知らないカノジョ
2025年03月17日
先週も5本、「ウィキッド」「知らないカノジョ」「コーヒーが冷めないうちに」「スペンサーコンフィデンシャル」「カウンターアタック」
〇(スクリーンで鑑賞)「ウィキッド ふたりの魔女」
(★★★★☆)(2024年米国)(原題:Wicked)
悪い魔女と善い魔女、2人の出会いと真実の物語

人間と動物が共存する魔法の国オズ、シズ大学の入学式にやって来た2人、ひとりは実力者の娘グリンダ、陽気で人気者だが魔力は弱い、もうひとりのエルファバ、全身緑色の異形、妹の入学式に付き添いとしてやって来たのだが、強力な魔力を持っていた、その力を見抜いたモリブル教授はエルファバの入学を認める、2人は寄宿舎の同室になるが反目するばかり、そんな時、動物教授たちが人間によって拘束される事態が相次ぐ、不審に思うエルファバ、しかしモリブル教授はエルファバを支配者オズの元に送ることにする、、、
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ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」の映画化、原作は「オズの魔法使い」に登場する2人の魔女、善い魔女グリンダと西の悪い魔女エルファバ、物語はその西の悪い魔女エルファバが死んだことをグリンダが報告するシーンから始まります、2人に何が有ったのか?
ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」の映画化、原作は「オズの魔法使い」に登場する2人の魔女、善い魔女グリンダと西の悪い魔女エルファバ、物語はその西の悪い魔女エルファバが死んだことをグリンダが報告するシーンから始まります、2人に何が有ったのか?
エルファバは全身が緑色の人間、子供の頃からいじめられてきました、大学でも異形の存在として気味悪がられます、グリンダは苦労を知らない大富豪の娘、あっという間に大学の人気者になりますが魔法の方はさっぱり、喧嘩ばかりをしている2人ですが、グリンダが思わぬ優しさを示して2人は友情で結ばれます、
動物教授迫害に抵抗するエルファバ、時を同じくしてモリブル教授に見込まれ支配者オズの元へ送られることになりますが、グリンダを誘い2人で行くことになります、支配者と対面する2人、そこで2人はオズの国の暗部に遭遇することになります、
と、本作はここまで、前後編2部作ですので、前編は状況説明シークエンス プラス 2人の戦いの発端まで、ま、後編も観ない訳にはいきませんよね、
安心して観られる王道のファンタジーです、家族で楽しんでください、
〇(スクリーンで鑑賞)「知らないカノジョ」
(★★★!☆)(2025年日本)
ある日まったく違う世界へ放り込まれた彼、タイムスリップラブストーリー

ファンタジー小説を書いている大学生のリク、ある日学内で弾き語りをしているミナミと知り合い付き合う事になる、その後リクの小説は売れ、歌をあきらめたミナミと幸せな結婚生活を送っているように思えたある朝、リクが目を覚ますと世界は一変、リクは出版社の下っ端社員、ミナミはトップミュージシャンとして活躍する世界に放り出される、ミナミはリクの事を憶えてさえいない世界、なんとか元の世界へ戻ろうと苦悩するリクだが・・・
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原作はベルギー・フランス合作映画のようです、タイムスリップものですがそれなりに良く出来たラブストーリーになっています、
原作はベルギー・フランス合作映画のようです、タイムスリップものですがそれなりに良く出来たラブストーリーになっています、
大学時代から書き込んでいた小説がヒットし売れっ子作家になったリク、忙しさにかまけてミナミへの優しさを忘れてしまいます、そこで起こったタイムスリップ、リクとミナミの立場は逆転、半狂乱になるリク、仕事にかこつけてミナミに接近し、もう一つの世界のヒントを投げかけるリクを、ミナミは不審に思いながらどこか愛おしく思い始めますが、、、
なぜタイムスリップが起こったのか?その原因がリクの書いていた小説にあったのではないか?という辺りのレトリックがなかなか面白いです、小説を書き直すことで果たしてリクは再びタイムスリップを起こして元の世界に戻れるのか?それとも・・・最後の一ひねりが物語をハッピーにしています、
主演のミナミを演じるのは映画初出演のミュージシャンMilet、演技も達者です、観て損はなし、
主演のミナミを演じるのは映画初出演のミュージシャンMilet、演技も達者です、観て損はなし、
◆(自宅で鑑賞)「コーヒーが冷めないうちに」
(★★★!☆)(2018年日本)
その席に座ると過去へ行けるという不思議な喫茶店のハートフルストーリー

とある街角の喫茶店、その席にはずっと同じ女性が座っている、彼女は幽霊?のような存在である、一度過去へ行って戻れなくなった彼女はずっとそこに座っているというのだ、そんな噂を聞いて何人かの客が過去へ戻るために、彼女が席を立つのを待っている、その人たちにはどうしても過去へ戻って果たしたいことがある、そして過去へ戻った結果は、、、
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どうしても矛盾が生じてしまうタイムスリップ物語、本作ではいろいろなルールを設けてその矛盾を巧みに回避しようとしています、一番有効なルールが『過去で何をしても現在は変わらない』、なるほど、タイムスリップの矛盾を生む最大の課題をクリアしていますね、
どうしても矛盾が生じてしまうタイムスリップ物語、本作ではいろいろなルールを設けてその矛盾を巧みに回避しようとしています、一番有効なルールが『過去で何をしても現在は変わらない』、なるほど、タイムスリップの矛盾を生む最大の課題をクリアしていますね、
何も変わらないなら、過去に行く値打ちがあるのか? 現在が変わらないのに過去に戻って果たしたいこととは何なのか?そこに焦点を当てたハートフルな物語が3つ、3人がそれぞれの想いを抱えて過去へ行きます、そして、最後にその椅子にずっと座っている彼女の正体が明かされ、最後にして最も困難なタイムスリップが行われます、
タイトルにあるのはタイムスリップの時間制限、制限時間を越えると一生帰って来れません、帰るの?帰らないの?心の動きに少し切ないサスペンスを感じることもできます、休日のまったり鑑賞にぜひ、
◆(自宅で鑑賞)「スペンサー コンフィデンシャル」
(★★★!☆)(2019年米国)(原題:Spenser Confidential)
ボストン市警の闇を暴く元警官スペンサーとその相棒ホーク

悪徳上司を殴った罪で服役していた元警官スペンサーが出所すると、その上司が殺害される、警察からマークされるスペンサー、が、別の警官が自殺、上司殺しの犯人とされる、不審に思ったスペンサーは独自に調査を開始する、背後にある麻薬取引とそれを食い物にしている悪徳警官が浮かび上がってくるが、、、
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ボストン、スペンサー、ホークとくれば超人気探偵小説「スペンサー」シリーズという事になります、実際に映画の原作としてこの小説が挙げられていますが、映画の物語はまったくの別物、小説の世界観のかけらもないので、そこは期待しないようにお願いします^^)
ボストン、スペンサー、ホークとくれば超人気探偵小説「スペンサー」シリーズという事になります、実際に映画の原作としてこの小説が挙げられていますが、映画の物語はまったくの別物、小説の世界観のかけらもないので、そこは期待しないようにお願いします^^)
物語は一応、クールに進んでいきます、とにかく正義を貫きたいスペンサー、ここは小説との接点かもしれません、ホークはマッチョな黒人、最初はスペンサーの正義感にあきれ返るだけですが、最後は武器を持ってスペンサーと共に闘います、
ぎりぎり楽しめるかな?「スペンサー」シリーズと切り離しての視聴をお願いします、
ところで、原作者の急死で完結しなかった「スペンサー」シリーズ、でも、あれだけの小説、とうてい完結出来なかったのかもしれませんね、それもまた良し、
◆(自宅で鑑賞)「カウンターアタック」
(★★★☆☆)(2025年メキシコ)(原題:Contraataque)
メキシコの特殊部隊が麻薬組織の恨みを買い奇襲を受ける

『コウモリ』と呼ばれる敏腕特殊部隊の5人、麻薬組織をアジトを急襲する任務を完了し休暇に入る、が、5人が丸腰で移動するとの情報が洩れていた、麻薬組織の兄弟からの奇襲を受けた5人だが難なくこれを撃退、組織の弟は死んでしまう、5人は武器を持って仲間のいる基地へ急ぐことにするが、復讐に燃える兄は組織兵総動員で『コウモリ』を追う、
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珍しいメキシコのアクション映画です、アクションシーンもそれなりなのですが、人物描写がアッサリし過ぎていて、どうも登場人物に思い入れが湧きませんでした、それでも「七人の侍」張りに戦死していく仲間はちょっと可哀そう、成り行きで戦闘に加わった女性2人も頑張りました、
珍しいメキシコのアクション映画です、アクションシーンもそれなりなのですが、人物描写がアッサリし過ぎていて、どうも登場人物に思い入れが湧きませんでした、それでも「七人の侍」張りに戦死していく仲間はちょっと可哀そう、成り行きで戦闘に加わった女性2人も頑張りました、
ま、時間があれば観ても良いかな?
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syougai1pon at 05:30|Permalink│Comments(0)