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2025年12月15日

先週は4本、「Ryuichi Sakamoto: Diaries」「ズートピア2」「トロール2」「Be Cool」

〇(スクリーンで鑑賞)「Ryuichi Sakamoto: Diaries」
(★★★★☆)(2025年日本)
2023年3月に他界した坂本龍一の、最期の3年余りを映し出したドキュメンタリー

12坂本龍一

2020年に肝臓癌を発症、翌年には肺に転移、それでも積極的に音楽活動を継続し、最期を迎えた坂本龍一を撮り続けたドキュメンタリー映画、徐々に弱り、衰弱していく姿は壮絶、他界する3日前までカメラに向かっている姿に圧倒されます、



坂本自身が書き残した短いメモ
(日記)を軸に、彼の心の動きを追って行きます、2011年の東日本大震災以降続けて来た「東北ユースオーケストラ」の活動や、ロシアのウクライナ侵攻を嘆くメッセージ、アーティストとしても“人”としても大きな心を持った方だったのだと再確認、それでも死に対する恐怖や現実感の喪失など、弱音も吐く教授もまたいたことも事実、

死に向かっていくのが人生、自分自身の死に関しても考えるきっかけになると思います、ぜひ観てください、


〇(スクリーンで鑑賞)「ズートピア2」
(★★★!☆)(2025年日本)( 原題:Zootopia 2)
警察官になったウサギのジュディと、キツネのニックがズートピアを救う大活躍

12ズートピア2

あらゆる動物が平和に暮らすズートピア、前作の活躍で晴れて警察官になったジュディとニック、捜査中にズートピアにはいないはずの爬虫類の“蛇”を見かけたジュディは勝手に動き署長からお目玉を食らう、しかし、蛇のゲイリーはガラ会場に現れ、ズートピア創設者のリンクスリーからある手帳を盗んで逃走、追うジュディとニックだが、追跡中にジュディはズートピア創設時の陰謀と蛇の秘密を知る・・・



シリーズ2作目、理想の街ズートピアですが、爬虫類はいません、そしてやはり・・・ワルモノはいます、いないはずの爬虫類の蛇・ゲイリーはズートピア創設時の不正と、それが原因で虐げられている爬虫類の名誉を回復しようと奮闘しています、ジュディとニックも真実に気付きますが、リンクスリーの指令を受けた警察から追われることになります、

1作目はアカデミー長編アニメーション映画賞を受賞、“すべての動物が平和に暮らす”という物語は、そのまま、現在の人間社会への警鐘でもあります、ディズニーの良心、

字幕版で鑑賞しましたが、洒落た会話が飛び交う映画なので、吹き替え版のほうが分かりやすくて楽しいかもしれません、ちなみに日本語版はジュディ=上戸彩、ニック=森川智之、ゲイリー=下野紘、結構大人向きのディズニー作品です、


◆(自宅で鑑賞)「トロール2」
(★★★!☆)(2025年ノルウェイ)(原題:Troll2)
伝説の巨人トロールが対策チームを打ち破って街に迫る、ノルウェイ発の特撮怪獣映画

12トロール2

3年前、突如現れた伝説の巨人トロールを退治した科学者ノラ、盟友アンドレアスから呼び出され山中の秘密施設に行くと、そこには巨大なトロールが眠っていた、しかしノラが近づくとトロールは覚醒、施設を破壊して街へ向かう、トロール対策チームは新兵器で迎え撃とうとするが失敗、ノラはトロールが向かう街で撃退の秘策を練るが・・・



ノルウェイの神話をもとにした特撮怪獣映画です、トロールは岩で出来た子守歌にも出て来るようなノルウェイでは有名な伝説の巨人のようです、物語後半ではトロールが暴れ回る原因として、ノルウェイのキリスト教化
(8世紀~12世紀)が挙げられています、キリスト教の勢力拡大により生まれた伝説の巨人なのかもしれません、

歴史の中で葬られていった伝説の巨人、この設定は日本の特撮怪獣映画へのオマージュのように見えます、雪の山中を歩くトロールは初期のゴジラ映画のショットとそっくり、劇中ではトロール同士の対決もありますが、これは「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」(東宝:1966年)を強く意識していると感じました、

一般の評価は低いようですが、ワタシは結構楽しめました、特撮怪獣映画ファンならきっと楽しめます^^)


◆(自宅で鑑賞)「Be Cool」
(★★★!☆)(2005年米国)(原題:Be Cool)
ハリウッド音楽業界に渦巻く欲望と陰謀、その中を泳ぎ切る男の物語

12ビクール02

元闇金業者のチリはハリウッドで映画製作に成功、音楽プロデューサーとカフェで打合せをしていると、いきなり現れたロシアンマフィアに銃撃される、そのプロデューサーが推していた歌手リンダの才能を見抜いたチリは、彼女を売り出すことにするが、元の所属事務所の社長、金にまみれた音楽プロデューサー、ロシアンマフィアなどが入り乱れる利権争うに巻き込まれていく・・・



「パルプフィクション」(1994年)のJ・トラボルタ、ユマ・サーマンが再び共演したのですが、公開当時はあまり評判は良くなかったようです、が、これまたワタシは結構楽しめました、複雑に絡み合う利害関係と抗争を上手に転がして、はい!一丁上がり!!と、まとめ上げた感じの1作です、

チリはやり手の映画プロデューサー、元闇金という経歴、海千山千のハリウッド芸能界を達者な話術と機転で切り抜けていきます、周りには利益のためなら殺人も厭わない物騒なメンバーが揃っていますが、チリはまったく意に介せず、リンダの売り出しに奔走します、そこに絡む業界人たち、様々な思惑と策略が飛び交いますが、チリの明晰な機転が一歩リード、

冒頭に殺人があり、その後もタイトロープな場面が続きますが、死人は最小限、ハッピーエンド?らしい結末も納得、“エアロ・スミス”も本人役で出演と豪華な企画です、サブスクで鑑賞できます、休日ののんびり鑑賞にどうぞ、





syougai1pon at 05:30|PermalinkComments(0)