2026年02月09日
先週は5本、「小屋番」「HELP 復讐島」「役者になったスパイ」「グッバイ、ジューン」「バレリーナ」(韓国版)
〇(スクリーンで鑑賞)「小屋番 八ヶ岳に生きる」
(★★★★☆)(2026年日本)
多くの山小屋が点在する八ヶ岳で働く人々の姿と、山が抱える課題をあぶりだすドキュメンタリー

別名“コヤガタケ”と呼ばれるほど八ヶ岳連峰には多くの山小屋がある、過酷な環境の山小屋で働く人たちは“小屋番”と呼ばれている、なぜ山小屋で働くのか?山小屋の魅力とは?さらには今の山が抱える問題、食害や遭難、後継者問題、広い視点で山小屋を捉えた秀逸のドキュメンタリー、
タイトルから山小屋で働く人にフォーカスした映画かな?と思って鑑賞、出だしはやはり山小屋で働く人にフォーカスされます、不便で過酷な(とくに冬期の山小屋はとっても過酷)山小屋を職場に選んだ人たち、『下界の生活に疲れた』『山には都会にない魅力にあふれている』という言葉が湧いてきます、きっとそうなんだろうなあ、不便で過酷だけど満天の星を見上げる生活、ちょっとだけやってみたい気になります、
映画はそんな人々や山の魅力の紹介だけにとどまらず、鹿の食害による林野の崩壊、子どもたちの自然科学への興味喚起教室、登山道の整備、小屋番経営や後継者の育成という経済問題まで、小屋番周辺の現状を冷静に伝えてくれます、
山を登る人はもちろん、登らない人も素晴らしい景色と過酷な自然を体感することが出来る自然ドキュメンタリー、せひ鑑賞してください、
〇(スクリーンで鑑賞)「HELP 復讐島」
(★★★!☆)(2026年米国)(原題:Send Help)
自家用ジェットが墜落、最悪パワハラ上司と2人きりで無人島に漂着した女性の復讐劇

一流企業の部長職として働くリンダはめっぽう数字に強い優秀な社員、昇進も約束されていたが社長が急逝、社長職を引き継いだ息子ブラッドリーは最低最悪のボンボン、イエスマンだけを周りに集めリンダの昇進は反故にする、抗議するリンダ、最後のチャンスだとタイ出張に同行させるが、自家用ジェットが墜落、リンダとブラッドリーだけが生き残り、無人島に漂着する・・・
よくある無人島漂着モノ!?かと思いきや、いやはや凄い展開でラストを迎えます、
リンダは数字にめっぽう強いのですが、どうも垢抜けていません、若社長のブラッドリーはリンダを嫌がらせに左遷しようとします、ま、よくある展開、が、この2人が無人島に漂着すると立場は逆転、サバイバーなリンダ、なにも出来ないブラッドリー、日に日にリンダの立場が強くなっていきます、ブラッドリーの反撃や逃亡もありますが、ことごとく失敗、完全にリンダが支配者となりますが・・・
出だしはしっかりビジネス映画、墜落シーンはアクション映画、無人島への生活では2人の距離も縮まったようにも見えるし、ホラーシーンも出て来るし、、なんだなんだ??の展開、この辺りは監督のお手の物なのでしょう、そして、この無人島の秘密が明かされる終盤、観客は一気に狂気の世界へと引きずり込まれます、このポスターのような・・・

なるほど、こういう映画でしたか、と予備知識なしのワタシはビックリ、でも、全体の完成度はしっかり担保されています、怖いもの観たさでの鑑賞OK!
〇(スクリーンで鑑賞)「役者になったスパイ」
(★★★!☆)(2022年スイス)(原題:Moskau Einfach!)
冷戦下のスイス、共産思想捜査のために劇団に潜入した警察官と舞台女優の淡い恋

1989年冷戦下のスイス、ソ連の共産思想拡大を恐れたスイス政府は多くの国民を監視対象にしていた、過激な演劇上演をしていた劇団の監視のために、警察官のヴィクトールは潜入捜査を命じられ、エキストラとして舞台に参加することになるが・・・
米国とソ連が核兵器を擁して対立していた冷戦時代、スイス政府は不穏な思想分子の私生活を監視していたようです、そんな時代背景で描かれるコメディタッチのラブロマンスです、
台詞の無いエキストラのはずだったヴィクトール、舞台練習に参加しながら言動が怪しい監督や役者の思想信条を調査しますが、一向に共産思想に繋がる事実は出て来ません、ひょんなことからヴィクトールに台詞が付けられてしまい、主演女優のオディールとの距離が縮まります、いつの間にか役者としての自覚に目覚めるヴィクトール、しかし、舞台本番当日に潜入踏査は中止に、さらにヴィクトールの正体も発覚、窮地に追い込まれるヴィクトール、
女優オディールは共産主義者ではありませんが、軍人の父親への反発から奇妙な行動に出ます、時代背景を理解しないとちょっと分かりにくいです、でも、微笑ましい警察官と舞台女優の恋、果たしてその恋の結末は?エンディングを楽しみに鑑賞してください、
◆(自宅で鑑賞)「グッバイ、ジューン 幸せな人生の終い方」
(★★★!☆)(2025年英国・米国合作)(原題:Goodbye June)
母親の入院をきっかけに、それぞれの生き方を見出す家族のヒューマンドラマ

母ジューンが末期がんで入院、クリスマスまで持つかどうか、普段はバラバラに暮らす3人姉妹と末っ子の長男が病院に集まる、わがままな父、変わり者の長女、次女と三女は喧嘩ばかり、優しい性格の長男が姉たちや父親を気遣ってはいるが、それぞれが抱える問題と上手に向き合えていない、そんな子供たちを観ながらジューンは自分らしい最期を迎えたいと願う一方、子どもたちのこれからにも気を配る・・・
母親の死を目前にしても、妻に優しい言葉を掛けられない夫、子供の頃から姉に憧れて育ってきたが、それを素直に言い出せない三女、生真面目で周りに献身的な次女もストレスを抱えている、スピリチュアルに生きている長女は予想外の妊娠、オロオロしながらも怒りをため込む長男、と一見バラバラに見える家族ですが、すべてを包み込むジューンの想いに少しずつ素直になっていきます、
ジューンは幸せなクリスマスを迎えることが出来ます、彼女へのクリスマスプレゼントは家族の笑顔、知らず知らずのうちに一番大切なものを見つけていた家族でした、
◆(自宅で鑑賞)「バレリーナ」
(★★★☆☆)(2023年韓国)(原題:Ballerina)
親友を死に追いやった最低男を追い詰めていく、バイオレンスアクション

要人警護の仕事に就いているオクジュ、疎遠になっていた親友のバレリーナのミニから連絡が入り、部屋に行ってみるとミニは自らの命を絶っており、チョイへの復讐を願うメッセージが残されていた、オクジュはチョイの自宅に忍び込む、そこでチョイが女性を食い物にした卑劣な組織ビジネスに手を染めていることを知る、オクジュはチョイへの復讐を実行に移す、
先週鑑賞した「バレリーナ:The World of John Wick」(2025)と同名タイトルなので鑑賞、こちらの韓国版が2023年公開、オクジュのアクションは近接戦闘とガンアクションが融合したジョン・ウィックの“ガンフー”スタイル、ジョン・ウィックへのリスペクトで作られた本作が「バレリーナ:The World of John Wick」へと還元されたのかな?と勝手に思い込んでいます、
悪役のチョイはホントにひどい奴ですが、なかなかしぶといです、それを退治するオクジュも容赦なし、アクションはそれなりに楽しめますが、どうだろ?ダークでバイオレンスな世界観にちょっと引くかもしれません、興味があれば鑑賞を・・・
、
、
syougai1pon at 05:30│Comments(0)│映画