先週は3本、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」「えんとつ町のプペル 約束の時計台」「ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ」先週も4本、「人はなぜラブレターを書くのか」「ソング サング ブルー」「ボブ マーリー」「宇宙戦争」

2026年04月20日

先週は4本、「1975年のケルン・コンサート」「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」「炎上」「WOOD JOB」

〇(スクリーンで鑑賞)「1975年のケルン・コンサート」
(★★★!☆)(2025年ドイツ・ポーランド・ベルギー合作)(原題:Köln 75)
18歳の少女が天才ピアニストのコンサートを企画するのだが・・・

04ケルンコンサート

1973年、ドイツケルンに住んでいる16歳の少女ヴェラ、厳格な歯科医の父親の元での息の詰まる生活から逃げ出したいと考えている、ある日、ライブハウスで知り合ったミュージシャンのライブを企画することを思いつきなんとか成功させ、コンサートブッキングの仕事を始める、2年後、ベルリンのジャズフェスティバルに出掛けたヴェラは天才ピアニスト キース・ジャレットの演奏に衝撃を受け、地元ケルンでのコンサートを持ち掛けるだが・・・



16歳で音楽プロモーター!?突拍子もない無いお話に聞こえますが、実話ベースの物語です、父親はヴェラが歯科医になることを望んでいます、兄との仲も良くない、それを見守る母親、そんな環境でヴェラは持ち前の行動力で自らの人生を切り開いていきます、

勢いで企画したキースのコンサートですが、前途は多難、会場なし、お金なし、コネなし、それでもなんとか開催にこぎつけるヴェラですが、コンサート当日にとんでもないトラブルが発生、キースは演奏を拒否、絶体絶命のヴェラ、ここらの映画的サスペンスはそれなりに楽しめます、

音楽映画ですが、ヴェラの家族の物語でもあります、窮地のヴェラに手を差し伸べる母親、兄も心を開きます、しかし、父親は・・・映画冒頭では50歳になったヴェラと父親が描かれています、少々映画的演出が鼻につきますが良心的な映画、観て良かったです、

ちなみに、キース・ジャレットのケルンでのコンサートはライブ盤が残っており名盤だそうです、(残念ながらワタシは聴いたことはありません)


〇(スクリーンで鑑賞)「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」
(★★★!☆)(2023年韓国)(原題:It's Okay!)
母親を失い天涯孤独になった少女が明るく前を向いて生きていく

04大丈夫

母とふたり暮らしのイニョン、高校に通いながらソウルの国際芸術団で舞踊チームに所属している、ある日母親が急逝、天涯孤独になってしまう、家賃も払えず、親戚の家にもいられなくなり、国際芸術団内で寝起きするようになるが、舞踊チームの監督ソラに見つかってしまう、イニョンの事情を知ったソラはイニョンを自宅に居候させて舞踏練習を続けさせることにする・・・



高校生で天涯孤独になってしまったイニョンですが、よく食べて元気に生活することを信条に頑張っています、しかし、舞踊チームの仲間からは、その天真爛漫な明るさゆえにイジメられます、それでも負けないイニョン、鬼監督のソラの厳しい指導のもとメキメキと上達していきます、チームセンターのナリは裕福な家庭のエリート、イニョンの上達に焦るナリは選抜テストで上手に踊れずセンターから外されてしまいます、これを機にチームの調和が崩れていき・・・

一人ぼっちになったのにイニョンはとにかく前向きです、悲しい時はガッツリ食べて悩み解消!!という強力キャラ、そして、しっかり自分の人生についても考えています、ソラの苦境や、ナリの苦悩まで自分事にして救いの手を差し伸べるイニョン、

ポジティブ過ぎる物語ですが、観後感は良し、観て損はなし、


〇(スクリーンで鑑賞)「炎上」
(★★★!☆)(2026年日本)
家庭内暴力から逃れ、新宿歌舞伎町のトー横広場に居場所を見つけた少女の行く末

04炎上

カルト宗教を信仰している父親から家庭内暴力を受けていた樹理恵、同じ境遇の妹を置き去りにして家出を決行、SNSを頼りに新宿歌舞伎町のトー横広場にやって来る、そこで受け入れてくれる仲間を見つけた樹理恵は、ここが自分の居場所だと確信するのだが・・・数か月後、樹理恵は仲間が暮らすシェルターに放火することになる・・・



先日鑑賞の「東京逃避行」と同じテーマ、同じ場所でのロケ、少年少女がなぜ新宿歌舞伎町トー横広場に流れ着くのか?なぜここがシェルター的居場所になっているのか?映画化が続くのは、この社会問題の深刻さを示しているような気がします、

父親が亡くなり、これで地獄から抜け出せると思ったら、今度は母親が樹理恵に暴力を振るい始めます、虐待の連鎖、これもまたよく知られている事実です、どうにもやりきれない家庭環境・・・

初めてトー横に来た時、樹理恵はここがキラキラ輝く世界だと感じ、そこで知り合った仲間と暮らし始めます、そして、置き去りにしてきた妹を救い出すための資金作りを決心、体を売ります、そして妹を救い出す計画を実行に移そうとした時、思わぬ事態が発生、樹理恵の運命は大きく舵を切ることになります、

なんともやるせない物語です、しかし、観て観ぬ振りもできない・・・


(★★★!☆)(2014年日本)
パンフレット表紙の美女に魅かれて林業研修プログラムに参加する都会の男の子

04ウッジョブ

高校生の勇気、受験に失敗、彼女にもフラれて意気消沈、ふと見た「林業研修プログラム」のパンフレット表紙の美女に魅かれて三重県の山奥での林業研修に参加する、が、人里離れた山奥、コンビニなし、スマホ電波なし、あるのは大自然だけ、全国から集まった参加者だが脱落者が続出、もともと林業などやる気も無かった勇気も夜逃げを敢行するが、そこでパンフレット表紙の美女と出会ってしまう・・・



林業をテーマにしたコメディです、でも、結構本気度を感じる作りになっています、劇中では本物の100年生の木を役者たちが吹き替え無しで切り倒します、地元林業組合の全面協力を取り付けての迫真の撮影です、その他、枝落としや植林作業など、山林を綿々と次世代へつないでいく林業の本質と歴史、林業の重要さをスクリーンから感じ取ることが出来ます、

やる気のない勇気が徐々に山の男らしくなっていく成長物語、そして山奥の村にいたパンフレット表紙の美女との出会い、山の神も登場する遭難事件、と盛りだくさん、ラストは地域の奇祭をモチーフに、序盤にばらまいた伏線を上手に回収して、笑えてホロっと泣けるエンディングを迎えることになります、

長澤まさみのフレッシュな魅力も堪能、休日のお気楽鑑賞にどうぞ、





syougai1pon at 05:30│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
先週は3本、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」「えんとつ町のプペル 約束の時計台」「ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ」先週も4本、「人はなぜラブレターを書くのか」「ソング サング ブルー」「ボブ マーリー」「宇宙戦争」