ホールドオーバーズ
2025年11月10日
先週は4本、「ホールド オーバーズ」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」「帰ってきた あぶない刑事」「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ」
◆(自宅で鑑賞)「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
(★★★★☆)(2023年米国)(原題:The Holdovers)
クリスマス休暇を寄宿学校で過ごすことになった3人のハートウォーム物語、秀作

1970年代のマサチューセッツ州、クリスマス休暇を迎える全寮制のバートン校、先生も生徒も学校を去り休暇を楽しむのだが、生徒のアンガスは母親が再婚相手と突然旅行に出掛けてしまい、やむなく学校に残ることになる、見守り役の当番教師は人付き合いが苦手で、堅苦しい歴史の授業が不人気なポール、そして、食堂主任のメアリー、この3人だけが広い学内で2週間共に過ごすことになる・・・
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スクリーンで鑑賞済、サブスクで2回目の鑑賞です、2回目の方がずいぶんと良い感触、
スクリーンで鑑賞済、サブスクで2回目の鑑賞です、2回目の方がずいぶんと良い感触、
アンガスは成績優良ですが、家族の愛情に飢えています、母親に捨てられたと悲観し反抗的です、教師のポールは過去のある出来事以来、人生に挫折、自信を失い卑屈な考えに憑りつかれ、孤独な世界に閉じこもっています、食堂主任のメアリーは一人息子をベトナム戦争で失ったショックから立ち直れていません、こんな3人が閉ざされた誰もいな学校で過ごす2週間、もちろん、いろんな出来事が起こり、様々な物語が紡がれていきます、
2週間の間にそれぞれが抱えるトラウマらしきものが徐々に見えてきます、暴れるアンガス、心を開かないポール、心の傷を吐露できないメアリー、でも、3人とも暖かい心を持っており、徐々に冷たい雪が解け始めます、シンプルなハッピーエンドではありませんが、三者三様の答えの出し方がスッと腑に落ちます、ポールのアンガスを思う気持ちと頑張りに拍手、
これからの寒い夜はこの映画で暖まってください、必見、
原題の『The Holdovers』は、“居残り”というような意味、
原題の『The Holdovers』は、“居残り”というような意味、
◆(自宅で鑑賞)「もしも徳川家康が総理大臣になったら」
(★★★!☆)(2024年日本)
コロナ禍、日本を救うために歴史上の偉人たちを蘇らせ組閣、しかし・・・

2020年、コロナ禍の日本、内閣でクラスターが発生、総理大臣が急死、日本の窮地を救うためAIホログラムで歴史上の偉人たちを蘇らせ内閣を組閣、徳川家康総理のもと、偉人たちの大胆な政策でコロナ禍の経済活動停止をなんとか防ぎ切ったかに見えたが、経済産業大臣の織田信長が何者かに暗殺されてしまう・・・
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歴史上の偉人たちがAIで復活、日本を救うために政(まつりごと)を行うという、奇想天外なコメディ!!・・・だけかと思いきや、織田信長暗殺からの展開は、偉人の性格や人物背景を上手に切り取った展開で楽しめます、ラストの徳川家康の演説は現代社会・現代日本・日本国民への痛烈な皮肉と警鐘、なるほど、これがやりたかったのか!!と腑に落ちました、
歴史上の偉人たちがAIで復活、日本を救うために政(まつりごと)を行うという、奇想天外なコメディ!!・・・だけかと思いきや、織田信長暗殺からの展開は、偉人の性格や人物背景を上手に切り取った展開で楽しめます、ラストの徳川家康の演説は現代社会・現代日本・日本国民への痛烈な皮肉と警鐘、なるほど、これがやりたかったのか!!と腑に落ちました、
偉人内閣はそうそうたる顔ぶれ、家康・秀吉・信長・吉宗・龍馬・紫式部・義満・政子・聖徳太子・綱吉、キャストもオールスター、さらには三成や歳三も活躍、気楽に楽しめるエンターテイメントになっています、休日のお気楽鑑賞にピッタリです、
にしても、織田信長役のGACKTは何をやっても様になる、才能の塊やね、この人は、
◆(自宅で鑑賞)「帰ってきた あぶない刑事」
(★★★!☆)(2024年日本)
あの名コンビが横浜に帰ったら、事件が続発、さらに隠し子!?が現れ・・・

ニュージーランドで探偵事務所を開いていた鷹と裕次のコンビが横浜に舞い戻って来た、香港在住の弁護士が殺害される事件に巻き込まれ、横浜の闇組織の首領飛龍と接触、するとそこには過去の恋人らしき女が、さらに2人の前に生き別れた母親を探してほしいという彩夏が現れる、その母親とは2人にとっても大切な人だった・・・
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ご存じ、舘ひろしと柴田恭兵の名コンビが帰ってきました、初演TVシリーズは1986年、前作の映画「さらば あぶない刑事」(2016年)で完結しましたが、8年ぶりのシリーズ復活、舘ひろし75歳、柴田恭兵74歳、まだまだセクシーでカッコ良い、たいしたもんです、見習いたい、
ご存じ、舘ひろしと柴田恭兵の名コンビが帰ってきました、初演TVシリーズは1986年、前作の映画「さらば あぶない刑事」(2016年)で完結しましたが、8年ぶりのシリーズ復活、舘ひろし75歳、柴田恭兵74歳、まだまだセクシーでカッコ良い、たいしたもんです、見習いたい、
物語は横浜を支配しようとする新興マフィアとの闘いがメインストリーム、そして、彩夏の母親、夏子探しが絡みます、鷹と裕次は共に夏子と付き合っていた時期があります、彩夏の父親はどっち?というのがコメディライン、75歳と74歳が可愛くドキドキソワソワしているのがお茶目です、
お約束の鷹のバイク乗りながらのショットガン連射も脈絡なく登場!!OK^^)
◆(自宅で鑑賞)「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ」
(★★★!☆)(2024年日本)
大ヒットした映画「ベイビーわるきゅーれ」のTVシリーズ、「ばけばけ」の高石あかりが主演

相変わらず殺し屋家業に精を出している「ちさと」と「まひろ」、その腕前は超一流、もう6年間も窮地を脱して生き延びている、が、普段は2人でダラダラぺちゃくちゃ、ゆる~い日常を送っている、いくつかの殺しをクリアした2人は、殺し屋組合の合宿に参加、大きな事件に巻き込まれるが2人だけ生き延びる、そして、組合のジョブローテーション!?で営業部へ配置転換!?^^)
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2人のゆる~い会話と、本格的なアクションの落差が話題になった映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ、映画は3本制作されています(全部観たけど面白いです)、今作は2024年にTV東京系で放送されたドラマシリーズ、基本設定は変わらないのですが、TVドラマだからか、アクションは毎回はある訳ではありません、ゆる~い2人の会話と日常生活比率が高くなっています、
2人のゆる~い会話と、本格的なアクションの落差が話題になった映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ、映画は3本制作されています(全部観たけど面白いです)、今作は2024年にTV東京系で放送されたドラマシリーズ、基本設定は変わらないのですが、TVドラマだからか、アクションは毎回はある訳ではありません、ゆる~い2人の会話と日常生活比率が高くなっています、
個人的にはゆるゆるパートもアクションも大好きです、とくにまひろ役の伊澤彩織のアクションはトップレベル、「キングダム」「るろうに剣心」「ジョン・ウィック」「シティハンター」などでのスタント出演多数のアクション俳優さんです、
もちろん、「ばけばけ」主演の高石あかりの違う一面も楽しめます、
興味ない人も騙されたと思って観てください^^)
興味ない人も騙されたと思って観てください^^)
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)
2024年07月01日
先週も5本、「偉国日記」「海難1890」「世界の終わりから」「ホールドオーバーズ」「トリガー ウォーニング」
〇(スクリーンで鑑賞)「偉国日記」
(★★★★☆)(2024年日本)
大嫌いな姉が急死、姪っ子を引き取った不器用な妹、2人の凛とした暖かい生活が始まる

ファンタジー小説家のマキオ、人付き合いがあまり得意ではない、マキオの姉夫婦が急死、一人残された娘のアサ、行き場のないアサに葬儀の席で親戚から好奇の目が向けられる、親戚をたらい回し?堪らずマキオは勢いで『アサ、私の家に来なさい、いつまでいても良いから』と公言、突然、叔母と姪の2人暮らしが始まる・・・
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139分間、突然始まった2人の暮らしぶりがとっても映画的で面白い、最後までスクリーンに集中できました、
139分間、突然始まった2人の暮らしぶりがとっても映画的で面白い、最後までスクリーンに集中できました、
マキオは人づきあいが苦手で不器用、家の整理整頓も出来ない、夢物語のような小説世界を作り上げています、姉とは幼少期の確執がもとで付き合いもありませんでしたが、交通事故で両親を失った姪のアサを勢いで引き取ります、アサとの接し方が分からず悩むマキオですが、その態度は正直で誠実です、「姉が大嫌いだったから、あなたを愛せるかどうか分からない」と宣言、アサから姉との確執の原因を問われると「あなたと私は違う人間だからその気持ちは分かるはずがない」とにべもない、それでも2人の距離は少しずつ縮まります、
アサの学校の担任や進路指導の先生のステレオタイプな同情論的アプローチが如何にもという感じで悲しくなりますが、マキオの親友奈々や信吾が2人の生活をサポート、マキオとアサの凛とした暖かな世界が生まれていきます、
新垣結衣、好演!相当完成度高いと思います、ぜひの鑑賞をお勧めします、
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◆(自宅で鑑賞)「海難1890」
◆(自宅で鑑賞)「海難1890」
(★★★★☆)(2015年日本・トルコ合作)
和歌山沖での海難事故、戦火のテヘランに取り残された邦人、日本・トルコを結ぶ2つの感動の実話


1890年、天皇に拝謁し帰国の途に就いたトルコ軍艦エルトゥールル号が和歌山沖で嵐に巻き込まれ沈没、漂着した生存者を地元住民が献身的に救助介護し、69人の命が救われた、そして1985年、イラン・イラク戦争で戦火のテヘランに取り残された邦人215人、日本からの救援機は飛ばず絶望的状況になるが・・・
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歴史は時に素晴らしい贈り物を与えてくれます、1890年と1985年に実際に起こった、日本とトルコの愛と友情の物語です、
歴史は時に素晴らしい贈り物を与えてくれます、1890年と1985年に実際に起こった、日本とトルコの愛と友情の物語です、
1890年の海難事故は乗組員618人が嵐の海に投げ出され、500人以上が死亡行方不明になる大惨事でした、和歌山県紀伊大島村の住民は漂着した生存者を救助、自らの食料を提供するなど、無償の治療介護にあたりました、この恩をトルコ国民は忘れていませんでした、
95年後の1985年、イラン・イラク戦争が勃発、テヘランから国外へ逃れ得ようとする人たち、多くの国が自国から旅客機を送り込み、自国民を優先的に脱出させる中、日本は救援機を送れませんでした、日航は危険な飛行を拒否、自衛隊も当時は法に縛られ即応的には海外へ出ることが出来きませんでした、日本は自国民を助けられないという情けない状況に追い込まれました、その時、トルコが日本人向けの救援機を新たに1機差し向けたのです、無償の好意です、このトルコの救援機のお陰で日本人も無事脱出することが出来ました、
映画はもちろんデフォルメされた物語になっていますが、傑出した英雄はいません、市井の人々の真心がヒシヒシと伝わってくる内容になっています、95年の時を経て2つの物語がシンクロする映画的レトリックもしっくりきました、
泣けます、ぜひ鑑賞してください、
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◆(自宅で鑑賞)「世界の終わりから」
(★★★!☆)(2023年日本)
普通の女子高生が“世界の終わり”を予見する!?摩訶不思議な世界観をきっちり描ききりました

事故で両親を失ったハナは不思議な夢を見るようになる、ある日、政府組織の人間がハナの前に現れ、ハナの特殊な能力を国のために使ってほしいと言う、訳が分からないハナだが、不思議な夢は頻繁に現れるようになり、夢の中の登場人物が現実世界にも現れるようになる、ハナにはこの世界の行く末を予知できる能力が備わっているらしいが・・・
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夢と現実が交錯するややこしい設定、現実が現代、夢は時代劇の世界となりますが、両方ともしっかり撮れています、心象的なシーンが多い映画は苦手なのですが、心象的シーンが物語の構成要素になっているという組み立ての中で、上手に夢と現実が描き切れていると感心しました、過去からの刺客と観念的な現実世界の終わりから続く未来のエピソードまで、よくもまあ上手な組み立てられたものです、
夢と現実が交錯するややこしい設定、現実が現代、夢は時代劇の世界となりますが、両方ともしっかり撮れています、心象的なシーンが多い映画は苦手なのですが、心象的シーンが物語の構成要素になっているという組み立ての中で、上手に夢と現実が描き切れていると感心しました、過去からの刺客と観念的な現実世界の終わりから続く未来のエピソードまで、よくもまあ上手な組み立てられたものです、
夏木マリ、アタリ役、
なんとも解説が難しい映画ですが、とりあえず観てみたら分かります^^)
なんとも解説が難しい映画ですが、とりあえず観てみたら分かります^^)
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〇(スクリーンで鑑賞)「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
(★★★!☆)(2023年米国)(原題:The Holdovers)
クリスマス休暇をやむなく寄宿学校で過ごすことになった3人の愛情物語

1970年代のマサチューセッツ州、クリスマス休暇を迎える寄宿学校、先生も生徒も学校を去り休暇を楽しむのだが、生徒のアンガスは母親が再婚相手と突然旅行に出掛けてしまい、やむなく学校に残ることになる、見守り役の当番教師は堅苦しい歴史の授業が不人気なポール、そして、食堂主任のメアリー、この3人だけが広い学内で2週間共に過ごすことになる・・・
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アンガスは成績優良ですが家族の愛情に飢え、心は閉じています、ポールは過去のある出来事以来、人生に挫折、自信を失い卑屈な考えに憑りつかれています、メアリーは一人息子をベトナム戦争で失ったショックから立ち直れていません、こんな3人が閉ざされた誰もいな学校で過ごす2週間、もちろん、いろんな出来事が起こり、様々な物語が紡がれていきます、
アンガスは成績優良ですが家族の愛情に飢え、心は閉じています、ポールは過去のある出来事以来、人生に挫折、自信を失い卑屈な考えに憑りつかれています、メアリーは一人息子をベトナム戦争で失ったショックから立ち直れていません、こんな3人が閉ざされた誰もいな学校で過ごす2週間、もちろん、いろんな出来事が起こり、様々な物語が紡がれていきます、
2週間の間にそれぞれが抱えるトラウマらしきものが徐々に見えてきます、そしてその先にあるのは・・・シンプルなハッピーエンドではありませんが、3人三様の答えの出し方がスッと腑に落ちます、ポールのアンガスを思う気持ちと頑張りに拍手、
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◆(自宅で鑑賞)「トリガー ウォーニング」
◆(自宅で鑑賞)「トリガー ウォーニング」
(★★★☆☆)(2024年米国)(原題:Trigger Warning)
父親が倒れ、故郷の町に戻った特殊部隊隊員が陰謀に巻き込まれる

腕利きの特殊部隊隊員のパーカーは父親の死を知り故郷に帰る、父親は自らが掘っていた鉱山の落盤で亡くなっていた、幼馴染の保安官ジェシーから自殺の可能性を示唆させるがパーカーはそれを認めない、父親の家の後始末をしているとジェシーの弟エルヴィスが絡んでくる、そして、エルヴィスが軍の武器密売に関わっていることを知ったパーカーは特殊部隊の上司に応援を求めるが、それがきっかけで事態は急変する・・・
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出だしの戦闘シーンは快調、故郷に帰ってからの田舎町によくある不穏な空気感と、町の実力者の不正というネットリとした嫌な感じも悪くないのですが、いざ正面衝突になってからのサスペンスが今一つ、戦闘シーンの細部が甘く、雑な展開になってしまいました、
出だしの戦闘シーンは快調、故郷に帰ってからの田舎町によくある不穏な空気感と、町の実力者の不正というネットリとした嫌な感じも悪くないのですが、いざ正面衝突になってからのサスペンスが今一つ、戦闘シーンの細部が甘く、雑な展開になってしまいました、
ま、休日のお気楽鑑賞には良いと思います、
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syougai1pon at 05:00|Permalink│Comments(0)