ブリジッドジョーンズ2025

2025年04月28日

先週も4本、「ブリジッド ジョーンズの日記2025」「プロフェッショナル」「ゴールデンカムイ続編ドラマ」「サイレント トーキョー」

(★★★!☆)(2025年英国)(原題:Bridget Jones: Mad About the Boy)
シリーズ最新作、2児の母になったブリジッドは育児に恋に大忙し

04ブリジッドJ2025

マークと2児をもうけたブリジッド、夫マークは4年前にテロに巻き込まれ他界、仕事も休んで育ち盛の2人の子どものために必死に生きているブリジッドだが、どんどん劣化していく自分に嫌気がさし一念発起、シッターを雇って職場復帰を決意、そして年下の恋人との出会い、学校行事への参加、親友たちとのパーティーとブリジッドらしさを取り戻していくが、年下との恋人がある日、突然音信不通に・・・



9年ぶりのシリーズ最新作、マークが残した息子と娘、息子はマークそっくりの慎重派、娘はブリジッド似の暴れん坊、年下の青年との恋に有頂天になるブリジッドですが、やはり別れが、でも、ふと気がつくと目の前に幸せが・・・

腐れ縁の恋人ダニエル、キュートでスマートなシッター、心根が優しく筋肉ムキムキの青年、几帳面な学校教師、いつものニュースキャスターに親友たちと賑やかなキャラクター達は、みんなブリジッドが大好き、いつもの如く失敗を繰り返し、ひとり悩み続けるブリジッドを最後まで応援、そしてついにハッピーエンドが!??

本シリーズもこれが最終章のようです、恋多き女ブリジッドのハッピーエンドを見届けてください、


〇(スクリーンで鑑賞)「プロフェッショナル」
(★★★!☆)(2024年アイルランド)(原題:In the Land of Saints and Sinners)
辺境の村にテロリストが潜伏、裏稼業の正義漢が少女を守るために立ち上がる

04プロフェッショナル

1970年代、アイルランドの辺境の村に住む本屋のフィンバー、実は裏の仕事は仕掛け人、殺人依頼を受けて確実に実行する腕利きの暗殺者だった、その村に手配中のIRAテロリスト4人が逃げ込んでくる、ひとりは村人の母娘の親戚、どうやら娘に暴力をふるっているようだ、それを知ったフィンバーはそのテロリストに警告するが、暴行が続き、ついにフィンバーはその男を殺害、残った3人は仲間を殺した犯人探しに乗り出す、、、



まず邦題について書かなければなりません、邦題は「プロフェッショナル」、原題を直訳すると「聖者と罪人の土地」というところでしょうか、映画会社の宣伝マンは主演リーアム・ニーソンのいつものアクション映画のようなイメージを押し出したかったのでしょうが、とってもとっても酷い邦題です、ほぼ詐欺です^^)映画ファンを舐め切っています、本作の見どころはアクションではなく、フィンバーの心根とアイルランドの僻地の人間模様、風俗・風景です、

舞台は1970年代のアイルランド最果ての村、この時点で「プロフェッショナル」はあり得ません、主人公のフィンバーは金で殺人を請け負う罪人ですが、この稼業に嫌気がさし引退を考えていました、そこにやって来た4人のテロリスト、如何にも何かが起こるシチュエーションです、

村にたった一人の警官、隣人の女性、バーのマスター、雑貨屋の店主、そして聖者であり罪人である主人公、スマホが無い時代、アイルランドの最果て、「刑事ジョンブック目撃者」や「ファーゴ」のようなちょっとのんびり、で結構ハード、で暴発!という物語です、アクション期待ではなく、50年前のアイルランドの田舎の風景を楽しむつもりで鑑賞してください、


(★★★☆☆)(2020年日本)
都心のSCで爆破予告があり模擬爆弾が爆発、犯人の要求は総理大臣との対話だった

04サイレントT

爆破予告のあったSCへ向かったTV局スタッフが爆弾のトラップにかかる、犯人の指示を持っているという女性とアシスタントは次の爆破予告動画を撮影しネットに流す、次の標的は渋谷ハチ公広場、爆発まで数時間、その間に総理大臣が犯人との対話に応じなければ爆発させるという、強硬派の総理大臣は対話を拒否、テロリストを追う刑事はある青年が事件の鍵を握っていると考え肉迫するが時間切れ、渋谷で爆発が起こってしまう・・・



謎の爆弾魔は一体誰なのか?思わせぶりなカットや途中で途切れる台詞、序盤は爆弾魔探しのサスペンスはそれなりに成功しているようにも観えます、が、どうも犯人の動機が薄いというか、実際に爆弾を爆発させる犯人像にどうもリアリティがなかったような気がします、定石通り、犯人は早い段階で登場するのは好感しますが、、、

物語に深みを持たせようとしたために、終盤はどうも理屈先行になってしまい、カタルシスは無いままにエンディングを迎えた感じです、おそらく原作は狙いが違う物語なんでしょう、なんせジョン・レノンとオノ・ヨーコの楽曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされて出来た小説が原作だそうです、違う味の映画になってしまったのかな?

そうそう、劇中のハイライト、渋谷の“ハチ公公園とスクランブル交差点”、なんと屋外セットで作ったようです、これは凄いです!てっきりロケ撮影かと思って観ていました、


(★★★!☆)(2024年日本)
シリーズ1作目の後日談、アイヌの金塊のありかを示す“囚人の入れ墨”を巡っての三つ巴の争奪戦

04ゴールデンカムイドラマ9

不死身の杉本とアイヌの少女アシリパ、そして脱獄王の白石の3人は、アイヌの金塊の在り処を示す24枚の入れ墨“刺青人皮”を探す旅に出る、一癖も二癖もある囚人たちとの戦いに苦戦する3人、同じく金塊を狙う第七師団の離脱兵、さらに土方歳三一派も絡んで来て事態は混迷、杉本とアシリパは無事に生き残ることが出来るのか?



2024年公開の「ゴールデンカムイ」の続編にあたるドラマシリーズ、9話のエピソードで出来ています、この後に劇場版「ゴールデンカムイ2」が制作・公開されるようです、

今回のドラマ9話は“刺青人皮”を身体にもつ囚人一人ひとりを追い求めていくシークエンス、毎回出て来るこの囚人たちがちょっと変わり者というか、結構エグい囚人ばかリ、原作に忠実のような気がするので、なんとなく原作のテイストも分かったような気がします、このシークエンスは劇場公開が難しいとの判断でサブスクドラマという形での公開になったのでしょう、

こちらも原作譲りだと思いますが、劇中ではアイヌの風俗や宗教感、北海道開拓の歴史やエピソードなども随所にちりばめられています、この辺りは嫌いではないので、観ていて楽しいし勉強になります、原作者の北海道愛の賜物でしょうね、

さて、“刺青人皮”争奪戦は網走監獄へと向かうようです、劇場版2作目がどんな内容になるのか?まだ詳細は不明のようですが、一部メインキャストが交代するとの情報もあります、
え!!??という感じ、さて、どうなるのか楽しみです、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)