死んでしまいます、スタジオ内での死者、折本の思惑とは違う方向に事態は進んでいきます、

事件の裏側にある過去の真実、これがちょっと弱いので、犯人がここまでやる動機にはならないような気もしましたが、爆弾によるスタジオ内での死者、という映画的レトリックにはやられました、

阿部さんがTVドラマのキャスターと被っているので、新鮮味もなかったかな?休日ののんびり鑑賞にピッタリ、


(★★★☆☆)(2025年米国)(原題:Straw)
持病のある娘を救いたいがために奮闘しているのだが、母親には苦難ばかりが訪れる

06ストロー

持病のある娘を育てているスーパーのレジ係ジャニア、給料日前なので娘に給食費も持たせてやれない、遅れて出勤したジャニアは店長に給料をすぐに払うよう懇願するが無視される、学校から呼び出しがあり行ってみると、家庭環境の悪化を理由に娘は保護司に引き取られることになるという、パニックになりスーパーへ戻ると、事務所に強盗が押し入って来る!



原題の「Straw」は「我慢の限界を超える出来事」というような意味の慣用句『the last straw』から来ているそうです、とにかく、ジャニアには次から次へと厄災が降りかかります、そしてついには銀行強盗と間違われて警察とFBIが出動する騒ぎに、それでもこの小さな市民は救われるのではないかと期待して観ていたのですが・・・

ファーストシンの意味がラストで明かされます、う~ん、そうか、なんだか悲しい結末になってしまいました、、、偶然が呼んだ「厄災が転じて福となす」みたいなお話だったらよかったのにね・・・




syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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