2026年02月24日
オリンピック観ながら・・・先週は4本、「クライム101」「ブゴニア」「たしかにあった幻」「おーい、応為」
〇(スクリーンで鑑賞)「クライム101」
(★★★★☆)(2026年米国・英国合作)(原題:Crime 101)
盗人、刑事、保険会社営業ウーマン、そしてホントの悪党、LAで交錯する運命の行きつく先は・・・

LAの101号線沿線で続発する宝石強盗、しかし、犯人のデーヴィスは消して人を傷つけず、証拠はおろか、自らの痕跡を一切残さない完璧な手口、刑事ルーは犯人のパターンに気付き、101号線沿線で粘りの捜査を続ける、宝石を売りさばく故買屋と揉めたことから、デーヴィスの代役悪党が絡んでくると事態は複雑化、デーヴィスはさらに保険会社営業のシャロンに接近、宝石運搬の情報を引き出そうとするが・・・
、
乾いた街LAで交錯する人間模様、クライムサスペンスですが、人物描写が凄い、息をするのも忘れそうなヒリヒリする140分間でした、
乾いた街LAで交錯する人間模様、クライムサスペンスですが、人物描写が凄い、息をするのも忘れそうなヒリヒリする140分間でした、
完璧な手口で宝石強盗を続けるデーヴィス、だが人を愛することが怖くて出来ない、恋人にも去られてしまいます、ルーは刑事魂の塊ですが警察組織の中では浮いた存在、シャロンは優秀なのですが上司とそりが合わず昇進できない鬱々とした日々、デーヴィスの後釜に座ろうとするオーモンはキレッキレの悪党、交錯する4人の運命、
ついにデーヴィスの痕跡を見つけたルーが迫ってくる中、デーヴィスは最後の大きなヤマを踏みます、会社を裏切って情報を流したシャロン、その情報を掴んだ悪党オーモンも宝石めがけて乱入して来る・・・
ついにデーヴィスの痕跡を見つけたルーが迫ってくる中、デーヴィスは最後の大きなヤマを踏みます、会社を裏切って情報を流したシャロン、その情報を掴んだ悪党オーモンも宝石めがけて乱入して来る・・・
ワタシ好みの快作です!ラストの息を呑む対決、そしてその結末は・・・ぜひスクリーンで観とどけてください、
〇(スクリーンで鑑賞)「ブゴニア」
(★★★★☆)(2025年アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・米国合作)
(原題:Bugonia)
狂信的陰謀論者に誘拐されたカリスマ経営者、誘拐犯との丁々発止の数日間と驚きの結末

世界的製薬会社のトップ・ミシェルはその才覚で大企業を切り回している、が、ある日2人組の男に誘拐される、犯人のテディとドンは『アンドロメダ星人がひそかに地球人を支配しようとしている』と信じている、ミシェルがその手先であることを確信するテディ、髪の毛で母船と交信するのを防ぐために誘拐直後に髪の毛を剃ってしまう、そして、月食の夜にミシェルと共に母船へ行き、皇帝に地球から手を引くように訴えたい、というのがテディの要求だった・・・
、
ミシェルは画に描いたようなカリスマ経営者、それがいきなり誘拐され髪の毛を剃られ、エイリアン呼ばわりされます、自分は人間だと必死に主張するミシェルですが、テディは耳を貸しません、数日後の月食の夜に母船に連れて行くよう、なんども要求、最後には拷問まがいのことまで行います、
ミシェルは画に描いたようなカリスマ経営者、それがいきなり誘拐され髪の毛を剃られ、エイリアン呼ばわりされます、自分は人間だと必死に主張するミシェルですが、テディは耳を貸しません、数日後の月食の夜に母船に連れて行くよう、なんども要求、最後には拷問まがいのことまで行います、
ミシェルは論理的に、高圧的に、ときに優しく自分を解放するようテディを説得しますが、テディの信念は変わりません、どんどん事態は悪化し、ついに暴発、ミシェルは自分がエイリアンであることを認め、テディと一緒に母船へ行くことに同意!?2人は製薬会社ビルへと向かいます・・・
狂気と正気、この対決シーンが観どころです、丸坊主になったエマ・ストーンの鬼気迫る演技はさすがです、もちろんテディが母船へ行くことはない訳ですが・・・その後にやって来る真のラスト・・・このシークエンスが無くてもこの映画は成立しています、いや、無い方がヨカッタかもしれません、が、こういう映画にしたかったのでしょうね、
タイトルの『ブゴニア』は古代ギリシャ・ローマで信じられていた『死から生まれる転生』という意味だそうです、なるほど、このタイトルだとラストシークエンスは必要かもしれません・・・これまた観てのお楽しみ、
〇(スクリーンで鑑賞)「たしかにあった幻」
(★★★!☆)(2025年日本)
日本で臓器移植に向き合うフランス人医師、死生観・倫理観の違いに立ち向かうが・・・

神戸の病院で働くコリー、臓器移植促進に取り組んでいるが、日本の法制度と倫理観の壁は厚く、同僚の日本人医師からも敬遠されるようになる、ドナーもなかなか現れない、そんな時、旅に出た屋久島で謎の青年・迅と出会う、意気投合した2人、迅は神戸のコリーのアパートに転がり込むが、日夜病院で苦闘するコリーはつい迅に不満をぶつけてしまう、そしてドナー待ちのこどもの容態が急変・・・
、
河瀨直美監督作品、正直苦手な監督なのですが、本作は面白かったです、ドキュメンタリータッチの医師たちのセミナーシーン、臓器移植シーン、それなりに観応えというか、引き込まれるものがありました、屋久島の素晴らしい自然を切り取った映像も素晴らしかったです、この辺りは監督の真骨頂、
河瀨直美監督作品、正直苦手な監督なのですが、本作は面白かったです、ドキュメンタリータッチの医師たちのセミナーシーン、臓器移植シーン、それなりに観応えというか、引き込まれるものがありました、屋久島の素晴らしい自然を切り取った映像も素晴らしかったです、この辺りは監督の真骨頂、
が、臓器移植促進に傾倒するコリーと、迅と暮らすコリーの対比に監督の意図があるのでしょうが、それが良く分かりませんでした、迅の実家まで行くエピソードも失踪説明にしか見えませんでした、監督からのメッセージがそこかしこに隠されているのでしょうが、観念的過ぎてワタシには理解不能、
日本の臓器移植件数の少なさ(先進国では極端に少ない)、日本の失踪者数の多さ(年間9万人)、この辺りのファクトがテーマを生み出し、日本人の死生観とか倫理観をフランス人のお目を通して描く・・・とかなんでしょうか?難しいなあ・・・でも、最後までしっかり観れました、はい、
◆(自宅で鑑賞)「おーい、応為」
(★★★☆☆)(2025年日本)
浮世絵師・葛飾北斎とその娘・葛飾応為の父娘の物語、長澤まさみ嵌り役

文政3年(1820年)、鉄蔵(葛飾北斎)の娘・お栄(葛飾応為)が嫁ぎ先から突然帰って来た、夫の画がへたくそだと喧嘩をしての離縁、ここから父と娘の奇妙なふたり暮らしが始まる、男勝りで気が強いお栄、よく食べ、酒を飲み、煙草もたしなむ、火事があると朝まで見物するという自由奔放なお栄、そして、なにより北斎に負けぬ画の才能を持ち合わせていた・・・
、
北斎には5人か6人の子どもがいたようですが、その中で画の才能を引き継いだ娘・応為にスポットを当てた物語です、が、画への情熱に関する描写は余りありません、もちろん、劇中で北斎はずっと画を描いているのですが、それは北斎が生きている証、応為もまた画を描きますが、画そのものに焦点が合う事はありません、どちらかというと父と娘の物語、娘の半生記という感じ、お話は淡々と進みます、映像自体はしっかり作られていますが、物語にはちょっと物足りなさを感じるかも、
北斎には5人か6人の子どもがいたようですが、その中で画の才能を引き継いだ娘・応為にスポットを当てた物語です、が、画への情熱に関する描写は余りありません、もちろん、劇中で北斎はずっと画を描いているのですが、それは北斎が生きている証、応為もまた画を描きますが、画そのものに焦点が合う事はありません、どちらかというと父と娘の物語、娘の半生記という感じ、お話は淡々と進みます、映像自体はしっかり作られていますが、物語にはちょっと物足りなさを感じるかも、
が、長澤まさみが嵌っています、任侠風の着物の着こなし、いなせな歩き方、一人称は“オレ”、時代劇なのでスッピン(風^^)、彼女の“応為”を観ているだけで結構楽しめます、「海街diary」も「キングダム」も良いですが、本作の彼女は切れ味がある、役作りで減量したのかな?
ということで、長澤まさみ観たさでの鑑賞もOK!!サブスクで観れます、
、
、
syougai1pon at 05:30│Comments(0)│映画