ジャンゴ
2024年04月22日
先週は5本、「あまろっく」「ジャンゴ」「オペレーション フォーチュン」「ブルックリンでオペラを」「こちらあみ子」
〇(スクリーンで鑑賞)「あまろっく」
(★★★★☆)(2024年日本)
65歳の父親の再婚相手は20歳!?尼崎を舞台にした家族愛の物語
阪神尼崎駅近くで小さな鉄工所を営む竜太郎、母親が先に逝き、リストラされてブラブラしている39歳の娘優子と2人暮らし、何事にも楽天的な竜太郎が連れて来た再婚相手はなんと20歳の早希、なんとも滑稽な3人の生活が始まる、早希はこんな家族を持つのが夢だったと料理や家事に励むが、自分より若い母親の出現に優子は面白くない、が、ある日竜太郎を悲劇が襲い事態は急変、、、
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阪神電車「尼崎」駅周辺で物語が進行、よくある街興し映画的な側面もありますが、物語として一級の仕上がりになっています、泣けました、
阪神電車「尼崎」駅周辺で物語が進行、よくある街興し映画的な側面もありますが、物語として一級の仕上がりになっています、泣けました、
宣伝ポスターの印象では若い再婚相手が来た3人家族の「奥様は18歳」的なシチュエーションコメディかな?と思って鑑賞したのですが、なんのなんの、3人家族の生活はあっという間に終わってしまいます、そこからがこの物語の主題、優秀なのに人と馴染めない優子、暖かい家族という経験がない早希、2人の日常と生き抜くための葛藤が続く中、優子には縁談が、早希には竜太郎からのプレゼント!?が、鉄工所の経営はピンチになり、、、と上手に映画的サスペンスが重なって、
1995年のエピソードは少しあざとい感じもしましたが、エンディングが良く書けています、期待通りのラスト、予定調和なれど涙と笑いで鑑賞終了、
江口のり子はもはや名優、これは当然として、中条あやみの好演に拍手、鶴瓶師匠に頼り過ぎなかったところも成功の要因、なんか「パッチギ!」を思い出させる(江口のせいか^^)関西が舞台の映画としては出色の出来栄えです、ぜひの鑑賞をお勧めします、
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◆(自宅で鑑賞)「ジャンゴ 繋がれざる者」
(★★★★☆)(2012年米国)(原題:Django Unchained)
奴隷から解放され賞金稼ぎになった男の復讐劇、タランティーノ監督作品
1858年米国南部、奴隷のジャンゴは賞金稼ぎのシュルツに買われる、ジャンゴが逃亡犯の顔を知っているからだ、2人は逃亡犯を追い詰め射殺、賞金を手にする、差別を嫌うシュルツはジャンゴを自由人にし賞金稼ぎ稼業を共にすることになる、ジャンゴには引き離された妻ブルームヒルダがいた、2人は彼女を救い出すために富豪の館へ乗り込むのだが、、、
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タランティーノ監督による本格西部劇、とはいえ、タランティーノ感覚は健在で、物語はどんどん転がり、予想外の展開の連続、銃撃シーンも迫力満点の仕上がりになっています、
タランティーノ監督による本格西部劇、とはいえ、タランティーノ感覚は健在で、物語はどんどん転がり、予想外の展開の連続、銃撃シーンも迫力満点の仕上がりになっています、
賞金稼ぎのシュルツは風変わりな人物、本業は歯医者で実は賞金稼ぎ、奴隷制に反対というよりは差別主義を嫌悪、ジャンゴを自由人にする証文を作ったり、奴隷の身のジャンゴの妻を救い出すために一計を図ったり、でも短気ですぐに銃をぶっ放す、如何にもタランティーノ好みのキャラクター、お勧めの1作です、
例によってタランティーノ自身もカメオ出演しています、あっという間に死んじゃうのがお約束、
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◆(自宅で鑑賞)「オペレーション フォーチュン」
(★★★!☆)(2023年英国米国合作)(原題:Operation Fortune: Ruse de guerre)
世界を舞台に活躍する3人のフリーエージェント、分かりやすいスパイ活劇
世界を支配できる「ハンドル」と呼ばれる謎の兵器が強奪された、英国MI6は敏腕フリーエージェントのオーソンに奪還を命じる、天才ハッカーのサラ、凄腕スナイパーのJJの3人とチームを組んで「ハンドル」を追い始めるオーソン、しかし、たびたび同業者スパイに先を越される失態続き、ハリウッドスターをチームに引き込んで武器商人に接近するが、、、
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007シリーズを意識しているのかな、主人公のオーソンは高価なワイン、自家用ジェット、法外なギャラ、そして長い休暇を条件に仕事を引き受けるスパイ界のレジェンド、世界各国を飛び回って「ハンドル」を追いかけます、先を越す同業者、誰かが裏切って情報を流しているのではないかという疑念を起こさせますが、、、案外、あっさり解決、
007シリーズを意識しているのかな、主人公のオーソンは高価なワイン、自家用ジェット、法外なギャラ、そして長い休暇を条件に仕事を引き受けるスパイ界のレジェンド、世界各国を飛び回って「ハンドル」を追いかけます、先を越す同業者、誰かが裏切って情報を流しているのではないかという疑念を起こさせますが、、、案外、あっさり解決、
ハリウッドスターをスパイに仕立てる件にも無理があるかと思いきや、ラストは結構面白いことになります、最後まで鑑賞してください、
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〇(スクリーンで鑑賞)「ブルックリンでオペラを」
〇(スクリーンで鑑賞)「ブルックリンでオペラを」
(★★★☆☆)(2023年米国)(原題:She Came to Me)
NYを舞台にした洒落たラブコメディ?
大スランプに陥っているオペラ作曲家のスティーブン、美しく洗練された精神科医の妻のパトリシアとその息子との3人暮らし、セレブな生活だがすれ違いも多い、犬の散歩の途中で立ち寄ったバーでスティーブンは小型船の船長カトリーナと出会う、粗野なカトリーナに興味を覚えるスティーブン、2人は一夜を過ごす、そこからイマジネーションが沸き起こったスティーブンはオペラを書き上げ公演は大成功、しかし、その公演を見たカトリーナがスティーブンの前に姿を現す、、、
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妻役をアン・ハサウェイが演じます、彼女が主役でNYが舞台のラブコメディなら間違いないだろうと鑑賞しましたが、少々予想とは違う物語でした、主人公はアンではなく、粗野な船長のカトリーナ、なるほどね、という感じ、
妻役をアン・ハサウェイが演じます、彼女が主役でNYが舞台のラブコメディなら間違いないだろうと鑑賞しましたが、少々予想とは違う物語でした、主人公はアンではなく、粗野な船長のカトリーナ、なるほどね、という感じ、
アン演じるパトリシアは潔癖症、完璧な精神科医であるのですが、彼女にもトラウマがある、息子の恋人は横暴な継父に縛られている生活、それを何とか解決したいパトリシアとスティーブンに文字通り助け舟を出すのがカトリーナでした、セックス依存症ですが男前の船長です、
う~ん、どうだろう、洒落てはいるがどうもなにかが足らないような気もします、結末もパトリシアの行く末も??あれでよかったのだろうか?
邦題は酷い、原題「She Came to Me」ならこの物語の主題がみえてくるのに、やっぱ出来栄えを観て思案したんでしょうね、アンがプロデュースにも参加しています、
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◆(自宅で鑑賞)「こちらあみ子」
◆(自宅で鑑賞)「こちらあみ子」
(★★★?☆)(2022年日本)(原題:Ghostbusters: Frozen Empire)
ちょっと変わり者のあみ子の世界は幸せで満ち溢れている、、、という訳ではない
舞台は広島、少し変わった感性の持ち主あみ子、父、妊娠中の母、兄と暮らしている、無垢だが授業中に大声を出したり、歌いだしたりするあみ子、中学生になってもその行動は変わらない、母のお産は死産になり父と母はふさぎ込む、その意味をちゃんと理解できないあみ子、兄は暴走族の仲間になり、面倒を見てくれていた同級生のノリ君とも喧嘩をしてしまう、母の病状は悪化、離婚、兄は家に寄り付かなくなり、あみ子はおばあちゃんの家に預けられることになる・・・
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芥川賞作家のデビュー小説を映画化、あみ子は多動症というかアスペルガー症候群かな、周りとのコミュニケーションが上手ではありません、父も母もちゃんと愛してくれているのですが、2人も少しづつ疲弊していきます、不良になる兄、暴発する同級生、それでもあみ子はしっかり生きていけそうです、
芥川賞作家のデビュー小説を映画化、あみ子は多動症というかアスペルガー症候群かな、周りとのコミュニケーションが上手ではありません、父も母もちゃんと愛してくれているのですが、2人も少しづつ疲弊していきます、不良になる兄、暴発する同級生、それでもあみ子はしっかり生きていけそうです、
タイトルは、劇中トランシーバーのおもちゃで遊ぶあみ子の台詞から、1台になってしまったトランシーバーであみ子は一生懸命に誰かを呼び続けます、
『こちら、あみ子です、どうぞ』、、、
『こちら、あみ子です、どうぞ』、、、
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)