ブリジッドジョーンズ3

2025年04月21日

先週は4本、「アマチュア」「ベテラン」「ブリジット・ジョーンズの日記3」「海の沈黙」

〇(スクリーンで鑑賞)「アマチュア」
(★★★!☆)(2025年米国)(原題:The Amateur)
妻を殺されたCIA分析官が犯人のテロリスト4人を追い詰めていく

04アマチュア

CIAで働くチャーリーとサラ夫婦、サラが出張先でテロに巻き込まれ死亡、チャーリーは復讐を誓い特殊工作員への転属を申し出るが上司は認めない、チャーリーは上司の不正の証拠を掴んでおり、それを取引材料に特殊工作員の訓練を受けることになるが、分析官のチャーリー、銃の扱いや格闘戦はからっきしダメ、爆弾造りだけは合格点を取る、上司はチャーリーが掴んでいる不正の証拠を捜索、チャーリーも事故を偽装して葬り去ろうとするが・・・・



インテリ系分析官が工作員としてテロリストを追い詰めるという“アマチュア”スパイの物語、プロの特殊工作員のようなフィジカルな活躍は出来ませんが、チャーリーなりの気迫でテロリストを追い詰めていくシリアスな物語、チャーリーの奮闘を応援したくなります、

CIAの暗部が物語の鍵になります、不正の証拠を安全弁に訓練所を脱出、独りテロリストを追い始めます、1人目のテロリストと対峙したチャーリーは非情に徹することが出来ず取り逃がすミス、一方CIAもチャーリーを裏切り者として追い始め、訓練所の最強教官が執拗に追跡してきます、教官に勝てるはずもない“アマチュア”チャーリーは絶体絶命の危機の連続、、、

と、一味違ったスパイアクション、なかなか面白かったです、


〇(スクリーンで鑑賞)「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」
(★★★!☆)(2024年韓国)(原題:I, the Executioner)
法では裁けない悪人を処刑する連続殺人が発生、凶悪犯罪捜査犯が犯人を追う

04ベテラン

悪事を働きながら法では裁かれない悪人たちが次々と処刑される事件が発生、SNSでは犯人を“ヘチ”と呼び称賛するが、警察はベテラン刑事ソ他の凶悪犯罪捜査班5人を投入、さらに優秀な現場警察官パクも捜査に加わる、そんな中、軽い刑で出所した犯人に対する“ヘチ”の処刑を望む声が高まる、ソらは警護に失敗、警護対象はまたしても“ヘチ”によって処刑されてしまう、、、



9年ぶりのシリーズ2作目、捜査班5人チームの物語ですが、活躍するのはベテラン刑事ソと班長の2人、あとの3人は今回もあまり頼りになっていません^^)

悪を捌く“ヘチ”を称賛し民衆を煽るSNSに手を焼きますが、そこはソがしっかり対応、新任警官のパクも活躍、“ヘチ”を追い詰めますが、それは“ヘチ”が仕組んだダミー、裏をかかれた捜査班は人質2人の処刑を目前にソが最後の対決に挑みます、

韓国映画らしく最後の決闘は執拗に続きます、ここらが観どころか、“ヘチ”の正体はすぐに察しがつきますが、上手な語り口で中盤までサスペンスを維持、ラストへとなだれ込みます、観て損はなし、


(★★★!☆)(2016年英国)(原題:Bridget Jones's Baby)
シリーズ3作目、なんとブリジットが妊娠!でも、父親候補が2人・・・

04ブリジット3

ブリジッドのかつての恋人マークは結婚、浮気者のダニエルは事故で死亡、葬儀でマークと再会したブリジッドは、マークが離婚することを知るが、パッとしない生活から逃げ出して行った音楽祭イベントでIT企業社長のジャックと知り合い一夜を共にする、一方マークとも寄りを戻す気配になり、ハッピーエンドかと思いきや、ブリジッドの妊娠が発覚、果たして父親はジャックなのか?マークなのか?



11年ぶりの3作目、ブリジッドは放送局のディレクターとしてバリバリ活躍中、そして“太っちょブリジッド”からすっきりスリムなブリジッドに変身しています、もともと体重を増やしてこの役に挑んでいたレニー・ゼルウィガーが本来の姿で登場です、これだけで11年の経過が説明できちゃうという簡明な展開、

物語は妊娠が発覚してからのドタバタ劇、2人に言い出せず、2人とも自分が父親だと思い込んでしまいます、ついに真実を告白したブリジッドに2人とも父親としても役割を果たすことを宣言、母親1人と父親2人の展開が微笑ましいです、

そして、ついにブリジッドは出産、DNA検査で父親を特定することになります、果たして父親は・・・最新作が劇場公開中なので、予習で観るのも良いかと思います、


◆(自宅で鑑賞)「海の沈黙」
(★★★☆☆)(2004年日本)
著名画家の過去作品が贋作であることが判明したことから蘇る過去

04海の沈黙

展覧会の目玉は画家・田村の過去作品、が、この作品を観た田村自身が『これは私の作品ではない』と告発、主催者は右往左往、北海道小樽では全身刺青の入った女性の溺死体が上がる、田村の妻安奈は若い頃、夫の田村以上の才能を持った天才画家津山がこの事件に関わっていることを知り、小樽に向かい、数十年ぶりに津山と再会するが・・・



倉本聰脚本、本木雅弘、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、佐野史郎などの名優を迎えての鳴り物入り作品、
贋作騒ぎから展開する序盤は重厚な展開で観入ってしまいますが、後半はテーマが入り乱れてちょっと散漫になってしまいました、

詳細不明の天才画家、謎めいた執事(本人は番頭と名乗る)、入れ墨のエピソード、魅力的な入れ墨志願者など、それなりに魅かれるギミックが多すぎて、主題?の津山と安奈と田村の絵画を巡る因縁物語の影が薄れてしまい、観終わった後に残るのが混乱のみ、という感じ、倉本さん、珍しく欲張り過ぎましたか、

石坂浩二、中井貴一は貫禄の好演、本木雅弘と小泉今日子は活かしきれなかったかも、




syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)