先週は4本、「1975年のケルン・コンサート」「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」「炎上」「WOOD JOB」連休中は5本、「サムライ」「SAKAMOTO DAYS」「ザ・スーパーマリオ」「アルコ」「ルノアール」

2026年04月27日

先週も4本、「人はなぜラブレターを書くのか」「ソング サング ブルー」「ボブ マーリー」「宇宙戦争」

(★★★★☆)(2026年日本)
24年の時を経て紡がれる、人と人を繋ぐ絆と家族愛の物語

04人はなぜ
04人はなぜ02

夫と一人娘の3人で暮らすナズナ、畑を耕し小さな食堂を営み、幸せな生活を送っているが、ある日の出来事がきっかけで24年前の淡い初恋の記憶が蘇ってくる、朝の通学電車でいつも同じ車両に乗っていた名前も知らない高校生(信介)、恋心を寄せているが声が掛けられないナズナ、偶然彼がボクシングジムに通っているのを知ったナズナは意を決して彼へのラブレターを書いたのだが、それを渡すことはついに出来なかった、24年後の今、ナズナはその信介宛てに1通の手紙を書くことにする・・・



ナズナが置かれている現在の境遇と、それに向き合う夫と娘の葛藤、それと24年前のナズナとボクシングに打ち込む高校生信介の淡い恋の顛末が重なりながら物語は展開していきます、なんとなく分かってしまうのですが、24年前の悲劇、そして今ナズナを襲う厄災、辛いことが続きますが、それでも明るく前向きに生きていくナズナの生き様が清々しいです、

24年前の悲劇のモチーフになっている地下鉄脱線事故、現実に起こった事故なのですが、ナズナと信介のエピソードも実話だそうです、こんな事が起こり得るとは・・・事実は小説よりも・・・と言う他ありません、

綾瀬はるかが苦悩しながらもしっかりと前を見続けるナズナを好演、この人はどんな難しい役柄もサラリと演じ切ってしまいますね、ナズナの手紙が届くことになる偶然、信介のボクシングに掛ける生き様と、両親のその後のエピソードも良く出来ています、ラストは少し饒舌になり過ぎた感がありますが、それでも心に響く1作、ビターエンドですがぜひの鑑賞を、


〇(スクリーンで鑑賞)「シング ソング ブルー」
(★★★★☆)(2025年米国)(原題:Song Sung Blue)
ニール・ダイヤモンドのトリビュートバンドで人気を博した夫婦の物語、実話だそうです

04ソングサング

歌真似ショーで何とか生計を立てているマイク、あるイベントで圧倒的な歌唱力を持つクレアと出会い恋に落ちる、自分の歌真似芸に納得できないマイクは、ある日クレアに“ニール・ダイヤモンドのショー”を2人でやろうと提案、バンドメンバーを集めてショーを始めるがトンと人気は出ない、しかし、あるミュージシャンの目に留まりついにチャンスをゲット、地元の人気者としての道を歩み始めることになる、が、その矢先、2人に悲劇が訪れる・・・



これまた実話だそうです、ホント、世の中にはいろんな物語が溢れているのですね、

ニール・ダイヤモンド、1970年代に活躍した米国のポップスシンガーです、「スイート キャロライン」は昭和世代なら誰でも知っている彼の代表曲、そのニールの曲だけを歌うトリビュートバンド、やっと成功への道筋が見えた時に、クレアが交通事故で片足を失います、バンドは解散、クレアは薬の影響でうつ状態が続き、マイクの生活も荒れていきます、それでも2人の娘(互いの連れ子)やスタッフ、旧知の友人らの支えでクレアは復活!バンドも再結成!!これでめでたしめでたし・・・かと思いきや、、、

この作品もビターエンドです、作品タイトルはニールの曲タイトル『ソング サング ブルー』、直訳するなら『ブルーな気持ちで歌う曲』くらいかな?劇中ではたくさんのニールの曲が披露されますが、最後に歌われるのはこの曲、ほろ苦いですが観後感良し、観て損はなし、

(★★★!☆)(2024年米国)(原題:Bob Marley: One Love)
ジャマイカの伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈の人生

04ボブマリー

1970年、スペインから独立後の混乱期のジャマイカ、対立する2大政党はすでに国民に圧倒的な人気を博していた30歳のボブを政治利用しようとしていた、ボブは政治とは一定の距離を置き、ライブ活動に専念しようとしていたが、政局は混迷を極め、ライブ会場で騒乱が発生、さらには自宅で銃撃され夫婦共負傷するという事態に、ボブはジャマイカを出てロンドンに避難する・・・



余りにも有名なレゲエミュージシャンのボブ・マーリーの後半生を描いた物語です、アフリカの神ジャー(エチオピア皇帝の呼び名でもあります)を信じ、政治利用を嫌っていたボブ、聴衆には歌を通して愛と平和を訴え続けていました、避難したロンドンでは最高傑作アルバム「エクソダス」を発表、欧州ツアーは大成功に終わりますが、妻との不仲、スタッフへの疑心など、スターダムにのし上がったことで苦悩も味わう事になります、それでも彼の信念は揺らぐことはありませんでした、歌こそが、レゲエこそがジャマイカを救う事が出来ると、、、

1970年代半ばには日本にもレゲエブームがやってきました、泉谷しげるの「君の便りは南風」(1972年)は日本で初めてレゲエのリズムを取りいれた曲と言われています、アレンジは加藤和彦、ワタシがブームに乗ってラム酒を初めて飲んだのもこの頃、レゲエは南国のハッピーな曲、というくらいのイメージでしたが、、、劇中でボブが歌うレゲエの歌詞がとても刺激的で、革命的で、愛に満ち溢れているのに驚きました、

エンドタイトルでは、ボブがジャマイカに帰還、対立する2大政党党首をステージに上げ、握手させている写真が出て来ます、レゲエがジャマイカを救った瞬間です、


◆(自宅で鑑賞)「宇宙戦争」
(★★★!☆)(2005年米国)(原題:War of the Worlds)
突然襲来した未知のマシーンに地球全体が侵略されていく、スピルバーグ監督作品

04宇宙戦争

ある日、空に異変が起き、雷鳴がとどろき、その後に未知のマシーンが現れいきなり街を破壊し、市民を殺戮しだす、港湾労働者のレイは息子と娘を連れ、2人の子どもを母親の元まで送り届けるため必死の逃亡を開始するが、マシーンはあらゆる場所に現れ破壊と殺戮の限りを尽くす、軍隊も出動しているようだが、まったく歯が立たない、人類滅亡は目の前に迫っていた・・・



原案はH・G・ウエルズのSF小説、1938年に俳優のオーソン・ウエルズがラジオドラマとして放送、その内容があまりにもリアリティに溢れていたため、聴取者の多くが現実だと思い込み、大パニックが起こったというエピソードが有名です、

今作のマシーンも21世紀的タコ型マシーン、原作へのオマージュです、タイトルは「宇宙戦争」となっていますが原題は「War of the Worlds」、タコ型マシーンがあまりにも強力過ぎて軍の兵器ではまったく歯が立ちません、レイも戦うのではなくひたすら逃げて隠れて逃げまくるだけ、戦闘シーンはほんの少し、タイトルからスペースオペラを期待すると裏切られます、だからか?作品への評価もイマイチのようですが、ワタシはこの作品、好きです、

ラストも原作小説の通り、そう、こういう事でもなければ、今頃人類は絶滅しています^^)逃げて隠れてのハラハラドキドキを楽しんでください、



syougai1pon at 05:30│Comments(0)映画 

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