コーヒーと
2025年11月04日
先週は3本、「おいしい給食 炎の修学旅行」「さよならはスローボールで」「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
〇(スクリーンで鑑賞)「美味しい給食 炎の修学旅行」
(★★★!☆)(2025年日本)
シリーズ4作目、修学旅行でのご当地グルメバトルと給食を巡る他校との闘い

給食を美味しく食べることに情熱を燃やす教師・甘利田、生徒の粒来(つぶらい)は給食アレンジの天才、2人は青森・岩手への修学旅行でもご当地グルメを巡って静かな闘いを続けている、昼食会場で他校の生徒と遭遇するが、その中学では給食を無言で食べることを強いられていた、さらにかつての同僚女先生も登場、給食を巡って学校同士の闘いに発展する・・・
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主演の市原隼人がもはや甘利田先生意外には見えません^^)給食を食べることが生き甲斐の甘利田と、給食アレンジの天才・粒来の闘いはいつも粒来が一歩リード、もがき苦しむ甘利田先生のリアクションがどう見てもマンガ、なのに、ついつい笑ってしまうのは、この映画の狙いにまんまと嵌っている証拠、
主演の市原隼人がもはや甘利田先生意外には見えません^^)給食を食べることが生き甲斐の甘利田と、給食アレンジの天才・粒来の闘いはいつも粒来が一歩リード、もがき苦しむ甘利田先生のリアクションがどう見てもマンガ、なのに、ついつい笑ってしまうのは、この映画の狙いにまんまと嵌っている証拠、
今回は修学旅行という事で、わんこ蕎麦、せんべい汁など、普段の給食では見れない料理も登場して、楽しい闘いのフィールドが広がっています、さらに“給食は栄養補給”“素早く食べろ”という学校と遭遇、“給食は美味しく食べるもの”という持論を熱く語る甘利田がヒーローに見えてくるのだから、俳優の演技力は凄い、
どうやら5作目もあるような展開です、次はどこへ行くのか?甘利田先生の転勤先は・・・それは観てのお楽しみ、何も考えずに鑑賞しましょう!
〇(スクリーンで鑑賞)「さよならはスローボールで」
(★★★☆☆)(2024年米国・フランス合作)(原題:Eephus)
取り壊されることになった田舎町の野球場、最後の試合は・・・普段と変わりない

学校建設用地となったしなびた野球場、最後の試合は・・・特別なものは何もない、いつも通りビールを飲みながらのノンビリ・ダラダラ、試合は長時間に及び、審判は帰ってしまい、陽は暮れていく、それでも彼らは試合をやめようとしない・・・
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宣伝謳い文句通り、草野球の試合が続くだけです、大きな事件は起こりません・・・小さな事件は満載なのですが^^)
宣伝謳い文句通り、草野球の試合が続くだけです、大きな事件は起こりません・・・小さな事件は満載なのですが^^)
選手たちは田舎町の普通の男たち、試合内容は草野球以下レベル、ひたすらノンビリ、それでも選手一人ひとりに人生がある、家族がいる、悩みもある、目標もある、周りにはただ1組だけ応援に来た家族、いつも勝手にスコアブックを付けている男、市井の人たちの群像劇とも言えなくはないのですが、、、
たぶん、英語が分かるともっと面白いような気がしました、選手一人ひとりが愚痴るエピソードがじんわり沁み込んでくるような仕掛けだとは思うのですが、残念ながらそこまでは行きませんでした、ちょっと眠たくもなりました、
でも、野球映画、米国は好きですよね、それは良く分かります、原題はどうやら野球の球種=カーブよりも遅い変化球の事、遅いが効果的な球種、選手たちへのエールかな?
〇(スクリーンで鑑賞)「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
(★★★☆☆)(2025年日本)
ひとり身になった妻は孫と一緒の大学に通い始める、そして夫が残した数式の意味は?

夫が他界、妻の文子は一人暮らしになる、娘が仕事で海外へ行くことになり、孫の拓磨が文子と同居することになる、と、夫が残した文子の大学への入学申請書類が見つかる、一念発起、文子は大学へ通う事にする、そしてもう一つ、夫が残したのが謎の数式、文子と拓磨はその数式の意味を知ろうとするが、なかなか解けない・・・
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良心的でハートウォームな物語、他界した夫は文子に2つの贈り物を残していました、一つは大学での学習の機会、中卒だった文子はこれを受け入れます、そしてもう一つは謎の数式、これが物語の締めくくるキーになっています、拓磨の趣味はコーヒー、カフェをやるかどうか迷っています、文子と拓磨の母親の確執、などなど巧みに織り込まれたお話はそれなりに良く出来ているのですが・・・
良心的でハートウォームな物語、他界した夫は文子に2つの贈り物を残していました、一つは大学での学習の機会、中卒だった文子はこれを受け入れます、そしてもう一つは謎の数式、これが物語の締めくくるキーになっています、拓磨の趣味はコーヒー、カフェをやるかどうか迷っています、文子と拓磨の母親の確執、などなど巧みに織り込まれたお話はそれなりに良く出来ているのですが・・・
主演のアイドル俳優(「JO1」の豆原一成)の演技、これは致し方ないとして、画面と台詞が凡庸過ぎます、TVドラマよりも単調なカメラワークと、連続する説明的な台詞、最後までどのキャラクターも浮かび上がってきませんでした、これは監督・脚本家の責任、原作関係の制約もあったのかもしれませんが、映画としてはちょっと物足らな過ぎました、映画サイトでの評価がやたら高いのは主演応援評価・原作関係者評価でしょうね、
山を登っている人なら、数式の意味はすぐに分かります、
ただ、ラストの映画的レトリックにはちょっとやられました、そういう事でしたか、
ま、サブスクで充分かな、
ただ、ラストの映画的レトリックにはちょっとやられました、そういう事でしたか、
ま、サブスクで充分かな、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)